「麻しんの予防接種を受けましょう」(2016年3月17日発行)(pdf

群馬県感染症情報 -トピックス-
(2016年, 号外)
発行:平成28年3月17日
麻しんの予防接種を受けましょう
◆ 麻しんの流行状況
予防接種を
受けよう!
群馬県内で、2月に麻しんの届出(海外感染例)がありました。
麻しんは、2007年から2008年にかけて、免疫が低い人を中心
に全国的に流行しましたが、予防接種対象者の拡大等により、現在
その数は激減しています。
予防のためには、2回の予防接種が有効です。麻しんの予防接種
を受けましょう。
なお、日本は2015年3月に、WHOにより麻しんの排除状態で
あることが認定されましたが、今回のように海外で感染して帰国す
る例も見受けられます。海外へ渡航する際には、感染予防を心がけ
ましょう。
群馬県のマスコット
「ぐんまちゃん」
麻しん患者報告数 (群馬県)
100
86
80
60
40
12
20
5
3
0
0
3
0
1
2010
2011
2012
2013
2014
2015
2016
0
2008
2009
◆ どんな病気?
麻しんは、麻しんウイルスによって引き起こされる感染症です。感染力が極めて強く、
空気感染で容易に広まります。
感染すると潜伏期(10~12日間)の後、38℃台の発熱や咳、鼻水といった風邪の
ような症状が現れます。2~3日熱が続いた後、39℃以上の高熱と発しんが現れます。
肺炎や脳炎などを合併することもあります。
◆ 予防方法は?
麻しんの予防接種を受けましょう。
定期接種対象者(1歳児、小学校入学前1年間の幼児)は、麻しん・風しん混合ワクチ
ン(MRワクチン)の予防接種を受けましょう。小学校入学前の1年間(第2期)の方々
の接種期間が、残り1か月を切りました。かかりつけの医師や、市町村の予防接種担当課
にご相談ください。
また、予防接種を2回受けていない方、麻しんにかかったことがない方、どちらも不明
の方は、予防接種についてご検討ください。
◆ 麻しんについての詳細情報: http://www.nih.go.jp/niid/ja/diseases/ma/measles.html (国立感染症研究所)
*この情報に関するお問い合わせ先:群馬県感染制御センター(群馬県衛生環境研究所)
TEL: 027-232-4881
E-mail:[email protected]