D-Show Profile Mix Rack system

D-Show Profile Mix Rack system
プロファイル・ミックスラック・システム
標準価格:オープンプライス 発売時期:2008 年 3 月出荷開始予定
D-Show Profile Mix Rack System は、世界中のコンサート・ツアーやシアター、ホール設備、等で
数多く採用されている VENUE ラインナップの中から小型インターフェースの D-Show Profile(W1150
x D790 x H169 45.4Kg )と最新の Mix Rack エンジンをワンパッケージにした VENUE シリーズ
最小の 48-ch デジタル・ミキシング・コンソール・システムです。
D-Show/Profile
● D-Show/Profile インターフェース
D-Show/Profile は、VENUE システムを発表した 2005 年に欧州と日本
からのリクエストにより開発をスタートし、2006 年末に具現化された
小型インターフェースです。サイズを超えたクオリティは、国内外の
多くのツアーやホールなどでの採用が物語っています。
コンパクトな筐体に 24 本の入力フェーダー(× 4 バンク)と、8 本
のアサイナブル出力フェーダーを装備し、優れた操作性は上位モデル
D-Show / Main & SideCar のそれを継承しました。FOH Rack との組み
合わせでは、96 チャンネルのコンソールとして機能する事も可能です。
上記に加えて、2007 年秋に投入された VENUE システム・ソフトウェ
ア "Version 2.6" から待望の「Bank Safe」機能を装備しました。この機
能により任意の入力フェーダー、例えば、メイン・ボーカルがアサイ
ンされた入力フェーダーと、そのスペアマイクがアサインされた 2 本
の入力フェーダーをフェーダー・バンクに関わらず、コンソールのトッ
プに据え置く事を可能にしました。
● Mix Rack
Mix Rack は、VENUE の優れたミキシング・クオリティをより低価格で
実現出来るように開発された新たな DSP エンジンです。
既存コンソールからの置き換えをも考慮した Mix Rack は、容易にシス
テムが構築できるように従来の Stage Rack と FOH Rack をワンパッケー
ジに仕立て、Profile との組み合わせでは、同製品ラインの中で最もコ
ンパクトなシステムを実現しました。
スタンダードな D-Show® FOH Rack 及び Stage Rack システムの流れを
汲む Mix Rack は、48-ch の秀逸な XLR マイク/ライン入力と、フレキ
シブルなオプション群、抜群の操作性、世界標準の Pro Tools プラグイ
ン・ソフトウェアと Pro Tools|LE 及び Pro Tools|HD とのシームレスな
Mix Rack
統合性、全 VENUE コンソールとの完全互換、一流アーティストによる
ワールド / 日本ツアーで証明されている堅牢な信頼性とサウンド、USB
メモリーを経由するショー ・ ファイルの扱いやすさなど、Digidesign®
VENUE デジタル ・ コンソール ・ システム全ての魅力を有しています。
●コンパクトなシステム・デザイン:コンパクトな価格
Profile & Mix Rack System は、小中規模のライブハウスやシアター、大
小ホール設備、教会、SR & PA レンタル・カンパニーや企業イベント
など世界中の数多くの現場での使用と既発売のインターフェースや各
種オプションとの親和性を念頭に置いて慎重にデザインしました。
フル・コンポーネント型 VENUE システムでは二つに分かれる I/O 部
(Stage Rack:入出力ラック= 10U、約 30Kg) と、プロセッシング部 (FOH
Rack:DSP エンジン部= 10U、33.7Kg) を 11U サイズ(H489 × W482
× D457mm / 46Kg) のラック 1 本に集約しているため、スペースが
重要視される会場にも見事にフィットします。
しかも 11U ラックと Profile インターフェース(コンソール部)のみで
48-ch デジタル・コンソールを構築出来るシンプルなシステムですので、
アナログ・マルチケーブルが敷設されている設備環境などでは、アナ
ログコンソールからの置換えも従来以上に容易に行って頂けます。
つまり、Mix Rack は既存アナログ ・ ケーブルの資産を一切無駄にする
こと無く、世界標準と呼べる Pro Tools プラグインを利用した、従来で
は考えられないライブ・ミックスを行う事が出来るコンソールです。
もちろん、HDx カードと Pro Tools|HD システムを用いた 64-Tr 収録や
FWx カードとノートパソコン & Pro Tools LE を用いた 18-Tr 収録など
も従来のコンソールでは考えられないほど容易に行え、その収録され
た音質はまさにスタジオ・クオリティーと呼べる音質です。また、そ
のデータを元にしたパッケージ・メディアは多く市場に出ています。
● ECx イーサーネット・ポート標準装備
● Mix Rack オプション
●基本入出力
■ AO16:16-ch アナログ XLR 出力カード
■ XO16:8-ch アナログ XLR、4 系統 AES 出力カード
■ AT16:AVIOM A-NET16 用出力カード
■ HDx:Pro Tools HD 用カード(64-Tr 入出力・digilink 端子 )
■ FWx:Pro Tools LE 用カード(18-Tr 入出力・IEEE1394 端子)
Mix Rack には VENUE システムで好評の内蔵 ECx Ethernet ポートも標
準装備しています。このポート (CAT-5) とワイヤレス LAN 設備を利用
する事により無線 Ethernet 機器 (Windows XP もしくは Vista 搭載パソ
コン、または Mac OS X 搭載の Macintosh など ) を利用して、VENUE
コンソール及び D-Show software の全機能を完全に外部パソコン ( タ
ブレット PC など ) からリモート ・ コントロールする事が可能です。
Mix Rack の基本入出力には以下のものが用意されています。
■ トータルリコール対応の 48-ch アナログ XLR マイク / ライン入力
■ 16 アナログ XLR ライン出力 (32 出力へ拡張可能、但し内部バスは 27 バス )
■ 8 アナログ TRS ライン入力 ( 入力またはインサート Return として使用可能 )
■ 8 アナログ TRS ライン出力 ( 出力またはインサート Send として使用可能 )
■ 2 トラックアナログ&デジタル (AES または S/PDIF) 入力/出力
■ MIDI I/O (外部 MIDI 機器の操作用)
■ Word Clock I/O
■ Com/Aux 入力 (XLR:TB マイク入力用 )
● VENUE コンソール及びショー ・ ファイルのフル互換
Mix Rack は D-Show®/Main、D-Show /Sidecar、D-Show Profile™ それ
ぞれのインターフェース(コンソール部)と完全互換であり、既に複
数システムの VENUE をお持ちのユーザー様にも多くのメリットをもた
らすようにデザインしました。
ホール・ツアーやアリーナ・ツアー、48 回線を超える大規模 SR 現場
では、今までお持ちの VENUE システムや Profile システムを従来どお
り御利用頂き、48 回線までのライブハウス・ツアーの FOH や、ステー
ジ両袖の狭い環境でのモニター卓としては Mix Rack を利用して頂く事
で、狭いスペースでもプラグイン・エフェクトや Pro Tools まで含めた
VENUE システム最大の特徴を従来同様に御利用頂けます。
つまり、Mix Rack の登場により、今まで以上に規模に応じた柔軟なシ
ステム変更と構築が可能になり、その恩恵は VENUE システムをお持ち
のユーザー様にも及びます。既存ユーザー様の為にも全てを無駄にし
ない!これが VENUE システムです。
● D-Show 2.7 Software を同梱
Mix Rack に付属する新しい D-Show 2.7 software は、Mix Rack への対
応を行うだけでなく、モニター ・ エンジニア様向けのワークフローの
向上や、システム ・ ロック機能、VCA ビジュアル ・ フィードバックの
向上などを、新たに搭載しました。これらの優れたバージョンアップは、
Mix Rack のみならず全 VENUE ユーザー様に御享受頂けます。
Mix Rack は、他の VENUE システム同様に比類ない自由度を提供してお
り、DSP エンジンカードの拡張 ( 基本仕様:2 枚、増設時:3 枚 )、I/O
のカスタマイズ(デジタル出力や AVIOM カードの増設)、またバーチャ
ル ・ サウンドチェック機能やマルチトラック・レコーディング用に Pro
Tools|HD システムをダイレクト統合する HDx カードまたは Pro Tools
LE 用の FWx カードの搭載が可能です。
● Mix Rack Specifications
XLR マイク入力 XLR アナログ出力
TRS 入力
TRS 出力
アナログ 2-track デジタル 2-Track
48 × リコール対応マイクプリアンプ
16 Output(32-Output 迄拡張可能
8×TRS line inputs
8×TRS line outputs
1×TRS 入出力
1×AES/EBU 入出力
モニター出力
TalkBack 用入力
MIDI 入出力
ワードクロック入力
ワードクロック出力
内部プロセッシング
内部サンプルレート
プロセッシングディレイ
THD+N
周波数特性
クロストーク
EIN 寸法 重量 稼働電圧
消費電力
1×TRS(Left&Right)
1× XLR/TRS(Combo)
1× input
1×output
1×BNC
1×BNC
48bit 固定小数点
内部ダイナミックレンジ:288dB
48KHz
2.3ms
0.003%(20Hz 〜 20KHz)
20Hz 〜 20KHz(+0.2/-0.2dB)
100dB @ 1KHz
126dBu(MaxGain、@ 150 Ω )
H489×W482×D457mm
45.4Kg
100V 〜 240V
360W
★ D-Show Profile Mix Rack System は、D-Show Profile と Mix Rack のパッケージです。
★ Mix Rack 単体のみの発売は 2008 年 4 月以降を予定しています。
★その他、詳しいお問い合わせに関しましてはお手数ですが以下までご連絡下さい。
Mix Rack 背面(標準仕様 +FWx 装填状態)
VENUE の基本 OS である D-Show software は VENUE 製品向けに専用
設計されており、非常に簡単な操作性と TDM プラグイン・プロセッシ
ング、日本及び世界中の大規模ツアーで証明された信頼性、比類ない
クリエイティブ ・ パワーを提供します。
前述の通り、Windows XP (VISTA) 上で動作する D-Show スタンドアロー
ンソフトは弊社 Web から自由にダウンロード可能です( Mac OS X を
御使用の方はブートキャンプなどを御利用下さい)。
● Venue Pack & Venue Pack Pro(プラグイン・ソフト)
Mix Rack は基本仕様で二枚の DSP エンジンを内包しており、基本仕様
の状態でも主な Venue Pack プラグイン・ソフトウェアが付属し、DSP
パワーの許す限り自由にアサインし使用頂く事が出来ます。
さらに増設用の DSP エンジンカードには、VENUE の魅力を最大限に生
かすことが出来る Venue Pack Pro Ver3.0 プラグイン・ソフトウェア・
パッケージをバンドルしています。
Venue Pack Pro には、ヴィンテージ機材の代表格「Fairchild660」ダイ
ナミクスや、アンプシュミレーター「 Digidesign Eleven*」、緑色のフ
ロント・パネルで有名な「 JOEMEEK® Bundle」、オルガンには欠かせな
い「 Voce® Bundle」、デジタル・ディレイの定番「 Line 6 Echo Farm 」
など世界中のスタジオで賞賛された素晴らしいクオリティの Pro Tools
プラグイン・ソフトウェアがパッケージされています。
もちろん、スタジオ標準の「Waves」プラグインなどを追加導入頂けば、
既存コンソールでは出来なかったミックスも可能になります。
〒 107-0052 東京都港区赤坂 2-11-7 ATT ビル新館 4F
アビッドテクノロジー株式会社
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