データシート - Big Switch Networks

データシート
Big Cloud Fabric 2.6
データ センター用リーフ / スパイン型 CLOS ファブリック
Big Switch の Big Cloud Fabric は、データ センター ポッドに物理的および仮想的なワー
クロード接続性を提供する、リーフ / スパイン型 CLOS ファブリックです。ハイパースケール
データ センターの設計原則を取り入れた Big Cloud Fabric ソリューションはイノベーション
を促進し、プロビジョニングと管理を容易にしつつ、全体的なコストを削減します。
BIG SWITCH NETWORKS
BIG CLOUD FABRIC の概要
当社のミッションは、ハイパースケール ネットワーキン
グをより幅広いお客様に提供すること、そして、最終
的には、新しいアプリケーションを高速配信する際にネッ
トワークが最大の障害とならないようにすることです。
Big Switch の Big Cloud Fabric ™(BCF)は、クラウド環境にハイパースケール データ センターの
設計原理を持ち込んで、現在および次世代のデータ センターに理想的な環境を構築する、業界初のベア
メタル SDN データ センター ファブリックです。Big Cloud Fabric がネイティブにサポートする EastWest 方向の高い 2 分割帯域幅、セキュアなマルチ テナンシー、およびワークロード弾力性をアプリケー
ションで活用することができます。お客様は、自動化による卓越したアプリケーション アジリティ、SDN に
よる運用の大幅なシンプル化、さらにハードウェア / ソフトウェアのディスアグリゲーションによる大幅なコ
スト削減などのメリットを享受できます。
この目標を果たすため、当社はハイパースケール ネッ
トワーキングのあらゆる設計思想を 1 つのソリュー
ションにまとめて提供しています。
Big Cloud Fabric の特徴 :
• ベア メタル ハードウェアによるコストの削減
• SDN コントローラ テクノロジーによる複雑さの軽減
• コア&ポッド設計によるイノベーションの推進
Big Cloud Fabric は物理的および仮想的(マルチ ハイパーバイザ)の両方のワークロードに対応し、
オー
ケストレーション ソフトウェアを選択できます 1。高い 2 分割帯域幅を確保しつつ、L2 スイッチング、L3
ルーティング、および L4 ~ L7 のサービスの追加とチェーニングに対応します。ファブリックは拡張性に
優れ、単一障害点のない充分な対障害弾力性を有し、ヘッドレス モード動作もサポートします。
Big Cloud Fabric には次の 2 種類があります。
• P-CLOS — SDN コントローラにより制御される、リーフ / スパイン型物理 CLOS ファブリック
• 統合 P+V CLOS — SDN コントローラにより制御される、リーフ / スパイン型および仮想スイッチ
(vSwitch)
(今後リリース)
このデータ シートでは、P-CLOS タイプの Big Cloud Fabric の詳細を説明します。
当社の製品の実地体験をご希望の方は、無料の
オンライン トライアルにお申し込みください。
labs.bigswitch.com
販売チームの連絡先 :
[email protected]
1. 具体的なハイパーバイザとオーケストレーションのサポートについては、このデータシートの後半で説明します。
Big Cloud Fabric: すべてに対応するハイパースケール ネットワーキング
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アーキテクチャ : SDN ソフトウェアとベア メタル ハードウェアの融合
ソフトウェア定義ネットワーキング(SDN)ファブリック アーキテクチャとは、ネットワークのデータ プレーンとコントロール プレーンを分離し、コントロー
ル プレーンの機能を一元化することを意味します。実際には、ネットワークのポリシー プレーン、管理プレーンおよびコントロール プレーンの多くを SDN
コントローラによりハードウェア デバイス自体から外部化し、拡張性と対障害弾力性に対応するため、わずかなオフロード機能をデバイス上に残します。こ
のネットワーク状態は、アクセス スイッチやアグリゲーション スイッチが全体にわたって個別単位で完全に分散されるのではなく、一元化したうえで階層的
に実装されます。
コントローラ ベースの設計はプログラミングの一元化と自動化によりアジリティを生むだけではなく、実装が煩雑で個別単位で運用するには脆弱になりがち
のファブリックの構造を合理化します(例えば、リーフ / スパイン型 L2/L3 CLOS)
。
Big Cloud Fabric アーキテクチャは物理的なスイッチング ファブリックで構成され、リーフ / スパイン型 CLOS アーキテクチャに基づきます。Switch
Light ™ オペレーティング システムが動作するベア メタルのリーフ / スパイン型スイッチが、この物理ファブリックの個別ノードとなります。ファブリックの
インテリジェンスは階層的に配置されます。そのほとんどは Big Cloud Fabric Controller に置かれ(構成、自動化およびトラブルシューティングが行わ
れる)、一部は対障害弾力性とスケールアウト対応のため Switch Light へオフロードされます。
図 1 : Big Cloud Fabric(リーフ / スパイン型 CLOS アーキテクチャ)
2 ページ
BIG CLOUD FABRIC システムのコンポーネント
展開のシナリオ
• Big Cloud Fabric Controller クラスタ — 一元化され階層的に実
装された SDN コントローラを意味し、複数の仮想マシンまたはハード
ウェア アプライアンスのクラスタとして実装され、高可用性 (HA) を
実現します。
Big Cloud Fabric は物理ワークロード、仮想ワークロード、またはその
両方の要件を満足するために一から設計されます。代表的なポッド展開シ
ナリオの例としては次のものがあります。
• ベア メタル リーフ / スパイン型スイッチ ハードウェア —「ベア メタ
ル」とは、イーサネット スイッチにネットワーキング OS を組み込まず
に出荷されることを意味します。これらのスイッチに使用される市販の
シリコン ネットワーキング ASIC は、従来のスイッチ ベンダーのほと
んどが使用してきたものと同じで、ハイパースケール データ センター
ネットワークにおける実運用に広く展開されています。これらのベア メ
タル スイッチは、サードパーティのネットワーク OS をベンダーに依
存せず自動でインストールできるように、オープン ネットワーク イン
ストール環境(ONIE)で出荷されます。Big Switch のハードウェ
ア互換性リストには、多様なスイッチ ハードウェア構成(10G/40G)
やベンダーが掲載されています。
• プライベート / パブリック クラウド
• OpenStack(Nova または Neutron ネットワーキング)/
CloudStack ポッド
• 高性能コンピューティング / ビッグ データ / ソフトウェア定義ストレー
ジ ポッド
• バーチャル デスクトップ インフラストラクチャ(VDI)ポッド
• NFV 専用のポッド
P-CLOS ファブリックはベア メタル イーサネット スイッチ オプションの
組み合わせにより、上記の展開シナリオをサポートするよう設計できます。
その例の一部を図 2 の表に記載します。
• Switch Light ™ オペレーティング システム — SDN 専用に開発さ
れた軽量なベア メタル スイッチ OS。
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• OpenStack プラグイン(オプション)— OpenStack のさまざまな
ディストリビューションと統合するための BSN Neutron プラグインま
たは ML2 ドライバ メカニズム。
• CloudStack プラグイン(オプション)— CloudStack と統合する
ための BSN ネットワーキング プラグイン。
• Vmware vCenter エクステンション — vSphere サーバーの仮想
化および NSX ネットワークの仮想化のための組み込みのネットワーク
自動化およびオーケストレーション。
シナリオ例
対応するワーク
ロード
リーフ スイッチ構成
スパイン スイッチ
構成
プライベート / パブリック クラウド ー 標準的なデータ センターのポッド展開
1G、10G
48 x 10G + 6 x 40G 32 x 40G
コスト最適化ファブリック(既存のケーブル インフラストラクチャを活用)
1G、10G
48 x 10G + 6 x 40G 48 x 10G + 6 x 40G
高性能 40G ストレージ アレイと 10G ワークロード(スプリッター ケーブル使用)
10G、40G
48 x 10G + 6 x 40G 32 x 40G
または 32 x 40G
高性能コンピューティング / ソフトウェア定義ストレージ / ビッグ データ分析
40G
32 x 40G
32 x 40G
10G の Dense Compute(スプリッター ケーブル使用)
10G
32 x 40G
32 x 40G
図 2 : BCF 展開シナリオの例
3ページ
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BIG CLOUD FABRIC の利点
一元化されたコントローラにより、管理コンソールを 30 分の 1 以下に
削減
Big Cloud Fabric コントローラを介して、構成、自動化およびほとんど
のトラブルシューティングを実行できるため、新しい物理的キャパシティ
や新しい論理的アプリのプロビジョニングに関連する管理コンソールの数
が大幅に削減できます。例えば、二重のリーフ スイッチと 2 つのスパイ
ン スイッチを持つ 16 ラック ポッドの場合、従来のネットワーク設計では
34 の管理コンソールがありました。Big Cloud Fabric 設計の場合、わ
ずか 1 つのコントローラ コンソールで同じ機能を実行できます。その結
果、時間が大幅に短縮され、エラー率が低下し、よりシンプル化された自
動化設計が実現します。このコントローラ コンソールは強力な管理ツー
ルであり、ウェブ ベースの GUI、従来型のネットワーキング式 CLI、お
よび REST API が利用できます。
化されたアプリケーション展開ワークフロー、強化された分析機能、およ
び簡略化されたトラブルシューティングなどのメリットが得られます。
図3:
CMP との統合を
サポートする BCF
構成の合理化、イノベーションの促進を実現
Big Cloud Fabric のシステムでは、CLI、GUI または REST API で
の構成は、論理テナントの考え方に基づきます。各テナントが 1 つの論
理 L2/L3 ポリシー システムに管理コントロールを持ち、このシステムが
該当するテナントのコントロールのもとでエッジ ポートに接続します。Big
Cloud Fabric コントローラには、論理設計を変換し、リーフおよびスパイ
ンのフォワーディング テーブルへの最適化エントリにする機能があります。
ネットワーク / セキュリティ / 監査ワークフローの統合
Big Cloud Fabric コントローラには、OpenStack から始めて、アプリ
ケーション テンプレートや監査システムと統合する際に使用する、一連の
REST API が用意されています。ネットワーク L2/L3 ポリシー プロビ
ジョニングが OpenStack の HEAT テンプレートと統合されて Horizon
ベア メタル スイッチ ハードウェアにより設備投資を 50 % 以上削減
GUI として提供されているため、セキュリティ レビューを(アプリケーショ
ハードウェア、ソフトウェア、メンテナンス、および光学製品 / ケーブル
ンごとに)何回も行わずに(テンプレートに対して ) 1 回だけ行えばよい
などを足し合わせた、3 年間分のハードウェア コストの合計試算によると、 ので、新しいアプリケーションの展開にかかる時間を大幅に短縮できます。
その節減効果は劇的なものであることが判明しています。
接続性の編集と監査の機能は、セルフ サービスの変更と高速かつ監査し
やすいレポート作成に対応しており、基本的なテンプレートでは扱えない
組み込みオーケストレーションのサポートにより、データ センターの運用
複雑なアプリケーションでも効率的にレビューできます。
を合理化
Big Cloud Fabric Controller は、各種クラウド マネジメント プラット
フォーム(CMP)との統合をネイティブでサポートしており、VMware
(vSphere および NSX Manager)
、OpenStack、CloudStack な
どに単一のプログラム インタフェースで対応します。これは、CMP に対
し、膨大な数のプログラム操作が必要とされる、従来の個別単位のネット
ワーキングと比較すると、
シンプルさと拡張性に極めて優れています。デー
タ センターの管理者にとっても、物理環境と仮想環境をカバーする合理
図 4 : BCF グラフィカル ユーザー インタフェース(GUI)
4 ページ
スケールアウト対応の対障害弾力性の高いファブリック
Big Cloud Fabric の柔軟なスケールアウト設計により、ユーザーは当面
のニーズを満たす規模からスタートし、将来の成長ニーズにも対応できま
す。ネットワーキング スタックの各層にわたる多様なハードウェアとソフト
ウェアのソリューションの提供、および成長に合わせて投資できる経済性
により、完全に統合された独自ソリューションに束縛されることなく、小規
模から始めて徐々にファブリックを拡張させることができ、それにより、
最新のデータ センター ネットワークの実現が可能になります。新しいス
イッチを追加すれば、コントローラがそれらのスイッチをファブリックに加
え、それに応じて現在の構成を拡張するため、他の方法であれば発生す
る可能性のあるエラーが削減されます。お客様はファブリックを一度だけ
構成すればよいのです。その時点の構成に追加されるワークロードは追
加の設定より対応できます。
• テナント : L2 および / または L3 のネットワークとサービスの論理的
なグループ分け。
• 論理セグメント : 論理ポートとエンド ポイントから成る L2 ネットワー
ク。これは、デフォルトのブロードキャスト ドメイン境界を規定します。
• 論理ルーター : セグメント間、テナント間、および外部ネットワークに
ルーティングとポリシー適用のサービスを提供するテナント ルーター。
データ センター レベルの対障害弾力性
• 外部コア ルーター : データ センター内のポッド間およびインターネッ
Big Cloud Fabric はデータ センター レベルの対障害弾力性を備えてお
トへの接続性を提供する物理ルーター。
り、リンクやノードに障害があっても、コントローラ クラスタ全体が利用
できない稀な状況(ヘッドレス モード)であっても、ファブリックを稼働さ • テナント サービス : テナントが利用でき、
専用サービスまたは共有サー
せることができます。(ハードウェア障害やスイッチの再利用の場合の)ス
ビスとして(個別にまたはサービス チェーンの一部として)展開され
イッチの交換は、モジュラー型シャーシのライン カードの交換と同じです。
るサービス。
ケーブルを再接続して電源を入れれば、スイッチが適切なイメージ、構成
テナントのワークフロー
およびフォワーディング テーブルをダウンロードして起動します。さらに、
最も一般的なシナリオでは、データ センター インフラストラクチャのエン
BCF コントローラがファブリック全体のアップグレードのコーディネーショ
ド ユーザーまたはテナントは、アプリケーションの接続性とポリシー要件
ンとオーケストレーションを行うため、ファブリックの停止時間を最小限に
を定義する論理ネットワーク トポロジを使用します。図 5 に示す例では、
抑えることができます。このような機能により、ファブリックの対障害弾力
標準的な 3 層アプリケーションで、「BLUE」というテナントのさまざま
性が強化され、運用がシンプル化されます。
なワークロード ノードが示されています。通常、テナントはこれらのワー
クロードのプロビジョニングに、OpenStack などのオーケストレーショ
BCF の使用 : 3 層アプリケーションの例
ン ソフトウェアを使用するか、BCF コントローラの GUI/CLI を直接使
Big Cloud Fabric は、さまざまな組織やアプリケーションの特定の要件
用します。このプロビジョニング ワークフローの一環として、Big Cloud
に対して容易に最適化できるマルチ テナント モデルをサポートしていま
Fabric Controller は物理スイッチに論理トポロジをシームレスに実現し
す。このモデルは、アプリケーションのプロビジョニングを高速化し、構
ます。
成をシンプル化し、分析とトラブルシューティングに役立ちます。この機
能を説明するうえで重要な用語の一部を以下に列挙します。
図 5 : BCF 論理トポロジ
Big Cloud Fabric: すべてに対応するハイパースケール ネットワーキング
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図 6 : アプリケーション中心の構成
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論理から物理へのマッピング
BLUE テナントには 3 つの論理ネットワーク セグメントがあり、それぞれ
が 3 つの層、つまりウェブ、アプリおよびデータベースのブロードキャス
ト ドメインを表します。この例では、Web1,2 と App1,2 は仮想化ワークロー
ドであり、DB1,2 は物理ワークロードから成ると仮定します。このデータ
センターの管理者が規定するルールによると、オーケストレーション シス
テムは要求されたワークロードをデータ センター内のさまざまな物理ノー
ドにわたってプロビジョニングします。例えば、図 5 に示す論理トポロジは、
図 7 に示すポッド ネットワークにマッピングされる可能性があります。Big
Cloud Fabric Controller は、テナントの分離とセキュリティを確保しつ
つ、ポッド内に分散したこれらのワークロード間に最適な接続性を提供する
役割を担います。
わかりやすくするため、下図の例では仮想化ワークロードと物理ワークロー
ドをホスティングしているラックのみを示していますが、外部ルーターへの
テナント接続性の実装や共有サービスのチェーニングにも同様の考え方が
適用できます。
図 7 : BCF での論理から物理へのマッピング
6 ページ
さまざまなフォワーディング テーブルへのエントリ セットの例から、これま
でに説明した Big Cloud Fabric の傑出した特徴をいくつか列挙します。
• L3 ルーティングの決定は、最初のホップのリーフ スイッチで行われま
す(ヘアピニングなし )。
• 特殊なファブリックのカプセル化なし(トンネリングなし)でのポッド全
体への L2 フォワーディング。
• さまざまな LAG リンク(リーフとスパイン)にまたがるフル ロード バ
ランシング。
• 対障害弾力性のための、物理ファブリック内のリーフ / スパイン メッ
シュ接続。
BIG CLOUD FABRIC の機能
機能
ゼロ タッチ ファブリック(ZTF)
説明 / 利点
ZTF では、手作業でスイッチを操作することなく、BCF 内の物理スイッチの制御と管理を完了でき
ます。毎日のネットワークの作業が大幅に簡略化できます。
•Switch Light OS の自動構成と自動アップグレード
•ファブリック リンク状態の変化に基づく、自動トポロジ アップデートとイベント通知
•ファブリックの自動スケーリング - コントローラで追加の構成変更をすることなく、ファブリック
内のノードやリンクを追加および削除
ファブリック LAG
ファブリック LAG は、スイッチング ASIC の基本的な LAG 機能を SDN コントローラの一元的
な可視性と組み合わせ、高い対障害弾力性と効率性のバランスが取れたファブリックを構築します。
マルチ パス ファブリックの構成に対するスパンニング ツリー プロトコルや従来の MLAG/ECMP
ベースのアプローチと比較し、Fabric LAG テクノロジーは、トポロジ変更時の収束時間を大幅に
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短縮し、構成の複雑性を劇的に低減します。
Fabric Sync
Fabric Sync は OpenFlow プロトコルを使用して、
コントローラ インフォメーション ベース(CIB)
をファブリック ノードのフォワーディング インフォメーション ベース(FIB)とインテリジェントに同期
させます。トポロジ変更時には、影響を受けるスイッチに対してデルタ アップデートのみが同期され
ます。Fabric Sync は、フォワーディング テーブルと関連するポリシー テーブルすべてを保守する
ための単一のコントロール ポイントであるため、CIB と FIB 間の強固な一貫性を確保します。
対障害弾力性の高いヘッドレス モード
コントローラが両方とも利用できない状況になると、ファブリック ノードはヘッドレス モードで動作し
ているとみなされます。このモードでは、供給されているサービスすべてが、ヘッドレス モードに入
る前にプログラムされたとおりに機能を継続します。また、
複数レベルの冗長性により、
ヘッドレス モー
ド中でも、対障害弾力性が高い自己回復型のファブリックが実現できます。
一元管理されたファブリック (GUI、CLI および REST API)
Big Cloud Fabric Controller は、ファブリック全体に対する一元管理機能を備えています。
•管理者は、CLI、GUI または REST API を使用して、ファブリック ノードの構成、管理、デバッ
グ、トラブルシューティングおよびアップグレードを行えます。
•REST API、CLI および GUI はアプリケーションとテナントを認識した設計となっています。
一元管理によるファブリック管理では、ファブリックを管理するための一元的なダッシュボードが提供
され、トラブルシューティング、分析および遠隔測定情報に迅速かつ簡単にアクセスできるため、運
用のシンプリシティが向上します。また、ネットワーク オペレータと管理者にとっても、シンプル化
されたワークフローが実現します。
Fabric View
Fabric View とは、
Big Cloud Fabric ソリューションで高性能なマルチ ノードのトラブルシューティ
ング、分析および遠隔測定が行える機能のセットです。
API 重視のファブリック
Big Cloud Fabric Controller は「API 重視」の設計原則でつくられているため、非常にプログ
ラミング性が高く、クローズド ループ フィードバック システムとしても実装できます。例えば、セキュ
リティ アプリケーションが動的に脅威を検出し、影響を緩和するため BCF コントローラをプログラ
ムすることができます。BCF の GUI と CLI は基本的な REST API を利用しているため、定義上
は同じものであり、手堅く使えます。
テナント認識型のファブリック
Big Cloud Fabric は、テナントを意識した構成、テナントの分離、およびきめ細かいテナント間ア
クセス コントロールによる、マルチテナント機能を内蔵しています。CLI、GUI または REST API
での構成は、論理テナントの考え方に基づきます。
サービス認識型のファブリック Big Cloud Fabric は、L3 の仮想および物理サービスの追加とサービスのチェーニングをサポート
しています。サービスをテナント間で共有したり、特定のテナント専用のものにすることができます。
L2 サービスは今後のリリースでサポートする予定です。
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機能
L2 機能
説明 / 利点
•レイヤ 2 スイッチ ポートと VLAN トランク
•IEEE 802.1Q VLAN カプセル化
•最大 4,000 の VLAN(4,000 の論理セグメント)をサポート
•イングレスのアクセス コントロール リスト(ACL)へのエントリを最大 3,000 件サポート
•BPDU ガード
•MLAG(LAG あたり 16 ポートまで)
•リンク アグリゲーション コントロール プロトコル(LACP): IEEE 802.3ad
•全ポートにジャンボ フレーム(9,216 バイトまで)
•VLAN 変換
L3 機能
• レイヤ 3 インタフェース : ルーティッド ポート、スイッチ バーチャル インタフェース(SVI)
•最大 48,000 のホスト プレフィクス(つまり 48,000 のエンドポイント)をサポート
•バーチャル ルーティング / フォワーディング(VRF)のエントリを 1,000 個サポート(つまり、
1,000 の論理ルーター)
•1,000 のテナント
•10,000 の静的ルート
•16 経路までの等コスト マルチパス(ECMP)
•1,000 の等コスト マルチパス(ECMP)グループ
•3,000 のフレキシブル ACL エントリ
•ポリシー ベースのルーティング
•ACL: イングレスの ACL に合わせて レイヤ 3 および 4 が選択できるルーティッド ACL
•ジャンボ フレームのサポート(9,216 バイトまで)
•DHCP リレー
QoS
• レイヤ 2 IEEE 802.1p(クラス オブ サービス (CoS))
•CoS ベースのイグレスのキューイング
•コントロール プレーン ポリシング(CoPP)またはレート制限
高可用性 • コントローラ HA
•ヘッドレス モード(コントローラのない状態のファブリックのフォワード トラフィック)
•冗長スパイン
•冗長リーフ
•冗長リンク
•単一仮想 IP のコントローラ クラスタ
•冗長アウト オブ バンド管理スイッチのサポート
セキュリティ
• イングレスの ACL
•レイヤ 3 および 4 の ACL: IPv4、
インターネット コントロール メッセージ プロトコル
(ICMP)
、
トランスミッション コントロール プロトコル(TCP)
、ユーザー データグラム プロトコル(UDP)
など
•コントローラ管理インタフェースの ACL
•ACL の記録(IPv4 のみ)
OpenStack 統合
• Nova-network および Neutron ML2 のドライバ メカニズムをサポート
•自動ホスト検出および LAG フォーメーション
•物理ファブリックの動的プロビジョニング
•OpenStack Horizon の強化(Heat テンプレート、ファブリック到達可能性テスト)
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CloudStack/CloudPlatform
• 自動ホスト検出および LAG フォーメーション
統合
•物理ファブリックの動的プロビジョニング
機能
説明 / 利点
VMware vCenter 統合
次のようなファブリックの自動化と可視化を提供します。
• 自動ホスト検出および LAG フォーメーション
•自動 L2 ネットワーク作成および VM ラーニング
•vMotion/DRS 用のネットワーク ポリシー マイグレーション
•VM レベルの可視性(VMname、vMotion)
•VM 間のトラブルシューティング(論理および物理)
VMware NSX-v サポート
オーバーレイ / アンダーレイのギャップを埋め、可視性とトラブルシューティングを確保します。
以下の機能を含みます。
•自動ホスト検出および LAG フォーメーション
•VTEP ポート グループと VTEP ディスカバリのため自動ネットワーク作成
•アンダーレイ トラブルシューティング ー VTEP 間の接続性
•ファブリック分析によるアンダーレイの可視性(VM 名、VXLAN ID、論理スイッチ)
ファブリック管理
• GUI
•詳細なアウト オブ バンド管理ができる CLI ベースのコンソール
•REST API をサポート
•コントローラからの 10/100/1,000 Mbp 管理によるスイッチ管理
•ビーコン LED(基本となるスイッチに基づく)
•構成の同期化
•構成のロールバック
•Secure Shell バージョン 2(SSHv2)
•Telnet
•ユーザー名とパスワードの認証
•TACACS+
•Syslog(4 サーバー)
•SNMP v1 および v2c
•ポリシー / ACL 付き SPAN
•インタフェース、セグメント、テナントごとにイングレスとイグレスのパケット カウンタ
•ネットワーク タイム プロトコル(NTP)
•Test Path — 論理および物理ファブリックのビューによるトラブルシューティングと可視性の向
上
•ファブリック分析(遠隔測定と強化された分析を含む)
MIB
ベア メタル スイッチ ベンダー
個別の MIB 文書に記述されています。
業界規格
• IEEE 802.1p: CoS 優先順位付け
•IEEE 802.1Q: VLAN タグ付け
•IEEE 802.3: イーサネット
•IEEE 802.3ae: 10GB イーサネット
•IEEE 802.3ba: 40GB イーサネット
イーサネット ベースのサポート
Big Cloud Fabric: すべてに対応するハイパースケール ネットワーキング
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Dell および Accton/EdgeCore 製の 10G および 40G スイッチをサポートします。一般的に次
のスイッチ構成がサポートされます。
•48 x 10G + 6 x 40G(Broadcom Trident-II ASIC)
•32 x 40G(Broadcom Trident-II ASIC)
最大 6 のスパインと 32 のリーフをサポートします。40G ~ 10G のブレークアウト ケーブルを
サポートします。
Big Cloud Fabric のハードウェア互換性リスト(HCL)に含まれる、サポート対象のスイッチの
ベンダー / 構成、および光学製品 / ケーブルの詳細なリストについては、Big Switch 販売チーム
([email protected])にお問い合わせください。
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Big Cloud Fabric: すべてに対応するハイパースケール ネットワーキング
データシート
BCF コントローラ アプライアンスの仕様
Big Cloud Fabric Controller は、ハードウェア アプライアンス(実運用または研究用に展開)としても、既存のサーバーへの仮想マシン アプライ
アンス(研究用のみ)としても展開できます。
BCF コントローラ — ハードウェア アプライアンスの仕様 Big Cloud Fabric Controller は、
パフォーマンスと信頼性の適切な組み合わせを実現する、
エンタープライズクラスのハードウェア アプライアンスとしても使用できます。
機能
フォーム ファクタ
(高さ x 幅 x 奥行き)
プロセッサ
技術仕様
1U ラック サーバー
(4.28 cm x 43.4 cm x 60.7 cm)
Intel Xeon E5-2430 v2 2.50GHz、15M キャッシュ、7.2GT/s QPI、ターボ、6 コア、
1 ソケット、80W
メモリ
16GB RDIMM x 2、1,600MT/s、低電圧、デュアル ランク、x 4 データ幅
ハード ドライブ
500GB 7.2K RPM SATA 3Gbps 3.5 インチ ホットプラグ対応ハード ドライブ x 2、
H710/H310 用 RAID 1
ネットワーキング
組み込み NIC: Broadcom 5720 デュアル ポート 1Gb LOM
ネットワーク アダプタ : Intel X 520 デュアル ポート 10Gb DA/SFP + サーバー アダプタ
電力
ホット プラグ対応電源 350W x 2
その他の機能
フォールトトレランス対応ファン、ECC メモリ、インタラクティブ LCD 画面、ENERGY STAR®
準拠
環境
仕様
温度 — 連続運転時
10 ~ 35 °C(50 ~ 95 °F)
温度 — 保管時
-40 ~ 65 °C(-40 ~ 149 °F)、1 時間あたりの最大温度変化 20 °C
相対湿度 — 連続運転時
10 ~ 80 %、最高露点(最高湿球温度)26 °C(78.8 °F)
相対湿度 — 保管時
5 ~ 95 %、最高露点(最高湿球温度)33 °C(91 °F)、結露しないこと
高度 — 連続運転時
-15.2 ~ 3,048 m(-50 ~ 10,000 フィート)
高度 — 保管時
-15.2 ~ 12,000 m(-50 ~ 39,370 フィート)
BCF コントローラ — 仮想マシン アプライアンスの仕様
次の環境(研究用展開のみ)では、Big Cloud Fabirc コントローラを仮想マシン アプライアンスとして使用できます。
環境
バージョン
Linux KVM
Ubuntu 12.04
VMware ESXi
ESXi 5.5 U1、ESXi 5.5 U2
注記 : 上記の表は、Big Cloud Fabric によってサポートされるテスト済みのメジャー / マイナー / メンテナンス バージョンを明示的に示します。上記の表に含まれないバージョンはサポートされません。
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仮想マシンの最小要件
8 個の vCPU(最小スケジューリング : 1GHz)
28GB の仮想メモリ
80GB のハード ディスク
物理スイッチから 1 つの仮想ネットワーク インタフェースに到達可能であること
注記 : 仮想マシンのパフォーマンスは、ハイパーバイザ セットアップの他の多くの要因によって左右されます。そのため、稼働環境での展開にはハードウェア アプライアンスを使用することをお勧めし
ます。
サポートされているワークロードとオーケストレーション システム
機能
技術仕様
物理ワークロード
ベア メタル サーバー ワークロード
仮想ワークロード
下記の「仮想ワークロード」の表を参照のこと
クラウド オーケストレーション
OpenStack Juno(Nova Networking、Neutron ML2 ドライバ)
CloudStack/CloudPlatform 4.5
Big Cloud Fabric: すべてに対応するハイパースケール ネットワーキング
データシート
仮想ワークロード
ハイパーバイザ
OPENSTACK—JUNO*
CLOUDSTACK /
CLOUDPLATFORM 4.5
カスタム オーケストレーション /
スタンドアロン
KVM
Ubuntu 14.04(リファレン
ス実装)
Ubuntu 12.04
Ubuntu 12.04
CentOS 7.0(RDO)
CentOS 6.5、6.6
CentOS 6.5
RHEL 6.5
ESXi
vSphere 5.5 U2
(Mirantis OpenStack)
vSphere 5.5 U1、5.5 U2
Windows Server 2012 R2
UR4(SCVMM 2012 R2
UR4)
Hyper-V
XenServer
vSphere 5.5 U2
XenServer 6.2
* OpenStack Juno インストール オプション : マニュアル、Mirantis Fuel、RDO PackStack、RedHat Foreman 検証済みの組み合わせについては、Big Switch 販売チーム(sales@
bigswitch.com)にお問い合わせください。
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Big Cloud Fabric: すべてに対応するハイパースケール ネットワーキング
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