NC Viewer V5.10 バージョンアップ内容

SYSTEM-I Technical Documents 2015/11/26
NC Viewer Ver.5.10 バージョンアップ概要
プロパティの強化
■オプションに「縁取り表示を出力する」を追加しました。
例1)DXF出力縁取りなしの場合
例2)DXF出力縁取りありの場合
※ツールパスを縁取り表示している場合、DXFに縁取り形状を出力します。
工具のプロパティの強化
■「長補正番号」のページを追加しました。
※機械のプロパティ-ミル/旋盤の「長補正を座標計算に反映」がONの場合のみZ補正を行います。
■ヘッド情報に「ヘッドピッチZ」を追加しました。
1
株式会社システムアイの許可無く内用の複製、転載、引用することを禁じます。
SYSTEM
SYSTEM-I Technical Documents 2015/11/26
■オプションに「解析フォーマット3」を追加しました。
■自動抽出フォーマットの変数を追加しました。
%h
長補正番号
記載がない場合は、現在のモーダル補正番号になります
%v
長補正値
mm 単位です
%s
ヘッド傾き角度
0 ~ 180 度
%w
ヘッド傾き方向
-360 ~ 360 度
%x
ヘッドピッチX
mm 単位です
%y
ヘッドピッチY
mm 単位です
%z
ヘッドピッチZ
mm 単位です
%i
ヘッド中心ズレ量X
mm 単位です
%j
ヘッド中心ズレ量Y
mm 単位です
%-
1文字スキップ
他の解析フォーマットでも使用可
%$
1ワードスキップ
他の解析フォーマットでも使用可
■自動抽出の解析処理において、実数値が整数表現の場合、実数変換するように変更しました。
解析フォーマット1が[T=%t DIA=%r NAME=%n]
解析フォーマット2が[D=%d OFFSET=%o]
の場合、
■NCのコメント実数表記例
(T=1 DIA=10.0 NAME=EMS)
(T=2 DIA=5. 0 NAME=EMS)
(D=1 OFFSET=2.7)
(D=2 OFFSET=1.25)
~
~
■NCのコメント整数表記例
(T=1 DIA=10000 NAME=EMS)
(T=2 DIA=5000 NAME=EMS)
(D=1 OFFSET=2700)
(D=2 OFFSET=1250)
~
~
上記の解析結果は同じになります。
※整数への変換単位は機械のプロパティ-パラメータの「整数表現の単位」を使用します。
2
株式会社システムアイの許可無く内用の複製、転載、引用することを禁じます。
SYSTEM
SYSTEM-I Technical Documents 2015/11/26
機械のプロパティの強化
■機能コードに「工具位置オフセット」を追加しました。
※補正量は使用アドレス文字により「径補正」または「長補正」が参照されます。
■機能コードをカンマ区切りで複数指定できるようにしました。
■ミル/旋盤に「長補正を座標計算に反映する」を追加しました。
■ワーニング設定に「機能コードとアドレス文字の重複をチェックする」を追加しました。
3
株式会社システムアイの許可無く内用の複製、転載、引用することを禁じます。
SYSTEM
SYSTEM-I Technical Documents 2015/11/26
その他修正項目
■NC解析において、後続のアドレス文字を優先するように変更しました。
(ワイヤーの G02/G03 R 指定は対象外)
■未使用軸に対するレジスタリスト表示が MAX=1.0 MIN=-1.0 になる不具合を修正しました。
■旋盤NCの解析に置いて、挿入円弧/面取りの計算が正常に行われない不具合を修正しました。
■自動抽出フォーマットの解析は、機械のプロパティ-置換文字列 の処理後に行うように変更しました。
■工具の傾き角度/傾き方向が正常に切り替わらない不具合を修正しました。
■旋盤NCにおいて、端面C軸を用いた固定サイクルのR点が正常に描画されない不具合を修正しました。
■矩形選択操作において、矩形が表示されない不具合を修正しました。
■G10のワーク座標番号が省略されている場合、モーダルワーク座標系を変更するように修正しました。
4
株式会社システムアイの許可無く内用の複製、転載、引用することを禁じます。
SYSTEM