杵築市定住促進補助金交付要綱 (目的) 第1条 この要綱は、本市

杵築市定住促進補助金交付要綱
(目的)
第1条
この要綱は、本市において定住促進を図るため、市内において居住用住宅を取得
し定住する者に対し、予算の範囲内において杵築市定住促進補助金(以下「補助金」とい
う。
)を交付することに関し、杵築市補助金等交付規則(平成 17 年杵築市規則第 37 号)に
定めるもののほか、必要な事項を定めるものとする。
(定義)
第2条
この要綱において、次の各号に掲げる用語の定義は、当該各号に定めるところに
よる。
(1)定住
市内において居住用住宅を新築若しくは購入し、住所地として住民基本台帳
に記録され、かつ当該住所地に生活の本拠を置くことをいう。
(2)居住用住宅の取得
新たに自己が居住するために、市内において住宅を新築又は未
使用の住宅若しくは中古住宅を購入することをいう。ただし、土地及び建物の取得価格が
100 万円以上の場合に限る。
(3)転入者
転入の届出日から住宅の取得に係る契約の締結日までの期間又は住宅の取
得に係る契約の締結日から転入日までの期間が1年以内の者で、転入日の前5年以上市内
に住所を有していなかった者をいう。
(4)移住者
前号の転入者のうち、県外からの転入者で、転入日の前5年以上県内に住
所を有していなかった者をいい、転入日が平成27年4月1日以降の者をいう。
(5)小規模集落 杵築市行政区設置条例の一部を改正する条例(平成 20 年杵築市条例第
2号)の施行前の杵築市行政区設置条例(平成 17 年杵築市条例第 11 号)別表に規定する
行政区のうち、市が指定する基準日において 65 歳以上の住民の占める割合が5割以上の行
政区をいう(ただし、指定期間は3年間とする。)
。
(補助対象者)
第3条 補助金の交付対象となる者は、次の各号のすべてに該当する者とする。
(1)取得した居住用住宅の入居から5年以上継続してその住宅に居住する見込みがある
こと。
(2)居住用住宅の取得をした日若しくは居住用住宅の取得に係る契約を締結した日が、
平成26年4月1日から平成32年3月31日までの間であること。
(3)市税等を滞納していないこと。
(4)この要綱による補助金の交付を受けようとする居住用住宅の取得に関し、市が実施
する他の制度による補助又は助成を受けていないこと。
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前項の規定にかかわらず、本市に定住していないことが明らかである場合、その他自
己の住宅の建て替えとみなすもの及び公共事業等による住宅移転の場合など、市長が非助
成対象者と認める者は、補助金の交付対象としないものとする。
(補助金等)
第4条 補助金の交付額は、それぞれ次のとおりとする。
(1)転入者のうち、移住者以外の転入者が居住用住宅の取得をする場合 30 万円。ただ
し、定住先が小規模集落に該当し、居住用住宅を取得した日における年齢が 40 歳未満の場
合又は同一世帯内に義務教育終了前の者がいる場合は、60 万円とする。
(2)転入者のうち、移住者が居住用住宅の取得をする場合 60 万円。ただし、定住先が
小規模集落に該当し、居住用住宅を取得した日における年齢が 40 歳未満の場合又は同一世
帯内に義務教育終了前の者がいる場合は、90 万円とする。
(3)市内に住所を有する者が居住用住宅の取得をする場合 15 万円。ただし、定住先が
小規模集落に該当し、居住用住宅を取得した日における年齢が 40 歳未満の場合又は同一世
帯内に義務教育終了前の者がいる場合は、30 万円とする。
(4)転入者のうち、移住者が第2条第1項第2号の中古住宅を購入するための契約に要
する仲介手数料は、5 万円を限度に補助する。
(5)転入者のうち、移住者が居住用住宅の取得をする場合の家財道具の引越しに係る費
用の3分の2又は 20 万円のいずれか低い方の金額を補助する。この金額に 1,000 円未満の
端数が生じたときは、これを切り捨てるものとする。
(交付申請)
第5条 補助金の交付を受けようとする者(以下「申請者」という。
)のうち、前条に該当
する者は、当該契約の締結日の属する年度の翌年度末までに杵築市定住促進補助金交付申
請書(様式第1号)及び宣誓書(様式第2号)に次に掲げる書類を添えて市長に提出しな
ければならない。ただし、1つの建物につき1人しか申請することができない。
(1)住宅及び土地等の売買契約書又は建築請負契約
(2)建物の登記事項証明書の写し
(3)仲介手数料の領収証の写し(前条第4号に該当する者のみ)
(4)家財道具引越しの領収証の写し(前条第5号に該当する者のみ)
(5)世帯全員の住民票の写し
(6)入居する世帯全員の市税等完納証明書(直近の証明書が他市町村で発行される場合
は、その証明書)
(7)その他市長が必要と認める書類
(交付決定)
第6条
市長は、前条の申請があったときは、その内容を審査し、補助金を交付すること
に決定したときは、杵築市定住促進補助金交付決定通知書(様式第3号)により、申請者
に通知するものとする。
(補助金の請求等)
第7条 前条の規定により補助金交付の決定を受けた者(以下「交付決定者」という。
)は、
杵築市定住促進補助金交付請求書(様式第4号)により、市長に請求するものとする。
(補助金の交付)
第8条
市長は、前条の規定により請求があったときは、速やかに補助金を交付するもの
とする。
(補助金の返還等)
第9条
市長は、申請者が虚偽の申請又は不正行為により補助金を受給した場合には、既
に支給された補助金の全部又は一部の返還を命ずることができる。この場合、申請者に対
し、定住促進補助金返還通知書(様式第5号)により通知するものとする。
(1)補助金の交付を受けた者が、5年以内に第3条第1項第1号に規定する定住要件に
該当しなくなった場合又はその住宅を譲渡した場合。
(2)虚偽の申請、その他不正行為があったとき。
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前項に規定する返還額は、補助金額から補助金の額に入居年数(入居年数に端数の月
数が生じた場合はこれを切り捨てる。)を5で除した数を乗じて得た額を差し引いた額(1
万円未満の端数はこれを切り捨てる。)とする。
(委任)
第 10 条 この要綱に定めるもののほか、補助金の交付に関し必要な事項は、市長が別に定
める。
附 則
この告示は、平成27年4月1日から施行する。