様 FOLFIRI 療法

様
説明担当薬剤師
FOLFIRI 療法
今日の点滴のスケジュール
*副作用予防で使用するアトロピンは、緑内障、前立腺肥大、腸閉塞がある患者さんは使用出来ないこ
とがありますので、必ず申し出てください。
外観
お薬名
アロキシ
デキサート
アトロピン
1
レボホリナート
2
mg
mg
薬の効果
15 分
吐き気を予防する目的で使いま
す。また、アトロピンは、イリノテカンによ
る発汗や腹痛を予防します。
120 分
(3と同時に点滴)
イリノテカン
3
点滴時間
120 分
(2 と同時に点滴)
成分名:イリノテカン
がん細胞の増殖を抑える薬です。
6~8 分
mg
がん細胞の増殖を抑える薬です。
5-FU
インフューザーポンプ
を使って
46 時間
(自宅にて)
mg
5
5-FU の効果を強める薬です。
成分名:フルオロウラシル
5-FU
4
成分名:レボホリナート
ノボヘパリン
成分名:フルオロウラシル
がん細胞の増殖を抑える薬です。
ヘパリンは、お薬をスムーズに流
す働きをします。
投薬スケジュール
お薬名
1 日目
2 日目
3~14 日目
お休み
お休み
レボホリナート
イリノテカン
症状や経過に合わせてお休
み期間は変わります。左の
表の 14 日間を1回の治療
として繰り返し行います。
5-FU
5-FU
46 時間点滴
点滴当日注意していただきたいこと
・点滴中に異常な痛みを感じたり、点滴部位が腫れてきたり、かゆみやほてりなど不快を感じたら
早めに医療スタッフまで申し出て下さい。(血管外に点滴が漏れている可能性があります。)
・点滴中、気分が悪くなったり、なにか気になる症状があらわれた場合には早め
に医療スタッフまで申し出てください。
消化器 FOLFIRI 療法(H22.10 Ver2)
予想される副作用
食欲不振・嘔気・嘔吐・味覚の変化
お薬投与後から現れることがあります。症状と時期に合わせて、吐き気止めの
お薬が追加で使用できます。辛いときは我慢せずお伝えください。
骨髄抑制
白血球が減少することがあります。白血球が減少すると病原菌に十分に対抗
できず、肺炎などの感染症が起こりやすくなります。日常生活での手洗い、
うがい、マスクなどの感染対策が重要です。
血小板が減少すると出血しやすくなることもあります。体を強く擦ったり、
ケガや転倒などしないように気をつけてください。
赤血球が減少すると貧血になることがあります。
脱毛
個人差はありますが、治療開始後2、3週間ほどで脱毛が始まる可能性があります。
脱毛は一時的なもので、治療が終わる(もしくは髪が抜けにくいお薬に変更する)と
再び生えてきます。元通りになるには数ヶ月かかることがあります。
下痢
投与当日もしくは数日後から下痢が起こることがあります。
重症の場合は下痢止めの薬を使うこともできます。水分補給を心掛けてください。
その他、便秘、色素沈着、手先の荒れ、倦怠感、口内炎などが現れることがあります。
ご自宅で以下のような症状があらわれた場合は必ずご連絡ください。


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
38 度以上の発熱があるとき
1 日の半分以上を寝てすごさなければならないほどのだるさがあるとき
吐き気止めの薬を内服していても、1 日 6 回以上の嘔吐、または水分をとれない
ほどの吐き気があるとき
1 日 7 回以上の下痢があるとき
上記以外でもご自宅で副作用が現れたとき(いつもと違うと感じたとき)には我慢する
ことなく、以下の連絡先にご連絡ください。
公立大学法人 横浜市立大学附属市民総合医療センター
消化器病センター
電話:045(261)5656(代表)
※ご連絡の際は診察券をお手元にご用意ください。
消化器 FOLFIRI 療法(H22.10 Ver2)