【資料2】 学生向け県内インターンシップ推進事業業務委託 企画提案書作成要領 この企画提案書作成要領は、秋田県(以下「県」という。)が実施する「学生向け県内イン ターンシップ推進事業業務委託」(以下「本業務」という。)に係る委託候補者を選定する企 画提案競技の実施に当たり、企画提案競技に参加する者が企画提案書を作成する上で必要な 事項を定めるものである。 1 事業の目的 県外に進学した大学生が秋田県内でインターンシップを行う場合、多くは個別に企業に連 絡・交渉しなければならず、秋田での就職を考えている学生が県内でインターンシップを行 うことは難しい状況にある。そのため、秋田への回帰を意識した学生が、インターンシップ を通して秋田の魅力を更に深掘りし、秋田に愛着を持つことで、秋田への就職に結びつくよ う、県外の大学生が県内企業でのインターンシップを行うための受入企業の開拓やマッチン グを行うものである。 2 業務の委託期間 契約締結の日から平成29年2月28日(火)まで 3 委託業務の内容 (1)インターンシップ受入企業の開拓 県外在住の学生を対象としたインターンシップを受け入れる企業を開拓すること。 ア 本インターンシップ制度の周知を図り、20社以上の受入企業をインターンシップ の開始前に確保すること。 イ 受入企業は、秋田県内に事業所を有するもので、県内で5日間程度のインターンシ ップ実習を1回以上実施し、各回1~3人程度の参加者を受け入れることができる企 業等とする。 ウ インターンシップ実施に係る費用は1社5万円を限度として受入企業に支払うこと ができることとする。 エ 働きかけを行う企業は提案によるものとするが、奨学金返還助成制度で県が認定す る特定業種(航空機、自動車、情報、医療福祉、新エネルギー)の5分野からそれぞ れ1社以上選定し、かつ「秋田県就活情報サイト」 (http://www.furusato-teiju.jp/koc chake/)に掲載されている企業一覧の中から10社以上選定するほか、学生の希望・ 興味関心、所在地や業種のバランスを考慮し、学生に幅広い受け入れ先を提示するこ とができるようにすること。 -1- (2)県内インターンシップの支援 県内インターンシップ実施のため、実習内容等の標準的な受入プログラムの作成、参 加者の募集、日程等の調整、実習中・終了後のフォローアップを行うこと。 ア 標準的なインターンシップ受入プログラムを作成し、個別企業の特性を踏まえプロ グラムの調整を行うこと。受入プログラムは、受入企業での業務体験等を通じ、秋田 で働き生活することについて具体的に意識することができる内容とし、5日間程度の の十分な期間とすること。 イ インターンシップの対象者は、県外大学(短期大学及び専修学校を含む。)へ進学 した県内出身の1~3年生とし、県と共同で参加者を募集すること。 ウ インターンシップの実施時期は平成28年7月から平成29年1月末までとし、こ の期間中に学生を受け入れ、全ての実習を完了すること。 エ 参加者からは参加費を徴収しない。ただし、居住地から秋田までの旅費、実習地に 通うための交通費、食費その他実習への参加に伴う費用は参加者自身の負担とする。 オ 参加者に対して賃金・報酬等の業務の対価は支払うことはできない。 カ インターンシップ実習中は、その実施状況を把握し、適切なフォローアップを行う こと。また、実習後は、参加者に対しヒアリング等を行うとともに受入企業から適切 に実施報告を受け、実習の成果等をとりまとめること。 (3)その他、独自企画提案 上記(1)及び(2)の実施のほか、委託業務の目的に照らして必要とされる取組を 独自企画提案により実施すること。 4 留意事項 (1)本業務の基本方針について 本企画提案においては、県外に進学した大学生向けにインターンシップの機会を提供 することに関する基本的な考え、インターンシップ受入企業開拓やインターンシップ実 習の内容等の企画立案に当たっての基本方針(県外に進学した大学生に秋田で働き生活 することについて具体的に意識してもらうにはどのようなインターンシップ制度が有効 であると考えるか、受入企業開拓の働きかけ先の例示及びその選定基準・理由、標準的 なインターンシップ受入プログラムの骨子、受入企業との協議に当たっての指針等)を 示すこと。 (2)業務の全体的な流れや実施方法等について 受入企業の開拓から対象者への周知、参加者の募集、参加受付、受入企業及び学生と の連絡調整、実習中・実習後のフォローアップまでの一連の流れやそれぞれの実施方法 について、企画提案において適切に設定し、具体的に提案すること。 (3)業務のスケジュールについて 受入企業の開拓からインターンシップ実習完了までの業務全体のスケジュール案を示 -2- すこと。特に、インターンシップ実習の実施時期については学生の参加しやすさや受入 企業の実情に配慮し、設定理由も示すこと。 (4)危機管理について 事故等が発生した場合に対処するため、参加者を必要に応じ保険に加入させること。 (5)業務の実施体制について 本業務全体を統括する担当者をはじめ、事業実施に係る人員体制を示すこと。また、 共同企業体(JV)にあっては、構成員ごとに業務分担及び経理を明確に区分して示す こと。 (6)事業実施に係る効果測定について 企画提案に当たっては、本業務の実施効果の測定方法及び予測される事業効果を示す こと。また、事業実施後は事業効果について実績報告において示すこと。 (7)委託事業の対象経費について 地方創生加速化交付金の対象とならない経費は、委託事業の対象とならない。 5 報告 委託業務が完了したときは、遅滞なく県に対して委託業務完了届、実績報告書、収支精算 書、支出に係る領収証等の証拠書類一式、その他県が指示する資料等を提出すること。 6 概算払 受託者は、県との協議により定めた金額の範囲内において、委託料の概算払を請求するこ とができる。 県は、受託者から概算払の請求を受けたときは、その支払をするものとする。 7 その他 本要領及びそれに従い作成された企画提案書並びに契約締結時に作成する仕様書に記載の ない事項で、かつ、業務遂行上必要となる事項については、その都度、県と事前協議を行い、 調整を図るものとする。 -3-
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