中央開発株式会社 アスベスト調査を始めました。 Q.アスベストとは? アスベストは,天然に出来た鉱物繊維です。熱に強く,摩擦に強く切れにくい,酸やア ルカリにも強いなど,丈夫で変化しにくいという特性を持っています(環境者 一般啓発 用パンフレットより引用)。 Q.なせ危険か? アスベストは,丈夫で変化しにくいため,吸い込んで肺の中に入ると組織に刺さり,15 ~40 年の潜伏期間を経て,肺がん,悪性中皮腫(悪性の腫瘍)などの病気を引き起こすお それがあります。目に見えないくらい細い繊維のために,気づかないうちに吸い込んでし まう可能性があります(環境者 一般啓発用パンフレットより引用) 。 Q.どこに使用されている? アスベストの用途は 3000 種類と言われるほど多いのですが,大きくは石綿工業製品と建 材製品に分けられ,役 20 万トン(平成 6 年)使われており,その約 9 割は建材製品です。 昭和 30 年頃から使われはじめ,ビルの高層化や鉄骨構造化に伴い,鉄骨造建築物などの 軽量耐火被覆材として昭和 40 年代の高度成長期に多く使用されています(環境者 一般啓 発用パンフレットより引用)。 屋根 コロニアル 跨線橋・駅舎外壁 押出成形板 プラットホーム屋根 石綿セメント板(波板) 軒裏 石綿セメント板(波板) 遮音壁 押出成形 板 戸袋裏 石綿セメント板 住宅 天井 石綿セメント板 V.P 外壁 石綿セメントサイディ ング 駅舎 屋根 石綿セメント板(波板) 耐火被覆 板 内壁 化粧石綿セ メント板 外壁 石綿セメント板 (波板) 間仕切壁 鉄骨造りビル 押出成形板 倉庫・工場 中央開発株式会社 アスベスト調査の種類 アスベストの調査には、大きく①現状把握・建物管理のための調査、②建物解体前の調査、③解体工事施工 時の調査の 3 つがあります。それぞれの調査の流れは以下に示すとおりとなります。 ①現況把握・建物管理調査フロー(対象:住人) 目視、設計図書による調査 吹付け材・建材の室内分析調査 アスベストの有無 浮遊粉塵環境調査 あり and 不明 アスベストの有無 なし あり 浮遊粉塵環境 調査の結果 なし なし 吹付け材・壁の分 析調査の結果 あり あり 吹付け材、建材等の乖離 垂下がりの有無 なし あり 対策の必要なし 暴露の防止対策が必要 ②建物解体前の調査フロー(対象:解体作業員、周辺住人) 目視、設計図書による調査 あり なし アスベストの有無 不明 建材 いいえ 分析調査によりアス ベストの有無を確認 するか? 吹付け材 吹付け材 or 建材 はい 吹付け材・建材の室内分析調査 あり アスベストの有無(1%含有) アスベスト含有建材(施工時には行政対応・アスベスト対策必要) なし 非アスベスト含有建材 ● 石綿障害予防規則では、建物解体前のアスベスト調査を義務付けております。 ③解体工事施工時の調査フロー(対象:解体作業員、周辺住人) -アスベスト含有建材使用の場合- 施工前状況調査 施工区画の隔離 前室の組立・設置 換気装置の設置 施工中状況調査 吹き付けアスベス トの除去 (湿潤化、残留分除去) 除去面への粉塵 飛散防止剤吹き 付け 施工後状況調査 隔離用シートの 撤去 清掃 廃棄物の除去 (汚染空気処理) ※ 解 中 体 解 前 体 解 、 は 査 調 境 環 塵 粉 遊 浮 る 。 け い お し に ま 境 望 環 が 辺 施 周 実 と 回 部 内 計 物 の 建 後 ※ 体 体後 解体 中・・・解 体中 解体 前・・・解 体前 解体 、解 は、 査は 調査 境調 環境 塵環 粉塵 遊粉 浮遊 る浮 。 ける い。 おけ しい にお まし 境に 望ま 環境 が望 辺環 施が 周辺 実施 と周 回実 部と 内部 計333 回 物内 の計 建物 後の ※ 建 中央開発株式会社 当社のアスベスト調査の一覧です。 ・ 目視・設計図書による調査 ・ 書面調査; 施工記録や維持保全記録等をもとに使用建築材料、施工年度、施工部位か らアスベスト使用の有無を判断いたします。 ・ 目視調査; 書面調査よりアスベスト使用の有無が判断出来ない場合に現地にて目視で 確認いたします。 ・ 吹付け材・建材の室内分析調査(現地での試料採取も行います) ・ 試料採取; 採取者は安全を考慮し、防塵マスクや手袋を装着して作業を行います (下図参照)。 飛散防止のために採取箇所に予 め水を噴霧します。 (アスベストの飛散が少ない現場) 試料採取時には飛散防止のため にトレー等を用います。 (アスベストの飛散が少ない現場) アスベスト作業用防振服(アスベスト飛散 が多い現場や建物解体工事時に使用) 出典:ニチウラ千代田屋㈱パンプより ・ 室内分析調査; 位相差顕微鏡を使用した分散染色分析法による定性分析 X 線回折分析法による定性分析 X 線回折分析法による定量分析 ・ 浮遊粉塵環境調査および解体工事時の環境調査 ・ 浮遊粉塵環境調査; 現在の環境下におけるアスベスト飛散性 の有無を確認するため行います。 ローボリウムエアサンプラー(左図)を GL+0.5~1.5m の位置に設置し、試料は同 サンプラーを 1 分間に 10 リットルの吸引を 4 時間連続して行い採取します。 ・ 解体工事時の環境; 浮遊粉塵環境調査を行います。 測定は建物内部だけでなく外部でも行い、 調査 周辺環境への飛散状況も調べます。 測定頻度は①施工前、②施工中、③施工 後の計 3 回以上が望ましい。 問 い合 せ は , 下 記 ま でご連 絡 くだ さ い 。 〒169-8612 東京都新宿区西早稲田 3-13-5 中央開発株式会社 東京支社 地盤環境部 TEL 03-3208-3810 FAX 03-3208-9915 工務部 TEL 03-3208-3810 FAX 03-3208-9915 柴田科学株式会社製 アスベストサンプラー AS-100 型
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