授 業 科 目 文 ね 学 ら い 到 達 目 標 コード K5029 授 業 題 目 ① 和文 変体仮名を読む 英文 Reading Handwritten Kana Letters 担当教員(所属) 櫻 井 豪 人 (人文学部) 開講時期 単位 曜日・講時 指定学部等 金曜日 前学期 2 1年以上全学共通 4講時 1.変体仮名や主な漢字のくずし字が読めるようになる。 2.仮名の成立の歴史について学習し、その国語学的本質について理解を深める。 江戸期の変体仮名で書かれた簡単な仮名文学作品について、何も見なくとも判読できるようになり、意味が取れるようになる。 国語史研究や近代以前の国文学研究を行う者にとって、変体仮名の判読能力は必須である。またそうでない者にとっても、美術館・博物館の 展示から料亭の看板まで、日常生活の中で変体仮名を目にする機会は決して少なくない。本講義では、特に江戸期の変体仮名や主な漢字のくず 要 し字が読めるようになることを第一目標に掲げ、様々な資料を題材としてまずその訓練を行う。また、仮名の発生と音韻の関係についても概説 し、国語学的な知識のもとに変体仮名を理解できるよう論じる。 概 (1)イントロダクション (2)看板の変体仮名 (3)小倉百人一首の変体仮名 (4)古活字版『伊曽保物語』の判読 授 業 計 画 (5)古活字版『伊曽保物語』の判読 (6)古活字版『伊曽保物語』の判読 (7)古活字版『伊曽保物語』の判読 (8)小テスト その 1 その 2 その 3 その 4 (9)御伽草子『一寸法師』の判読 その 1 (10)御伽草子『一寸法師』の判読 その 2 (11)御伽草子『一寸法師』の判読 その 3 (12)御伽草子『一寸法師』の判読 その 4 (13)平安朝古典文学作品の冒頭の判読 (14)万葉仮名から平仮名へ(講義) (15)予備日 授業時間外の予習・復習が必要不可欠である。質問は講義終了後に適宜受け付けるが、まとまった時間が必要であれば以下の時間に櫻井研究 履 修 上 の 注 意 室(人文A棟 3 階国文第4研究室)で受け付ける。 オフィス・アワー:月曜日・水曜日・金曜日の昼休み。金曜日 5 限。 成績評価の方法 全て試験による。期末試験は江戸期の御伽草子等の影印から出題し、翻字・釈文等を課す。 教 科 書 参 考 書 樋口政則著『江戸のかな』名著出版(ただしこれは自習用。)
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