うんどうかいだよりNO.11 2015.10.8 頌 栄 幼 稚 園 <運動会のねらい> 運動会を通して育てていきたいところや、経験して欲しいこ と・思いを、夏休みに職員みんなで考えました。 年長:一人ひとりが力を出し合って、幼稚園のリーダーとなり、 運動会をつくっていく。 年中:色々な友だちの思いや考えに共感し、友だち同士で助け合 い、みんなで一緒に運動会を楽しむ。 体育館から園庭へ、道具のお片付け。 年少:初めての運動会を、友だちと一緒に楽しむ。 「こうしたら持ちやすい」なるほど。 上靴はどこにあるでしょう? <年中組エピソード1> <年中親子競技: 「たことり」ってなあに?> たことり(しっぽとり)をして遊んでいた時、しっぽ カラ―しっぽをたくさんつけていた友だち を取られて椅子に戻っていたA児と、しっぽを取られず のアイデアを、みんなで遊びました。 に残っていたB児。残っていた人数が多かったのでクラ 「タコなんだよ」 「フラダンス~」 「私もタコみ スでは勝ちました。その時の会話です。 たい」 「おすもうさん」色々なものに変身。 A児「僕ね、(しっぽ)取られて嫌だった~」 これでしっぽ取りが出来ると遊んでみまし B児「でも勝ったよ」 た。 A児「うん。だって僕応援してたんだよ」 そして・・・しっぽとり→タコのあしとり→タ 担任「そうだったの?」 コあしとり→「たことり」となりました。プロ B児「だから勝てたのかなあ」 グラムの名前もみんなで考えています。お楽し 素敵な気持ちですね。 みに。 取られた人も自分が取られたら終わりではなく、友だ 小 さ い お 友 だ ち ( 未就 園 児 競技)のプレゼント作り。 ちのことを思っていたのですね。嬉しい会話でした。 <年中組エピソード2> かけっこで、ゴールの近くまで競り合い、最後は抜かれてしま ったC児。審判は「Dくんの勝ち」とよく見ていました。 C児「僕だよ」 審判「違うよ。Dくんだったよ」 見ていた子たちも「Dくんだよ。最後に抜いたよ」と伝えていま 「こっちの色かわいいから好きかも」 「喜んでくれるかなあ」 「シャカシャカ 音が聞こえる」 「カランカランって聞こ える」素敵なプレゼントがもうすぐ完 成です。 した。 (教師たちもD児と見ていました) 「僕だ」 「違う」の繰り返し。しばらくすると「わかった」とC児 は友だちと席に帰りました。納得できたのかなと思いC児に声を かけると「大丈夫。またがんばる」と心はもう、前を向いていま した。この気持が生きる力につながると信じています。
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