こころ豊かに 梅雨空を吹き飛ばす生徒の全力プレー 三芳町立藤久保中学校 学校通信 第4号 平成27年 6月19日(金)生徒数235名 学校教育目標☆自ら考え進んで行動する生徒 校長 〇健康でたくましい生徒 藤 本 直 己 6 月 10 日(水)~13 日(土)に学校総合体育大会入間東部大会が 2 市 1 町の各会場で行われ ました。3年生にとっては最後の大会。生徒の皆さんは日頃の練習の成果を発揮すべく、 競技・応援に全力を尽くしました。試合結果の勝ち・負けにはそれぞれに成果と課題が考 えられます。取り組みを振り返ってさらに実りある活動を展開してほしいと思います。 今週は本校の「歯の衛生週間」です。キャッチフレーズは《きれいな歯 自分で作る 宝 物》(2-3 畠山結衣さん作)。今週、歯科検診&1年歯科保健学習を行いました。丈夫な歯は 何よりの財産。保護者、地域の皆様も、どうか大切にしていただければと思います。 ところで来年、教科書が変わります。そこで中学校教科書採択に伴う教科書展示会が行 われます。◆会場 三芳町役場7階 ◆期日 6 月 19 日(金)~7 月 6 日(月)◆時間 9 時~ 17 時(昼食休憩あり。27,28 日は 13 時まで)保護者・地域の皆様もぜひご覧ください。 ○生徒の活躍 おめでとうございます 保護者の皆様の応援ありがとうございました ☆★☆通信陸上埼玉県大会(6/15,16 熊谷スポーツ文化公園) ☆★☆ 《砲丸投げ》佐藤孝則君 9m04cm 予選 2 組 21 位 《走り高跳び》茂庭賢治君 1m61cm 予選 2 組 18 位 《400m》茂庭賢治君 57 秒 48 予選 1 組 7 位 《2 年 100m》増田虎雅君 12 秒 54 予選 4 組 5 位 ☆★☆学校総合体育大会入間東部大会(6/10~13 入間東部各会場) ☆★☆陸上県大会会場 ◎男子ソフトテニス 予選リーグ惜敗 個人戦 ベスト 16 持永夏輝君・松尾 瞭君 ペア ◎女子ソフトテニス 予選リーグ惜敗 個人戦 ベスト 16 鈴木千明さん・高村美里さんペア ◎柔道部 90kg 超級 第1位 竹之内将也君→地区大会へ ◎野球部 1回戦惜敗 ◎女子バレー部 1回戦惜敗 ◎女子バスケ部 1回戦惜敗 ◎男子バスケ部 2回戦進出 藤久保中 61-38 三芳東中 藤久保中 37-81 富士見西中 ◎サッカー部 第3位 藤久保中 2-1 花の木中 藤久保中 1-1 大井東中(PK5-4) 藤久保中 0-2 富士見台中 ○ 父の日(6/21)に寄せて・・第 36 回少年の主張全国大会報告書(国立青少年教育振興機構) から、中学校3年生の作品(内閣総理大臣賞受賞)を紹介します。父母への感謝、家族の大 切さ、生きる希望などについて、ご家庭でも話題にしていただけば幸いです。 『子は宝~自分の命より大切なもの』 生まれたばかりの赤ちゃんを抱き、若いお母さんが感動の涙を流す姿をテレビなどで見たことがある と思います。ここにいる私たちも生まれたことをたくさんの人に喜んでもらい、たくさんの愛情に包まれ てきたはずです。ところがいつの間にか親に反抗したり、親の言葉に耳を傾けなくなっていませんか。 私もいつの頃からか父の言葉にイラッとしたり、 「そんなこと言われなくても分かっている。」と思うこ とが増えてきました。しかしそれを言葉にしたことはありません。それには、理由があるからです。 私は今、父と弟と三人で暮らしています。母は、白血病にかかり、去年、四十四歳で天国へ旅立ちま した。しつけに厳しい母でしたが、たくさんの愛情を注いでくれました。私が落ち込んでいる時も楽し くて仕方ない時も、話を聞いてくれました。常に私の隣には母の笑顔があり、今でもその笑顔を思い出 さない日はありません。 日が経つにつれ、入院していた母の病状は悪化していきました。 とうとう自分の力では立つことも、歩くこともできないようになりました。 母は、毎日日記をつけていました。その日記は、薬の副作用の吐き気やだるさ、死ぬことへの不安 などが赤裸々に綴られていました。その中に「きつい。でも子どもたちのために病気に勝たなきゃ。子 どもたちの笑顔が見たい。 」と書かれてあるのを見つけました。読んだ瞬間、涙があふれました。苦し い治療に耐えながら、私たちのことを思って病気と闘っていると思うと胸が締め付けられるようでした。 私が病室を訪ねると、母はやせ細った手で私の手を握ってくれます。細い手から伝わる母のぬくもり を感じながら、あとどのくらい一緒に居られるのかと考えると、急に悲しくなり、母の前で泣いてしま いました。母も私を見て泣きました。私は、泣きながら母の涙を拭いてあげました。すると「由菜の笑 顔が一番の薬だから笑って。 」と言いました。私は泣きながら精一杯笑ってあげました。 それから一週間、何をしても母のことしか考えられませんでした。担任の先生から、すぐ病院に行き なさいと言われた時、今まで感じたことのない嫌な予感がしたことを覚えています。病院へ向かいなが ら涙が止まりませんでした。だんだんと母の体が冷えていくのが分かりました。そして家族に見守られ ながら、息を引き取りました。母の心臓が止まった後も、私はずっと手を握っていました。もっと一緒 にいてあげれば、もっとありがとうを言えば、もっとお母さん大好きだよと伝えれば良かったと心の中 で考えながら。 母のおかげで、今まで以上に人の気持ちを考えられるようになりました。私には十四年間という少な い時間の中でしたが、たくさんの愛情を注いでくれた母がいたので、家族で協力しあいながら、今は 毎日笑顔で過ごせています。母がいなくなった代わりに父が家事をしてくれています。また父も、中学 三年生の娘にどう接していいのかきっと悩んでいると思います。そんな父の姿を見ると、とても文句を 言ったり反抗したりすることはできないのです。父にはとても感謝しています。毎日疲れているのに必 ず夕食を作ってくれます。母のような優しく包み込んでくれる愛情ではないけれど、子どもや家族を守 っていこうという愛情が伝わってきます。これからも母がくれた愛情を忘れずに、父と弟と三人で力を 合わせて母の分まで頑張って生きていきます。 中学生にもなれば、親や周りの大人に反抗したいこともあるでしょう。だけどあなたのその言葉や態 度が愛情を注いでくれた親を悲しませたり、傷つけたりすることに気付いてください。あなたを一番近 くで見守ってくれている、かけがえのない存在なのだから。 母の日記の最後の方に、こんな言葉が残されていました。「子どもは宝で、自分の命 より大切なのだから。 」と。皆さんも親の愛情に気づき、家族を大切にしてください。 ○編集後記○ ♪なかなかやまない雨でした~♪童謡「あめふりくまのこ」の一節です。雨の歌と いえば他にも「雨降りお月さん」「てるてる坊主」など多数あります。梅雨時の鬱陶しい気分を情 緒・情感あふれる歌にし、豊かな気分に変えてしまう人間の知性・感性は素晴らしいですね。今後 とも生徒一人一人の豊かな知性と感性をはぐくんでまいります。学校通信第4号をお届けします。
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