渋谷区実施計画2016(PDF 5902KB)

渋谷区
は
じ
め
に
このたび、渋谷区は、安全安心で魅力と活力にあふれた国際文化都市として発展す
ることを目指し、「渋谷区実施計画2016」を策定しました。
渋谷区実施計画は、基本構想の理念に基づいて、区の喫緊の課題に対応する施策に
つき、3年間の重点計画を明らかにするものです。
現在、平成8年3月に策定された渋谷区基本構想の改定及び渋谷区長期基本計画の
策定について、区民と有識者からなる「渋谷区基本構想等審議会」に諮問し、渋谷区
の将来像をめぐって、活発な審議が行われているところです。
本来であれば、実施計画は新たな基本構想・長期基本計画に基づき策定されるべき
ものです。
しかしながら、
「渋谷区実施計画2013」が計画期間の最終年度を迎えており、対
応すべき課題が山積している中、区政には瞬時の停滞も許されない状況です。新たな
基本構想・長期基本計画策定までの間においても具体的方針が必要であるため、現基
本構想に基づき、本計画を策定いたしました。
当面の間、本計画に基づき区政運営を進め、新たな基本構想及び長期基本計画策定
後、速やかに計画の修正を進め、
「渋谷区実施計画2017」として、あらためて3か
年の計画をお示ししたいと思います。
本計画には、まず、今まで区が重点的に実施してきた施策をさらに推進するため、
待機児対策や災害対策等において、新規または施策の拡充を盛り込みました。
また、性別、人種、年齢や障害の有無等に関係なく全ての人がその個性と能力を発
揮でき、いきいきと生きることができるよう、区が目指す多様性を尊重する社会づく
りを推進していくため、障害者スポーツの振興や多様性社会の啓発に取り組みます。
さらに、現在進行中の渋谷駅周辺の再開発や、2020年のオリンピック・パラリ
ンピック、さらにその先まで見据え、まちの基盤整備や憩いの空間の創出に加えて、
渋谷区の魅力発信やコミュニティの活性化施策を充実していきます。
私は、何よりも区民の皆様がいきいきと安全安心に住み続けられることを基本に、
誰にとっても魅力溢れるまちの実現を進めていきたいと考えています。
本計画について、区議会、区民各位ならびに関係機関の皆様にご理解をいただくと
ともに、今後とも引き続き、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
平成28年2月
渋谷区長
-1-
長谷部
健
目
はじめに
目
次
次
.................................................................................................................................................
1
...................................................................................................................................................
2
実施計画の策定にあたって
実施計画2016体系図
.............................................................................................................
7
..................................................................................................................
8
安心してすこやかに暮らせるまち
子育て支援
1
保育・子育て支援環境の整備
保育施設の整備
~仕事と子育ての両立のために~
~待機児解消に向け、
様々な手法を活用した保育施設の整備~
.....
12
..............................................................
14
.......................................................................
15
まちぐるみでの子育て環境づくり
多様な子育てサービスの充実
子どもの生活向上のための居場所づくり
子育てを楽しめる環境づくり
...............................................
17
.......................................................................
18
健康づくり・スポーツ振興
1
元気ですこやかな生活
~健康日本一~
健康日本一健康づくり事業
.....................................................
19
....................................................
20
青少年スポーツ振興
..........................................................................................
21
障害者スポーツ振興
..........................................................................................
22
~ライフステージに応じた健康づくり~
骨髄移植ドナーを取り巻く環境の改善
2
スポーツの振興
高齢者福祉
1
介護予防・自立支援サービスの充実
-2-
高齢者健康づくり事業、介護予防事業の充実
......................................
23
...............................................
24
.........................................................
25
.......................................................................
25
介護予防・日常生活支援総合事業の構築
2
高齢者を地域で支える体制づくりの推進
地域包括支援センターの機能の充実
認知症高齢者等の支援の充実
地域における生活支援等サービスの提供体制の構築
3
........................
26
.........................................................
27
高齢者が安心して暮らせる施設の整備
特別養護老人ホーム等の整備と誘致
高齢者住宅等の整備~多様な住まい方の支援~
.................................
27
.......................................................................
28
..............................................................
29
障害者福祉
1
自立した生活の支援
障害者等の住まいの場の充実
障害者等の地域生活支援策の充実
生活福祉
1
子どもを取り巻く環境整備のための支援
子どもの学習支援
2
...............................................................................................
30
地域生活移行・継続のための支援の充実
ハウジングファースト事業による支援
....................................................
31
共生社会の実現
1
誰もが安心して暮らせるまちづくり
地域における支え合い・こころのバリアフリー
-3-
.................................
32
いきいきと創造的な活動が行われるまち
情報発信力の強化・双方向性の実現
1
新たな情報発信手段の活用
コミュニティFMを活用した地域における連携・連帯の醸成
2
.....
36
.......................................................................
37
情報環境の整備
オウンドメディア戦略の策定
未来を担う人材の育成
1
グローバル社会にはばたく子どもの育成
子どもの国際交流の推進
英語教育の充実
2
.................................................................................
38
....................................................................................................
39
個性・能力を尊重した育成のために
個性を尊重した幼児教育・保育の推進
....................................................
40
.........................................................
40
...................................................................
41
.........................................................
42
才能をのばす幼児教育・保育の推進
コミュニティ・スクールの実施
児童青少年センター複合施設の整備
3
成長・発達・環境に応じたきめ細かな支援
子ども総合支援センターを中核とした発達障害や虐待等への対応
43
小中学校における特別支援教育の拡充
44
....................................................
さまざまな活動を支え地球環境と調和するまち
防災・安全対策
1
地域防災力の向上
避難所の確保、備蓄の拡充と地域主体の運営体制の確立
2
48
...................................................................
49
帰宅困難者対策
帰宅困難者対策のさらなる充実
3
..............
災害に強いまちづくり
-4-
区有施設の老朽化対応・耐震化
...................................................................
居住環境整備促進事業~木造密集市街地の整備促進~
51
...................
51
渋谷駅周辺地域の基盤整備
............................................................................
(仮称)アーバンデザインセンター渋谷
~多様な人々がまちづくりに参加できる新たな取り組み~
.....
52
まちづくり
1
魅力ある都市の再生
56
エリアマネジメントの推進
~公道上の広告物掲出による社会実験~
...........................................
歩行者天国等のにぎわい・交流事業の実施に向けた検討
憩いの空間の創出
2
57
..............
58
...............................................................................................
58
資源循環型社会の実現に向けて
リサイクルの拡充
...............................................................................................
59
オリンピック・パラリンピック関連事業
オリンピック・パラリンピック関連事業
................................................
63
..................................................................
64
...................................................................................................................
66
.......................................................................................................................
67
2016 年度実施の主な継続事業
2016 年度実施の主な継続事業
計画の実現に向けて
財政計画
渋谷区基本構想体系図
-5-
-6-
実施計画の策定にあたって
1 計画の趣旨・性格
本実施計画は、
「渋谷区実施計画2013」が計画期間の最終年度を迎えたた
め、これに続く計画として策定いたしました。
この実施計画は、区の喫緊の課題に対応する施策について、今後3年間の重
点計画を明らかにするものです。
現在本区では、基本構想等審議会を設置し、渋谷区基本構想の改定及び渋谷
区長期基本計画の策定を進めております。
新基本構想等の策定後には、本実施計画について、必要に応じて見直しを行
う予定です。
2 計画の期間
この計画の期間は、平成28年度から平成30年度までの3か年です。
3 計画事業
この計画の対象事業は、区が実施する新規事業または拡充・継続事業のうち
主要な事業であり、必要性・緊急性・事業効果などを勘案して選定しています。
新規 … 新たに実施する事業、新たに計画事業と位置付けた事業
拡充 … 既計画事業のうち、対象増などレベルアップを図った事業
※継続事業については一覧表にて掲載しております。(P64~65)
-7-
渋谷区実施計画2016
体系図
安心してすこやかに暮らせるまち
子育て支援
健康づくり・スポーツ振興
保育施設の整備
~待機児解消に向け、様々な手法
保育・子育て支
援環境の整備
~仕事と子育て
を活用した保育施設の整備~
元気ですこやか
さまざまな活動を支え地球環境と調和するまち
情報発信力の強化・双方向性の実現
防災・安全対策
健康日本一健康づくり事業
新たな情報発信
コミュニティFMを活用した地域
地域防災力の
避難所の確保、備蓄の拡充と地域
~ライフステージに応じた健康
手段の活用
における連携・連帯の醸成
向上
主体の運営体制の確立
情報環境の整備
オウンドメディア戦略の策定
帰宅困難者対策
帰宅困難者対策のさらなる充実
づくり~
な生活
まちぐるみでの子育て環境づくり
いきいきと創造的な活動が行われるまち
~健康日本一~
骨髄移植ドナーを取り巻く環境
区有施設の老朽化対応・耐震化
の改善
の両立のため
多様な子育てサービスの充実
に~
子どもの生活向上のための
災害に強い
青少年スポーツ振興
スポーツの振興
居場所づくり
まちづくり
障害者スポーツ振興
居住環境整備促進事業
~木造密集市街地の整備促進~
子育てを楽しめる環境づくり
高齢者福祉
介護予防・自立
支援サービスの
充実
障害者福祉
高齢者健康づくり事業、
介護予防事業の充実
自立した生活の
介護予防・日常生活支援
支援
総合事業の構築
障害者等の住まいの場の充実
グローバル社会
障害者等の地域生活支援策の
にはばたく子ど
充実
もの育成
高齢者を地域で
支える体制づく
認知症高齢者等の支援の充実
りの推進
高齢者が安心し
て暮らせる施設
の整備
(仮称)アーバンデザイン
英語教育の充実
援の充実
できる新たな取り組み~
地域における生活支援等サービス
重した育成のた
の提供体制の構築
めに
高齢者住宅等の整備
暮らせるまちづ
子どもの学習支援
くり
歩行者天国等のにぎわい・交流事
児童青少年センター複合施設の
業の実施に向けた検討
整備
憩いの空間の創出
資源循環型社会
した発達障害や虐待等への対応
境に応じたきめ
の実現に向けて
小中学校における特別支援教育の
細かな支援
拡充
地域における支え合い・
こころのバリアフリー
ハウジングファースト事業
による支援
オ
計
-8-
リ
ン
ピ
ッ
ク
・
パ
ラ
リ
ン
ピ
ッ
2016
年
度
実
施
の
主
な
継
続
事
業
~
財
政
計
画
~
画
の
実
現
に
向
け
て
~公道上の広告物掲出による社会
コミュニティ・スクールの実施
子ども総合支援センターを中核と
成長・発達・環
誰もが安心して
エリアマネジメントの推進
実験~
整備と誘致
共生社会の実現
再生
進
特別養護老人ホーム等の
~多様な住まい方の支援~
魅力ある都市の
才能をのばす幼児教育・保育の推
個性・能力を尊
めの支援
継続のための支
~多様な人々がまちづくりに参加
推進
子どもを取り巻
地域生活移行・
センター渋谷
個性を尊重した幼児教育・保育の
生活福祉
く環境整備のた
渋谷駅周辺地域の基盤整備
子どもの国際交流の推進
地域包括支援センターの
機能の充実
まちづくり
未来を担う人材の育成
ク
関
連
事
業
-9-
リサイクルの拡充
- 10 -
安心してすこやかに暮らせるまち
子育て支援
健康づくり・スポーツ振興
高齢者福祉
障害者福祉
生活福祉
共生社会の実現
- 11 -
■ 子育て支援 ■
渋谷区では、「産みやすく、育てやすく、預けやすいまち
渋谷」を基本理念
として、子育て支援サービスの拡充に努めてきました。
さらに、待機児解消が子育て環境整備にかかわる緊急課題であると同時に、
「良質な保育、幼児教育」が重要な意義を持つものと考えます。そのため、区独
自の幼児教育プログラムを活用することとし、本プログラムの実践と見直しを
することにより、待機児の解消、質の高い保育・教育の持続可能な提供を確保し
つつ、良質な保育施設を拡充、整備していきます。
1 保育・子育て支援環境の整備
~仕事と子育ての両立のために~
◆ 保育施設の整備 ~待機児解消に向け、様々な手法を活用した保育施設の整備~
拡充 【保育課】
子 ど も た ち の 健 や かな 成 長 と 発 達 を 育 むた め に 、区 が 策 定 した「 渋 谷 区 幼
児 教 育 プ ロ グ ラ ム 」を 実 践 す る 認 可 保 育園 や 認 定 こ ど も 園 を整 備 し ま す 。
ま た 、待 機 児 解 消 のた め 、新 た な 保 育 施設 の 開 設 や 区 立 保 育園 の 建 替 え 等
に よ り 定 員 の 拡 大 を図 り ま す 。さ ら に 、区 の 既 存 施 設 や 民 間 施 設 を 活 用 し た
保育施設の整備や小規模保育事業を導入するなど、今後も様々な手法を活
用 し 、安 全 で 安 心 な保 育 環 境 を 整 備 し 、良 質 な 保 育・教 育 を行 い ま す 。賃 借
物 件 を 活 用 し た 保 育施 設 の 開 設 に あ た って は 、賃 料 補 助 制 度( ※ )を 創 設 し
ます。
【保育施設の整備】
内 容
新
設
現況
29 園
認定
こども園
6園
(民間施設活用)
小規模
保育事業
29年度
30年度
拡 充
新 設
拡 充
継 続
拡 充
拡 充
拡 充
拡 充
2 園・定員 161 人
認可
保育園
認可保育園
28年度
キッズハーモニー・よよぎの杜(122)
キッズハーモニー・NEWoMan(ニュウマン) (39)
―
―
1 園・定員 102 人
本町そよかぜこども園
1 園・90 名
鶯谷町保育施設(仮称)
1 園・定員 19 人
- 12 -
内 容
現況
28年度
29年度
30年度
拡 充
継 続
継 続
継 続
1 室・定員 63 人
区立
保育室
8室
本町地区保育室(仮称)
既存 2 室・定員拡大 57 人
認可外保育室
待機児枠
2園
キッズハーモニー新宿
待機児枠拡大 2 人(待機児枠計 12 人)
きらきらキッズナーサリー
待機児枠拡大 5 人(待機児枠計 25 人)
(※)保育施設賃借料上乗せ加算の概要
項 目
内 容
対象保育施設
坪単価あたりの
助成額
補助対象期間
認可保育園・認定こども園・小規模保育事業
月額 10,000 円
年間上限額 30,000,000 円
(小規模保育事業は、10,000,000 円)
補助を開始した月から 10 年間を限度
【保育施設の定員】
認可保育園
施設
年度
区立
私立
小計
認定
こども園
区立幼保
一元化施設
認証
保育所
保育室
区立
保育室
認可外施設
小規模
待機児受入 保育事業
合計
前年度
増減数
平成24年度
1,741
648
2,389
115
88
215
49
94
2,950
平成25年度
1,681
675
2,356
568
88
246
39
150
3,447
497
平成26年度
1,706
669
2,375
771
88
252
39
150
20
3,695
248
平成27年度
1,746
811
2,557
759
88
252
29
349
30
4,064
369
平成24年度から平成27年度までの児童定員の増加人数
平成28年度
1,661
1,062
2,723
861
88
252
- 13 -
29
415
37
19
4,424
1,114
360
◆ まちぐるみでの子育て環境づくり 新規
【保育課】
保育園等において、地域の様々な人が子どもと関わり、子どもが様々な
ア イ デ ィ ア・価 値 観・人 格・才 能 と 出 会う 環 境 を つ く っ て いく た め 、子 ど も
の 活 動 と 地 域 の 人 々の 橋 渡 し を 行 い 、地域 の 様 々 な 発 想・企画・想 い を 実 ら
せ る 等 の 役 割 を 担 う人 材 と し て 、
「 地 域子 育 て コ ー デ ィ ネ ータ ー 」を 保 育 課
に配置します。
事
業
現
地域子育てコーディネーター
況
計 画
28年度
29年度
30年度
配 置
継 続
継 続
~地域子育てコーディネーターの主な役割~
 地域の人々と保育園等との出会いをつくる
 地 域 に 足 を 運 び 、 地域 か ら 情 報 を 収 集 する
 地 域 の 声 を 聞 き 、 保育 園 等 が 貢 献 で き そう な こ と を 探 る
 ホ ー ム ペ ー ジ を 充 実し 、保 育 園 等 で の 取り 組 み を 地 域 に 浸 透さ せ 、地
域との共有を図る
 地 域 と 保 護 者 及 び 保護 者 同 士 の 交 流 を 促進 す る
保育園
保護者
~まちぐるみでの
子育て環境づくり~
地域
- 14 -
地域子育て
コーディネーター
◆ 多様な子育てサービスの充実 拡充
【保育課/学務課/障害者福祉課】
子 育 て 中 の 保 護 者 の就 労 形 態 や 就 労 時 間が 多 様 化 す る 中 で 、様 々 な 保 育 ニ
ー ズ に 柔 軟 に 対 応 した 保 育 サ ー ビ ス の 充実 を 図 り ま す 。
平 成 2 8 年 度 か ら は、子 ど も 子 育 て 支 援制 度 の 地 域 型 保 育 事業 と し て 、障
害 、疾 病 等 の 程 度 を勘 案 し て 、集 団 保 育が 著 し く 困 難 で あ ると 認 め ら れ る 場
合 に 利 用 で き る 居 宅訪 問 型 保 育 事 業 を 開始 す る な ど 、き め 細か な 保 育 サ ー ビ
ス を 行 っ て い き ま す。
ま た 、重 度 の 障 害 児( 者 )に つ いて は 、訪 問 看 護 師 が 自 宅 に出 向 い て 一 定
時 間 の 医 療 的 ケ ア 等を 代 替 し 、当 該 家 族 の 休 養( レ ス パ イ ト )を 図 る こ と に
よ り 、 健 康 の 保 持 と家 族 の 福 祉 の 向 上 につ な げ て い き ま す 。
内
容
現
居宅訪問型
保 育 事 業
28年度
況
29年度 30年度
―
新 設
継 続
継 続
―
新 設
継 続
継 続
保育園 27 園・区立幼保一元化
保育園 26 園・区立幼保一元化
施設 2 園・区立保育室 8 園
施設 2 園・区立保育室 9 園
継 続
継 続
拡 充
拡 充
継 続
継 続
※1
重症心身障害
児(者)在宅
レスパイト事業
※2
1 時間
保育園等 7 園
①鳩の森
①鳩の森
②西原りとる
②キッズハーモニー・
ぱんぷきんず
③代々木至誠
延
長
保
育
④薫る風・上原
2 時間
保育園等 10 園
⑤神宮前あおぞら
⑥本町きらきら
⑦恵比寿のびのび
よよぎの杜
③キッズハーモニー・
NEWoMan(ニュウマン)
④西原りとる
ぱんぷきんず
⑤代々木至誠
⑥薫る風・上原
⑦神宮前あおぞら
⑧本町きらきら
⑨恵比寿のびのび
⑩本町そよかぜ
3 時間
保育園 1 園
継 続
ベネッセ美竹の丘
- 15 -
内
容
現
保育園等 11 園(75)
一 時 保 育
( 定 員 )
※3
28年度
況
保育園等 12 園(75+未定)
①富ヶ谷(10)
①富ヶ谷(10)
②笹塚第二(3)
②笹塚第二(3)
③新橋(9)
③新橋(9)
④大向(7)
④大向(7)
⑤恵比寿(6)
⑤恵比寿(6)
⑥ベネッセ美竹の丘(10)
⑥ベネッセ美竹の丘(10)
⑦西原りとる
⑦西原りとる
ぱんぷきんず(3)
29年度 30年度
拡 充
拡 充
継 続
継 続
継 続
継 続
継 続
継 続
継 続
継 続
継 続
継 続
ぱんぷきんず(3)
⑧代々木至誠(10)
⑧代々木至誠(10)
⑨神宮前あおぞら(7)
⑨神宮前あおぞら(7)
⑩本町きらきら(5)
⑩本町きらきら(5)
⑪恵比寿のびのび(5)
⑪恵比寿のびのび(5)
⑫本町そよかぜ(未定)
緊急一時保育
※4
休 日 保 育
※5
区立保育園全園
保育園 1 園
(ベネッセ美竹の丘)
区立保育園
2 園(輪番)
年 末 保 育 区立保育園
2 園(輪番)
認定こども園・私立保育園 2 園
※6 認定こども園 2 園(輪番)
(輪番)
病後児保育
私立保育園 1 園
継 続
( 施 設型 )※ 7
(広尾上宮)
体調不良児
保育
※8
区立保育園 全園
継 続
継 続
継 続
26 年度利用件数
234 件
継 続
継 続
継 続
2 園(臨川・本町)
継 続
継 続
継 続
病児・病後児保育
利用料金助成制度
( 派 遣型 )※ 9
区立幼稚園での
預かり保育 ※10
※1 保育を必要とする 0~2 歳児で、障害、疾病等の程度を勘案して集団保育が著しく困難であると認められ
る児童を対象。
※2 愛の手帳 1 度・2 度程度かつ身体手帳 1 級・2 級程度の医療的ケアを必要とする、65 歳未満の在宅の障
害者を介護する家族等を対象。
※3 保護者のリフレッシュを目的とした、理由を問わない預かり。
※4 緊急かつ一時的に保育に欠けている(保護者の死亡、行方不明、入院等)満 1 歳以上の児童を区立保育
園で保育する制度。
※5 区内の認可保育園、認定こども園、区立保育室に在籍の児童を対象。
※6 区内の認可保育園、認定こども園、区立幼保一元化施設、区立保育室に在籍の児童を対象。
※7 在籍児童が病気の回復期に集団保育が困難な期間の保育。広尾上宮保育園は認可保育園、認証保育所、
保育室に在籍の児童を対象。
※8 登園後、発熱等で体調不良となった子どもを保護者が迎えに来るまで別保育を行う。
※9 ベビーシッターやNPO法人等が行う派遣型の病児病後児保育サービスを利用した場合に、利用料金の
一部を助成する制度。
※10 預かり保育は、幼稚園教育時間の前後の時間である、午前 7 時 30 分~午前 9 時と午後 2 時~午後 5 時に
実施し、給食を提供している。
- 16 -
【保育課/地域保健課/子ども家庭支援センター】
※その他預かり保育事業
事業名
内
「SKIP(スキップ)」
リフレッシュ一時預かり保育
【保育課】
赤ちゃんショートステイ
【地域保健課】
子どもショートステイ
【子ども家庭支援センター】
短期緊急保育
【保育課】
ファミリー・サポート・センター
【保育課】
容
区内在住の生後 3 ヶ月から就学前までの子どもを、区が委託
した施設で一時預かります。
※26 年度実績
945 人
区内在住の生後 4 ヶ月未満の乳児を、保護者が一時的に養育
できない場合に、区が委託した施設で短期間(宿泊を伴う)
預かります。
※26 年度実績
10 人
区内在住の小学 6 年生までの子どもを、保護者が一時的に養
育できない場合に、区が委託した施設や協力家庭で短期間
(宿泊を伴う)預かります。
※26 年度実績
55 人
区内在住の未就学児を、保護者が緊急で保育できない場合に、
子育て支援センターで預かります。
※26 年度実績 2,632 人
区内在住の生後 6 ヶ月から小学校 3 年生までの子どもを、保
育施設等の開始時間前・終了時間後・休業日にサポート会員の
自宅で預かります。
※26 年度実績 5,807 人
◆ 子どもの生活向上のための居場所づくり 新規
【関係各課】
日 頃 か ら 親 と 過 ご す時 間 が 限 ら れ 、 家 庭内 で の 教 育 等 が 十 分 行 き 届 き に
く い 子 ど も に 対 し て、 N P O 等 地 域 の 協力 を 得 て 、 学 習 支 援や 食 事 の 提 供
等 を 行 う 居 場 所 を つく る こ と で 、 生 活 の向 上 を 図 り ま す 。
事
業
子どもの居場所づくりの検討
現
況
―
- 17 -
28年度
29年度
30年度
調 査
検 討
事業開始
継 続
◆ 子育てを楽しめる環境づくり 拡充
【保育課/子ども青少年対策課】
子 ど も と 親 子 を 対 象と し た 、 も の づ く りや 絵 画 等 の 子 ど も の感 性 を 高 め
る 創 造 的 な 事 業 ( こど も ・ 親 子 い き い き支 援 事 業 ) を 実 施 する と と も に 、
親 子 が 自 由 に 遊 べ る子 育 て 広 場 を 拡 充 し、 子 育 て 中 の 不 安 の解 消 や 仲 間 づ
く り の 促 進 等 、 身 近な 地 域 に お け る 子 育て を 支 援 し ま す 。
ま た 、 平 成 2 8 年 度は 、 ス ポ ー ツ 等 を 通し て 、 身 体 面 だ け では な く 、 精
神 的 な 力 ( 継 続 す る力 や 考 え る 力 等 ) を育 み 、 子 ど も の 可 能性 を の ば し て
い く こ と を 目 的 と した ( 仮 ) 子 ど も ・ 子育 て 支 援 プ ラ ザ を 開設 し ま す 。
内
容
(仮)子ども・
子育て支援プラ
ザの開設・運営
こども・親子
いきいき支援
事業
現
計
28年度
況
画
H 25.8.10 開 設
渋谷区こども・親子
支援センター「かぞ
くのアトリエ」
15 ヶ 所
30年度
工
開
事
設
継
続
継
続
継
続
継
続
継
続
継
続
継
続
16 ヶ 所
(開 設)
・子育て支援センター6
子育て広場
事業
29年度
・私立保育園 1
・認定こども園 1
・認定こども園 5
・ひがし健康プラザ
・西原スポーツセンター
・中央図書館
- 18 -
■ 健康づくり・スポーツ振興 ■
区民が幸福で豊かな人生を実現するために、渋谷区健康増進計画に基づき、
みずからライフステージごとの健康目標を意識した健康づくりを実践するとと
もに、家庭・地域・学校・医療・行政等が相互に連携した健康事業を推進しま
す。
また、スポーツを通じて心身の健康や成長を図るだけでなく、新たな可能性
と価値観を創造する場の提供と環境整備を推進します。
1 元気ですこやかな生活 ~健康日本一~
◆ 健康日本一健康づくり事業~ライフステージに応じた健康づくり~ 拡充
【地域保健課/国民健康保険課/高齢者サービス課/指導室/スポーツ振興課】
平成26年に策定した渋谷区健康増進計画に基づき、区民みずからが健
康 づ く り を 実 践 し 、助 け 合 い 、幸 福 で 豊か な 人 生 を 実 現 で きる よ う 、ラ イ フ
ス テ ー ジ ご と の 健 康目 標 を 設 定 し 、家 庭・地 域・学 校・医療・行 政 等 が 相 互
に 連 携 し た 健 康 事 業を 進 め ま す 。
二 次 予 防 と し て は 、健 診 (検 診 )に よ り 、疾 病 の 早 期 発 見 、重症 化 予 防 に 努
めます。
また、国民健康保険においては、被保険者の健診や医療情報を活用して
デ ー タ ヘ ル ス 計 画 (※ ) を 策 定 し 、 効 果的 な 保 健 事 業 を 展 開し ま す 。
内 容
一次
予防
二次
予防
現
況
28年度
・健康づくり事業
・栄養教室・栄養相談
継 続
・健康教育(教室・講演会等)
・各種スポーツ教室 等
・国保健診、保健所健診、特定健診、後期
高齢者医療健診
・成人歯科健診(20~70 歳の 5 歳刻み)
継 続
・口腔機能維持向上健診(75、80、85 歳)
・がん検診(胃・大腸・肺・子宮・乳)
29年度
30年度
継 続
継 続
継 続
継 続
※データヘルス計画について
概
要
被保険者のレセプトや健診情報等のデータの分析に基
づいて、PDCAサイクルに沿った効率的・効果的な保
健事業の実施を図っていくもの。
リスク別にターゲットを絞った効果的な保健事業を行
っていくことを目的とする。
- 19 -
28年度
29年度
30年度
策 定
計画に基
づく保健
事業実施
継 続
◆ 骨髄移植ドナーを取り巻く環境の改善
新規
【地域保健課】
公益財団法人日本骨髄バンクが実施する骨髄バンク事業において、骨髄
移植のドナーが骨髄の提供等にかかる入通院により仕事ができない期間の
支援として、その日数に応じドナー本人とドナーの勤務する事業所に対し
助成を行います。
骨髄移植ドナー等への支援とともに、普及啓発活動にも取り組み、骨髄
移 植 の 推 進 及 び ド ナー 希 望 登 録 者 の 増 加を 図 り ま す 。
内
容
現
況
28年度
29年度
30年度
継 続
継 続
継 続
継 続
実 施
骨髄移植ドナーへの支援
-
骨髄移植等の普及啓発
実 施
骨髄移植
ドナー
骨髄等の
提供
骨髄・末梢血幹細胞の提供
者・従事先に対して助成
継 続
提供が完了した
後に申請
健康推進部
地域保健課
骨髄の提供等にかかる入通院等の
骨髄の提供等にかかる入通院などの
日数に応じて
日数に応じて
・ドナー本人:1日2万円
・ドナーが従事する事業所:1日1万円
骨髄移植を
希望する患者
を助成(通算7日を上限)
- 20 -
2 スポーツの振興
◆ 青少年スポーツ振興 拡充
【スポーツ振興課】
スポーツを通して渋谷区の青少年が心身を健康にし、成長できる環境づ
く り を 目 指 し て 、 青少 年 の ス ポ ー ツ 事 業を 充 実 さ せ ま す 。
特に、部活動については、少子化やニーズの多様化により、部員数の減
少や顧問教員の負担増が課題となっているため、活性化や体力向上へ向け
た 取 り 組 み と し て 、合 同 練 習 会 や 夏 季 集中 ト レ ー ニ ン グ 等 を 実 施 し ま す 。
最 新 の 指 導 に よ り 、基 本 技 術 や 楽 し さ の習 得 、 生 徒 間 の 交 流を 促 進 し 、
向上心を高めるとともに、顧問や外部指導員の指導力の向上と連携を目指
します。
また、全国規模の大会で活躍する選手・保護者を対象にしたミーティン
グを行い、医学・栄養・メンタル等の、専門家によるアドバイスを行いま
す。
内
容
現
況
28年度
29年度
30年度
サッカー
種目拡充
継 続
継 続
陸上・水泳
・バレーボール・
バスケットボール・
硬式テニス
夏季集中
トレーニ
ング
種目拡充
継 続
継 続
―
新 規
継 続
継 続
ジュニアスポーツプログラム
(旧ジュニアスポーツプロジェクト)
(元プロ選手等を講師に迎えて実施
するスポーツ教室や学校教育支援)
チームしぶや
(部活動合同練習会・夏季集中トレ
ーニング・トレーナー派遣)
ジュニアアスリート・ミーティング
(全国規模の大会で活躍する選手・
保護者を対象にした支援)
- 21 -
◆ 障害者スポーツ振興 拡充【スポーツ振興課/障害者福祉課/商工観光課】
2020年東京パラリンピック大会の開催を契機に、より多くの障害者
がスポーツを楽しめる環境を拡充するとともに、障害者スポーツのトップ
選手への支援や「見るスポーツ」を推進し、障害者への理解と新たな価値
観を創造します。
事
業
内
容
<現況>
ウィルチェアーラグビー
(スポーツセンター)
28年度
29年度
30年度
拡 充
継 続
継 続
障害者スポーツ大会
観戦事業
国際・全国大会の観戦
実 施
継 続
継 続
スポーツセンター
メインエントランス
(スロープ等)
他改修工事
トイレのバリアフリー
化・大体育室空調設置工事
改 修
運営開始
運 営
パラリンピック
普及啓発事業
デモンストレーション等
による競技紹介
実 施
継 続
継 続
パラリンピック
PR紙芝居事業
区オリジナルの紙芝居に
よる競技紹介
実 施
継 続
継 続
パラリンピアン支援
(練習会場等の提供)
- 22 -
■ 高齢者福祉 ■
「いきいき
あんしん
ささえあいのまちづくり」の基本理念の実現に向け
て、①高齢者の社会参加の推進②地域における自立生活(在宅生活)の支援③
介護予防の重視④多様なニーズに応じるサービス提供体制の構築、の4つの目
標を掲げ、効果的な施策を展開し、長寿を楽しみ、喜びあえる地域社会の構築
を目指します。
これまでの事業の実施により得られた成果と課題をふまえながら、サービス
利用における区民ニーズの変化等にも対応できるよう、区が取り組む高齢者保
健福祉施策と介護保険事業の一層の拡充・推進を図ります。
1 介護予防・自立支援サービスの充実
◆ 高齢者健康づくり事業、介護予防事業の充実 拡充 【高齢者サービス課】
高 齢 者 が 健 康 で 笑 顔あ ふ れ る 毎 日 を 過 ごす こ と が で き る よ うに 、 転 倒 防 止
や 認 知 症 予 防 に 役 立つ 運 動 や 、 筋 力 や 脳・ 心 の バ ラ ン ス の 維持 等 、 介 護 予 防
を 積 極 的 に 推 進 す る 様 々 な 事 業 を 行 い ます 。 よ り 身 近 な 地 域で 、 継 続 的 に 参
加 で き る よ う に 、 実施 地 区 ・ 実 施 場 所 の拡 大 を 図 り ま す 。
内
容
高齢者健康
づくり事業
現 況
28年度
29年度
30年度
40 教室実施
拡 充
(40→42 教室)
継 続
継 続
8 ヶ所実施
継 続
継 続
継 続
4 ヶ所・各 4 回
継 続
継 続
継 続
(健康はつらつ事業)
運動器の機能向上
事業(高齢者健康ト
レーニング教室)
口腔機能の
向上事業
(歯っぴぃ健口教室)
- 23 -
◆ 介護予防・日常生活支援総合事業の構築
新規
【高齢者サービス課】
全国一律の基準で実施していた従来の介護予防給付(要支援の人に対す
る サ ー ビ ス )の う ち、介 護 予 防 訪 問 介 護( ホ ー ム ヘ ル プ サ ービ ス )と 介 護 予
防 通 所 介 護( デ イ サー ビ ス )は 、制 度 改正 に よ り 、各 区 市 町村 が 地 域 の 実 情
に応じて実施する、
「 介 護 予 防・日 常 生 活 支 援 総 合 事 業 」
(総 合 事 業 )に 移 行
さ れ る こ と が 義 務 付け ら れ 、渋 谷 区 も 平成 2 8 年 4 月 1 日 から 実 施 し ま す 。
総合事業は、介護予防・生活支援サービス事業と一般介護予防事業で構成
さ れ 、 高 齢 者 の 介 護予 防 、 日 常 生 活 を 支援 す る こ と を 目 的 とし て い ま す 。
これまで実施されていた一次予防事業と二次 予防事業は、区別すること
な く 一 般 介 護 予 防 事業 と し て 合 わ せ て 実施 し ま す 。
・ 一 次 予 防 事 業 : 概ね 6 5 歳 以 上 の 高 齢者 に 対 し て 行 う 介 護予 防 事 業
・ 二 次 予 防 事 業 : 要介 護 ・ 要 支 援 状 態 とな る 可 能 性 の 高 い 高齢 者 に 対 し
て行う介護予防事業
その他住民等の多様な主体が参画し、多様なサービスを充実することに
よ る 、 地 域 に お け る支 え 合 い の 体 制 づ くり を 推 進 し て い き ます 。
事
業
介護予防・日常生活
支援総合事業
現
況
―
28年度
29年度
30年度
新 規
継 続
継 続
【 区 独 自 基 準 訪 問 型・ 通 所 型 サ ー ビ ス A( 訪 問 ・ 通 所 サ ー ビス A )】
総 合 事 業 で は 、従 来の 予 防 給 付 で 提 供 して い た サ ー ビ ス と 同程 度 の サ ー ビ
ス( 国 基 準 相 当 )に加 え て 、総 合 事 業 の対 象 者 等 を 考 慮 し て、渋 谷 区 独 自 の
緩 和 し た 基 準( 人 員配 置 や 利 用 料 等 )を設 定 し た サ ー ビ ス とし て 、訪 問・通
所 サ ー ビ ス A を 提 供し ま す 。な お 、理 学療 法 士 等 の 専 門 職 を配 置 し た 運 動 機
能向上サービスを取り入れた通所サービスAのモデル的な事業も実施しま
す。
※訪問・通所サービスB~C(D)は、順次実施していきます。
- 24 -
2 高齢者を地域で支える体制づくりの推進
◆ 地域包括支援センターの機能の充実 拡充
【高齢者サービス課/認知症ケア推進担当課長】
地 域 包 括 ケ ア シ ス テム の 構 築 を 行 っ て いく た め 、 日 常 生 活 圏域 ( 地 理 的 条
件 、 人 口 、 交 通 事 情、 そ の 他 の 社 会 的 条件 、 介 護 給 付 等 対 象サ ー ビ ス を 提 供
す る た め の 施 設 の 整備 の 状 況 を 総 合 的 に勘 案 し て 設 定 ) ご とに 地 域 包 括 支 援
セ ン タ ー を 統 括 し 、総 合 的 に 支 援 す る 機能 強 化 型 地 域 包 括 支援 セ ン タ ー を 4
か 所 設 置 し て い ま す。 ま た 、 認 知 症 地 域支 援 推 進 員 を 上 記 4か 所 に 配 置 し 、
認 知 症 対 応 へ の 体 制を 強 化 し ま す 。 さ らに 、 今 後 設 置 す る 生活 支 援 コ ー デ ィ
ネ ー タ ー や 協 議 体 と連 携 し 、 多 様 な 地 域資 源 の 活 用 や 高 齢 者の 社 会 参 加 を 通
じ た 効 果 的 な 介 護 予防 事 業 等 を 企 画・推進するため、地域包括支援センター全体の
機能強化を図っていきます。
内 容
現
機能強化型地域包括支援
センター
況
28年度
4 ヶ所
(27 年度
設置)
認知症地域支援推進員を
1 人ずつ配置
29年度
30年度
継 続
継 続
◆ 認知症高齢者等の支援の充実 拡充
【認知症ケア推進担当課長/高齢者サービス課】
認 知 症 地 域 支 援 推 進員 を 配 置 す る ほ か 、認 知 症 相 談 会 や 初 期集 中 支 援 チ ー
ム 等 の 認 知 症 施 策 を拡 充 し 、 認 知 症 高 齢者 支 援 体 制 の 強 化 を図 り ま す 。
ま た 、 認 知 症 に 関 する 正 し い 知 識 の 普 及啓 発 に 取 り 組 み 、 認知 症 高 齢 者 等
本 人 と そ の 家 族 へ の理 解 を 深 め 、 地 域 の中 で 認 知 症 高 齢 者 等を サ ポ ー ト す る
担 い 手 の 増 加 等 に 努め て ま い り ま す 。
内
認
知
症
予
防
・
相
談
推
進
事
業
容
現
況
28年度
機能強化型地域包
括支援センターに
1 人ずつ配置
1→4 チームに拡充
※日常生活圏域ご
とに配置
29年度
30年度
継 続
継 続
継 続
継 続
認知症地域支援推進員
検討中
初期集中支援チーム
実 施
認知症サポーター養成講座
実 施
拡 充
継 続
継 続
認知症ケアパスの作成
検討中
新規実施
継 続
継 続
認知症相談会
実 施
継 続
継 続
継 続
●認知症地域支援推進員
渋谷区では、認知症の早期発見体制や、認知症高齢者等本人とその家族に対する支援体制の強化を図るため、平成 28
年 4 月より、機能強化型地域包括支援センターに認知症地域支援推進員(保健師又は看護師)を配置します。認知症地
域支援推進員が区と密に連携を図りながら、認知症相談会や認知症初期集中支援チームの運営等を行い、日常生活圏域
ごとにきめ細やかな認知症施策を推進してまいります。
- 25 -
◆ 地域における生活支援等サービスの提供体制の構築 新規
【高齢者サービス課】
高齢者については、IADL{手段的日常動作(掃除、洗濯等)}の低下に対応した日
常生活上の困りごとや外出に対する多様な支援が求められます。また、多様な生活上の
困りごとへの支援が、特に必要となる単身高齢者世帯や高齢者のみ世帯が今後大きな割
合を占めていくことを踏まえ、地域住民の力を活用した多様な生活支援等サービスを充
実させていく必要があります。
元気高齢者、住民主体の活動、NPO、社会福祉法人、民間企業、社会福祉協議会、
シルバー人材センター等の多様な主体による多様なサービスの提供体制を構築し、高齢
者を支える地域の支え合いの体制づくりを推進していくため、生活支援コーディネータ
ーや協議体を設置し、互助を基本とした生活支援等サービスを創設します。
事
業
現
生活支援コーディネーター
及び協議体の設置
況
―
28年度
29年度
30年度
生活支援コーディ
ネーターの配置
協議体の
設置
継 続
生活支援コーディネーターの役割
協議体の役割
①生活支援の担い手の養成、サービス構築等の資源開発
多様な関係主体間の定期的な情報共有及び
②サービス提供主体等の関係者とのネットワーク構築
連携・協働による取り組みを推進
③地域の資源ニーズとサービス提供主体の活動のマッチング
多様な主体の連携体制の構築
多様な生活支援サービスが地域に創出されることを目指す
生活支援サービスの担い手の養成
サービス開発、ニーズとのマッチング
生活支援
コーディネーター
+
協議体
担い手の
養成
多様な介護
予防・生活
支援の活動
の場
高齢者中心
の地域の支
え合い
サロン、体操
教室、ゴミ出
し、安否確認
等
- 26 -
民間事業者等も含めた
ネットワーク化
配達事業者による見守
り、買い物支援・外出支
援等
3 高齢者が安心して暮らせる施設の整備
◆ 特別養護老人ホーム等の整備と誘致 拡充
【福祉部管理課/高齢者サービス課】
平成30年5月に開設予定の旧本町東小学校跡地複合施設では、特別養
護 老 人 ホ ー ム( 1 00 床 )の ほ か 、認 知症 高 齢 者 グ ル ー プ ホー ム( 1 8 人)、
シ ョ ー ト ス テ イ ( 在 宅 療 養 支 援 シ ョ ー ト ス テ イ を 含 む )( 3 0 床 )、 デ イ サ
ービス(30人)を併設し、併せて在宅医療と介護の連携拠点も設置する
高 齢 者 総 合 施 設 と して 開 設 す る 予 定 で す。特 別 養 護 老 人 ホ ーム に つ い て は 、
今後の要介護者の増加に対応するため、国有地・都有地等の活用を含め民
間 事 業 者 の 誘 致 に も取 り 組 ん で い き ま す。
内
容
特別養護
旧本町東小学校跡地
老人ホーム
複合施設(仮称)
現
況
工 事
28年度
29年度
竣 工
開設準備
工 事
30年度
開 設
(5 月予定)
※特別養護老人ホーム及び併設ショートステイ設置状況(平成30年度予定)
名
称
特 養
併設ショートステイ
けやきの苑・西原
120 床
2床
あやめの苑・代々木
70 床
10 床
公設
美竹の丘・しぶや
127 床
28 床
総合ケアコミュニティ・せせらぎ
24 床
7床
旧本町東小学校跡地複合施設(仮称)
100 床
30 床
パール代官山
50 床
10 床
つるとかめ
50 床
3床
民設
日本赤十字社総合福祉センター
110 床
10 床
杜の風・上原
80 床
20 床
合
計
731 床
120 床
◆ 高齢者住宅等の整備~多様な住まい方の支援~
拡充
【福祉部管理課】
高 齢 者 等 が 安 心 ・ 安全 に 区 内 に 住 み 続 けら れ る よ う に す る ため 、 区 営 住
宅 の 整 備 を 進 め 、 都市 型 軽 費 老 人 ホ ー ムの 整 備 費 を 助 成 し ます 。 ま た 、 都
営 住 宅 の 移 管 に つ いて は 建 替 時 移 管 制 度を 活 用 し 、 整 備 を しま す 。
内
容
恵比寿西
アパート
都市型軽費老人
ホ-ム誘致事業
(整備費助成)
現
況
28年度
29年度
都営住宅 2 棟
(4 階建/5 階建・54 戸)
移管手続き
基本設計
移 管
実施設計
※戸数は設計
都市型軽費老人ホーム
2 施設 40 人
(平成 28 年 1 月末現在)
継 続
協議・申請受付
継 続
協議・申請受付
継 続
協議・申請受付
- 27 -
30年度
着 工
の段階で決定
■ 障害者福祉 ■
障害者保健福祉計画の基本理念である「障害のある人がその人らしく暮らす
共生社会を実現する」ことを目指し、渋谷区の独自事業と「障害者総合支援
法」等に規定される事業を展開していきます。今期は、住み慣れた地域で暮ら
し続けるための支援の仕組みの構築を課題として、自立した生活を実現するた
めの居住の場の確保に関する助成事業及び、地域生活支援のための事業を重点
的に推進していきます。
また、自立支援協議会を軸に、地域と協力しながら、障害者(児)に係る就
労・健康・教育・社会参加活動・防災等の事業を効果的に実施していきます。
1 自立した生活の支援
◆ 障害者等の住まいの場の充実 拡充
【障害者福祉課】
障 害 の あ る 人 の 地 域社 会 に お け る 生 活 の場 を 確 保 し 、 自 立 と社 会 参 加 を
促 進 す る こ と を 目 的に 、 グ ル ー プ ホ ー ムを 設 置 す る 民 間 事 業者 に 施 設 整 備
の 助 成 を 行 っ て い きま す 。
そ の 際 、 区 の 施 設 や公 有 地 を 活 用 し 、 建替 え や 改 修 を 行 う こと で 、 知 的
障 害 者 の グ ル ー プ ホー ム を 整 備 し て い きま す 。
内
容
障害者グループホーム
施設整備費助成
現
況
6 か所
28年度
29年度
30年度
旧氷川敬老
館跡地開設
継 続
継 続
※知的障害者のグループホーム設置状況
平成28年度予定
名 称
法人名
所在地
旧氷川敬老館跡地
特定非営利活動法人ぱれっと
東 2−11−4
特定非営利活動法人あさのはネッ
初台寮
本町 2−32−10
トワーク
特定非営利活動法人ぱれっと
東 3−14−5
えびす・ぱれっとホーム
社会福祉法人同愛会
本町 1−58−2
ほんまちハイム
特定非営利活動法人よつ葉会イン
笑がおの里渋谷
初台 1−49−3
ターナショナル
有限会社環七
初台 1−40−12
COLOR
有限会社環七
幡ヶ谷 3−73−1
グリーン
合
- 28 -
定 員
7人
4人
6人
6人
4人
計
4人
4人
35 人
◆ 障害者等の地域生活支援策の充実 拡充
【障害者福祉課/保育課】
在 宅 で 障 害 の あ る 人が 、 地 域 社 会 で 安 心し て 暮 ら し て い く ため に は 、 適
切 な 日 常 生 活 支 援 のサ ー ビ ス が 必 要 で す。
障 害 者 ( 児 ) が 社 会参 加 を 果 た す た め 、ガ イ ド ヘ ル パ ー の 支援 を 受 け て
外 出 す る 移 動 支 援 事業 を 充 実 す る こ と によ り 、 健 常 者 と 交 じり 合 っ て 暮 ら
す 共 生 社 会 の 実 現 を図 り ま す 。
重 度 の 障 害 児 ( 者 )に つ い て は 、 訪 問 看護 師 が 自 宅 に 出 向 いて 一 定 時 間
の 医 療 的 ケ ア 等 を 代替 し 、 当 該 家 族 の 休養 ( レ ス パ イ ト ) を図 る こ と に よ
り 、 健 康 の 保 持 と 家族 の 福 祉 の 向 上 に つな げ て い き ま す 。
ま た 、 障 害 者 等 に やさ し い ま ち づ く り を推 進 す る た め 、 鉄 道駅 に エ レ ベ
ー タ ー を 設 置 す る 鉄道 事 業 者 に 対 し 、 区補 助 要 綱 に 基 づ き 事業 費 の 一 部 助
成 を 行 い 、 駅 の バ リア フ リ ー 化 を 進 め てい ま す 。
内
容
現
況
28年度
29年度
30年度
移動支援事業の充実
主に余暇支援
通学支援事
業の拡充
継 続
継 続
重症心身障害児(者)
在宅レスパイト事業
【再掲P15】
―
新 設
継 続
継 続
鉄道駅エレベーター等
整備費助成
笹塚駅、幡ヶ谷駅、
参宮橋駅完了
初台駅完了
―
―
居宅訪問型保育事業
【再掲P15】※障害児向け
―
新規実施
継 続
継 続
- 29 -
■ 生活福祉 ■
子どもの将来が、その生まれ育った家庭事情等に左右され、貧困の世代
間連鎖が生じることのないように、 生活保護受給世帯を対象として、子ど
もの学習環境を整え、生活困窮世帯の子どもと保護者の 双方を支援します。
また、生活に困っている人、働いた経験が少なく不安な人、路上生活 が
長期化した人等に対し、課題の解決に向けた支援を行い、誰もが あんしん
して暮らせるまちづくりを目指します。
1
子どもを取り巻く環境整備のための支援
◆ 子どもの学習支援
拡充
【生活福祉課】
子 ど も の 将 来 が 、そ の 生 ま れ 育 っ た 家 庭 の 事 情 等 に 左 右 さ れ 貧 困 の 世
代間連鎖が生じることがないよう、生活福祉課に学習支援員を配置し、
関 係 団 体 、関 係 部 局 が 連 携 し 、生 活 困 窮 世 帯 の 生 活 支 援・学 習 支 援 を 実
施していきます。
事
業
生活困窮世帯の
子ども学習支援事業
現
況
28年度
事業開始
―
実態調査
29年度
継
続
30年度
継
続
子どもの安心安全な環境づくりのため、保護者を含めた総合的な支援を行う。
●生活困窮世帯の子どもの実態把握及び社会資源の情報収集・蓄積、提供
生活困窮世帯の子どものいる世帯に対し、家庭内での学習環境、保護者の養育状況の実態
を把握する。また、子どもの小中学校での生活状況、高校進学後の状況を把握し、継続して
学習できる環境を支援する。さらに、子どもを養育するうえで必要な社会資源の情報収集や
提供を行い、関係部局との連携、生活保護自立支援プログラムの活用によるコーディネート
を実施する。
●学習支援
学校生活の相談や進学の相談を行うほか、中学校在学生に対し塾代を助成する自立支援プ
ログラムを提案する。
●生活支援
地区担当者が支援を必要とする世帯の援助方針に基づき、家庭訪問、子ども、保護者との
面接相談を行い、生活課題を把握。必要な場合、健康管理支援員やメンタルケア支援員と連
携し適正な医療につなげる。
- 30 -
2
地域生活移行・継続のための支援の充実
◆ ハウジングファースト事業による支援
新規
【生活福祉課】
こ れ ま で の 都・特 別 区 共 同 の ホ ー ム レ ス へ の 取 り 組 み に 加 え 、社 会 復
帰 に 向 け た 支 援 を さ ら に 促 進 す る こ と を 目 的 と し て 、N P O 等 と の 連 携
に よ り 住 ま い の 確 保 を 優 先 し 、一 人 ひ と り に 合 っ た 支 援 を 行 う ハ ウ ジ ン
グファースト事業を新たに実施します。
事
業
ハウジングファースト事業
現
況
28年度
検 討
事業開始
29年度
継
続
30年度
継
続
シェルター(借上げアパート)
アウトリーチ・同行支援
渋谷区内のホームレス状態の方に対し、声かけや相談を行う。生活状況、健康
状態の把握、ホームレス自身の目標を自己決定してもらう。社会復帰に向けた自
立支援の案内を行う。
生活支援
安定したシェルター(借上げアパート)を準備する。シェルターでの生活を通
じて衣食住の支援を行う。
支援調整
地域生活が継続できるようにアセスメントを実施し、必要な支援を行う。
居宅移行支援
住まい探し、契約時の同行、家具等の購入、住民登録等諸手続きの支援を行う。
地域生活へ
アパート
訪問相談
地域生活を始めた後もアパートを訪問し、課題を未然に防ぐ等支援を行う。
コミュニティづくり
居場所づくりの確保。
路上生活に戻らない、孤立しない支援を行う。
- 31 -
■共生社会の実現 ■
渋谷のまちに関わるすべての人が、年齢、性別、障害、国籍、性的マイノリ
ティ等のあらゆる「違い」にとらわれず、一人の人間としてその個性と能力を
十分に発揮し、ともにあらゆる分野に参画できる共生社会の実現を目指してい
きます。
また、2020 年に開催されるパラリンピックを契機とした障害者スポーツの
普及活動等により、障害の有無にとらわれない人間的な魅力を発見し、新たな
価値観の創造につなげます。
1 誰もが安心して暮らせるまちづくり
◆ 地域における支え合い・こころのバリアフリー 拡充
【障害者福祉課/福祉部管理課】
障害のあるなしにかかわらず、誰もが安心して暮らせる社会を形成する
には、区民一人ひとりが障害に対する理解を深めることが必要です。この
た め 、区 内 の 就 労 支援 事 業 所 の 新 製 品 の開 発・販 売 を促 進 する こ と に よ り 、
障害者の社会的な認知度を高めていきます。さらに、国内外の福祉の最新
デザインを紹介する民間の啓発イベント等を助成することにより、障害の
ある人が、健常者とともに様々な活動に参加することのできる共生社会の
実現を目指します。
また、障害者への差別解消を推進するため、関係機関等により構成され
る 協 議 会 を 開 催 す るこ と や 、N P O・ボ ラ ン テ ィ ア と の 連 携を 深 め 、地 域 社
会でお互いに助け合うことができる「こころのバリアフリー」を実現しま
す。
内 容
現
況
28年度
プロダクト
デザイナー
の派遣
29年度
30年度
継 続
継 続
障害者就労支援事業所の製品
開発・販売促進
―
啓発イベントの助成
「超福祉展」
の共催
拡 充
継 続
継 続
障害者差別解消の推進
検 討
「差別解消
支援地方協
議会」開催
継 続
継 続
NPO、ボランティア団体等と
の連携の推進
活動助成
調査研究
拡 充
継 続
継 続
- 32 -
【再掲 障害者スポーツ振興 P22】
事
業
内
容
<現況>
パラリンピアン支援
ウィルチェアーラグビー
(練習会場等の提供)
(スポーツセンター)
28年度
29年度
30年度
拡 充
継 続
継 続
国際・全国大会の観戦
実 施
継 続
継 続
パラリンピック
普及啓発事業
デモンストレーション等
による競技紹介
実 施
継 続
継 続
パラリンピック
PR紙芝居事業
区オリジナルの紙芝居に
よる競技紹介
実 施
継 続
継 続
障害者スポーツ大会
観戦事業
- 33 -
- 34 -
いきいきと創造的な活動が
行われるまち
情報発信力の強化・
双方向性の実現
未来を担う人材の育成
- 35 -
■情報発信力の強化・双方向性の実現■
行政課題が複雑・高度化する中、区政各般の課題に迅速・的確に対応してい
くためには、区は区民をはじめ、関係各方面との緊密な連携を図る必要があり
ます。そのためには、まず、区政のことを広く知っていただくとともに、区か
らの画一的な情報発信だけではなく、区民の声やニーズをタイムリーに把握で
きるよう情報の発信力の強化と双方向性の実現が必要不可欠です。
そこで、区内に開局するコミュニティFMを新たな情報発信の手段として活
用し、地域コミュニティの活性化に働きかけるとともに、既存の区ニュースに
ついても刷新し、ビジュアル面の強化や区民参加型の記事を掲載する等、内容
を充実させ、行政運営や地域活動に関心や興味をもっていただけるように積極
的に働きかけていきます。
また、双方向性の情報伝達を推進するために、SNSの活用を含めたホーム
ページのリニューアル等について、より区民サービスの向上につながるよう検
討を進めていきます。
1 新たな情報発信手段の活用
◆ コミュニティFMを活用した地域における連携・連帯の醸成
新規
【広報課】
地 域 で 新 た に 開 局 す る コ ミ ュ ニ テ ィ F M の 放 送 局 に 対 し て 、「 広 報 番 組
等」の制作及び放送業務を委託し、新たな情報発信手段として活用してい
きます。
区の番組枠において、地域の行事や活動の紹介、或いは人にスポットを
当てた「地域コミュニティ番組」を制作・放送することにより、地域の人
材発掘はもとより、地元に対する郷土愛の醸成や、行政運営や地域活動へ
の積極的な参加を促していきます。また、東京オリンピック・パラリンピ
ックの開催を視野に入れ、今後益々増えるであろう外国人観光客に向けた
番組を制作し、区の魅力等の様々な有益情報を発信することで観光振興に
つなげていきます。
更に災害時においては行政からの情報発信手段としても有効活用してい
きます。
内 容
現 況
28年度
29年度
30年度
広報番組等の制作及び放送業務委託事業
(ラジオ版区ニュース、地域コミュニテ
ィ番組、外国人観光客番組等)
-
開 始
継 続
継 続
- 36 -
2 情報環境の整備
◆ オウンドメディア戦略の策定
新規
【広報課】
情報環境が生活者主導に移行している今日、行政運営に区民等のニーズ
を 積 極 的 に 取 り 込 み、ス ピ ー デ ィ ー か つ適 切 に 区 政 を 進 め てい く た め に は 、
区が持っている情報のみならず、区民等が持っている情報も含めて、あら
ゆ る 情 報 を 最 大 限 に活 用 し て い く こ と が重 要 で す 。
そ の た め に は 、区 民等 と 行 政 の 双 方 向 のコ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン( 情 報 伝 達 )
が図られる様々なオウンドメディアを駆使したコミュニケーションチャネ
ル の 確 立 が 急 務 で す。
このことを踏まえて、情報伝達の基盤となるプラットホームを構築し、
区民等とのインタラクション(相互作用)を通じて互 いの理解が醸成され
る情報環境を順次整備していく方針として、オウンドメディア戦略を策定
します。
内 容
現 況
28年度
29年度
30年度
オウンドメディア戦略の策定
-
策 定
継 続
継 続
~ 想定されるオウンドメディアのイメージ ~
- 37 -
■ 未来を担う人材の育成 ■
未来を担う子どもたちが、グローバル社会を生きぬき、社会変化に対応でき
るよう、国際交流を推進するとともに、基礎基本となる知識の定着を図り、知
識の応用力、活力を育んでいきます。
また、子どもたちが自ら考え判断し、表現する力を身に付けることを目指し、
一人ひとりの個性と可能性を引き出し、創造力を伸ばす教育を推進します。
1 グローバル社会にはばたく子どもの育成
◆ 子どもの国際交流の推進 拡充
【文化振興課/指導室】
未 来 を 担 う 児 童・生徒 を 海 外 に 派 遣 し 、ス ポ ー ツ・交 流授 業 等 を 通 し て 相
互 理 解 を 深 め 、 国 際的 視 野 を 広 め 、 世 界で 活 躍 す る 子 ど も を育 成 し ま す 。
こ れ ま で 実 績 を 積 み 重 ね て き た 「 日 中 友 好 青 少 年 派 遣 研 修 」、「 フ ィ ン ラ
ン ド 共 和 国 児 童・生徒 派 遣 研 修 」や「 ド イ ツ 連 邦 共 和 国 青 少年 ス ポ ー ツ 交 流
派 遣 研 修 」に 加 え 、平 成 2 8 年 度 か ら は、中 学 2 年 生 を 対 象に キ ャ リ ア 教 育
として実施している「地域で育つ中学校職場体験学習」事業のフォローア
ッ プ の 一 環 と し て 「シ リ コ ン バ レ ー 青 少年 派 遣 研 修 」 を 実 施し ま す 。
事
業
児童・生徒派遣事業
現
況
区立小・中学生を海外派遣
28年度
29年度
30年度
拡 充
(※)
継 続
継 続
※シリコンバレー青少年派遣研修事業
【予定】
 派遣先 :アメリカ合衆国 サンノゼ市・サンフランシスコ市
 滞在期間:5泊7日
 対象者 :区立中学校2年生
- 38 -
◆ 英語教育の充実 拡充
【指導室】
平 成 3 2 年 度 の 「 小学 校 英 語 の 教 科 化 」や 東 京 オ リ ン ピ ッ ク・ パ ラ リ ン
ピ ッ ク を 見 据 え 、 小学 校 英 語 教 育 モ デ ル校 を 指 定 し 、 小 学 校5 ・ 6 年 生 で
週 3 コ マ ( 年 間 1 05 時 間 ) を 教 科 と して 英 語 学 習 を 実 施 し、 英 語 に よ る
コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン能 力 の 基 礎 を 養 う とと も に 、 中 学 校 英 語へ の 円 滑 な 接
続を図ります。
ま た 、 中 学 校 に お ける 英 語 教 育 の 充 実 を図 り ま す 。
事
業
現
況
28年度
しぶやイングリッ
シュ
(小学生対象)
小学校にALTを配置、
ネイテ
ィブスピーカーを活用した小
学校英語活動を展開している。
○小学校 1・2 年生 1 学級あた
り年間 20 時間
○小学校 3・4 年生 1 学級あた
り年間 25 時間
○小学校 5・6 年生 1 学級あた
り年間 35 時間
しぶやイングリッ
シュキャンプ
(中学生対象)
ネイティブスピーカーとの会
話やゲーム等を通して、
生徒を
「英語漬け」
にする宿泊行事を
展開している。
○関東国際高校と連携し、
希望
する中学生で実施。
○笹塚中学校が秋季休業に希
望する生徒で実施。
- 39 -
29年度
モデル校を
指定し、指
導方法を確
立。
モデル校で
の研究成果
を、全小学
校で適用。
モデル校に
ALTを常
駐。
全小学校に
ALTを常
駐。
関東国際高
校との連携
事業を継続。 区立中学生
対象の事業
区 立 中 学 生 を実施。
対象の事業
を検討。
30年度
文部科学省
作成の新教
材や検定教
科書等の内
容を精査し、
事業を改善。
前年度の課
題を踏まえ、
キャンプの
充実を図る。
2 個性・能力を尊重した育成のために
◆ 個性を尊重した幼児教育・保育の推進
新規
【保育課/指導室】
子ども一人ひとりの個性を尊重したより質の高い幼児教育・保育を導入
していくため、海外の先進的、特徴的な幼児教育や保育を実施している現
場を視察し、幼児教育プログラムの改定に活用するための研究をしていき
ます。
事
業
現
先進的な幼児教育・保育の推進
況
―
◆ 才能をのばす幼児教育・保育の推進
28年度
29年度
30年度
調 査
研 究
導入検討
導 入
新規
【保育課】
周囲とのコミュニケーション等において課題を抱えているが、知能や才
能に特異な能力を秘めている子どもたち(ギフテッド)の可能性を最大限
に の ば し て い く 幼 児教 育 ・ 保 育 を 研 究 して い き ま す 。
事
業
才能をのばす幼児教育・
保育の推進
現
況
―
- 40 -
28年度
29年度
30年度
調 査
研 究
導入検討
◆ コミュニティ・スクールの実施 拡充
【指導室】
地 域 が 学 校 運 営 と 教育 活 動 の 両 面 か ら 学校 を 支 援 す る コ ミ ュニ テ ィ・ス
ク ー ル を 実 施 し 、地域 の 教 育 力 を 活 用 した 、新 た な 学 校 づ くり を 推 進 し ま
す。
コ ミ ュ ニ テ ィ・ス クー ル は 、保 護 者 や 地域 の 方 々 が 一 定 の 権限 と 責 任 を
も っ て 学 校 運 営 に 参画 す る こ と に よ り 、地 域 の 実 情 に 応 じ た特 色 あ る 学 校
づ く り を 実 現 す る 仕組 み で す 。地 域 の 特色 や 学 校 の 実 態 を 踏ま え て 、教 育
委 員 会 が コ ミ ュ ニ ティ ・ ス ク ー ル と し て指 定 し ま す 。
コ ミ ュ ニ テ ィ・ス ク ー ル に は 、保 護 者 や地 域 の 方 々 、校 長 や教 員 、学 識
者 、社 会 教 育 関 係 者 等 か ら 構 成 さ れ る 学校 運 営 協 議 会 を 設 置し ま す 。学 校
運 営 協 議 会 は 、校 長が 編 成 す る 教 育 課 程や 学 校 運 営 計 画 等 の基 本 方 針 を 承
認 し た り 、教 育 活 動に つ い て 、教 育 委 員会 や 校 長 に 意 見 を 述べ た り す る こ
と を 通 じ て 、 学 校 の様 々 な 課 題 解 決 に 参画 し て い き ま す 。
内
容
コミュニティ・
スクール
現
況
長谷戸小
猿楽小
全中学校
28年度
29年度
30年度
代々木山谷小
継 続
継 続
~文部科学省ホームページより~
- 41 -
◆ 児童青少年センター複合施設の整備
新規
【子ども青少年対策課/保育課/地域振興課】
旧児童福祉センター、本町第二保育園、本町敬老館を新たな複合施設と
し て 建 て 替 え 、 平 成2 8 年 4 月 に 開 設 しま す 。
これを機に、児童福祉センターから児童青少年センターへと施設名を変
更 し 、 幅 広 い 世 代 の子 ど も 達 の 利 用 を 期待 し て い ま す 。
当 セ ン タ ー に は 、工作 室 や ク ラ イ ミ ン グウ ォ - ル 、音 楽 ス タジ オ・ダ ン ス
ス タ ジ オ 等 を 設 置 し、遊 び や 運 動 の ほ か、知 的 創 造 の 育 成 、文 化・芸 術 活 動
の 場 と し て 整 備 し ます 。
複合施設内には、認定こども園のほか、ジュニアからシニアまで地域の
誰 も が 集 い 憩 え る 場 と し て 、 地 域 交 流 セン タ ー を 整 備 し ま す。
内
容
現
況
28年度
29年度
30年度
開 設
運 営
運 営
児童青少年センター
(愛称:フレンズ本町)
認定こども園
(本町そよかぜこども園)
【再掲 P12 参照】
工事中
地域交流センター本町
- 42 -
3 成長・発達・環境に応じたきめ細かな支援
◆ 子ども総合支援センターを中核とした
発達障害や虐待等への対応 拡充
【子ども総合支援センター】
0歳から18歳までの渋谷区のすべての子どもたちが心豊かに成長でき
るよう、子ども総合支援センターが中核となって、子どもとその家庭が抱
える様々な課題に総合的かつ迅速・的確に対応し、子どもと保護者に対す
る 切 れ 目 な い 支 援 を実 現 し ま す 。
事業名
子ども総合
支援センター
内
容
平成 26 年 4 月設置
養育困難や虐待等に対応する「子ども家庭支援センター」と、発達の相談や
療育機関への移行を支援する「子ども発達相談センター」を統括
① 総合相談と関係機関の調整
② 保育園や幼稚園等への訪問相談と職員に対する支援
を行う。
③ 職員に対する支援、職員の資質向上のための研修
※平成 28 年度は、両センターを同じ建物内に移設して、より一体的な事業運
営と連携の強化を行い、さらなる支援の充実を図ります。
上記②の具体的な取り組みとして、
「未就学児通所施設訪問相談支援事業」を実施しています。
これは、区立・私立問わず全ての保育園・幼稚園・認定こども園等を対象に、子ども総合支援セン
ターのチーフアドバイザーを中心とした複数の専門家(臨床心理士、作業療法士、理学療法士、言
語聴覚士等)からなる巡回相談チームが、各施設を訪問するものです。
この事業をとおして、発達上の課題や養育困難、虐待等、様々な課題を持つ子どもを早期に発見
し、早い段階から一人ひとりの個性と発達に合った支援を開始し、教育委員会とも連携して将来
を見据えたスムーズな就学が実現できる仕組みを整えていきます。
関係機関との連携図
- 43 -
◆ 小中学校における特別支援教育の拡充 拡充
【学務課】
障害のある全ての児童・生徒や、通常の学級に在籍し学習や行動 等に困
難 を 抱 え る 児 童 ・ 生徒 に 対 し 、 適 切 な 指導 及 び 支 援 を 行 い ます 。
事
業
内
特別支援学級
設置
容
小学校 5 校
(神南・臨川・幡代・富谷・渋谷本町学園)
中学校 3 校
(鉢山・上原・渋谷本町学園)
通級指導学級設置
小学校 1 校(神南) *難聴・言語
中学校 1 校(代々木)*情緒障害等
特別支援教育
通常の学級
に在籍する
児童・生徒
への支援
巡回指導の拠点校
小学校 3 校(神南・幡代・常磐松)
*全小・中学校に特別支援教室を設置
*巡回指導教員による巡回指導(全小学校対象)
*学習指導員・支援員の配置(全小・中学校対象)
*支援検討委員会の開催
*巡回相談チームによる学校支援
「通常の学級での特別支援教育」の実施までの流れ
学務課
特別支援教育支援検討委員会
特別支援教育の各専門家が、学校からの情報
をもとにして、特別な支援の必要性を判断する
とともに、
「個別指導計画」作成の指針を示しま
す。
巡回相談チーム
各学校を巡回し、授業観察を行い、支援方法
の相談や指導方法について助言するなど、校内
委員会を支援します。またその情報を支援検討
委員会に報告します。
小学校の特別支援教室巡回指導教員、中学校
の通級指導学級担任と連携し、支援対象児童・
生徒一人一人の発達の状況を確認します。
教育センター
関係機関
医療機関、保健所、子ども発達相談センター
はぁとぴあキッズ、その他療育機関
- 44 -
通常の学級での学習や
行動が困難な状況
保護者との相談
校内委員会
児童・生徒の状況をもとに、
特別な支援の方法や、支援検討
委員会への相談内容を検討し
ます。
支援検討委員会の判断も踏
まえ、特別支援教育コーディネ
ーター、担当教諭を中心に「個
別指導計画」を作成します。
児童・生徒への個別の支援
校内委員会で作成される
「個別指導計画」に基づき
支援します。
<小>特別支援教室での
巡回指導等
<中>通級指導学級への
通級等
・学習指導員による個別学習
・学級に学習支援員を配置
<通常の学級に在籍する児童・生徒への特別支援教育の更なる充実>
【小学校】特別支援教室は全ての小学校に設置されています。平成28年度は従来の情緒障害
等通級指導学級設置校を含む3校を巡回指導の拠点校にし、拠点校に在籍する専門性
の高い教員が、各校の特別支援教室を巡回して指導します。
巡回指導の
現
況
28年度
29年度
30年度
拠点校
① 神南小学校
情緒障害等通級指導学級設置
一部巡回指導を実施
開 設
継 続
継 続
② 幡代小学校
情緒障害等通級指導学級設置
一部巡回指導を実施
開 設
継 続
継 続
開設準備
開 設
継 続
継 続
③ 常磐松小学校
※指導上の必要により在籍校以外で指導を受ける方がより効果的な場合等は、①~③の拠点校の
特別支援教室に通って指導を受けることもできます。
【巡回】
【巡回】
(通室)
(通室)
【中学校】情緒障害等通級指導学級の開設
新規設置校
現
況
★ 代々木中学校
開設準備
28年度
29年度
30年度
開 設
継 続
継 続
◆小学校・中学校ともに、専門家
で構成される委員会(支援検討委
員会)において、対象児童・生徒
の支援の開始・終了を検討します。
- 45 -
- 46 -
さまざまな活動を支え
地球環境と調和するまち
防災・安全対策
まちづくり
- 47 -
■ 防災・安全対策 ■
渋谷区は、最優先の課題のひとつとして、常に防災対策を見直し、積極的に
その拡充、強化を図ってきました。
首都直下地震や南海トラフ巨大地震の切迫性が指摘されている中、防災セン
ターの設置、防災情報システムの導入により、災害情報の収集・共有体制の強
化を進めました。また、防災ポータルサイトの運用を開始するとともに、その
アクセスを容易にするためアクセスポイントの設置・拡充等、情報通信手段の
多様化を図りました。
今後、さらに防災体制の充実を図るとともに、地域防災力の向上、災害に強
いまちづくりを進めていきます。特に、避難所の拡充・体制の強化や備蓄品等
の拡充、大都市特有の課題である帰宅困難者対策等を推進します。
1 地域防災力の向上
◆ 避難所の確保、備蓄の拡充と地域主体の運営体制の確立 拡充
【防災計画課/地域防災課】
震災対策基礎調査(平成24年度)等による被害想定に基づいて、自主
防災組織の支援・強化、避難所の拡充・体制強化 及び、アレルギー対応食
等のきめ細かい備蓄を推進するとともに、 ペットの避難対策の充実を図っ
ていきます。また、自助・共助を主体とした地域防災力の向上を図ってい
きます。
内
容
現
況
28年度
29年度
30年度
避難所の
確保・整備
区内小中学校等 31 か所
拡 充
検 証
拡 充
避難所
運営体制の確立
マニュアルを再整備し、運営
委員会の立ち上げを検討
マニュアル
再整備
検 証
検 証
備蓄品等の
確保
乳幼児、一般、高齢者は、
3 日分の備蓄食確保
アレルギー対応
食の整備(※1)
継 続
継 続
自主防災組織
活動の支援
スタンドパイプ 68 ヶ所
軽可搬消防ポンプ 79 か所
拡 充
(スタンドパイプ
配備)
継 続
継 続
ペットとの同行避難訓練
の実施
ペット疎開協定の
締結
拡 充
拡 充
―
ペットフード
の備蓄整備
拡 充
拡 充
ペットの避難対策
の充実
- 48 -
(※1)
避難所生活区民
新想定数
乳幼児
1,700 人
一般
35,300 人
高齢者
(71 歳以上)
5,500 人
備蓄食料
粉ミルク、ベビーフード等
(アレルギー対応)
1 日 3 食セット
(アレルギー対応 ※2)
1 日 3 食セット
(アレルギー対応 ※2)
※2 新たに導入
日数
3 日分
3 日分
3 日分
2 帰宅困難者対策
◆ 帰宅困難者対策のさらなる充実 拡充
【防災計画課/帰宅困難者対策担当課長】
災害時に区民の被災者と帰宅困難者を切り分けるため、大規模建築物の
設置者や事業者と連携し帰宅困難者支援(受入)施設の拡充を図るととも
に、沿道等に設置している帰宅困難者支援(受入)施設案内板の増設や渋
谷区防災ポータルサイトの活用により、施設への誘導を適切に行い地域の
混乱を防止します。
また、区は渋谷駅周辺帰宅困難者対策協議会が担う帰宅困難者対策の支
援として、帰宅困難者支援(受入)施設のオペレーション訓練や当該施設
ま で の 誘 導 訓 練 の 支援 を す る こ と で 、 官民 の 連 携 強 化 を 図 って い ま す 。
これに加えて、渋谷駅周辺地域において、都市再生安全確保計画を策定
し、帰宅困難者対策を強化し、誰もが安全に安心して過ごせるまちづくり
をめざします。
内
容
現
況
28年度
29年度
30年度
帰宅困難者支援(受入)施設
32 施設(※1)
拡 充
拡 充
拡 充
帰宅困難者支援(受入)施設
表示板の設置
一部設置
拡 充
拡 充
拡 充
渋谷駅周辺地域
都市再生安全確保計画
の策定
調査及び策定作業
検 証
修 正
検 証
修 正
検 証
修 正
- 49 -
(※1)帰宅困難者支援(受入)施設一覧(平成 28 年 1 月末現在)
エ リ ア
施 設 名
渋谷ヒカリエ
青山学院大学
國學院大學
国立代々木競技場
セルリアンタワー東急ホテル
渋谷エクセルホテル東急
渋谷駅周辺
渋谷東武ホテル
日本アムウェイ
日本基督教団東京山手教会
都立広尾高校
豊栄稲荷神社
金王八幡宮
興産信用金庫渋谷支店
国連大学
246 号
東京ウィメンズプラザ
都立青山高校
文化学園
ホテルサンルートプラザ新宿
甲州街道
新国立劇場
笹塚ボウル
富士見丘学園
JASRAC(日本音楽著作権協会)
井の頭通り
JICA 東京国際センター
東海大学
東京体育館
修養団 (SYD ホール )
明治通り周辺
国立オリンピック記念青少年総合センター
都立第一商業高校
恵比寿ガーデンプレイス
・上記の他、平時における非公表施設が 3 施設あり。
- 50 -
3 災害に強いまちづくり
◆ 区有施設の老朽化対応・耐震化 拡充
【地域振興課/道路課】
施 設 の 建 替 え 、 更 新や 耐 震 整 備 を 行 い ます 。
内
容
現
況
28年度
29年度
30年度
千駄ヶ谷出張所
明治通り拡幅により
移転予定
設計/工事
移 転
運 営
代々木八幡区民会館
老朽化対応の検討
設 計
改 修
開 設
笹塚地区地域交流
センター(仮称)
笹塚第二保育園跡地
複合施設(仮称)内
に設置予定
設 計
工 事
工 事
初台区民施設、本町区民施設、千駄ヶ谷区民会館の老朽化対応・耐震化は今後
検討していきます。
また、老朽化したインフラの補修及び更新を計画的に行います。
内
容
現
況
28年度
29年度
30年度
舗装再生工事
計画策定/施工
施 工
施 工
施 工
橋りょう長寿命化
修繕計画の見直し
定期点検
計画見直し
調整/施工
調整/施工
◆ 居住環境整備促進事業~木造密集市街地の整備促進~ 拡充
【まちづくり課】
老 朽 化 し た 木 造 住 宅等 が 密 集 す る 市 街 地( 本 町 地 区 ) の 防 災性 を 向 上 さ
せ る た め 、 不 燃 性 の高 い 住 宅 へ の 建 替 え、 道 路 の 拡 幅 、 公 園等 の オ ー プ ン
ス ペ ー ス の 確 保 等 都市 基 盤 の 整 備 を 進 めま す 。
ま た 、 特 に 改 善 を 必要 と す る 区 域 に つ いて は 、 東 京 都 の 木 密地 域 不 燃 化
1 0 年 プ ロ ジ ェ ク トに よ る 不 燃 化 特 区 とし て の 事 業 展 開 を 行い 、 災 害 時 に
燃 え な い ま ち づ く りの 実 現 へ 向 け 、 よ り一 層 の 取 り 組 み 強 化を 図 り ま す 。
内
容
現
況
28年度
29年度
30年度
本町二・四・五・六丁目地区
防災街区整備地区計画
運 用
調 査
検 討
計画変更
運 用
主要生活道路 8 号線拡幅整備
(本町二丁目 20 番地先)
用地買収
用地買収
用地買収
用地買収
木造賃貸住宅等建替え促進事業
累計実績
49 件
継 続
継 続
継 続
防災公園、ポケットパークの整備
累計実績
7 件 3,711 ㎡
用地買収
(対象拡大)
用地買収
整 備
用地買収
整 備
- 51 -
■ まちづくり ■
渋谷駅周辺のまちづくりは平成 22 年に住民、企業及び行政が連携し取りま
とめた「渋谷駅中心地区まちづくり指針 2010」により、渋谷の文化のDNA
が息づいた都市再生を実現し、国際的な観光文化都市となることを目指してい
ます。
駅及び都市基盤の再編整備、それと連動した再開発やエリアマネジメントを
進めることで、様々な都市の課題に対応し、防災性の高い魅力ある都市の再生
を推進します。
さらに次のステージとして、渋谷の未来の可能性をひろげるために、多様な
人々が渋谷のまちづくりに参加できる仕組みを創るために、新たなソフト戦略
を展開していきます。
1 魅力ある都市の再生
◆ 渋谷駅周辺地域の基盤整備 拡充
【渋谷駅周辺整備課/道路課】
渋谷駅周辺地域は、
「 都 市 再 生 緊 急 整 備地 域 」
( 平 成 1 7 年1 2 月 )に 指 定
されています。
区は、同エリアで生活文化等の情報発信拠点を形成すること、並びに官
民 連 携 で 広 場・デ ッ キ・通 路 等 の 都 市 基盤 整 備 を 行 い 、東 西南 北 に わ た る 多
層 な 動 線 と 、ア ー バン・コ ア( ※ )による 縦 動 線 に よ っ て 、有 機 的 に 連 続 す
る 歩 行 者 ネ ッ ト ワ ーク を 形 成 し ま す 。
ま た 、地 下 車 路 ネ ット ワ ー ク に よ っ て 、開 発 に よ り 増 加 が 見込 ま れ る 交 通
負荷の軽減を図り、にぎわいと回遊のある安全・安心で歩いて楽しい都市
空 間 の 形 成 を 目 指 しま す 。
※アーバン・コア:多層な都市基盤やまちを上下につなぎ、地下及びデッキから地上に人々を誘導する、まちに開かれた縦軸空間
内
容
現
況
28年度
渋谷駅街区北側自由通路
事業中
工
南口北側自由通路
事業中
事業中
事
29年度
30年度
継
続
継
続
準備工事
工
事
継
続
工
継
続
継
続
工
事
継
続
道玄坂一丁目駅前地区
(第一種市街地再開発事業)
渋谷駅桜丘口地区
(第一種市街地再開発事業)
権利変換計画作成
に向けて協議中
権利変換
計画認可
猿楽橋整備
調査中
調 査 /検 討
調 査 /検 討
調 査 /検 討
旧大山街道整備
検 討 /調 整
検 討 /調 整
検 討 /調 整
検 討 /調 整
- 52 -
事
渋谷駅前整備後のイメージ
スクランブル交差点付近からの眺め
渋谷駅前エリアマネジメント協議会提供
- 53 -
猿楽橋改修
都 市 再 生 緊 急 整 備 地 域(平成 17 年 12 月)
特 定 都 市 再 生 緊 急 整 備 地 域(平成 24 年 1 月)
アジアヘッドクォーター特 区(平成 23 年 12 月)
土地区画整理事業区域(平成 21 年 6 月 都市計画決定)
(平成 22 年 10 月 施行認可)
- 54 -
“アーバン・コア”と“多層歩行者ネットワーク”のイメージ
“アーバン・コア”の整備で多層な都市基盤やまちを上下につなぐ
“地下車路ネットワーク”のイメージ
“地下車路ネットワーク”と左折 In・Out による幹線道路の交通負荷軽減
- 55 -
◆ (仮称)アーバンデザインセンター渋谷
~多様な人々がまちづくりに参加できる新たな取り組み~
新規
【渋谷駅周辺整備課】
渋谷駅周辺での大規模開発工事が進展し、それらを取り巻く周辺の地域
でも開発の機運が高まっています。一方地元からは広域渋谷圏の持続可能
なまちづくりに対する期待が寄せられている ことから、新たな施策として
の ソ フ ト 戦 略 を 打 ち出 し ま す 。
平 成 2 7 年 開 催 の シン ポ ジ ウ ム「“ か も ”づ く り フ ュ ー チ ャ ーセ ッ シ ョ ン 」
をスタートアップイベントと位置づけ、渋谷のまちづくりに様々な人々が
関 わ る こ と の で き る多 様 な“ 場 ”を 創 る た め 、
( 仮 称 )ア ーバ ン デ ザ イ ン セ
ン タ ー 渋 谷 を 設 立 しま す 。
アーバンデザインセンターは、多様な視点でまちづくりを話し合うため
の協働・交流の場を設け、地域ニーズについて実証・対応検討を進める地
域シンクタンクと、インフォボックス等との相互連携によ る都市情報発信
の 機 能 を 創 出 し ま す。
事
業
ア
ー 協働・交流の場
バ
ン
デ
ザ 地域シンクタン
イ
ク機能
ン
セ
ン
タ 情報発信機能
ー
現
況
28年度
29年度
30年度
設立検討中
テストワーク
ショップ
開 設
運 営
―
運用スキーム
検証
開 設
運 営
―
運用スキーム
検証
開 設
運 営
- 56 -
◆
エリアマネジメントの推進
~公道上の広告物掲出による社会実験~ 新規
【渋谷駅周辺整備課/土木清掃部管理課】
公民パートナーシップのもと渋谷駅中心地区のエリアマネジメント
により工事中の魅力付けや情報発信をはじめとした様々な事業を推進
します。
そ の 取 組 み の 一 つ と し て 、良 好 な 都 市 景 観 創 出 や 賑 わ い の 形 成 に 配 慮
し た 屋 外 広 告 物 を 公 道 上 に 掲 出 す る こ と で 得 ら れ た 収 益 を 、公 共 的 な 取
り組みに要する費用に充てるための社会実験を実施していきます。
事
業
エリアマネジメント
の推進
現
況
渋谷駅中心地区におけるエ
リアマネジメント社会実験
実施中
28年度
29年度
30年度
実験検証
実験検証
本運営
社会実験の対象区域
(渋谷駅前エリアマネジメント)
- 57 -
◆ 歩行者天国等のにぎわい・交流事業の実施に向けた検討
新規
【都市計画課/渋谷駅周辺整備課/商工観光課/
安全対策課/土木清掃部管理課】
平成14年度に終了した道玄坂・文化村通りの歩行者天国を復活させる
など、歩行者に優しい環境を実現するとともに、まちのにぎわい・交流を
創 出 す る 取 り 組 み を進 め ま す 。
事
業
歩行者天国等の
実施に向けた検討
現
況
歩行者天国・カウント
ダウン等を考える会の開催
◆ 憩いの空間の創出
28年度
29年度
30年度
関係団体との
協議/ 考える
会の開催継続
継 続
継 続
新規
【緑と水・公園課】
緑 豊 か な 都 市 景 観 の形 成 、国 際 観 光 都 市と し て の 施 設 の 充 実、地 域 の に ぎ
わ い の 創 出 を 図 る ため 、 宮 下 公 園 、 玉 川上 水 旧 水 路 緑 道 の 改修 を 行 い ま す 。
宮 下 公 園 に お い て は、
「 緑 と 水 の 空 間 軸の 形 成 」、
「 公 園 機能 の 確 保 」等 を
目 的 と し 、2 0 2 0年 東 京 オ リ ン ピ ッ ク・パ ラ リ ン ピ ッ ク の開 催 ま で に 渋 谷
駐 車 場 と の 一 体 的 な整 備 を 行 い ま す 。民 間 の 資 金 や 技 術・知 見 の 活 用 に よ り 、
財 政 負 担 を 軽 減 し つつ 、良 好 な 公 共 サ ービ ス が 提 供 で き る「P P P 事 業 」を
展 開 し 、宮 下 公 園 を「 世 界 に 誇 れ る 立 体的 な 都 市 公 園 」と して 整 備 を 行 い ま
す。
事
業
現
況
28年度
29年度
30年度
宮下公園整備
基本協定締結
都市計画変更の事前協議中
都市計画決定
解体工事
建設工事
建設工事
玉川上水旧水路
緑道整備
検 討
基礎調査
基本計画
基本設計
実施設計
- 58 -
2 資源循環型社会の実現に向けて
◆ リサイクルの拡充 拡充
【清掃リサイクル課】
リ サ イ ク ル 意 識 の啓 発 を 行 い 資 源 の リサ イ ク ル を 推 進 し ます 。
内
容
食品用発泡スチロール
トレイのリサイクル
現
況
28年度
29年度
30年度
回収場所 38 ヶ所
継 続
継 続
継 続
牛乳パックのリサイクル
回収場所 38 ヶ所
継 続
継 続
継 続
廃食用油のリサイクル
回収場所 19 ヶ所
継 続
継 続
継 続
古着・ふとんのリユース
回収場所 19 ヶ所
継 続
継 続
継 続
小型電子機器のリサイクル
回収場所 26 ヶ所
継 続
継 続
継 続
廃蛍光管のリサイクル
回収場所 3 ヶ所
(平成 28 年度中)
新 規
拡 充
拡 充
- 59 -
- 60 -
オリンピック・
パラリンピック関連事業
2016 年度実施の
主な継続事業
計画の実現に向けて
~財政計画~
- 61 -
- 62 -
■ オリンピック・パラリンピック関連事業 ■
2020 年に向けて、区民や国内外からの来訪者全ての気運を醸成するた
めの事業を、ソフト・ハード両面において展開します。
すべての個人の多様性が尊重され、国際性豊かで、寛容性を有する渋谷区
にふさわしい、魅力あるまちへのさらなる発展を目指します。
◆ オリンピック・パラリンピックを契機とした渋谷区の発展
拡充
【スポーツ振興課/障害者福祉課/商工観光課/道路課】
事
業
内
容
パラリンピアン
<現況>
支援
ウィルチェアー
(練習会場等の
ラグビー
提供)
(スポーツセンター)
障害者スポーツ
大会観戦事業
スポーツセンター
メインエントラン
ス(スロープ等)
他改修工事
28年度
29年度
拡 充
継 続
継
続
実 施
継 続
継
続
改 修
運営開始
運
営
実 施
継 続
継
続
実 施
継 続
継
続
実 施
拡 充
拡
充
実 施
拡
継
続
設
計/
国際・全国大会観戦
30年度
トイレのバリアフリ
ー化・大体育室空調
設置工事
パラリンピック
デモンストレーショ
普及啓発事業
ン等による競技紹介
パラリンピック
区オリジナルの紙芝
PR紙芝居事業
居による競技紹介
キックオフイベント
気運醸成事業
(オリ・パラ選手の
講演等)
おもてなし関係者
ボランティア育成
スキルアップ事業
(接遇・英会話等)
道路環境整備及び
特別区道第 867 号
調 査/
電線共同溝整備
路線
設 計
自転車走行空間
原宿外苑中前・
調 査/
整備
千駄谷小前
設 計
- 63 -
充
設計/
インフラ
工事
設 計
施 工
工 事
【
再
掲
P
22
参
照
】
■ 2016 年度実施の主な継続事業 ■
安心してすこやかに暮らせるまち
事 業
保育料の軽減
内 容
担 当
児童の属する世帯の区民税所得割額が、11万円 未満 の世 帯は
保育料を無料とし、さらに区分に応じて20%~30 %の 軽減 を図
保育課
ります。
3人目以降の児童の保育料を無料とします。
ハッピーマザー出産助
出産にかかる経済的な負担を軽減するため、出 産助 成金 を支
国民健康保険課
成金支給事業
給します。(1人の出産につき10万円)
安心して子育てができるように、妊娠期間中か ら産 後ま で、
地域保健課
産前産後の心身健康サ 母 子 の 心 身 の 健 康 及 び 子 ど も の健 やか な成 長を サポ ート しま
子ども家庭支援
ポート
す。(妊婦健康診査、育児支援ヘルパー派遣事業 「に こに こマ
センター
マ」等)
感染症予防への取組み
任意予防接種等の経費を助成し、区民の健康管 理を 経済 的に
地域保健課
支援します。
高齢者を対象とした傾聴ボランティア講座、福 祉体 験講 座、
ボ ラ ン テ ィ ア ア ド バ イ ザ ー 講 座、 ボラ ンテ ィア オリ エン テー
社会活動への参加促進 ション等の各講座を実施し、地域ボランティア人 材育 成、 アク 福祉部管理課
ティブシニアの社会参加、地域貢献活動への参加 拡大 を図 りま
す。
就労支援の充実
長年培った知識と経験を活かして今後も地域の 中で 継続 的に
活 躍 で き る よ う 、 高 齢 者 の た めに 仕事 の確 保や 就労 の拡 大を 福祉部管理課
図っている渋谷区シルバー人材センターを支援します。
性別等にとらわれずに、多様な個人が尊重され 、一 人ひ とり
がその個性と能力を十分に発揮し、社会的責任を 分か ち合 い、
ともにあらゆる分野に参画できる社会の実現を目指します。
男女平等・多様性社会
男女及び性的少数者の人権が尊重されるよう、 今後 、「 男女
推進事業
平等・多様性社会推進行動計画」を策定し、これ に基 づき 、区
民等への周知啓発や相談支援等を、総合的かつ計 画的 に推 進し
ていきます。
総務課
渋谷男女平等・
ダイバーシティセ
ンター
いきいきと創造的な活動が行われるまち
事 業
文化芸術事業の振興
内 容
担 当
文化総合センター大和田のホールや渋谷公会堂 (建 替え 工事
中:平成30年度竣工予定)等の文化施設におい て、 幅広 い世
代 が 楽 し め る コ ン サ ー ト や 舞 台芸 術公 演等 を開 催す ると とも 文化振興課
に、区民参加型の事業を実施し、人材の育成を図ります。
文化総合セン
国 の 重 要 文 化 財 で あ る 旧 朝 倉家 住宅 を活 用し た茶 席の 開催 ター大和田
や、国立能楽堂での能楽鑑賞など日本の伝統文化 にふ れる 機会
を創出し、地域に根差した文化の振興を図っていきます。
普段体験できない科学・技術・数学のプログラ ムを 実施 し、
こども科学センター・
子どもたちの科学的思考や、ものづくりへの意欲を育てます。
ハチラボの運営と学校
生涯学習振興課
理数教育重点校をはじめ、すべての区立小中学 校へ の支 援を
支援
行います。
児 童 ・ 生 徒 一 人 ひ と り に 基 本的 な学 習内 容を 確実 に定 着さ
せ、学力の向上を目指すため、全小中学校で放課 後等 の時 間に
土曜・放課後学習クラ 学習事業を実施しています。
指導室
ブ「まなび~」の運営
各学校で児童・生徒の実情に応じた学習指導計 画を 作成 し、
授業の復習や補充を行うことにより、基礎学力を つけ てい きま
す。
- 64 -
教育相談
~子どもたちの多様
な課題への対応~
子どもたちが、学校でより良い対人関係を育み 、楽 しい 学校
生活を送れるよう、いじめや不登校等の問題を予 防し 、起 こっ
指導室
た場合には早期発見・対応、解決していくための 事業 を、 継続
教育センター
して行います。また、義務教育終了後も継続して 支援 でき る若
者サポート事業を引き続き実施します。
産業競争力強化法における創業支援計画の認定 を受 けた こと
により、民間の創業支援事業者との連携を強化し 、切 れ目 のな
創業支援制度・融資の
い創業支援事業を行います。
商工観光課
充実
商 店 会 や 中 小 企 業 の 発 展 、 起業 者の 支援 のた めに 充実 した
様々な融資制度を実施します。
商店会の振興
人々が集い楽しむ魅力ある商店街づくりのため 、商 店会 等が
行う様々なイベントや、景観・環境整備等に関す る支 援を 行い 商工観光課
ます。
離職者対策事業
~しぶやビッテ~
就労相談や適性検査、セミナーの開催等、その 人の 経験 や能
商工観光課
力を活かすきめ細やかな就労支援を無料で行います。
さまざまな活動を支え地球環境と調和するまち
事 業
新庁舎等の整備
内 容
担 当
震災時における事業の継続性の基盤として、区 民サ ービ スが
滞 る こ と の な い よ う 、 ま た 、 財政 負担 を最 小限 にと どめ 、庁 庁舎建設室
舎・公会堂の建替えを進めて行きます。
医師会、歯科医師会、薬剤師会と連携協力した フェ イズ ごと
災害時医療体制の確保 の医療・保健体制を充実させ、緊急時医療体制の 充実 を図 りま 防災計画課
す。
幡ヶ谷二丁目複合施設
(仮称)の整備
地域コミュニティの活性化を図るため、住宅・ 保育 施設 等の
複合施設の整備を予定しています。
また、地域の防災拠点として同敷地内に一時集 合場 所と なる
防災公園を整備し、緑豊かな居住環境と地域防災 環境 の向 上を
図ります。
福祉部管理課
保育課
緑と水・公園課
地域防災課
区内にある建築物の耐震診断、耐震設計、耐震 改修 費用 の一
部を助成し地震に対する地域の安全性の向上を図ります。
民間建築物の耐震促進
耐震診断の結果、倒壊の可能性が高いと判断さ れた 木造 住宅
まちづくり課
助成
で、様々な理由により改修工事が困難な方の対応 策と して 、地
震による倒壊から高齢者等の命を守るための住宅 の簡 易補 強工
事の費用を助成します。
災害時の緊急車両の通行や広域避難路等の確保 のた め、 緊急
特定緊急輸送道路沿道
輸 送 道 路 と し て 指 定 さ れ て い る道 路沿 道建 築物 の耐 震化 助成 まちづくり課
建築物耐震化促進事業
を、平成30年度まで延長して実施する予定です。
幅4m未満の狭い道路(狭あい道路)に接する 敷地 に建 物を
狭あい道路拡幅整備事 建 て る 建 築 主 等 と 協 議 し 、 区 が拡 幅整 備工 事を 行う こと によ
道路課
業
り、良好な居住環境の創出及び災害に強いまちづ くり を促 進し
ます。
自転車等の放置対策、
駅周辺や道路等における安全な歩行空間、災害 時に おけ る避
自動二輪車の違法駐車 難路の確保等のため、自転車等駐車場の整備、放 置自 転車 等の 土木清掃部管理課
対策
駐車場への誘導・啓発・撤去作業等の施策を実施します。
- 65 -
■ 財政計画 ■
(1)財政計画のたて方
● 歳入の大宗を占める特別区税については、社会経済情勢の動向等を踏
まえ、平成29年度及び30年度は、平成28年度を上回ると見込ん
でいます。
● 歳出については、平成28年度の当初予算の財政規模をもとに、平成
30年度までの各年度の財政規模を算出しています。
(2)財政規模の推計
歳入集計表
区
分
(単位 百万円)
平成28年度
平成29年度
平成30年度
特 別 区 税
46,458
46,886
46,670
国庫支出金
11,383
11,495
12,237
都 支 出 金
5,226
5,497
4,661
特 別 区 債
0
0
0
21,485
25,040
22,465
0
2,272
0
84,552
88,918
86,033
そ
の
他
(うち基金繰入)
合
計
歳出集計表
区
(単位 百万円)
分
平成28年度
平成29年度
平成30年度
人
件
費
18,177
18,331
18,499
公
債
費
2,456
2,110
1,914
普通建設費
8,764
12,839
9,308
55,155
55,638
56,312
84,552
88,918
86,033
そ
合
の
他
計
- 66 -
渋谷区基本構想体系図
創
意
あ
ふ
れ
る
生
活
文
化~
都自
市然
と
渋文
谷化
と
や
す
ら
ぎ
の
ま
ち
~
安心してすこやかに暮らせるまち
Ⅰ 快適な都心居住の確保
Ⅱ 互いに支えあう福祉社会の確立
Ⅲ こころと身体の健康の保持・増進
いきいきと創造的な活動が行われるまち
Ⅳ まちを彩る文化の醸成
Ⅴ ひとの個性がきらめく学習の浸透
Ⅵ 地域とともに栄える産業の振興
さまざまな活動を支え地球環境と調和するまち
Ⅶ 都市のオアシスとしての環境の整備
Ⅷ 多様な暮らしと活動を支える安全・快適な基盤の
整備
Ⅸ 新たな価値を生み出す交流の深化
総合的な施策の展開
計画の実現に向けて
※現在、渋谷区基本構想等審議会において改定に向けた審議を
行っています。
- 67 -
渋谷区実施計画
2016
平成28年度~平成30年度
平成28年2月発行
編集発行 渋谷区企画部企画財政課