「おおいたの道構想2015(素案)」に対する県民意見の募集結果

大分県長期道路整備計画「おおいたの道構想2015(素案)」に対する県民意見の募集結果
項目
交通安全対策
ご意見の概要
市内の道路を走っていると直進車線が急に左折車線に変わることがある。初めて走行す
る人は混乱するのではないか。
もう少し早めのわかりやすい案内(標識等:路面表示では後続している場合に気づきに
くい)をお願いしたい。
今後整備する道路も必ず維持修繕作業が必要になる。
維持修繕作業時の車線規制等の影響(渋滞)を最小限に抑える観点も必要ではないか。
例えば、車線規制等の影響を最小限にするため,広い路肩や非常駐車帯の設置、中央帯
のある道路では中央帯に開口部を設けるなど、維持管理のしやすい道路構造が必要では。
また、複雑な構造を避け、構造を単純化することにより部材の種類を減らす(ミニマム
適切・効率的な維持管 メンテナンス化)も重要と考える。
理
快適な都市空間の形成
県の考え方及び反映状況
安心して運転できる道路環境整備に向け、必要に応じて県警と協議の上、適切な交通安
全対策を進めて参ります。
防草対策や道路照明のLED化等に加え、維持管理の作業性向上や省力化、容易さ等を
勘案した設計を行うなど、維持管理の効率化に向けた取組を進めて参ります。
山間部の道路で植樹帯に植栽を目にすることがある。維持管理の軽減も含め、撤去が望
ましいと思う。
今後は、沿道の状況より植栽の必要性を判断して頂きたい。
街路樹については、地元等関係者と協議しながら必要性について検討を進めていくこと
としており、適切な維持管理に努めて参ります。
景観形成はもちろんであるが、災害に強く、啓開し易い無電柱化を積極的に進めてもら
いたい。
都市景観向上に加え、災害時の道路閉塞など防災の観点から、県管理道路の無電柱化を
まちづくりとあわせて検討、推進します。
大分の西側の幹線ルート(日田~竹田、竹田~佐伯)は将来的にも実現はあり得ない話
なのだろうか。費用対効果で事業を見極めれば、実現は難しいだろうが、大分県の道路網
の総合計画であれば、計画としてあるべきではないかと思う。
県の道路網を見ても、完全に竹田市は孤立している。実際にも、福岡や宮崎へ出るにも
不便である。「プランはあるがお金が無い」というならともかく、プランそのものさえな
い、また考える余地もないとなれば、竹田市の交通の不便さを、将来にわたってわざわざ
このプランで確約するようであり、過疎化をより一層進めるのではないかと危惧する。
竹田市を結ぶ広域ネットワークについては、中九州横断道路の整備に取り組んでいると
ころです。
県内の高速交通ネットワークを横軸として補完する地域高規格道路の整備は、「九州の
東の玄関口」として本県の発展に必要であると考えており、中九州横断道路の「朝地~竹
田~阿蘇間」の早期開通を国に強く要望しています。
日田~竹田や竹田~佐伯を結ぶような新たな幹線ルートについては、現下の情勢では事
業化に向けた取り組みは困難であると考えています。
「安心・活力・発展」の大分県づくりを進め、併せて地方創生の実現するための基盤整
備を行うことは重要なことである。そのためには、「おおいたの道構想2015」を確実
に進めてもらいたい。
中でも、今後大分都市圏構想などを見据え、自動車交通の定時性の確保の観点から、広
域・地域のネットワークの整備を早急に図るべきである。
東九州自動車道(4車線化)や、中九州横断道路など、広域ネットワークの整備につい
ては、「九州の東の玄関口」として本県の発展に必要不可欠であると考えており、整備推
進に取り組んで参ります。
また、地域ネットワーク道路で、交通量が多く渋滞が生じている幹線道路や、部分的に
未改良区間が残る合併新市と旧町村中心を連絡する道路等については、優先的に整備を進
めて参ります。
広域・地域ネットワー
クの整備
大分県長期道路整備計画「おおいたの道構想2015(素案)」に対する県民意見の募集結果
項目
ご意見の概要
県の考え方及び反映状況
構想の実現を強く望む。特に第二国土軸や豊予海峡ルートには、大きな期待を寄せてい
る。
太平洋新国土軸(豊後伊予連絡道路)等については、今後の社会経済状況の変化や建設
技術革新、国の政策動向などを見つつ、将来的な構想として関係機関と連携し適宜検討を
行って参ります。
広域ネットワークの整
備
一大物流拠点となり、大型ショッピングモールも立地した鳥栖市は、高速道路の主要結
節点として、地の利を活かした地方都市の成功例と思われる。
太平洋国土軸が整備されれば、宮河内ICあたりが九州東部の主要結節点となり、大分
県・大分市に与える経済的な影響は大きい。更に、「大分流通業務団地」の活用促進のた
めにも不可欠な事業であり、早期実現にむけて目標を定めて欲しい。
道路整備の要請への早 費用対効果では評価が難しい小規模な事業についても必要性を的確に評価するとある。
期対応
色々な手法を用いて最低限の必要な機能を早期に確保して頂きたい。
構想を確実に進めるための予算については、今後も現状以上の予算の安定的確保が必要
となり、そのためには、道路整備の具体的な効果事例を分かり易く示して、先ずは利用者
である県民に理解をして頂く仕組みづくりが重要である。
視距改良や待避所設置など低コストで早期に効果が発現できる1.5車線的道路整備
や、側溝の蓋掛けにより路肩を拡幅するなど既存の道路敷を利用して機能向上を機動的に
行う身近な道改善事業を活用することで、地域の実情や住民ニーズに、早期かつ弾力的に
対応して参ります。
道路事業においては、今後5年間の開通目標やその達成状況について毎年度公表する
「豊ちゃく」の取り組みを実施しており、引き続き進めて参ります。
また、土木建築部では、大分県におけるインフラのストック効果※事例集「安心・活
力・発展の大分県づくりを支えるインフラ」をとりまとめ公表しており、その中で道路の
整備効果についても分かりやすく実感して頂けるよう情報発信に努めております。
※道路の整備により、人流・物流の効率化、民間投資の誘発や観光交流、人口・雇用の増
加など長期にわたり地域経済に効果をもたらすこと
広報の強化
このような意見募集の存在を知らない一般人が大勢いると思われる。言い方を変える
と、知っている人間の数の方が少ないのではないか。県のHPに載せるだけでは意見は集
まらないと思う。
テレビやラジオの広報番組や新聞の記事広告等で告知するなど、もっと情報を発信すべ
きではないか。今はFacebookなどのSNSでも情報を伝えることができる。
募集していることを知らなければ、意見を持っていても伝えることができない。
県民意見募集(パブリックコメント)の実施に際しては、県のホームページへの掲載に
加え、県政ラジオ番組や県のTwitter等により、随時情報発信を行っています。また、地元
新聞に本計画の概要や意見募集中である旨を記事として取り上げてもらう等、積極的な広
報に努めたところです。
本計画では広報の強化を図ることとしており、今後も積極的な情報発信に努めて参りま
す。