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0歳からの生活情報コーナー
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オリジナル竹細工
松本 浩介 さん(三迫在住)
松本さんに竹細工を始めたきっかけを尋ねると、「海田町は竹の多い場
所でしたので、竹を使って何かできないかと思っていました。父親からもらっ
たランの盆栽が大きくなり、株分けをしようとした約 8 年前に竹で作る鉢
を思いつきました。60 歳の手習いでオリジナル竹細工に取り組み、試行錯誤で丸型
から現在の六角形の鉢を作り上げました」とニッコリ。
松本さんが育てるランは樹木寄生ランで、珍しい種類の長生ラン、富貴ランです。
株が大きくなるため、成長に合わせて 4 年に1回作り直します。
ランの鉢は釘を1本も使わず、丹精込めた手作りです。
そのため、一つ仕上げるのに一週間もかかります。
竹を 1 年乾かして鉢の部品材料に切り分けま
す。中には、竹が乾ききらず黒くなり、
失敗することもあるそうです。ご自宅
に作られた素敵な工房で竹細工
作りに励んでおられました。
次の時代へ伝えたい古布
北山みよし さん(新町在住)
「家族の帰りを待つ主婦として、片手間にパッチワークを始めました。刺し子や
古布を使った小物作りは時間を選ばない針仕事なので、私を無心にさせてくれま
した。人を暖かく包んでくれた古布をほどいてみると、その方々の日常が浮かび、
語りかけてくる気がします。これが、飽きることなく 25 年間も続けられる理由かし
ら? 小物作りは色の重ね具合を大切にして、風合いを出すよう心がけているんで
すよ」と話す北山さん。
抱き人形、うさぎ、手まり、飾りなど、古布が新
しい命を得て私たちにほほ笑みかけてきます。顔の
表情は筆を巧みに扱う北山さんオリジナル。現在は、
仲間たちと一緒に針仕事を楽しんでおられます。
みなさんも古布を使って遊んでみませんか。
あなたの生きがいは何ですか
音楽の町 海田で…
ローラン・ブリュネ さん
ブリュネ・富永やよい さん(幸町在住)
お二人の出逢いは、フランスの国立音楽院でともに講師をしていた時でした。
結婚後、海田町へ住み 5 年経つそうです。海や山が近く、自然に囲まれて住み
やすい町だと感動されていました。
町内でギター教室を開いておられるローランさんは、コマーシャル曲や広島テレビで
放映された「人形作家 辻村寿三郎」のテーマ曲を作曲されるほどのギタリストでもあります。
やよいさんは、ピアノ教室を開いておられます。子どもたちにとって何よりも
大切なことは、家族と一緒に美しいものを見たり、聴いたり、おいしいものを
食べたりすることだと考えて指導にあたっておられます。
音楽のすばらしさを伝え、楽しめる人生をこれからも歩みたい
と話されるお二人。とっても笑顔が素敵なご夫婦です。
11 2010年(平成22年)11月号
トランペットで恩返し
海田中学校OB・OG吹奏楽団代表
黒田 礼二 さん(広島市在住)
トランペットに出会ったのは、小学生のとき。
運動会でパレードする、トランペット鼓隊のかっこよさにあこがれて
入隊することに。毎回楽器を吹くことが楽しくてしょうがなかったです。
中学に入学したら吹奏楽部、と決めていました。
当時、各学年 11クラスというマンモス学校で部員数も60 人以上いました。夏のコンクールに向けて、
夏休みも毎日練習。顧問の沼先生の厳しい指導のおかげで、学校初の中国大会出場という快挙をな
しとげました。そんな経験が尾を引き、社会人になってもトランペットが吹きたくて、吹きたくて。
一般吹奏楽団に入団し、当時の先輩や後輩、そして恩師の沼先生に再会しました。そのうち、中
学校にも顔を出すようになり、これは何か恩返しをしなくてはと思い、
「海田中学校OB・OG吹奏楽団」
を立ち上げました。現役中学生の指導と、保護者の負担軽減にお役立ちできるような活動を心がけて
います。手伝いばかりではなく、自分たちでの演奏活動もやろうと思っています。懐かしい音楽室や校
舎で、当時を思い出しながら演奏できる今がとても幸せです。
卒業生で興味のある方は、
ぜひお気軽にご連絡ください。私のように、学生時代の経験者で「ま
た吹きたいなぁ∼」と思っている方も結構いると思います。勇気を出してどこかの楽団に入る
とか、レッスンを受けるとか……。思い立った日が吉日ですよ!
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