授業研究部の取組

授業研究部の取組
1
・単元を貫く言語活動を位置づけることで、学習に価値が生まれる。
・価値が実感できると意欲に結びつき、主体的に学習活動ができる。
単元を貫く言語活動
「何をどう学習すると、
何ができるようになって、
何に使えるか」がはっき
りする。
この単元でどんな力をつけるかをしぼりこむ。
つけたい力に適した言語活動を位置づける。
目的がはっきり
して手立てと評
価が考えやす
教師
い。
ついた力を活用する場を設定する。
(単元を貫く言語活動のゴール)
・○○をするために、
○○をがんばろう。
・やる気スイッチ
オン!
児童
単元を貫く言語活動を位置づけた単元構想のモデル
単元を通して児童の「表現したい」という思いを膨らませる
導入(第一次)
言語活動
全体の見通し
展開(第二次)
自分の表現に適用する
並
2
発展(第三次)
教科書教材を目的をもって読む
行
読
書
・毎時間の「めあて」の提示…つけたい力を明確にする。
・授業後の「振り返り」…学んだことの確認や自己評価をする。
めあてと振り返り
めあてと振り返り
つけたい力
単元を貫く言語活動のゴール
こんなことが
できるようになった。
めあて
ついた力を
ついた
使いたい。
見通しが持てる。やる気を引き出す。
ちから
こんなことが
わかった。
を
振り返り
学んだことの確認ができる。
充実感・達成感につながる。
「ここまで書けるようにさせたい!」まずは教師が書く
3
評価の明確化
評価を次の指導に生か
し、新たな意欲につなげる。
評価規準を設定するだけでなく、求める児童
の姿を児童の作文例・作品例として明確に示す
ことで、児童も教師もめざす姿がわかり、適切
に評価することができる。さらに、全員につけ
たい力をつけるための具体的な支援の手立てを
考えることができる。
4
Think・Think・Think
も
使
い
ま
す
。
は
っ
こ
う
さ
せ
ま
す
。
料
理
に
う
じ
と
こ
う
ぼ
で
ア
ル
コ
ー
ル
さ
ら
に
日
本
酒
で
す
。
米
こ
形
に
と
と
の
え
ま
す
。
ね
で
つ
き
ま
す
。
そ
れ
を
丸
い
し
ま
す
。
う
す
に
あ
け
て
、
き
ら
、
水
を
き
り
、
せ
い
ろ
で
む
米
を
あ
ら
っ
て
水
に
つ
け
て
か
つ
ぎ
に
、
も
ち
で
す
。
も
ち
授業の中で、考える場を意図的に設定する。
考える過程を大切にする。
hink,think
○思考力の
ついてThink、判断力の Think、表現力の Think
さあ考える
○ひとりで Think → みんなで Think → ひとりで Think
時間です。
―5―
ま
し
お
を
か
け
て
食
べ
ま
す
。
あ
た
た
め
ま
す
。
そ
れ
に
、
ご
水
を
入
れ
電
子
レ
ン
ジ
で
六
分
ざ
る
に
あ
げ
ま
す
。
あ
ず
き
と
ち
米
を
あ
ら
っ
て
水
に
つ
け
、
ま
ず
、
せ
き
は
ん
で
す
。
も
ま
す
」
(
例
)
三
年
「
食
べ
物
の
ひ
み
つ
教
え
・絵から想像を広げ、どんな出来事が起こるお話にするかを考えることが
できる力
・想像したことから書くことを決め、書こうとする題材に必要な事柄を集
める力
・
「はじめ」
「中」
「おわり」の構成を考える力
わくわくどきどきお話会をしよう
導入(第一次)
展開(第二次)
・学習課題を設定する。
・絵を見て「はじめ」のお話を ・友達と交換して読み
・
「たのしいお話を作って1年生
書く。
感想を伝え合う。
に読んでもらおう」というゴ
・
「中」の部分のお話を書く。
ールを知る。
・
「おわり」のお話を考える。
・お話作りに必要な事柄を考え
る。
・想像したことをメモに表す。
発展(第三次)
・振り返りカードに記
入する。
・自分の書いたお話を読み返し ・1年生に読んであげ
推敲する。
る。
・お話を清書する。
・どんな出来事が起こるかを考
え、話し合う。
本時の目標:メモをもとに会話や様子を表す言葉などを入れて「中」のお話を書くことができる。
(本時5/9時)
友達と交換して読
んでみましょう。ど
こに工夫があるか
な?
先 生の作っ たお話 を読ん で み
て。メモからお話を膨らませる
に はどうし たらよ いので しょ
う。
―6―
わくわくどきどきす
るお話にするために
はどうすればいいか
な?
・場面の移り変わりに注意しながら、登場人物の性格や気持ちの変化、情景など
について、叙述を基に想像して読む力。
・読んで考えたことを交流し、一人一人の感じ方について違いがあることに気づ
く力。
・目的に応じて書くとともに、書いたものを発表し合い、考えの明確さなどにつ
いて意見を述べ合う力。
○○(児童名)版「ごん日記」を完成させ、読み合おう。
導入(第一次)
課題を設定する。
展開(第二次)
「ごんぎつね」を詳しく読み、「ご
ん日記」を書きためる。
自分なりの「ごん日記」 ・全文の音読
を作り、読み合うという ・物語の舞台設定
ゴールを知る。
・ごんの行動や気持ちの変化
・つぐないの様子
話の大体をとらえる。
・ごんと兵十の行動と気持ちの変化
・ごんと兵十の認識の違いやずれ
・ごんの視点での6の場面の書き換
え(「ごん日記」)
発展(第三次)
完成した「ごん日記」
を読み合い、意見を交
流し合う。
・読みの深さ
・考えの根拠
・表現のよさ
・視点のよさ
本時の目標:ごんの行動や気持ちが明確になるようにごんの立場で日記を書くことができる。
(本時10/12時)
ごんの気持ちが
いっぱいつまった
日記を書こう。
書き出しの部分を
ごんの立場にたって、
一緒に考えよう。
6の場面を書き直そ
う。
・目的や意図に応じて簡単に書いたり詳しく書いたり、事実と感想、意見を区別して書いたり、表現を
工夫したりして活動報告書を書く力。
・交流し合い、報告書に書かれた活動について振り返り、今後に生かしていく力。
係活動中間報告会 & 提案会をしよう
導入(第一次)
展開(第二次)
発展(第三次)
・課題を設定する。
・活動報告書の設計図(構成メモ)を
「係活動中間報告会
「係活動中間報告会
作る。
&提案会」
&提案会をしよう」 ・表現のしかたの工夫を知る。
・係活動を振り返る。
(特別活動との関連)
・活動報告書の書き表し方
の工夫を知る。
・目的や意図に応じて、表現の工夫を ・学年で交流し、自分
して活動報告書を書く。
・よりよい表現の工夫と、今後の活動
の活動の「次への一
歩」に役立たせる。
に生かせる内容で係活動報告書を書
く。
本時の目標:交流により、友達の「活動報告書」のよさを見つけたり、アドバイスをしたりしたことを生かし
て自分の活動報告書を推敲することができる。
(本時10/12時)
係活動の工夫を見
つけよう。
表現のしかたの工
夫を見つけよう。
推敲のための交流を
しよう。