吉野議員の「市政執行方針について」のご質問からお答えいた し

平成27年第2回伊達市議会定例会一般質問答弁書
【議員氏名】
吉 野 英 雄 (質問順位 6番)
【質問項目】
1 市政執行方針について
2 平和をめぐる施策について
(1) 安全保障関連法案に関する市長の基本的認識について
(2) 伊達市出身の自衛隊員数について
(3) 開基150年を見据えたわかりやすい市史の検討について
(4) 平和教育の充実について
3 地方版総合戦略策定について
4 プレミアム付き商品券について
吉野議員の「市政執行方針について」のご質問からお答えいた
します。
これから急速に進む少子高齢化社会においては、限られた財源
の中で市民が安心して暮らせる環境づくりが重要であると考えてお
ります。
そのためには、生きがいづくりのためのコミュニティの形成、
本市の基幹産業であります農漁業の振興は最重要課題と考えており
ます。
また、市民の健康寿命を延ばすための施策も重要となることか
ら、第7次総合計画の策定と合わせ、具体的な事業を検討して参り
ます。
これらの施策を進めるために、市民の皆さまのご意見を聞きな
がら計画の策定を行い、持続可能な社会を築いて参りたいと考えて
おります。
次に「平和をめぐる施策について」のうち、「安全保障に関す
る基本的な認識について」でありますが、集団的自衛権行使など、
防衛や安全保障に関わるものは、国の専権事項であり、地方公共団
体の首長が意見を述べる立場ではないと考えておりますが、我が国
の安全保障に関わる重要な問題でありますので、国政の場で十分な
議論がなされるべきと考えております。
次に「伊達市出身の自衛隊員数」につきましては、本市におけ
るここ数年の自衛隊入隊壮行会の状況では、毎年3名程度の入隊者
がおりますが、自衛隊は出身地別隊員数を発表しておりませんので、
本市出身者の隊員数は把握しておりません。
次に「わかりやすい市史の検討」につきましては、現在はまだ
構想の段階であり、時期につきましても明確にはできませんが、小
学生にも興味を持ってもらえるような、「わかりやすく読みやすい
伊達の歴史本」を考えております。
次に「平和教育の充実について」につきましては、伊達市内の
小・中学校におきましては、児童生徒の発達段階に配慮して年間指
導計画を立て、各教科、道徳、総合的な学習の時間及び特別活動等
の全教育活動を通して平和に関する教育を実施しているところであ
ります。
具体的には、小学校の国語では「ちいちゃんのかげおくり」や
「一つの花」という題材で、戦争がもたらす悲劇や憤りを感じとり、
そこから強く立ち上がって前向きに生きていく姿を学んでおり、中
学校の英語では「A Red Ribbon」という題材で、原爆
投下後の広島で被ばくした少女が、やがて息を引き取っていく話を
学んでおります。
また、小・中学校の社会科では、戦争という事実を学ぶことによ
り、平和を強く願う日本人として、世界の人々と共に平和に生きて
いくことが大切であるという考えのもとに学習し、小学校3・4年
生向けの社会科郷土副読本「だて」では「戦争のころのくらし」と
して、伊達が受けた空襲の内容などを4年生が学んでおります。
このように戦争当時の実情などを学び、戦争の悲惨さや平和につ
いて子どもたち自身が考えることは、児童生徒の成長において、思
いやりの心をもち、平和な社会の実現をめざすことにつながるもの
と考えております。
次に「地方版総合戦略策定について」でありますが、有識者会議
の役割と位置付けにつきましては、各専門分野や幅広い視点からご
意見をいただき、庁内組織であります総合戦略 策定推進本部と連
携しながら地方版総合戦略の策定に関与していただくものでありま
す。
また、総合戦略と市の総合計画との関連性についてでありますが
総合計画におきましては、毎年ローリングによる今後3年間の実施
計画を策定し事業を実施しておりますが、総合戦略はその先を見据
えた5年間の計画となっておりますことから、実施計画よりは中期
的な計画となっており、第7次総合計画をも見据えた戦略となるも
のと認識しております。
なお、議会との係わりについてでありますが、総合戦略の素案
が出来た段階で議員の皆さまへ説明をし、ご意見をいただきたいと
考えております。
次に、「プレミアム付き商品券について」でありますが、商品
券の取扱店は、事業主体である伊達商工会議所が本年4月に募集し
たところ、237店舗から応募があり、既に募集は終了しておりま
すが、更に申込みがあった場合にも随時対応することとしておりま
す。
また、商品券の利用状況などの分析につきましては、国から本
事業に係るアンケート調査等による消費喚起効果測定の方法が示さ
れておりますので、これに基づき、直接的な消費喚起額や新たに誘
発した消費額の推定等の分析を行って参ります。