安全帯落下実験報告!! 災防協活動 - 東急建設株式会社 災害防止

災防協活動
災防協支部通信(首都圏建築・渋谷開発支部担当部会)
安全帯落下実験報告!!
衝撃的だったのは、次に屋外の専用施設で行なった安全帯
首都圏建築・渋谷開発支部担当部会では、去る7月28日、
トラップは2年、他の部分は3年とのことですが、実際に7
の実験です。安全帯の耐用年数は、ロープ・ランヤード・ス
吉田部会長(㈱吉田工務店 代表取締役)をはじめに部会員
9社の代表が参加して、茨城県北茨城市にある株式会社常磐
谷沢製作所茨城工場に伺い、同社ご協力の下、参加部会各社
が持ち込んだ現場で使用中のヘルメットや安全帯の実験を行
いました。
最初にヘルメットの製造工程を興味深く見学した後、実験
室で実際に重りをヘルメットに落下させ計測装置で測定した
結果の説明を受け、
耐用年数(ABS製で3年 FRP製で5年)
を過ぎると材質の劣化で衝撃吸収の効果が得られない場合が
て高所から落下させたところ、ランヤードのフックに近い部
分が“ブチッ”という音と共に一瞬で切れ、地面に激突した
のです。一同この安全帯をこのまま使用していた場合の万一
の事態を想像し、ぞっとしたことは言うまでもありません。
からだ
ヘルメットも安全帯も、使い込まれたものは身体の一部の
ようになじんでプロの風格を感じますが、耐用年数を守らな
いのち
ければ、使用していて生命を失うという、悔やんでも悔やみ
切れない結果を招くことを思い知らされ、各参加者は早急な
保護具の点検の必要性を胸に刻んで帰路につきました。
(注:ランヤードの破断状況を分かり易く
するため、写真の一部を加工しています)
安全帯のランヤードが
切れた瞬間
ヘルメット実験(右写真)を
見守る参加者
あることを理解しました。
年間現場で使っていた胴ベルトタイプを砂袋の試験体に着け
災防協活動
「足場の組立て等特別教育」が実施されました
経営者能力向上研修会を開催
災害防止協力会首都圏青年部会は7月31日、渋谷・フォーラ
等特別教育」が実施されました。2015年7月1日施行の労
ム8において経営者能力向上研修会を開催しました。今年はみ
働安全衛生規則の一部改正に伴い、足場の組立て等(解体又
なとみらい労働法務事務所の菊一功所長を講師にお招きし、
「建
は変更)の業務に従事す
設業の社会保険について」をテーマに講義いただきました。
熱心に聴講する受講者
7月27日、渋谷・フォーラム8において「足場の組立て
る者を対象として特別教
育が義務づけられ、対象
者の経験に応じて教育時
間は6時間、ないし3時
今非常に関心を集めるテ
ーマとあって、東急建設本社
からも寺田常務をはじめ社員
の方々も多く出席されました。
間に分かれます。
講義終了後の質疑でも、 関心の高いテーマとあって、東急建
この日は3時間の講習
参加者が日頃から思ってい
が実施され、テキストや
る疑問や悩みなどの具体例
DVD映像を交えながら
を交えながら、活発な意見
の講義に、受講者も熱心
交換が行われ、大変有意義
に耳を傾けました。
8
DVD映像を交えてわかりやすく解説
な研修会となりました。
設社員も多く聴講した
質疑応答では活発な意見交換が行われた