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(様式 13)
( 1 枚目/ 4 枚中)技術提案書
整理符号:
市民が集い「創造し」「感動し」「育つ」ムイの舞台
公園のようなムイの舞台 [配置計画]
●
●
●
●
水
魅 辺
力 空
的 間
な
歩
行
者
ア
ク
セ
ス
国
車 道
輛 58
動 号
線
那覇を活性化する新たな文化拠点
市民が集う
「ムイの舞台」
美栄橋駅
一銀通り側をメインエントランスとする 県庁前駅
賑わいの中心となる中庭には、カフェ、
美栄橋駅
搬入動線を分離
ことで、中心市街地や国際通り、緑が丘
ギャラリー、
各種練習室と緑のテラスを立
緑のネットワーク
安全な歩行者動線の確保
施設敷地内まで連続する
公園等とつながり、回遊性のある歩行者
体的に配置し、観る・観られるインタラク
緑による地域環境の向上
既存樹木を活かした
ネットワークの拠点となる計画とします。
ティ
ブな空間
「ムイの舞台」
とします。
敷地内歩道
周辺の類似施設 ( テンブス館、パレット
「ムイの舞台」は、アマハジのように雨や
市民劇場、琉球新報ホール等 )との共同
直射日光を遮り、風の抜ける居心地の
てんぶす
ホール
イベン
ト等にも対応する、
自由度の高い、
いい沖縄らしい半屋外空間とします。
り
小ホール
通
庇下を利用した
300席
国際 客動線
搬入動線
快適な歩行者空間
観光
搬入・
開放的な施設を提案します。
周辺環境に配慮した計画
まちに開かれた
作業
ス
市民に愛される那覇のランドマーク
市民舞台を展開
セ
施設全体を豊かに緑化することで、市街
ク
リハ室
中庭
者ア
空間 歩行
化
な
緑 的
地に少ない緑を補い、緑ヶ丘・十貫瀬・美
周辺は低層の住居と店舗等が混在する 敷地形状を活かし
一般車両・
魅力
タクシー
地域であり、街並みの緑空間と連続した 騒音に配慮した
栄橋公園と連続する緑地空間を創出し、
ゆとりのある
オープンな中庭に人々を引き込みます。 搬入スペースを
「亜熱帯庭園都市」
の実現を目指します。
ムイの
賑わいを引込み
市街地活性化の促進
舞台
回遊動線の外周部には立体的な緑を 確保します
奥行きのあるまちづくりに
回遊性を向上させることで
初めての来館者にも分かりやすい施設と
大ホール
寄与する施設動線
歩行者ネットワークを強化する
多方向への
配して、周辺住民に対しての圧迫感を 南面の壁面には
するため、タクシー・バスの乗降場と地下
歩行者動線確保
那覇市中心市街地の発展に寄与する新たな拠点
抑え、プライバシーが保護できるような 緑化壁面を設置し
駐車場へのアクセスを集約して敷地北東
市街地の賑わいに
良好な地域環境に
連続性を図る
ファサードとします。
寄与します
部に計画します。
既存樹木を活かした
水平に積層された「新しいアマハジ」は、 県庁前
みどりのバファーゾーンを形成
一銀通り渋滞の影響を最小限に留める
駅
現代的なファサードの中に沖縄の素材が
ため、搬入車両はモノレール沿いの道
魅力的な歩行者
アクセスとの連携を図ります
使用されるデザインとし、多様な文化と
から敷地南側に進入する動線とします。
歴史が混在・集積する那覇らしさを演出
国際通り
します。
公設市場
タイムス
ホール
350席
●
県庁前駅
パレット
市民劇場
400席
琉球新報
ホール
600席
●
N
●
●
●
周辺に配慮したやさしく機能的な配置構成
街とつながる
「ムイの舞台」
街並みの緑と連続した森のステージ
「ムイの舞台」は市民文化芸術の象徴
(様式 13)
( 2 枚目/ 4 枚中)技術提案書
整理符号:
緑あふれる明解な平面計画 [施設機能 1]
折畳式音響反射板
平土間利用可能な
分割昇降床式の舞台
舞台関係者用駐車場は
一般駐車場と分けて配置
一般搬入用にも利用
WC
搬入口
組立場
大型建具により騒音を
低減し、雨天時作業も
可能なガルウィング車
対応搬入口
厨房
舞台
稼働客席
300席程度
収納
ホワイエ
機械室
WC
WC
練習時に利用しすいように
楽器庫は練習室に近接配置
テラス
WC
小ホール
外壁の緑の帯と
中庭の緑が連続して
快適な回路空間
「アマハジ」
を演出
調整室
ホワイエ
ボランティアも集う
市民交流情報の拠点
市民の展示に利用
展示機能
楽器庫 ロッカー クローク
WC
一銀通り
カフェ・
レストラン
吹抜け空間により緑の積層を風が抜ける
1階まで木漏れ日が落ち、明るい中庭を演出
練習の合間に
安らぐテラス
音響反射板と
滑らかに連続する
壁面が反射音を
効果的に客席へ返す
中庭と一体利用が
できるホワイエ
小ホール
アーティスト
ラウンジ
WC
通り・中庭の双方に
賑わいを演出する
カフェ・レストラン
バーカウンター
大楽屋
中楽屋
シャワー
洗濯室 小楽屋
搬出入口
WC
段床式客席利用時の
2階ホワイエ
十分な本数と可変速制御
可能な吊物機構
多様な演目に対応可能
収納が可能な段床式客席(160席)
舞台から最後部まで15m以内に設定
倉庫
楽器庫 シャワー・更衣室
大ホール
機械室 ホワイエ
(3階席:250席程度)
中庭に開かれた
音楽系大練習室
大練習室2
テラスを見渡す
ホワイエ
公演のないとき
は単独利用可能
大道具製作場 主催 楽屋口
最終
退出口
中庭との一体利用が
できる大練習室
舞台
備品庫
搬出入兼VIP対応EVを
大・小ホールの
共用部に設置
共用ロビー
メイン
エントランス
中庭
イベント広場
大練習室1
イベント広場としての
利用が可能な中庭型の
共用ロビー
搬入口
組立場
大・小ホール舞台と近接し
大ホール主舞台と同規模の
演劇系練習室
搬入
管理事務室と
近接した託児スペース
楽器庫
市民に分かりやすい
位置に管理事務所を配置
楽屋口
技術
控室
主催
中楽屋
側舞台
託児
スペース
倉庫
職員
控室
奈落との搬出入や
オーケストラ雛壇にも
利用できる3分割式の舞台迫
主舞台
迫り
大ホール
1,600席程度
音響反射板は吊物バトンの配列に
制約を与えない舞台奥に収納
インフォメーション
チケットカウンター
ロビーコンサート時の
客席となる大階段
管理
事務室
芝生広場だけでなく
女性のハイヒール等
歩行にも配慮した
動線を確保
車寄せ
倉庫
シャワー室
更衣室
大楽屋
給湯室
洗濯室
WC
大楽屋
WC
WC
通りからの
顔となる情報コーナー
情報
コーナー
市民利用、会議室、
休憩室としての利用
などを考慮した大楽屋
WC
倉庫
側舞台
創造支援機能の
トイレ・更衣室などを
まとめて配置
アーティスト 小
小 小 小
ラウンジ 楽屋 楽屋 楽屋 楽屋
中楽屋
車椅子対応EV
一般車・車寄せ
入口
ロビーコンサート時
観客席にもなる
回廊デッキ
WC
屋根
大練習室1上部
舞台と連動して利用可能な
作業室と小練習室
大ホール舞台
施設整備計画の
幅・奥行・
高さを確保
十分な本数と
可変速制御可能な
吊物機構
WC
中練習室
作業室
倉庫
倉庫 主催 小練習室
機械室
遮音に配慮し
各ホール・練習室が
隣接しない配置
街へ活動を発信する
中練習室
機械室
小ホール上部
練習の合間に
安らぐテラス
親子
1階席最大視距離を
24mに設定
調光
大ホール
(1階席:1000席程度) 多目的
大練習室2上部
EPS
DS
街へ活動を発信する
中練習室
クローク
音響
壁面の凹凸が音を
拡散し温かみの
ある響きを作る
音響反射板と
滑らかに連続する
壁面が反射音を
効果的に客席へ返す
4 階平面
施設全体の活動を
見渡せる中庭
中庭
楽器搬送用EV
水平フィンは多様な演目に対応する
舞台設備ギャラリーとしても機能
ホワイエ
親子
控室・
倉庫
ロッカー
WC
WC
カフェ
(バーカウンター)
中練習室
公演がないときには
中庭の回遊動線の
一部となる
ホワイエ・カフェ
大練習室1上部
倉庫
テラス
2 階平面
WC
楽屋廊下の天井高さは2.5mを確保
段差のない楽屋廊下
WC
中庭に面した
小練習室
小練習室
-凡例-
ホワイエ
大ホール、小ホール系機能
楽屋エリア
舞台
主催者事務室等
客席
ホワイエ
N
大ホール
創造支援機能
練習室
交流・展示・情報発信機能
楽器庫・制作場他
共用ロビー
情報コーナー他
0
管理系機能
共用廊下
管理事務室他
明快で利用しやすい施設
一銀通りに沿って、リニアに「中庭空間」
「ホワイエ空間」
「客席空間」
「ステージ」
「 搬入動線」
と配置することで、
各 機 能 の 連 携 性、 独 立 性を、 搬入 中庭空間 分割利用
可能ライン
効率的に確保しながら、広がり
のある空間とします。
市民がまず訪れる管理事務室・
受付を施設中心に配置します。
主な施設は 1・2 階から中庭に顔
を出し、分りやすい施設構成と
します。
5
10
25m
1 階平面
(2階席:350席程度)
季節感あふれるテラスイメージ
大階段イメージ
練習室イメージ
テラス
●
●
ステージ
客席空間 ホワイエ空間
大ホールホワイエ
眺望がひらける
開放的な空間
全ての利用者に
配慮したEV動線
3 階平面
管理控室
(清掃、警備、施設整備など)
WC
搬出入兼
VIP対応EV
一般駐車場
(約60台)
VIP対応も可能な
地下エントランス
緑 れるテラス空間とユニバーサルデザイン
各階に緑あふれるテラスとそれに面して練習室やカフェ
を配置します。 これらを回遊するデッキには、緩やかな
階段とEVを併設して、誰もが上下移動しやすいユニバー
サルな構成とします。
エント
ランス
車寄せ
WC
オーケストラ
楽屋
●
使い勝手の良い管理・楽屋・搬入動線
大ホール・小ホールの舞台、楽屋、大道具制作場、大練
習室1(演劇系)は搬出入しやすい1階に配置します。
大ホール楽屋ゾーンは、客席下に舞台と同レベルでコの字
で配置し、舞台からもロビーからもアクセスが可能とします。
また搬入動線と分離することで、安全性も高まります。
機械室
奈落 倉庫
車椅子対応の
駐車スペース
EVに近接配置
オーケストラ
ピット
●
●
多様な演目に
対応する奈落
倉庫にも利用
オーケストラピットに近接した
オーケストラ楽屋を設置
楽器の搬入は地下駐車場より可能
B1 階平面
(様式 13)
( 3 枚目/ 4 枚中)技術提案書
整理符号:
人と人、人と緑がつながる施設 [ 施設機能 2 ]
人々が感動を共有し、つながりの生まれる劇場 [施設機能 3]
観客と演者が近いホール
舞台と客席の距離を近づけるため、客席
は 3 層とし、最も離れる 3 階席後部でも
舞 台との 距 離 を 2 8 m 以 内としま す 。
これにより、演者と観客との一体感・感動
が生まれ、新たな創造へのつながりが
生まれます。
音響のよいホール
1階席は客席中央への側方初期反射音が
よく届くシューボックス形状とし、反射音
が届きやすい 2・3 階席は扇形状にする
ことで、均等に音響の優れたホールと
します。
ホール音響設計の豊かな技術と経験を
駆使して、拡がり感のある響きを生み、
アーティストも喜ぶ空間を創ります。
舞 台 反 射 板を大きく開 閉 することで、
コンサート様式、演劇様式とを転換し、
様々な演目に適した響きに調整します。
客席両サイドの水平フィンは、1階席中
央部にしっかりと音を反射させ、響きを
豊かにします。 この水平フィン、天井の
反射板の工夫が、響きにどのような影響
をもたらすかのシミュレーションします。
多様な利用に対応する大ホール
1,600 席の座席は、ゆったりとした広さで
観客の快適さを追求し、1階席に 1,000
席、2階に350席、3階に250席とします。
1階席のみ1,000席、1・2階席のみで1,350 音響シミュレーション
席と段階的な利用、また、オーケストラ
舞台の音響反射板により演
奏者と観客に有効な豊かな
ピットを前舞台とする場合は -130 席と
反射音を供給。
客席数はさまざまなアレンジが可能です。 適正な天井の高さにより観
客 席 に 直 接 音を補 強 する
音響反射板は、舞台奥に格納し、舞台
しっかりした反射音を供給。
床面にレールが不要な懸垂走行式を検討
サイドスポット部を兼ねる多
します。 これにより、舞台上での制約が
段構成の音響ひさしにより、
音の拡がり感に重要な初期
なくなり、短時間に少人数での転換作業
の側方反射音を十分に供給
が可能となります。
●
●
●
●
●
イベントで賑わう共用ロビーの中庭
公園のような中庭を中心に、ホワイエも連続させる回遊動線
市民による芸術祭やウチナーグチ講座などが展開される
シークエンスは創造活動に活気を与え、人を育てる場と
なります。2階のホールホワイエもイベント広場(中庭)の
回遊動線に取り込み、情報コーナーやカフェと連携した
にぎわい空間
「市民が集うムイの舞台」
の一部となります。
楽屋ゾーンも市民交流ための施設
楽屋ゾーンを舞台の後背部ではなく、1 階席後部のエント
ランス側に設けることで、市民が利用しやすい位置となり、
公演がない場合には、会議室や練習室としても利用が
可能です。
広場とつながる練習室
各ホールの舞台に近接し、舞台と同規模のスペースを確保
した演劇用大練習室は、大型扉を開放することで前面の
イベント広場と一体の利用が可能です。
音楽用大練習室は2階に配置し、リハーサルの風景や
音も中庭から鑑賞でき、
「ムイの舞台」の一部となります。
地域の精神的支柱となる施設
自然採光・通風などを積極的に採用し、雨水槽や蓄熱槽の
水を利用して、災害時には最小限のエネルギーで避難所
として機能できます。
●
●
●
●
●
WC
WC
WC
W
C
小ホール未使用時
ホワイエを単独利用
中庭と連動した
利用が可能
厨房
バーカ
バー
バーカウンター
ーカウ
ウンター
ンター
小ホール
小ホ
小
ホール
ホ
ホー
ール
ー
ル
カフェ
カフ
フェ
ェ・
レストラン
レス
ストラ
トラ
ラン
ン
中庭に開かれたホワイエ
公演がないときは単独
利用も可能
ホワイエ
ホワイ
ホワ
ホ
ワイ
ワイエ
イエ
エ
一銀通り
一
銀通り
銀通
り
回遊動線に賑わい
を演出するカフェ
ホワイエ
ホワイ
ホワ
ホ
ワイ
ワイエ
イエ
エ
倉庫
倉
庫
展示機能
展示機能
展示機
展示
示機能
示機
能
クローク
クロ
ク
ロ
ロー
ローク
ーク
ー
ク
共用ロ
共用ロビー
共用
用ロビー
大練習
大練
練習室1
練習室1
1
大練習室1
中庭
中庭
イベ
イベント広場
ベント
ト広場
メイン
メイ
イン
イ
ン
エントランス
エントラン
ランス
ンス
ンス
回廊断面イメージ
(右図)
中庭
中
庭
イベント広場と
一体利用する
大練習室
主催
託児
スペース
スペース
スペー
スペ
ース
ス
倉庫
倉
庫
職員
員
控室
控
室
大楽
大楽屋
楽屋
中楽屋
中楽屋
WC
WC
大ホール
大
大ホー
大ホ
ホール
ホ
ール
多 的
多目的
練習風景を
街へ発信
開かれた
市民会館
●
気持ちの良い通風
ステンドグラスにより
色鮮やかに演出
●
ホワイ
ホワイエ
ホワ
ワイエ
イ
親子
親子
通りに面する
情報発信拠点
会議室などの利用を想定
ロビーからも利用できる
大楽屋
1階の回遊動線イメージ
WC
:回遊動線
カフェ
カ
フェ
ェ
(バーカウ
(バー
(バ
バーカ
バ
バー
ーカウ
カウンタ
カウ
ウンタ
ンタ
ンタ
ンター)
ター)
ター
ー)
(バーカウンター)
施設の活動を見渡し
コミュニケーション
を促す吹抜け
施設をつなぐ回廊
人や活動をつなぐ
「アマハジ」空間
:公演が無い場合の回遊動線
2階の回遊動線イメージ
計1,350席
250席
1階席幅23mの
シューボックス形状
1階席最大24m
光を導くライトシェルフに緑やステンドグラスを
配して彩りあふれる回廊デッキ空間
最大28m
350席
1,000席
音響にも配慮した客席形状
客席と舞台が近い客席構成
舞台客席構成
市民が舞台芸術を創造する小ホール
●
クロ
ク
ローク
ロー
ーク
クローク
客席数のアレンジが可能
計1,600席
●
積層した緑による
柔らかい光と風
音響
音響
情報
情報
コーナー
コーナ
ナ
2階席
3階席
音響反射板に連続
する客席天井
●
積層した庇と植栽により
眺望を確保しながら
周辺住民への
プライバシー確保
光
調光
車寄せ
車寄
寄せ
寄
せ
WC
WC
倉庫
倉
庫
●
施設全体を
見渡せる
回遊動線
親子
子
倉庫
倉庫
WC
小 小 小
楽屋
楽屋
楽屋 楽屋
楽屋 楽
屋
1階から
ロビーイベント時
客席となる大階段
管理
事務
事務室
務室
シャワー室
シャ
シ
シャワー
ャワ
ャ
ワー室
更衣室
更衣
更
衣室
大楽
大楽屋
楽屋
給湯室
給湯室
給湯
洗濯室
洗濯室
洗濯
WC
中練習室
中練習
中練習
練習室
小練習室
小
小練習
練習室
練習
インフォメーション
イ
ンフォメーション
ン
フォ
ォメー
ーション
チケットカウンタ
チケットカウンター
チケ
ケットカ
トカウ
ウンター
ンター
積層した庇で
風雨と日差しを防ぐ
ロビーコンサート時
観客席にもなる回廊
デッキ
練習室・楽屋も
繋がる回遊動線
活動を身近に感
じられる
楽団編成により、奥行を
可変できる音響反射板
● ● ●:初期反射音の時刻別
分布図
中庭に開かれた大練習室
練習風景中庭から鑑賞
大練習室2
大練習
大練
練習室
室2
客席と舞台が近く一体感でつながる大ホールのイメージ
●
優 れ た 公 演 が 鑑 賞でき、 か つ
市民の多様な舞台芸術創造活動
に対応可能な使いやすい規模の
小ホールとします。
ステージは分割昇降式、客席の
一部は可動段床席とすることで、
平土間からコンサート形式まで
自由な発想が生かせるホールと
します。
平土間利用の際にはホワイエ、
中庭との一体利用が可能とし、
コンサート形式時は、後部席は
2 階からアクセス可能とします。
レストランと近接させることで、
イン セ ン ティブ ツ ア ー など の
MICE 利用も可能です。
パーティスタイル
約 250 席
講演会スタイル
約 220 席
コンサートスタイル
約300 席
(様式 13)
( 4 枚目/ 4 枚中)技術提案書
整理符号:
自然エネルギーを生かした合理的で効率の高い施設 [環境配慮]
ホール天井の高さを活かした煙突効果で、無風時でも建物
全体を自然換気できるようにします
緑により環境負荷を低減
建物の外周や中庭の緑で、
日陰を作り、
さわやかな自然通風と合わせ
て居心地のよい
「アマハジ」
空間をつくり、
省エネルギー化を図ります
35,000
●
●
●
機能的でオンリーワンな市民会館づくり
基本構想・基本計画に私たちの実績や経験を反映させる
ことで更なる施設機能の充実を図ります。 設計の節目に
市民意見を取り入れ、オンリーワンの施設づくりに向けて
柔軟に対応致します。
市民ホール機能と地域文化に精通したチーム構成
国内外の実績が豊富な設計事務所と県内の大型公共施
設設計・市民協働の実績が豊富な市内設計事務所で構成
し、機能的で地域文化や環境に配慮した施設づくりに向
けて、迅速できめ細かな対応を致します。
●
●
那覇市
●
小
ホール
標準 提案
代表設計事務所
管理技術者
建築担当主任技術者
構造担当主任技術者
電気担当主任技術者
機械担当主任技術者
舞台設備・音響担当
ランドスケープ担当
天井と一体となった鉄骨トラス梁
清掃仕込時等には
暗転可能なトップライトにより
自然光を導く
ホールにもLED照明を
積極的に導入
デシカント空調機のための太陽熱温水機
ホールの大空間を構成する
鉄骨鉄筋コンクリート造大架構
煙突効果により通風を促し
冷房を補完しエネルギー消費を抑える
最小限に抑えた
フライタワーボリューム
太陽光発電で回転する天井扇
暑い時に涼しさを提供する
十分な幅・奥行・
高さを確保した舞台
段差のない舞台・楽屋・
管理動線は、演者・運営者
にとって使い勝手の良い
施設となります
立体的なテラス空間では、
どこからでも自然や自然に
映える色を感じられる
シンポジウム・
ワークショップ等
運用
地元設計事務所
意匠担当 構造担当
電気担当 技術担当
(申請・事前協議等)
テクニカルサポート
管理部門(工程計画支援) ファシリティマネジメント部門(施設の運用・管理)
技術管理部門
(ISO・デザインレビュー) BCP部門
(災害対策支援)
計画部門(まちづくり)
プレゼンテーション部門(デジタルコンテンツ作成)
土木部門(地盤調査・造成支援) コスト管理担当(コスト検討)
ミストを併設した
屋上庭園等で真夏でも
日射を避けて涼しい場所
ホワイエ
設計共同企業体
壁面緑化による熱負荷軽減
ホワイエ
WC
奈落
大迫
クール・ヒートチューブ
オーケストラ
ピット
情報コーナー
大楽屋
EXP.
倉庫
蓄熱層 蓄熱層 雨水・雑用水 雨水・雑用水
車寄せ
遮音性能と耐震性能を確保する
鉄筋コンクリート壁と床
●
●
●
●
与条件整理・音響・舞台
環境整備方針策定
シンポジウム①
●
●
●
●
●
●
次の協働
関係団体
市民ワークショップ×3回 プログラムの 個別
利用者ワークショップ×3回 検討
ヒアリング
市民・ 継続的
利用者 まちづくり
見学会WS WS
業務フロー図
更なる施設機能の充実を目指して
敷地が拡大した場合、基本的な
配置・機能はそのままに、以下の
条件等を見直します。
敷地内緑地・散策路の確保・圧迫
感の緩和・地下駐車場へのスロープ
の 位 置・将 来 増 築 ス ペ ー ス の
確保等。
地下駐車場スロープ
●
●
道路
拡幅
敷地
拡大
計画建物
将来
増築
敷地内緑地・散策路
敷地拡張イメージ
構造計画―適材適所の部材選択を行い、豊かなホール空間を経済的・合理的に実現 [独自提案 1]
音環境に配慮した経済合理性の高い架構計画
遮音・防音対策上必要となるコンクリート壁を有効利用
した経済合理性の高い架構計画により、避難施設として
十分な耐震安全性を確保します。
東日本大震災の教訓を活かし、天井の落下対策や間仕切
壁・設備機器の転倒防止対策等を万全に行います。
大ホール・小ホール・大練習室間は、エキスパンション・
ジョイントで構造的に分離し、防振遮音構造とともに同時
利用時の躯体伝搬音を軽減します。 ブロック毎に大地震
動に対する安全性を確保します。
EXP.J ▼
▼
小ホール
練習室
サービス
ホール周囲は高い遮音性能と耐震性能を確
保するため、SRC 造の柱梁にRC 造の壁を配置
した架構とします。
ホール上部は大空間を確保するため、鉄骨造
の梁により屋根・天井を支持します。
ホール周囲の諸室は経済的な RC 造の架構と
します。
▼
ロビー
主
体
構
造
ホール屋根の梁は天井下地材兼用の S 造のト
梁 ラス梁とすることで、デザイン性と耐震性能を
●
高めます。
大ホール
基 基礎は、過去の地盤調査結果よりGL-5m以深
礎 の島尻粘土層を支持層とする直接基礎を想定。
▼
イニシャルコストの低減
ランニングコスト
(維持管理)の低減
華美な仕上げや装飾は用いず、構造躯体や素材そのもの
更新・修繕が容易な規格品、
LED 照明など長寿命機器の採
の質感を生かした価値の永続する建築とします。
用、
管理ポイントを減らす工夫など、
管理省力化を図ります。
フライタワーなどホールに必要とされる部分を除いてボ
開口部には庇を設け、外壁の断熱工法、屋根の二重化、
リュームを増やさず全体をコンパクトに計画します。 最小
Low-Eガラスの採用など外部負荷から建物を守ります。
限のボリュームの地下プランや、外装にプレキャストコンク
大ホール稼働時は前日夜に蓄熱するシステムでピーク
リート板を用いるなど、工期短縮、仮設経費を削減します。
電力を抑えエネルギーを効率よく利用します。
一括交付金の他に省 CO2 補助金や NEDO 助成金、太陽光
LED照明、全熱交換機、超節水型衛生器具など、ランニング
発電補助金の積極的な活用に向けて、那覇市と協議の上、
コスト低減に有効な機器を積極採用します。
補助金制度に合わせた工事発注方式等を検討します。
汚れにくく汚れても気にならない
ロングライフ建築
仕上げ材料とし清掃コストを減らし
ます。
窓面にはバルコニー・庇を
高温多湿という気候風土は、植物
設け、清掃・保守を容易にします。
にとっては快適なものです。 緑に
あ ふ れ た 空 間 は 親しみ を 生 み 、
バルコニーを利用した窓拭き
コストコントロールの徹底
長く愛される建築となります。
費用対効果を最大限得られるよう、コストに大きく影響
高強度コンクリートの採用による高
する項目を設計初期段階にコスト配分を重点的に検討
品質化や乾燥収縮量を抑制する材
します。 設計の節目にコストをチェックし、的確な設計で
料選択を行い、コンクリート本来の
あることを検証します。
長寿命性を活かします。
建設事業の年度毎の平準化に関して
設計時より将来の中長期保全計画
建設事業費が効率的かつ確実に執行出来る工事区分を
壁面緑化事例
の検討を行い、将来を見据えた更
検討し、事業計画と施工計画との整合性に配慮します。
新・改修のしやすい設計とします。
建設工事 施設運用
積算・報告書
作成
シンポジウム②
市民ワークショップ×3回
利用者ワークショップ×3回
●
適正なライフサイクルコストをトータルデザイン [建設及び維持管理費の縮減]
実施設計
構造・設備
計画検討
(市民ホールの使 い方)
▼
敷地境界線
共用部は人感センサー
により点灯
平面・断面
計画検討
(市民ホールのあり方)
●
雨水を雑用水に再利用
客席ワゴン庫
最高効率を目指した蓄熱槽併用熱源
蓄熱槽の水は、非常時に便所洗浄水として利用
業務の取組体制
深い庇
直射日光を防ぐ
カフェ
△
格納型音響反射板
効率的で円滑な業務連携
基本設計の初期段階より、音響・舞台設備等の専門家を
含めた設計チームでホール機能の整備方針を策定します。
模型や CG、BIM 等を活用した視覚化情報により関係者間
のイメージを共有し、円滑な業務推進を図ります。
市民と協働で創り・育む市民ホールづくり
現市民会館の利用団体や市民、 近隣住民・事業者等
を募り、市民ホールのテーマやポイントをワークショップ
(WS)等で抽出します。
竣工後は市民が自発的に施設を使い・使われる好循環が
生まれるコミュニティーづくりを目指します。
基本設計
中心市街地活性化業務
久茂地・牧志地区
まちづくりワークショップ等関連業務
外壁の凹凸デザインにより
吹きおろしの風害を軽減
%
大ホール
無風時でも室内に風を導く
40
高温多湿な気候風土、台風や塩害等の地域性を踏まえた
長寿命化策
高温多湿対策として、屋外にはできるだけ木陰を作る
こと、室内空調は除湿を行うこと
(デシカント空調)
で冷やし
過ぎを防止し、心地よい空間とします。
台風時の強風や飛来物による窓ガラスの破損防止対策
として、合わせガラスの採用、サッシ下端からの雨水の
吹込み防止、防風ネット取付フックの設置等を行います。
密実なコンクリート配合計画により飛来塩分粒子のコンク
リートへの進入を防ぎ、高耐候の塩化物抑制型塗装を
選定して、二重の塩害対策で長寿命化を図ります。
金属系仕上材は最小とし、かつ、外装や機器に付着した飛来
塩分を除去するための散水設備などを適所に配置します。
▼
大空間は居住域空間で省エネルギー化
大・小ホール、ホワイエなどの天井の高い空間は、居住域のみ
を床吹き出し空調とし、省エネルギーを実現します
一次エネルギーGJ/年
10,000 15,000 20,000 25,000 30,000
屋根面に降った雨水を集めて貯水・処理し、トイレ洗浄水や
植樹散水、防災用水として再利用します
共用
徹底して水を再利用
5,000
中庭やエントランスロビーは、自然光を取り入れ、開放的で明るい
空間とし、水平ルーバーで日射を遮り空調負荷を抑えます
0
自然の光を効果的に導き、遮る
省エネ 手 法
様々な環境手法で 40%エネルギー削減を目指します
皆で創りあげるオンリーワンな施設 [業務への取組姿勢]
エキスパンションジョイント概略図
床 楽器を守るため楽器庫の床免震を検討します。
災害時に居住性能・電源・水源・情報源を確保 [独自提案 2]
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自然採光・通風など、自然エネルギーを積極的に採用し、
災害時でも居住機能を最小限のエネルギーで確保します。
電気室、発電機室は2階以上のレベルに設置し、津波や
台風高潮の浸水時も電源を確保できるようにします。
●
●
中庭や共用ロビー・ホワイエには、イベント時や、災害時
にも利用可能な水栓やコンセントを整備し、避難所として
機能できる計画とします。
断水時、施設内の備蓄倉庫に飲料水を確保し、雨水槽や
蓄熱槽の水を、便所の洗浄水に利用できるようにします。
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人、楽器、環境にやさしいデシカント空調システム [独自提案 3]
●
楽器を扱うホール・練習室などでは、沖縄
の湿った空気を調湿することが大切です。
従来の空調は冷却によって調湿を行うた
め、冷え過ぎ、そして大量の電気を消費し
ますが、デシカント空調は吸湿剤によっ
て調湿を行うため、冷え過ぎを抑え、少し
の電気で適切な温度・湿度の空気を創る、
人・楽器にやさしいシステムです。
●
●
湿気を含んだ吸湿剤は、太陽熱温水器で
得られた熱
(自然エネルギー)
で乾かすた
め、環境にもやさしいシステムです。
このシステムは、沖縄県内の病院、教育施
設、リゾートホテル施設で採用されている
実績があります。
高温で湿った
沖縄の空気
大量の
電気
高温で湿った
沖縄の空気
太陽熱+
少しの電気
冷却による調湿
吸湿材による調湿
少しの冷却
従来の空調機
デシカント空調機
冷え過ぎた空気
適切な温度・
湿度の空気
従来の
空調システム
デシカント
空調システム