非破壊計測技術 食 研究テーマ 研究テーマ ●近赤外分光法による 近赤外分光法による食 による食の品質・ 品質・危害の 危害の迅速測定 農学部・ 農学部・生物環境学科・ 生物環境学科・環境システム 環境システム学講座 システム学講座 教授 河野 澄夫 研究の 研究の背景および 背景および目的 および目的 近赤外分光法は食品等の化学成分を迅速或いは非破壊的に測定できる能力を有することから、農業・ 食品工業を始め、医療、医薬品、化粧品、石油製品の各分野で応用研究が進められています。農業・ 食品分野では、これまで、果実の非破壊糖度測定、サトウキビの格付評価、穀類成分の非破壊迅速測 定、食肉（挽肉）の脂肪酸組成の迅速測定、醤油の工程管理など多くの研究が行われ、そのいくつか は実用化されています。また現在では、食品の安全に関連する応用研究も行われています。 ■おもな研究内容 おもな研究内容 事例：近赤外分光法による生乳細菌汚染の迅速測定 低温流通 酪農家 加工工場 サンプリング サンプリング NIR TBC [ log (CFU)/ mL ] 7.5 近赤外スペクトル 近赤外スペクトル 1.8 1.6 lo g (1 /T ) 1.4 1.2 1.0 0.8 6.5 生乳一般生菌数 5.5 4.5 3.5 2.5 1.5 0.6 スペクトル測定 スペクトル測定 0.4 700 800 900 Wavelength (nm) （近赤外分光装置） 1000 1100 1.5 2.5 3.5 4.5 5.5 6.5 7.5 actual TBC [ log(CFU)/ mL ] 生乳を入れた試験管を近赤外分光装置にセットし、光を通してそのスペクトラルを測定するだけで、 生乳内の一般生菌数を算出できる 期待される 期待される効果 される効果・ 効果・応用分野 近赤外分光法は、残留農薬の測定、生乳中の一般生菌数の迅速測定、マンゴ果実中のミバエ幼虫の測 定等が可能であるため、通常の品質評価に加え、危害の計測に威力を発揮します。また例えば、サツ マイモの非破壊糖度測定、細裂試料を用いたサトウキビの迅速品質評価、焼酎製造の工程管理、一次 加工野菜の細菌汚染の迅速検査、メタン発酵残渣有効成分の迅速測定などへの応用が期待できます。 最近では、手の平に照射してヒトの血糖値を測定する、医療への応用も可能になりつつあります。 ■共同研究・ 共同研究・特許など 特許などアピールポイント などアピールポイント ●近赤外分光法に関する研修生の受入、同法の応用 に関する共同研究を積極的に行います。遠慮なくご 相談ください。 ●特許関係：特開2010-29399,特許第4131744, 特開2007－263883, 特開2006-092087, 特許 第4054854など コーディネーターから コーディネーターから一言 から一言 食品の 食品の品質管理や 品質管理や危害要因の 危害要因の測定に 測定に有効な 有効な近赤 外分光法の 外分光法の専門家。 専門家。例示に 例示に限らず様 らず様々な食品の 食品の 品質評価や 品質評価や工程管理への 工程管理への応用 への応用など 応用など共同研究 など共同研究が 共同研究が可 能です。 です。安納芋の 安納芋の糖度測定に 糖度測定に関する産官学 する産官学プロ 産官学プロ ジェクトも ジェクトも進行中。 進行中。気軽にご 気軽にご相談 にご相談ください 相談ください。 ください。 研究分野 近赤外分光法、非破壊計測 キーワード 非破測定、迅速測定、非破壊糖度選別機、品質評価、安全性確保、危害の計測
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