UFO-E、リフォーム仕様 SMRC株式会社 地震倒壊“0”を目指す、摩擦減震装置「UFO-E」は新築ばかりでは無 く、既存の木造住宅の耐震補強にも利用できます。 ただし、UFO-Eは土台と基礎の間に取り付けることで、地震の力を逃が しながら、金属摩擦のブレーキで、400gal 以上の加速度、所謂、地震エネル ギーを吸収させるので、次の様な、リフォーム環境が必要です。 1、室内の床をはがして、土台を露出させるか、又は、外壁の一部を剥がして、 土台を露出させる必要が有ります。 2、通気口による床下換気をしている場合は、UFO-EA5を構造柱直下の 土台下、全数に取り付けます。 3、基礎断熱についても同様、UFO-EA5を構造柱直下の土台下、全数に 取り付けます。 4、基礎パッキン、通気パット仕様の場合は、アンカーボルト以外の既存のパ ッキン類を外し、UFO-EVHP20を構造柱直下の土台下、全数に取り 付けます。 UFO-EA5型 UFO-EVHP20型 5、具体的な設置法方は次の通りです。 (1)土台を露出させます。 (2)既存の一般アンカーボルトのナットは全て外し、HD金物のナットは 1cm程度緩めます。 (3)UFO-EA5の場合は土台を傷つけない形状の大型バール、小型ジ ャッキ等で土台を5㎜以上浮かせて、UFO-EA5を構造柱直下の土 台下に差し込みます。 (4)基礎パッキン、通気パット等の床下通気の場合は、同上のバール等で、 少し浮かし、アンカーボルト以外のパッキン類は取り外し、代わりに構 造柱直下の土台下にUFO-EVHP20を差し込みます。 (5)一般アンカーボルトの固定は、締め過ぎ防止、緩み防止の、専用UF Oナットセットで、締めつけます。 トルク値は 3.0 N・m(ニュートン・メーター)以下とする(ボード 用木ネジ L=50mmドリル程度)。 トルク表示の無いドリルを使用する場合は、「弱」とし、ダブルナッ トのロックが機能せず、ゴムに変形が生じた場合は、より低トルクのド リルに取り換えます。 UFOナットセット(ゴム付きロックナット+座金付きナット) (6)アンカーボルトが短い場合はスクリューワッシャー等により、土台を 座彫りします。 (7)HD金物のナットはダブルナットとし、その場合、下部のナットは締 め過ぎないように注意し、ダブルナットのロックが掛からないほどボル トが短い場合はナットをボルトにエポキシ接着剤等により固定します。 6、以上の、設置基準の考え方は、主な軸力は柱を伝わって土台、基礎へと流 れるので、柱下全部にUFO-Eを設置することで、ほとんどの軸力をUF O-Eが受けることになり、減衰効果を下げることはありません。 又、変位の拘束は既存のアンカーボルトが受け持つので、新築建物同様の 減震効果を発揮します。
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