第4回会員勉強会開催報告

埼玉県連合支部便り
第4回会員勉強会開催報告
埼玉連合支部主催の会員勉強会は恒例の行事となり、今回は4回を迎えた。
昨年は母校の理工学部研究院の相澤省一教授による講演「放射性セシウムの計測と群馬大学
工学部との係わり」であった。今回は熊谷支部会員岡安眞也氏38Cによる氏の業績に基づ
く「永久磁石」に付いての講演であった。日常は気付かないが深く関わりのある磁石の非常
に興味ある講演により出席者は深い感銘を受けた。
開催日時:
会
場:
演
題:
講
師:
平成27年1月30日 午後2時〜
さいたま市コミニュニテイセンター10F 第9集会室
「永久磁石・そのマテリアルマジック」
熊谷支部会員 岡安眞也氏 38C
元 日立金属株式会社磁材技師長 日立金属股份有限公司社長
講演に先立ち、金子理事長の工業会の現状、100周年記念事業の状況,工業会顧問・桐生
ガス会長の塚越平人氏による母校正門の寄贈、募金の応募状況などの講話を頂いた。
講演は氏の専門分野である永久磁石についての製造の歴史,航海術の核として重要な要素
であったこと。原理が分からずに工人により作られてきた経緯、物理的な特性、化学成分の
話から歴史的な開発経過・推移、日常に於いて永久磁石が無ければ全ての活動があり得ないこ
と。最近のハイブリット車のモーターなどに使われている実用的な磁石の開発は本多氏のK
S鋼始め歴代の日本人に依り行なわれた。フェライト、アルニコ、サマリウム・コバルトか
らネオジウム系と進み、次世代の開発も進んでいると言う。
永久磁石の生産はその国のGNPにリンクしており中国の伸長は著しく、次いでアメリカ、
インド。日本は概ね微伸の予測であり、4輪自動車の生産が大きく関わっている。
又、氏のアメリカ、台湾などの海外駐在経験談、外地の人との接し方など興味ある話であり、
日常の生活に深く関わりのある永久磁石の実態は知る機会は無いが、改めてそのマジック
を知る大変興味ある講演であった。
聴講者は埼玉各支部の他、東京からの参加もあり27名、大変好評であった。
終了後は講師を囲んだ懇親会を開催。大変盛り上がり、余興のカンツオーネの独唱も加わり
愉しい時を過ごし、次回の勉強会や見学会などのイベントでの再会を約し、散会した。
次回の埼玉県連合支部主催のイベントは3月9日の歴史探訪「平林寺を訪ねる」を予定し
ている。
H27年2月10日
さいたま支部長 白澤章茂37TM 記