第4回「平成の松下村塾」(三世代交流教育講座)

第4回「平成の松下村塾」(三世代交流教育講座)
《産業を創る》
笠井順八が遺したもの
平成26年12月20日(土)から12月21日(日)にかけて、セミナーパーク及び山
陽小野田市において、第4回「平成の松下村塾」(三世代交流教育講座)を開催しました。
12月20日(土) <第1日>
1
開塾行事
山口県セミナーパークにおいて、「平成の松下村
塾」(三世代交流教育講座)の開塾行事を行いまし
た。浅原司(あさはらつかさ)山口県教育委員会教
育長が、開塾にあたっての挨拶を行いました。
2
講話
開塾行事のあと、村岡嗣政(むらおかつぐまさ)
山口県知事に講話をしていただきました。
(1)幼少期のころ
(2)目標をもつということ
(3)山口県について
(4)知事としての目標について
(5)「志」について
最後に、講師の村岡知事から、「高い志をもって、
それに向かってがんばること、達成すること、それ
が、必ず人生に役立つ。」というメッセージがあり
ました。
3
現地学習
現地学習として、山陽小野田市にある笠井順八ゆかりの地を訪問しました。
(1)山陽小野田市歴史民俗資料館(さんようおのだしれきしみんぞくしりょうかん)
学芸員の溝口純一(みぞぐちじゅんいち)さんから、山陽小野田市歴史民俗資料館2
階に展示してある笠井順八とセメント関連の資料について説明を受けました。
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(2)山口東京理科大学貴島研究室(やまぐちとうきょうりかだいがくきじまけんきゅうしつ)
元マツダのロードスター開発主査であった貴島孝雄(きじまたかお)教授から、全日
本学生フォーミュラ大会参画やフォーミュラマシンについて説明を受けました。その後、
フォーミュラマシンも実際に動かしていただき、走る様子を見学しました。
(3)徳利窯(とっくりがま)
郷土史研究会の松永保美(まつながやすみ)さん、奥吉治郎(おくよしじろう)さん
から、国内に現存する最古のセメント焼成炉で国の重要文化財に指定してある徳利窯の
説明を受けました。
(4)山手倶楽部(やまてくらぶ)
山手倶楽部では、徳利窯に引き続き松永さん、奥さんから説明を受けました。
建物もきれいに保存されていて、当時の様子をうかがい知ることができました。
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(5)住吉神社(すみよしじんじゃ)
山陽小野田市にある住吉神社は、笠井順八が萩の住吉神社を勧請(かんじょう)した
ものです。境内には、小野田セメントに関わるセメント樽などがあります。
(6)龍遊館(りゅうゆうかん)
龍遊館では、館長の瀬口孝典(せぐちたかのり)さん、住吉まつり復活委員会の皆さ
んから龍遊館や住吉まつりに使ったみこしなどの説明を受けました。
4
交流プログラム
ライフスタイル研究所代表の船﨑美智子(ふなざきみちこ)さんのコーディネートにより
ワークショップを行いました。
参加家族等が5つのグループに分かれ、世代間、家族間で語り合いながら、みんなで現
地学習での体験や感想などをひとつの形にまとめていきました。
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12月21日(日)<第2日>
5
集中講義「笠井順八が遺したもの」
第4回「平成の松下村塾」(三世代交流教育講座)
のまとめとして、山陽小野田市歴史民俗資料館学芸
員の溝口純一さんに、「笠井順八が遺したもの」と
いうテーマで講義をしていただきました。
《概要》
(1)はじめに
笠井順八は、小野田セメント株式会社の創設
者として知られる。
(2)役人としての志
①笠井順八の出自と藩校明倫館の生徒時代
②萩藩の役人として
③山口県の役人として
④勧業局長就任、そして、山口県の役人に再雇用
(3)セメントに対する志
①セメントとの出会い
②小野田セメントの設立
③会社の社長として
(4)街づくりへの志
①人口が増えた町
②日本舎密製造株式会社の工場誘致
③小野田郵便局の設置
④小野田銀行の創設
⑤鉄道会社の設立
(5)おわりに
笠井順八の志は、未来へ伝えていかなくてはならないことを話され、集中講義を終え
られました。
6
グループ発表
2日間にわたった「平成の松下村塾」(三世代教
育交流講座)の締めくくりとして、交流プログラム
のグループごとに学んだことを発表し、塾生のまと
めとしました。
7
閉塾行事
(公財)山口県ひとづくり財団松永貞昭(まつなが
さだあき)理事長によるあいさつで、第4回「平成
の松下村塾」
(三世代交流教育講座)を終了しました。
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