2013年 6月号 水島協同病院 院内感染防止対策委員会 ICT 発行 作成:坂出 マキシマル・バリアプリコーションってなんだ??? 舌かみそうなんですけど・・・ マキシマル・バリアプリコーションとは、中心静脈カテーテル挿入時等に『キャップ・マスク 滅菌ガウン・滅菌手袋・大型滅菌全身用ドレープ』を用いて無菌操作で施行することです。 「血管内に挿入されているカテーテル」や「薬剤ボトルからカテーテルにつながる輸液ライ ン」といった血管内カテーテル関連器具が病原体で汚染されれば、病原体は患者の血管内に 直接入り込んでしまいます。その結果、患者は菌血症などを合併して重篤な状態になります。 中心静脈カテーテル留置後、比較的早い時期の血流感染は挿入時の手技に関連しており、挿 入後しばらくしてからの感染はカテーテル管理に関連しています。このことから中心静脈カ テーテル挿入時はマキシマル・バリアプリコーションにて実施されることが強く推奨されて います。マキシマル・バリアプリコーションは標準予防策(滅菌手袋・小さいドレープ)と比較 すると中心静脈カテーテル関連血流感染の発生率を減少させることが実証されています。 マキシマル・バリアプリコーション (MBP)実施率 5月は3つの病棟で100%の実施 率でした。すごいです!!今年度より 当院の医療の質指標測定結果として 公表します。このまま今年こそはパー フェクトをめざしましょう☆
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