2015年 5月11日 国交労連速報No.3154のデータをダウンロード

〈発行〉国公労連
国公労連速報
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2015 年 5 月 11 日《No.3154》
圧倒的多数で「大阪市廃止反対」を勝ち取ろう
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1週間後の住民投票にむけて国公労連・各単組・近畿の仲間が奮闘
~
「大阪市廃止・解体」の是非を市民に問う住民投票が5月17日に実施されるもと、126年にもお
よぶ大阪市の歴史にピリオドをうち、カジノや大型開発を住民無視でねらう橋下市長のたくらみ
に反対し、全国からの支援・激励の輪がひろがっています。
国公労連は、全労連・大阪労連の呼びかけに応え、4月下旬から大阪市内での「統一行動」に
結集し、宣伝カーやハンドマイク宣伝、ビラ配布、電話での対話などで奮闘してきました。
投票日前での最後の日曜日となった5月10日には、宮垣委員長を先頭に、国公労連本部や各単
組本部、近畿の各職場などから多数が参加し、1週間後にせまった住民投票で「反対」票を投じ、
きっぱりと市民の意思を示そうと呼びかけ、終日にわたって奮闘しました。
「戦争する国づくり」阻止へ
「戦争する国づくり」阻止へ 、国政にも影響する住民投票は
、国政にも影響する住民投票は重要
5月10日の行動日には、大阪労連の大会議
室に参加者がぞくぞくと詰めかけました。意
思統一集会では、大阪労連の続(つづき)副
議長(写真右)があいさつし、全国からの支
援に感謝をのべつつ、
「橋下市長は、1億5千
万円の市民の血税を使って、大阪市廃止をバ
ラ色に描くパンフレットをつくり全世帯に配
布している。これに対して、大阪市廃止・解
体に反対して、まさにさまざまな団体が『勝
手連』的に運動をひろげている。大阪では自民党も共産党も、みんな反対している。きょうは、
山下共産党書記局長が自民党の宣伝カーに乗るという、かつてない状況が生まれている。橋下市
長がねらう大阪市廃止・解体は必ずつぶす決意でがんばろう」と力強く訴えました。
全労連の小田川議長(写真左)は、
「安倍内閣
は5月14日にも戦争立法の閣議決定をねらって
いる。大阪市の住民投票の行方は、安倍・橋下
の『改憲タッグ』にも影響する。全国的に支援・
連帯の輪をひろげたい。私もきょう一日、大阪
市内を駆けめぐり全力でたたかう」と決意を込
めてあいさつしました。
大阪労連の菅(かん)事務局長が情勢報告と
行動提起し、
「ここに来て、橋下市長は反対が上回っているとさかんに言っている。しかし、選挙
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最終盤でわざと『敗北宣言』して票をさらっていくのは橋下氏の常套手段だ」とのべ、いろいろ
なマスコミ報道にまどわされず、圧倒的多数で反対を勝ち取る必要があることを強調しました。
その後、参加者は各班に分かれて、宣伝カーやハンド
マイクで元気よく大阪の街に繰り出しました。国公労連
の宮垣委員長はさっそく宣伝カーに乗り込み、繁華街や
商店街などで「反対」を訴えました(写真右)。
また、大阪労連に設置された「電話センター」では、
単組本部や職場から参加した仲間が電話を使って、
「大阪
市廃止・解体」のねらいや住民生活への影響を、行政の
専門家として丁寧に話しかけました。選挙まで1周間と
あって、態度をすでに決めていたり期日前投票を済ませ
た人も多くいましたが、話をしてみると「がんばって
や!」の声ももらい、対話もすすみました。
危険なネライを包み隠して「賛成」を誘導する橋下市長
この間、橋下市長は、たった1回の住民投票で大阪市が廃止されることは隠しつつ、
「大阪都構
想」や「二重行政解消」などを前面に出して、維新の党への政党助成金をふくめて税金を使って
大宣伝を繰りひろげています。今回の住民投票も、
「特別区設置住民投票」などとの名称を使って、
あたかも大阪市が存続するような表現で、「賛成」への投票を市民に誘導しています。
正しい情報を伝え、伝統を持つ大阪市の良さや、府と市でダブルで市民を手厚く守ってきた行
政の優位性を市民に訴えていく必要があります。そのためにも、反対・賛成が拮抗している情勢
の中で、宣伝・対話をどれだけひろげられるかが重要となっています。
橋下市長は、多くの議員や運動員を使って宣伝戦を強化しています。この日も、
「維新の党」の
国会議員が繁華街で「大阪都構想」を声高に訴える姿を目にしました。また、最近になって、一
方的に投票をまくしたてる自動電話を使った勧誘もはじまっています。
こうした動きを圧倒するとりくみが求められています。全労連・大阪労連の「統一行動」は、
今後、5月16・17日に配置され、投票日も宣伝行動を続けることになっています。これに呼応し
て、最後の最後まで、全国から大阪への支援を強めることが求められています。
以
上
◎棄権は危険!次のことを強調して、ぜひ投票に行き、
「反対」と書くように大阪市
在住の親戚・友人・知人に訴えましょう
・投票率にかかわらず、「賛成」が「反対」を1票でも上回れば、2017年4月1日から大
阪市が廃止されます。
・「大阪市がなくなるのはイヤ」という人はもちろん、少しでも「疑問がある」という人
は、投票に行って「反対」と書いて下さい。(「大阪市をよくする会」NO.389より抜粋)
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