資料１概要版蓮田市ペット霊園の設置等に関する条例（案）・条例制定の背景近年のペットブームに伴い、ペットの火葬場や霊園に対する需要が高まり、各地でペット霊園などの設置が増加しております。しかし、ペット霊園などの設置を規制する法令が整備されていないことから、ペット霊園が住宅地に隣接して設置されるなど、近隣住民とのトラブルが各地で多く発生しております。蓮田市におきましても、ペット霊園の施設の設置及び管理が適正に行われるよう、必要な事項を定めることで、市民の生活環境の保全を目指していきたいと考え、「蓮田市ペット霊園の設置等に関する条例」を制定いたします。・目的（第１）新たにペット霊園を規制する条例を制定し、社会問題化している近隣住民とのトラブルを未然に防ぐとともに、市民の生活環境の保全を図ることを目的とします。また、ペット霊園の設置及び管理が公衆衛生その他公共の福祉の見地から適正に行われるための措置を講ずることで、動物愛護及びペットとの共生による社会を良好なものにしたいと考えております。・許可申請及び事前協議（第３・第４）ペット霊園を設置するには、市長（蓮田市）の許可を受けなければなりません。また、設置の許可を受ける前には、市長（蓮田市）との事前協議が必要となります。・標識の設置及び説明会の開催（第５・第６）ペット霊園の設置者は、設置の許可を受ける前にペット霊園の設置計画について、市民へ周知するために、標識の設置が必要となります。また、標識設置後には、設置計画についての説明会の開催が必要となります。・許可条件（第９）ペット霊園を設置するには、次のような条件を満たす必要があります。（1）公園、学校、保育所、病院、公共施設、住宅等の敷地からペット霊園敷地境界まで、 100メートル以上離れていること。（2）河川又は湖沼から20メートル以上離れていること。（3）ペット霊園設置者が、ペット霊園の敷地を所有していること。（4）隣接土地所有者の同意を得ていること。（5）緑地面積の割合が敷地面積の10パーセント以上確保されていること。（6）出入口に門扉が設けられていること。（7）障壁、樹木の垣根等によって、目隠しがされていること。（8）駐車場、ごみ集積設備、給水設備及び排水設備が設けられていること。（9）敷地が地盤の軟弱な土地等の場合、地盤の改良等の安全上必要な措置が講じられていること。（10）雨水又は汚水が停留しないように、排水設備が設けられること。（11）焼却炉には、防臭、防じん、防音について十分な能力を有する装置が設けられること。（12）必要な関係法令との調整が図られていること。・維持管理（第１３）ペット霊園の設置者は管理者を置いて、ペット霊園を適正に維持管理する必要があります。・立入検査（第１５）ペット霊園の立入り調査が必要と判断した場合、立入り検査をすることが出来ます。・勧告、命令（第１６・第１７）ペット霊園の設置条件を満たしていないと判断した場合、改善勧告をすることが出来ます。また、勧告に従わない場合は、改善命令を出すことが出来ます。・許可取消し、使用禁止命令（第１８・第１９）不正な手段で許可を得た場合、設置許可を取り消せます。また、市長（蓮田市）の許可を受けないで、ペット霊園を設置した場合や、設置許可を取り消された場合、使用禁止命令が出されます。 ※ （第○○）は、資料２「蓮田市ペット霊園の設置等に関する条例（案）」の項目番号と関連付けされています。