「社会保障と市場の原理」をテーマに開催

●平成27年度母子保健
講習会… ………… 3面
●勤務医のページ
… ………………… 8面
1309
[email protected]
2016. 3. 20
No.
〔昭和 42 年 3 月 4 日第 3 種郵便物認可〕平成 28 年 3 月 20 日
ス
ー
ュ
ニ
医
日
( 1 )第 1309 号
●「日医 新会員情報…システム」
スタート……………… 2面
平成27年度医療政策シンポジウム
「社会保障と市場の原理」をテーマに開催
であるとした。
完する役割を果たすべき
うに、国が全国民を強制
るべきであり、日本のよ
講演3
かち合う』制度を創り出
すことが医療改革の目的
で あ る」 と し、「そ の 使
給付」は不正を招くとし
的に健康保険に加入させ
命を忘れてしまうと医療
費抑制の論理が働く」と
て、「現 物 給 付」 の 優 位
更に、政府が参入制限
「社会保障の財政学からの
アプローチ」
神野 直彦 東京大学名誉教授
と「お金儲けをしてはい
性を指摘した。
る こ と は、「市 場 の 失 敗
けない経済」から形成さ
更に、医療や教育、福
を防ぐ」という意味でも
今後の医療に関する課
れているが、財政は民主
祉という社会サービス
の撤廃など、一貫して効
題 と し て は、「最 低 限 の
主義で運営される「お金
は、「悲 し み の 分 か ち 合
率化政策を行えば、既得
に見れば恩恵を受けるこ
部分は強制加入の社会保
儲けをしてはいけない経
金 儲 け を し て よ い 経 済」 述 べ る と と も に、「現 金
とになり、特に、子ども
険で対応し、それ以上の
済」だとした。
意義があるとした。
や孫の世代では、皆が得
付加的な部分に関しては
権を失った人も、長期的
をする可能性が高いと解
選択に委ねることがあっ
て も 良 い の で は な い か」
生の歴史などを解説する
神野氏は、財政学の誕
で は な く、『基 礎 的 ニ ー
は、経済成長の鈍化や人
社会保障が動揺するの
また、医療保険や介護
説した。
保険など情報の非対称性
と述べ、混合保険を提案
口構造の変化よりも、む
また、
「医療は『欲望』 い」 で あ る と し た 上 で、
が 高 い 保 険 は、「社 会 保
ズ 人
( 間が生存していく
し ろ そ の 「分 か ち 合 い」
ために欠けてはならない
という「仲間意識」の喪
とともに、財政学は協力
も の 』) で あ り、 全 て の
失に原因があるとした。
原理が基本にあり、その
社会の構成員の共同意思
した。
財政学を背景として社会
決定の下に『悲しみを分
えていくには、社会の基
い」 原
( 氏 、)「医 療 を 支
策を取っていくのが良
保障が形成されてきたと
パネルディスカッション
説 明。 市 場 社 会 は、「お
険」として強制加入させ
講演2
「公益資本主義と医学の使命」
原 丈人 内閣府参与兼元経済財政諮問会議
専門調査会会長代理
デフタ・パートナーズ・グループ会長
に広く利益を還元する会
た「新たな三本の矢」の
こ と に も 言 及。「こ う し
ケアが議題の一つになる
ことで、この考え方を浸
日本から世界に発信する
と説明。公益資本主義を
4名によるパネルディス
め、横倉会長も加わった
石川常任理事が座長を務
も持続させていくために
の国民皆保険をこれから
の「公的医療保険制度下
司会の中川副会長から
どこまで国民皆保険でカ
額な医薬品や医療機器を
い」 神
( 野 氏 、)「今、 高
基盤がないと成り立たな
盤が一番重要。支え合っ
一つを「安心につながる
た時期に本シンポジウム
透させることができれ
カッションが行われた。
「社会保障と市場の原理」
について討議
シンポジウムは、中川
社会保障」としているこ
を開催することができた
ば、世界中に持続的な成
社を評価することである」
俊男副会長、石川広己常
とや、5月末の伊勢志摩
その成果に期待を寄せた。
ことは意義深い」と述べ、
業が自由に参入し、競争
源の配分を任せ、新規企
よって成り立っているも
引先、地域社会など)』に
株主、従業員、顧客、取
基本的には、市場に資 (共通の目的を持つ仲間:
り、会社を支える『社中
社は『社会の公器』であ
い て は、「そ の 概 念 は、会
る「公益資本主義」につ
した他、自身の途上国で
構想などを具体的に提案
特区で新薬の治験を行う
いくべきだと強調。医療
おいて世界をリードして
医療・再生医療の分野に
現のためにも日本が先端
あるとした上で、その実
言する「医学の使命」で
関心事であり、自身の提
ま た、「天 寿 を 全 う す
と3名の講演を聞いた感
ンタッチできるかという
いう夢を次の世代へバト
医療の分野で我々はどう
に夢を持てる社会をつく
現することにより、将来
られるような体制をつく
必要な時期に適切に受け
することも可能だとした。 「必 要 な 公 的 サ ー ビ ス を
軽減し、家族及び本人の
ることによって医療費を
べき。特に終末期の医療
スを提供できるようにす
ら先はいろいろなチョイ
の 役 割 で あ る と 思 う が、 することは重要。そこか
り上げていくことは政治
意思を尊重するような政
こ と が 重 要 だ と 感 じ た」 に関しては選択肢を与え
と を 実 現 す る こ と」 が、 り、格差社会の是正を実
る直前まで健康であるこ
想を述べた。
分を国民皆保険でカバー
権利を最低限保障する部
い」(八 田 氏)
、「国 民 の
を選択しなくてはいけな
れだけの負担をするのか
の枠の中で何を基準にど
い に は、「国 民 が、 財 政
初 め に、 横 倉 会 長 は、 は何が必要か?」との問
ムは終了となった。
あいさつし、シンポジウ
をぜひ実現させたい」と
かも知れないということ
病気は日本に行けば治る
十分ある。治療が困難な
本を救うという可能性は
な が ら、「先 端 医 療 が 日
原氏の講演内容にも触れ
最 後 に 中 川 副 会 長 が、
横
(倉会長 な)どの意見が
く り を す る こ と が 必 要」
が、差別化のない社会づ
な課題に向き合っている
バーできるかという大き
ていこうという市民的な
任理事の司会で開会。冒
サミットでは、日本が主
することを許すべきであ
のであることから、それ
の活動を紹介した。
引き続き、中川副会長、 が行われた。
頭あいさつした横倉義武
導するグローバルヘルス
また、安倍晋三内閣総
り、政府は、低所得者へ
ら全てに貢献すべきとい
険給付の範囲を狭める圧
力は続いていく」とした
上 で、「我 々 医 療 者 は 時
代に即した『改革』を進
「社会保障に関する
市場と政府の役割分担」
分担を明確に分けるべき
八田 達夫 (公財)アジア成長研究所長
切な医療が提供できるよ
と指摘。
めながら、過不足ない適
う提言していく必要があ
る」との考えを示した。
その上で自身が提唱す
的な事例を挙げて解説。
義の問題点について具 体
る行き過ぎた株主資本主
理大臣が、アベノミクス
の所得再分配や市場の失
うものであり、社会全体
む中、今後も公的医療保
の 第 二 ス テ ー ジ と し て、
八田氏は、社会保障に
敗の是正など、市場を補
講演1
「一億総活躍社会」を重要
おける市場と政府の役割
出された。
課題の一つに据え、経済
その後は、活発な討議
成長の推進力として掲げ
長を促すシステムを構築
会 長 は、「わ が 国 に お い
原 氏 は、米 国 で 見 ら れ
て急速に少子高齢化が進
平成27年度医療政策シンポジウムが2月19日、「社会保障と市場の
原理」をテーマとして日医会館大講堂で開催された。
当日は、3名の有識者による講演の後、パネルディスカッションでは、
「国民皆保険を維持していくためには何が必要か」などについて、活
発な意見交換が行われた。
日・
月
日
月
同常任理事は、臨時答
申 に つ い て、「昨 年
ま た、(5) で は、 今
後の課題として、医療事
についての根本的な検討
条 を め ぐ る 混 乱、 故の業務上過失致死傷罪
臨時答申は、(1)医師
説明した。
法第
条の届
条を定めた趣
結んでいる。
出 義 務 に つ い て、(3) も開始する必要があると
(2) 医 師 法 第
医師法第
旨、(4) 医 師 法 第
条の2に対す
日開催の平成 年度第
本臨時答申を現時点での
「日医かかりつけ医機能研修制度」
応用研修会を5月 日に開催
更 に、 同 常 任 理 事 は、
感を示した。
本研修制度の実施主体
は、本研修制度の実施を
希望する都道府県医師会
本制度は、日医がかか
回 答 済 み) で は、「実 施
9割の都道府県医師会が
施の意向調査の結果(約
としているが、本制度実
りつけ医機能の充実・強
した。
化を図ることに主眼を置
見直しの必要~
する予定はない」と回答
なっており、(4)では、 うことが承認されたこと
地研修」の三つの研修で
いた研修制度として4月
条の異状死体届出義務の
日医が本年4月から実施
構成されている。
した都道府県医師会が現
あり方についても法律公
から、今後は、本臨時答
する「日医かかりつけ医
施を検討中の都道府県医
時点では一つもなかった
武会長から会内の医事法
届出の対象を明確化する
申を基に、自民党「医療
師 会 に 対 し て は、「5 月
から開始するもので、「基
関係検討委員会に、昨年
布後2年以内に見直すこ
ため、現行の医師法第
基本研修は「日医生涯
「応用研修」
「実
鈴 木 邦 彦 常 任 理 事 は、 本研修」
7月に臨時諮問された
とが規定されていたこと
教育認定証を取得するこ
日に開催する『平成
その上で、本制度の実
ことに言及。
「医 療 事 故 調 査 制 度 の も
機能研修制度」について
と」
、応 用 研 修 は「規 定 の
改めて説明するととも
日に日医会館
事故調査制度の見直し等
条 問 題〟 に つ い て 法
に、5月
に関するワーキングチー
の規定の見直しについ 〝
ム」や国会議員などにも
要があると考え、医事法
一定の考えを準備する必
条の2の届出義務違反に
改めるとともに、同第
に議論を深めていきた
ざまな意見を伺って、更
働 き 掛 け を 行 い、「さ ま
成
つけ医機能研修制度 平
に お い て、「日 医 か か り
位以上を取得すること」、 する単位の有効期間は3
座学研修を受講し、 単
律 的 に 精 査 を し た 上 で、 があると認めたとき」と
に柵木充明委員長(愛知
対する罰則規定を削除す
今 村 定 臣 常 任 理 事 は、 て 」 に 対 し て 、 2 月 9 日
県医師会長)から横倉会
関係検討委員会で検討し
い」と述べた。
の相互利用による医師会
セレモニー」には、日医
報システム第一段階竣工
執り行われた「新会員情
がるための道筋の一つで (有効期間は3年間)
。
ステムを中心としてつな
師会が日医の会員情報シ
ていくことが、全ての医
らの問題を丁寧に解決し
ることにもなるが、それ
は認定証が交付される
医師会より修了証書また
実施主体である都道府県
研 修 制 度 の 修 了 者 に は、 して、更なる理解と協力
れの要件としており、本
実施すること」をそれぞ
における活動を二つ以上
実地研修は「規定の地域
きに検討して欲しい」と
き、本制度の実施を前向
目的や意義をご理解頂
年であるため、本制度の
は、会員情報システムの
完了は第二段階の始まり
倉 会 長 は、「第 一 段 階 の
冒頭、あいさつした横
ンITソリューションズ
ム開発に携わったキヤノ
とともに、改めてシステ
なる理解と協力を求める
けていることを示すもの
として活動し、研鑽を続
が、地域のかかりつけ医
は認定証を取得すること
開催することを明らかに
組織強化に向けた会員情
同 常 任 理 事 は、「医 師
日に日医会館で
報システムの再構築」が
から横倉義武会長、今村
にとっては修了証書また
会員管理並びに認定医管
でもあり、日医の会員情
となり、地域住民からの
会長のあいさつ及びキヤ
なお、当日は、今村副
れらの証書を院内掲示す
を 強 調。 そ の 上 で、「こ
制度を受講するメリット
げることができる」と本
が る」「つ な げ る」 た め
都道府県医師会と「つな
まな要望、課題が発生す
等が異なるため、さまざ
るテープカットが行われ
村副会長、神森社長によ
に続いて、横倉会長、今
持つきっかけになって欲
住民にもかかりつけ医を
け医をお持ちでない地域
を求めた。
今後の検討課題の一つで
もある」として、都道府
理の機能を整理し、日医
株式会社に対して感謝の
より一層の信頼にもつな
理事が出席した。
電子認証センターとの連
報システムを都道府県医
意を述べた。
ノンITソリューション
ることで、まだかかりつ
けんさん
携や都道府県医師会との
師会と相互利用するとい
トでもある」とその意義
ズ株式会社の神森晶久代
の基盤整備と位置づけ
ることが想定され、都道
年が経過した会
を 強 調。「実 際 の 運 用 に
表取締役社長からの祝辞
た、再構築第一段階の本
た。
しい」と本制度への期待
府県医師会に負担をかけ
開発後
員情報システムの見直し
師会ごとにシステム環境
を行っていたが、この度、 当たっては、都道府県医
ク ラ ウ ド 化 を 図 る た め、 う初めての試みのスター
相互利用を念頭に置いた
本報告を受けて日医で
あると報告された。
県医師会等に対して、更
10
聡副会長、今村定臣常任
年度応用研修会』で取得
長に提出された臨時答申
ることを提言している。
化に関するさまざまな検
年度応用研修会」を
が、その基になっている。 て頂いた」とその背景を
った。
月に会内に立ち上げた
討を重ねてきたが、平成
において、医師会組織強
「医 師 会 組 織 強 化 に 向 け
日医では、平成 年9
れた検討結果において
28
その他、病院委員会、健康スポーツ医学委員会、地域医療
対策委員会、医療秘書認定試験委員会の答申並びに報告書に
関する記者会見の内容は、日医ホームページの
「日医 on-line 」
をご参照下さい。
28
月
及び同第
同常任理事は、2月
に開始された医療事故調
る 改 正 案 の 提 言、(5) 回 常 任 理 事 会 に お い て、
条
査制度の法律成立の際に
おわりに~医師法全体の
日医の見解として取り扱
22
して犯罪と関係ある異状
─
■■■■■■■■
か ら、 日 医 と し て も、 条の文言を「死体を検案
附則の中に、医師法第
付記された見直し規定の
32 23
から
27
21
とにおける医師法第 条
医師法第 条の規定の
見直しに関する
日医の見解を公表
21
2月
22
お知らせ
29
医師法第 条の規定の見
21
33
番稼働を迎える運びとな
15
直しに関する日医の見解
21
は、「都 道 府 県 医 師 会 と
22
21
33
21
年6月に取りまとめら
「日医 新会員情報システム」
スタート
た ワ ー キ ン グ グ ル ー プ」
25
を公表した。
10
2
今回の見解は、横倉義
21
左から今村副会長、横倉会長、
神森キヤノン IT ソリューションズ(株)代表取締役社長
3
21
24
21
21
26
■■■■■■■■
2
日医 新会員情報システム第一段階竣工セレモニー
第 1309 号( 2 )
ス
ー
ュ
ニ
医
日
平成 28 年 3 月 20 日〔第 3 種郵便物認可〕
平成
年度母子保健講習会
年度母子保健講
」
を増やすことで解
くは、産婦人科医
えている問題の多
本法の項目にも挙げられ
脱却に向けては、成育基
紹 介 し た 上 で、「少 子 化
いて提言していることを
保健検討委員会答申にお
構築を求めた。
ていくシステムの早急な
子育てを社会全体で支え
を産み育てる時期と親を
遇にある世代が、子ども
は、経済的にも厳しい境
ム「ネウボラ」を紹介し、 化 が 進 む 日 本 に お い て
同参画委員会委員は、「小
自見はなこ日医男女共
ころも多いことから、今
検討がなされていないと
期医療、小児救急医療の
策定に当たっては、周産
を憂慮。地域医療構想の
日本小児科医会長は、次
ついて講演した松平隆光
「日 本 版 ネ ウ ボ ラ」 に
取り組み等を紹介した。
人科医局の魅力を伝える
研修医向けの産婦
体例として、フィンラン
必要だ」と指摘。その具
小規模拠点の全国配置が
ンストップで受けられる
継続的に全ての支援がワ
て期にかけて総合的かつ
が 実 施 し て い る、 ている、妊娠期から子育
少子化の何が問題なのか
より子育ての仕組みも崩
が変容し、核家族化等に
では、子どもを持つ意味
代の農業中心社会と現在
政策部長は、1970年
その後は、3名のシン
壊 し て い る 中 に お い て、 になるとの考えを示した。
政策等の環境整備も重要
めた補てんと併せて住宅
のためには、教育費を含
その上で、少子化の解消
能 性 が あ る こ と を 指 摘。
介護する時期が重なる可
決できるとの考え
児科医から見た少子化対
佐藤敏信日医総研医療
の下に、三重大学
た上で、そ
策」と題して講演。若年
をテーマに
の解決策の
いる」とし
一つとして
った。
ポジストによる討議が行
学長)からの提案により、
今一度考える必要がある
保険にならざるを得ない
会 の 下 に 新 た に 設 置 し、
が、ぜひ、国民の老後の 「専 門 委 員 会」 を 医 療 部
ドで実施されている、身
ことはできない。日本の
安心を確保するため、介
世代育成政策として成育
優れた介護保険制度を維
後は、産婦人科医も積極
持して欲しい」と発言し
制度の開始時期の延期も
世代ほど理想の子ども数
審議会報告 (理事会速報より)
含めて議論していくこと
政府が示し
その上で、政府に対し
護保険がこれまでどおり
になった(「専門委員会」
と す る と と も に、 今 後、 われ、講演会は終了とな
ては、子どもの心身の発
た。
必要な保険として継続さ
の 名 称 は 後 日、「医 療 提
近な地域の専門職が子ど
防止に向け、児童相談所
達を踏まえた少子化対策
そ の 他、「被 保 険 者 範
れるよう、財源の確保策
基本法の早期制定を、日
を強化することを目的
の実施を求めていきたい
日 医 役 員 が 出 席 し た 主 な 外 部 審 議 会 ︵2 月
・ 日開催︶の概要を紹介する。
や、被保険者の範囲に関
的に発言する必要がある
に、今国会に提出予定の
とするとともに、具体的
囲 等」 に つ い て は、「介
を持たない理由に金銭面
児童福祉法改正案につい
な 子 ど も 支 援 策 と し て、
護報酬改定もマイナス改
た「新三本
今村定臣常任理事の司
館大講堂で開催された。
ても言及し、国際条約で
①「日本版ネウボラ」の
介護保険制度の見直しに向けた議論が
スタート
│社会保障審議会医療部会│
︵報告・中川副会長、釜 常任理事︶
た)
。
事が出席することになっ
委員として日医から今村
委員会」と決まり、専門
の連携③地域支援事業・
の意見を述べた。
日、都内で開催された。
重度や認知症に特化した
供体制における専門医養
超高齢社会を迎え、晩婚
会で開会。冒頭のあいさ
ある「児童の権利条約」の
創設②中学生向け教材の
│社会保障審議会介護保険部会│
︵報告・鈴木常任理事︶
境の整備⑤成育基本法の
国、 都 道 府 県、 市 町 村、 が共に働きやすい職場環
聡副会長、羽鳥裕常任理
それぞれの役割を明確に
新専門医制度をめぐる議論は
新設の﹁専門委員会﹂で
しても検討していく必要
も家庭に寄り添うシステ
つで横倉義武会長(今村
精神に則り、「子どもの権
開発と教育現場への支援
ビスの推進(保険者機能
定が2回続くと現場が疲
医会内の周産期・乳幼児
の背景には子育て世代の
聡副会長代読)は、安倍
利」を明記したと説明す
③普遍的な子ども医療費
回社会保障審議会
成の在り方に関する専門
とした他、産科医療が抱
容を概説。
晋三内閣総理大臣が「新
るとともに、今後は虐待
低所得があるとした。
たな三本の矢」の一つと
で亡くなる子どもを一人
また、子どもの虐待死
して「夢をつむぐ子育て
第
5000億円が計上され
第
の強化等)②医療と介護
る等、多様な取り組みが
介護予防の推進④サービ
を、「介 護 保 険
ス内容の見直しや人材の
当日は、新たな専門医
生労働省で開催された。
医療部会が2月 日、厚
長 が、「新 専 門 医 制 度 は
いて、日本専門医機構が
また、釜 敏常任理事
前回より約2年ぶりの
確保
の 仕 組 み へ の 懸 念」(本
等の実施
会合となり、部会長には
制度の持続可能性の確
回社会保障審議会
早期の制定
遠藤久夫学習院大学経済
─
し、関係各所としっかり
学部教授が選任された。
は、 の基本領域のうち
二井栄三重県医師会副
テ ム の 推 進」「介 護 保 険
め、「地 域 包 括 ケ ア シ ス
とが了承された。
て見直しを行っていくこ
議論を行い、必要に応じ
討項目として、具体的な
長から説明を受けた。
施設評価・認定部門委員
専門研修プログラム研修
田康夫理事長、四宮謙一
平成 年4月からの開始
に支障が出る」
と指摘し、 えるべきではないか」と
おり、地域包括ケア構想
会等に任せて、社員に迎
踏まえて、中川俊男副会 「総 合 診 療 専 門 医」 に つ
示される
制度の持続可能性の確
─
会長は、産科医療提供体
認定等に携わることを問
続 い て、「少 子 化 対 策
医師偏在を更に強くす
に関する産婦人科と小児
の仕組みの準備状況につ
いた塩崎恭久厚労大臣に
保」に関しては、①給付
謝意を示すとともに、「本
当日の議論において
制の現状として、分娩医
題 視 し、「速 や か に 日 本
科からの提言」をテーマ
プライマリ・ケア連合学
日は、政府の取り組みを
る。地域医療に配慮して
中、産婦人
保」に取り組むことが重
─
いるというが、逆行して
は、これまでの制度改正
いて、参考人として出席
等の取り組みを更に進
した日本専門医機構の池
方針等が提
療施設の集約化・重点化
を、それぞれ主な検
にシンポジウムが行われ
のあり方②負担のあり方
含め貴重な話を頂けるも
のと期待している」と述
べた。
科医不足に
は延期すべきと主張し
た。
基準を満た 「地 域 包 括 ケ ア シ ス テ ム
の方を単純に切り捨てる
つ い て、「要 介 護 1、 2
者への支援のあり方」に
明 し た、「新 た な 専 門 医
会見で横倉義武会長が表
は、2月
良三部会長(自治医科大
意見が多く出され、永井
年との回答があった。
池田理事長からは1~2
が学会に任せる時期につ
更に、日本専門医機構
発言した。
より周産期
その後の議論の中で
要 で あ る と の 考 え の 下、
の推進」に関しては、①
い て も 質 問 し た と こ ろ、
地域の実情に応じたサー
他の委員からも賛同の
せない地域
議 論 の 中 で は、「軽 度
医療体制の
18
日の定例記者
29
引き続き行われた講演
で塩崎厚労大臣は、「『人
口』
『労働人口』『高齢化
44
があること
17
率』『出 生 率』 全 て に お
いて厳しい状況にある日
本が、どのような解決策
紙第1308号既報)を
展開されようとしている
介護保険部会が2月
弊 す る。 こ の ま ま で は、 があるのではないか」と
を挙げる割合が高く、そ
た。
10
の矢」の内
が集まって
「子ども支援日本医師会宣言の
実現を目指して│
平成
支援」を掲げ、厚生労働
で も 少 な く で き る よ う、 の助成制度の確立④男女
17
習会が2月 日、日医会
省でも平成 年度予算に
18
55
講演を行った塩崎厚労大臣
議論していきたいとした。 を求めた。
28
を示すのか各国から注目
自見はなこ日医男女共同参画委員会委員
19
27
27
27
中、講演を引き受けて頂
17
〔第 3 種郵便物認可〕平成 28 年 3 月 20 日
ス
ー
ュ
ニ
医
日
( 3 )第 1309 号
平成
年度学校保健講習会
運動とされている
進のため推奨される
学研究班で、健康増
を務める厚生労働科
摂食障害診療の均てん化
ために有効な手段である
態を将来引き起こさない
ため、かつ重大な病的状
を整えるとともに、静岡 (1)食行動の異常、
(2) 常発育・発達を評価する
積極的に関わる診療体制
原因と考えられる器質性
ー ク を 県 外 に も 広 報 し、 ん だ 認 識、(3) や せ の
県摂食障害診療ネットワ
疾患がない
や せ の 問 題 点 と し て、 態を把握することは、正
「歩行(散歩)」につ
を図っていきたいとし
中でも無月経は「婦人科
と し て、(1) 検 診 前 の
を推進することが重要で
価・識別する能力)教育
アリテラシー(情報を評
の影響を認識し、メディ
た。
りまとめたことを報告し
と等を研究成果として取
満治療が効果的であるこ
経について、産婦人科医
思春期の肥満とやせと月
説明。
な症状の一つである」と
ー ス ク リ ニ ッ ク 院 長 は、 ては通れない非常に重要
医の視点からすると避け
行われ、講習会は終了と
関して活発な質疑応答が
身長・体重成長曲線等に
討論では、運動器検診や
引き続き行われた総合
を 挙 げ、 とした。
保健調査表の情報の整
あるとして、学校やPT
と題して講演した青木真
─
体重や体型についての歪
いて検証を行い、行
た。
学省初等中等
理、(2) 養 護 教 諭 や 校
智子青木内科循環器科小
運動器検診等新たな健康診断開始に向けて
活発に議論
動療法による小児肥
教育局健康教
医は『児童生徒等の健康
Aとの協力の下、年齢に
児科クリニック副院長
児生活習慣病の対策マニ
「小児生活習慣病検診」 の立場から講演を行った。
頼らない生活づくりを呼
ュアル』を用いながら実
運動器検診のポイント
育・食育課学
診断マニュアル』やビデ
応じた電子メディアの制
は、『今 日 か ら で き る 小
れ て お く、(4) 保 護 者
び掛けた。
満・やせ・女性の健康と
岡野浩哉飯田橋レディ
校保健対策専
オ等で検診の手段を確認
限や使用に関するルール
について解
のチェックがある箇所を
永夏来文部科
門官が、最近
す る、(3) 児 童 生 徒 も
づくり、電子メディアに
説。
検診前に担任または養護
小児生活習慣病検診で
解説。
学校医・かかりつけ医が
また、本年4月から始
応」と題して講演した佐
による弊害とそれの対
するとともに、作成時に
両曲線作成の意義を説明
評価はできない」として、
重の成長に関する正しい
討しない限り、身長と体
満とやせは、精神科では、
精神医学講座助教は、肥
栗田大輔浜松医科大学
るとした。
行う
く、食欲の異常(拒食・
過食)を主訴に受診する
こ と が 多 い と し た 上 で、
「女 性 医 師 の 活 躍
は医療の望ましい
発展のために必要
不可欠であり、日
医としてもその実
現のため、真摯に
取り組みを進めて
いく」との考えを
議事では、6ブ
示した。
ロック(北海道・
東 北、 関 東 甲 信
越・ 東 京、 中 部、
近 畿、 中 国 四 国、
九州)をそれぞれ
代表して6県医師
会 (宮 城、 栃 木、
三重、兵庫、岡山、
つで横倉義武会長(今村
会で開会。冒頭のあいさ
的・先進的な取り組み等
ック別会議の総括や特徴
師支援センター事業ブロ
宮崎)から女性医
聡女性医師支援センター
が紹介された。
北 海 道・ 東 北 ブ ロ ッ
長 代 読) は、 日
「本医師
コーディネーターの尽力
げている 」として、担当
50件を超す就業実績上
病院、勤務女性医師、宮
宮城県医師会、東北大学
に つ い て 紹 介。 宮 城 県、
女 性 医 師 支 援 セ ン タ ー」
会 常 任 理 事 は、「宮 城 県
年 1 月 の 開 設 以 来、 ク: 橋克子宮城県医師
会女性医師バンクは、平
成
年目を迎え、4
援事業連絡協議会が2月
と各医師会の協力に謝意
今年で
日、日医会館大講堂で
城県女医会の委員で構成
笠井 夫常任理事の司
開催された。
活 性 化 を 目 指 す と 強 調。 される同センターで
を示すとともに、一層の
平成 年度女性医師支
なった。
の学校健康教
検診前に検診の手順に慣
健康診断の
教諭が再チェックした
は、(1) 学 校 で の 小 児
は、今後も変更されるこ
の関係者が検診の内容を (肥満とやせの判定基準) る 関 心 を 増 や す、(3)
養護教諭や学校医及びそ
と は な い」 と し た 上 で、 日常生活で改善できる問
まる新たな健康診断に関
藤和夫国立病院機構九州
吉永正夫鹿児島医療セ
も摂食障害の身体治療に
思春期の女子の月経状
育行政の課題
目的は、細か
後、学校医が検診を行う、 学校医の関わり」をテー
生活習慣病への教育を充
際の検診の流れについて
く専門的な診
マとしたシンポジウムが
午 後 か ら は、「小 児 肥
断を行うこと
行われた。
ックの診断基準を明確に
ではなく、学 (5) 学 校 医 の 検 診 チ ェ
業に支障があ
実させ、子ども自身が自
しておく
子 医 科 大 学 名 誉 教 授 が、 分 の 健 康 に 関 心 を 持 つ、
まず、村田光範東京女
るかどうかと
げた。その上で、新井理
にあり、子どもの成長を
理解することが重要であ
の小児生活習慣病に対す
評価する上では、座高よ
る」として、関係者への
題点を指摘すると同時
の5つを挙
いった観点で
事長は、「運動器検診は、 「身 長・ 体 重 成 長 曲 線 基 (2) 医 療 現 場 や 社 会 で
年度学校保健講
り身長曲線・体重曲線が
「身 長・ 体 重 成 長 曲 線 と
準図と肥満度曲線基準図
日、日医会
重要であるため、座高の
更なる協力を求めた。
に、子ども達に声掛けを
─
実施すること
道永麻里常任理事の司
館大講堂で開催された。
検査を必須項目から削除
「IT機器(パソコン、 肥満度曲線に基づいて検
平成
会で開会。冒頭あいさつ
したと説明した。
聡 副 会 長 代 読) は、「学
し て は、「四 肢 の 状 態 を
医療センター小児科医
習会が2月
した横倉義武会長(今村
校保健安全法施行規則の
確認することになってお
スマホ、携帯等)の使用
改正に伴い、本年4月か
り、学業に差し支えがあ
ンター小児科医は、小児
ことが重要であ
らスタートする運動器検
体型・体重の異常ではな
─
診を始めとする新たな健
はパソコンの活用を求め
視聴が、生活リズム・基
た。
本的生活習慣が形成され
は、メディア等の長時間
長・ 周 産 期 セ ン タ ー 長
新井貞男日本臨床整形
い」とした。
クリーニングして欲し
康 診 断 は、 家 庭、 学 校、 る よ う な 疾 病 ・ 異 常 を ス
養護教諭、学校医等の緊
密な連携が重要になって
くる。本日得られた成果
診 療 プ ロ グ ラ ム を 紹 介。
期 の 肥 満 の 要 因 と し て、 浜松医大精神科の包括的
外科学会副理事長は、「学
る乳児期に及ぼすさまざ
を、ぜひ、地域の学校保
の 検 診 の 進 め 方 (簡 便
その上で、自身が代表者
―3942―6492・国際課
―3942―6483/ ―3942―6135・医療保険課
←
―3942―6482・医学図書館
―3942―6486・広報・情報課
03
そ の 予 防 の た め に は、 期 に あ る こ と を 問 題 視。 今後は、精神科スタッフ
電子メディアの子どもへ
10
―3942―6140・情報サービス課
―3942―7027・経理課
―3942―6490
―3942―6489
03 03
平成27年度 女性医師支援事業連絡協議会
27
―3942―6488・日本医学会
―3942―6477・施設課
―3942―6139・編集企画室
―3942―6481・企画課
―3942―6487・生涯教育課
―3942―6493・庶務課
―3942―6491・年金・税制課
―3942―6494・人事課
03
法)」と題して講演。
秘書課
介護保険課
03
03
19
03
校健診での運動器(四肢) まな悪影響について説明。 小学生時代が肥満形成時
03
03
ブロック別 に
「女性医師支援」の 取り組み等 を 報告
03
健活動に役立てて欲し
03
講習会では、まず、松
03
03
い」と述べた。
03
03
26
27
日本医師会
03
03
27
21
第 1309 号( 4 )
ス
ー
ュ
ニ
医
日
平成 28 年 3 月 20 日〔第 3 種郵便物認可〕
ダイヤルイン
は、出産・育児・復
医賠責対策課
総合医療政策課
―3942―6506/
VRは「患者さんに優し
合が多くあると指摘。I
→
た上で、コストとベネフ
診断技術は正確な診断だ
と述べるとともに、画像
線量分布の改善は進歩が
っているが、特に空間的
合併症の低減が可能にな
により治療成績の向上と
検 査 画 像)、 M R I (磁
査 画 像)、 U S (超 音 波
撮 影)、 R I (核 医 学 検
CT(コンピュータ断層
ら、活用されていない場
知されていないことか
際の被曝量は、この 年
の高い放射線治療が実現 「放 射 線 の 検 査 を 受 け た
福 田 氏 は、 X 線 写 真、 か」医療従事者も含め認
できるようになったとし
院の数は着実に増えてい
射線治療を受けられる病
てん化ということで、放
ま た、「が ん 治 療 の 均
適正な検査を全うし最大
できるだけ少ない線量で
っている。
我々の役目は、
ることができるようにな
分の1くらいまで低減す
な お、 当 日 の 模 様 は、
NHK Eテレ「TVシ
ンポジウム」で3月 日
に放映された。
―3942―6516・日本医師連盟
―3942―8181・感染症危機管理対策室
慮し、適正な検査を受け
―3942―7050(防災センター
―3942―6138・地域医療第三課
ていくことが大事だとし
―5319―3781・電子認証センター
―3942―6137・地域医療第二課
その後の質疑応答・総
―3942―6512・治験促進センター
―3942―6484・地域医療第一課
合討論では、女性が働き
―3942―7215・女性医師バンク
―3942―6514・医事法・医療安全課
モデル事業」について報
た。
妊 娠 期 か ら 相 談 を 受 け、 ていることを紹介。また、 性医師保育支援サービス
ワークショップや講演会 「岡 山 大 学 医 療 人 キ ャ リ
やすい医療機関の認定制
すます重要性が増すもの
―3942―6136・日医総研
近畿ブロック:宮地千
明した。
告。既存のファミリーサ
と予測されるとした。
ィットのバランスを考
荒井氏は、
「IVRは、 環境にあることを理解し
ある。こうした恵まれた
を受けられている現実が
べて安価で質の高い医療
い治療」であり、今後ま
アセンターMUSCA
更に、主治医と画像診
尋 兵 庫 県 医 師 会 理 事 は、 を 開 催 す る 他、 研 修 や
断医との連携の重要性を
けている他、さまざまな
度や、女性医師向けの保
事業を通し
e-learning
ポート制度では対応でき
て、職場復帰を支援して
な い、 急 な 残 業 や 出 張、 育支援サービスモデル事
滋賀県・奈良県・和歌山
T」と行った「女性医師
県・京都府・大阪府の各
の学童保育に対するニー
セミナーや意見交換会等
更 に、「日 本 で は、 医
を開催しているとし、今
指摘し、診療の質を担保
いるとした。
業の運用に関する質疑が
医師会の取り組みを報告
中国四国ブロック:神
いくとした。
ズ調査(速報)」を紹介し、 子どもの病気時などに保
後、郡市医師会にも協力
﨑寛子岡山県医師会理事
療費のことがいろいろ言
した上で、兵庫県医師会
は、中国四国ブロックの
活発な意見交換が行わ
ステムを構築した」とし、 れ、協議会は盛会裏に終
九州ブロック:荒木早
利用の流れやサポート会
利用できる医師会版のシ
していくために画像診断
の取り組みとして神戸大
各県医師会の取り組みを
苗宮崎県医師会常任理事
了となった。
は、今年度から「みやざ
画像を頼りに、体内に挿
え、国として医療をどう
参加者は134名であ
入した細い器具や針を病
したらよいのか考えてい
キャリアデザインを考え
った。
巣まで到達させて行う治
くべき。そうした理解を
説明した。
療であり、小さな穴から
深めて皆が納得できる形
に委託して開始した「女
更に、がん患者に対し
ピンポイントで治療がで
にもっていくことが望ま
き 子 ど も 文 化 セ ン タ ー」 員の養成方法等について
IVR(画像下治療)
多く出された他、長時間
を要請するとした。
学医学部附属病院の「D
報告した上で、岡山県医
育サポーターが一時的な
関東甲信越・東京ブロ
&N plus ブラッシ
師会では、女性医師相談
今後の学童保育支援のデ
ック:滝田純子栃木県医
ュアップセンター」につ
われているが、欧米に比
師会常任理事は、研修医
いて説明。同院で働く医
に対する理解を深めてい
や医学生、行政関係者も
窓口、保育支援、学童保
労働を美徳とする職場の
構成員に含めた男女共同
師・看護師・コメディカ
意 識 改 革 の 必 要 性 な ど、 く考えを示した。
参画委員会において研修
ル・ 事 務 職 員 を 対 象 に、 育支援などの事業を行っ
て、専門医から診断を受
き体への負担も少ないこ
しい」と述べた。
に「医学生、若手医師の
け治療の話になった際に
とから、さまざまな病気
日本医師会健康フォーラム
る会」の反響が大きかっ
は、ぜひ外科的手術以外
の治療に応用可能であ
その後、フロアとの質
けでなく、人体にメスを
著しい」と述べ、その一
気共鳴画像)など、主な
い」と説明。その一方で、 者は512名。
疑応答が行われた。参加
の放射線治療の可能性を
をテーマに開催
た。
入れることなく治療をす
つである強度変調放射線
期 待 が 寄 せ ら れ て い る」 た 上 で、「近 年 そ の 進 歩
るためには必要不可欠と
治療(IMRT)につい
画像診断装置についてそ
大学医学部放射線医学教
くらいで撮影の部位や目
医科大学放射線医学講座
るが、これを支える専門
の情報を得て診療するこ
放射線治療の進歩と
チーム医療の重要性
「I V R で 何 が で き る の
なっており、今後、その
て解説。IMRTにより
れ ぞ れ 解 説。 そ の 上 で、
画像診断の進歩
のIVRはレベルが高
る。世界的に見ても日本
小森貴常
任理事の総
合司会で開
会。冒頭の
あいさつで
横倉義武会
重要性は一層増すことが
障害が少なく、かつ効果
室放射線腫瘍学部門教
た。
教授、荒井保明国立がん
のスタッフがいないと高
と」 と 述 べ る と と も に、
ひ ば く
授、福田国彦東京慈恵会
研究センター中央病院病
精度の放射線治療はでき
患者は画像検査により得
的により3分の1から
院長の3名によるシンポ
ず、まだまだ不足してい
られる利益と損失とを考
ジウムが行われた。
る」として、チーム医療
―3942―6485
―3947―7815)
03
03
03
検討して頂きたいとし
員288名のうち195
名が加入し、メーリング
リストで意見交換や情報
提供等を行っているとし
た。
中部ブロック:今野信
太郎三重県医師会理事
年に三重県の
長(道永麻
里常任理事
つながっている。がん治
根治を目指す『放射線治
続いて、西村恭昌近畿
代 読) は、 予想されるとした。
「近 年、 放
射線の医療
応用は目覚
ましく、さ
まざまな診
療科におい
て診断や治
療においても、切らずに
療の向上に
日、「最 新
日本医師会健康フォー
医療・放射線~驚異の画
療』は、患者さんの生活
ラムが2月
示が可能になること、有
像診断と進化する治療
の質を維持しながら治療
の重要性を指摘した。
西村氏は、放射線治療
の長所や短所等を説明し
配信
コンテンツ
拡大中!
12
電子 書 籍 サービ ス「日医 Lib(日本 医 師 会 e-Library)」で
は、都道府県医師会報の一部も読めるようになりました。
アプリのダウンロードやユーザー登録の方法など、本サー
ビスの詳 細は日医 Lib ポータルサイト(http://jmalib.med.
or.jp)をご参照下さい。
は、平成
委託を受け開設した「三
重県医療勤務環境改善支
援 セ ン タ ー」 で 「『女 性
が 働 き や す い 医 療 機 関』
年 月に制度
認証制度」について協議
し、平成
創設に至ったことを紹
介。書類審査、現地確認、
専門家による審査を経て
認証されると、三重県か
ら認証書が交付され、県
のホームページに公表さ
効期限は認証日から3年
~」をテーマに、日医会
が行えるとして、大きな
れる他、認証マークの表
後の年度末までであるこ
館大講堂で開催された。
「日医 Lib」
電子書籍
アプリ
27
となど、制度の概略を説
ブ
リ
イ
チ
ニ
15
10
11
03
03
預かりを行うもので、「女
03
03
性医師が安心して確実に
03
03
たことを報告。平成 年
「最新医療・放射線
4月には女性医師部会を
設け、県内の女性医師会
〜驚異の画像診断と進化する治療〜」
03
03
ザインの検討に生かして
03
会や講演会を企画し、特
職などについて相談を受
03
03
28
26
27
〔第 3 種郵便物認可〕平成 28 年 3 月 20 日
ス
ー
ュ
ニ
医
日
( 5 )第 1309 号
台湾医師会代表団
日本の介護保険施設を視察
2月
日
いところもしっかりと見
議 員 は、「日 本 の 介 護 保
て頂き、自国の制度が発
視察受け入れに対する謝
引き続き、石井常任理
足する際の参考にして欲
険制度の良いところも悪
事を座長として、厚生労
辞が述べられた。
働省老健局による「在宅
しい」と述べた。
その後、代表団は、東
医療・介護連携の推進に
ついて」と題した講演が
湾医師会
顧問(元台
塊の世代が後期高齢者と
題であり、日医では、団
化の問題は各国共通の課
冒頭、横倉会長が高齢
療、介護事業についての
理事長による同会の医
を見学した。安藤永生会
生会の介護老人保健施設
事が運営する南町田の永
京都医師会の安藤高夫理
長)等が横
なる2025年を見据
講演並びに質疑応答の
小講堂で行われた。
倉義武会長
え、病床の機能分化と連
長、呉運東
を表敬訪問
後、施設見学を行った。
日には、八王子の
携、在宅医療・介護の充
役員他総勢 名による台
蘇清泉会長以下執行部
本の介護保険施設等の視
制度の実施に向けて、日
る台湾における介護保険
るお礼とともに、今回の
団の派遣及び支援に対す
と三学会合同による支援
塵爆発事故における日医
年6月の粉
からは、昨
た。蘇会長
が行われ
の下に会談
任理事同席
石井正三常
参加した羽生田俊参議院
また、呉顧問の依頼で
を期待しているとした。
実り多いものになること
を説明し、今回の視察が
組みを展開していること
最重要と位置づけた取り
た地域包括ケアの推進を
かりつけ医」を中心とし
り、国民皆保険の下で「か
勤務環境の改善等によ
藤理事長のあいさつがあ
益子邦洋院長の講演と安
見学後、南多摩病院の
れぞれ見学した。
午後には南多摩病院をそ
ム、併設保育園を午前に、
保健施設、グループホー
回復期病棟及び介護老人
養病棟、リハビリ訓練室、
の医療療養病棟、介護療
永生会を訪れ、永生病院
が増えているらしい。2
ルのことで、共感する人
成功裏に終了した。
をもって、今回の視察は
続けている。環境〝3R〟 004年にノーベル平和
環の視点からは好ましい
使えない状況になった時
と言われるリデュース
ことであるが、物が増え
多くの情報、物に溢れ
のダメージは少なくな
ミニマリスト
ている現代。ネットの発
女性ワンガリ・マータイ
さんの考えに通じるもの
必要な情報を取捨
ず知らずのうちに
はない。
は複雑で容易で
が、廃棄物処分
可能な循環社会の構築を
地球環境に優しく、持続
NAI」キャンペーンを
医療においても本当に
提唱した。
地域医療に従事する先生方を紹介しています
賞を受賞されたケニア人
達で瞬時にして得たい情
報をパソコンから得るこ
以前は大学の図書館に行
選択しているよう
がある。マータイさんは、
かなければ検索できなか
でも、有害な多く
中、数年前から〝ミニマ
とができる。文献なども
ったが、自宅に居ながら
の情報に暴露されている
必要なもの、堅持しなけ
絶賛放映中
BS-TBS 毎週金曜 20:54 ~ 21:00
い。また、ネットなどを ( reduce
)、 リ ユ ー ス
通 じ て 必 要 で な い (?) (
)、 リ サ イ ク ル
reuse
情報も入ってくる。知ら ( recycle
)が進んでいる
にして検索・入手できる
ようにも感じる。
目指して「MOTTAI
ようになった。さまざま
一方、次々と必要な物、 という造語を聞くことが
ればならないものに共感
必要でない物(?)が大
(榮)
あ る。 必 要 最 小 限
そのような
な手続きもネットを基本
リ ス ト ( minimalist
)〟
とした形態に変わってき
ている。
する人は多いはずであ
らす一つのライフスタイ
る。
)の物だけで暮
minimal
捨てられている。経済循
り、蘇会長のお礼の言葉
察を行った。
26
湾医師会代表団が来日
翌
し、松原謙
には、蘇会
25
二 副 会 長、 実、医療従事者の確保と
永生病院を視察に訪れた代表団
し、来年に予定されてい
日医会館小講堂にて
便 利 さ を 実 感 す る が、 量 生 産 ・ 大 量 消 費 さ れ て (
何らかの理由でネットが
日医提供番組
50
第 1309 号( 6 )
ス
ー
ュ
ニ
医
日
平成 28 年 3 月 20 日〔第 3 種郵便物認可〕
は難しくなっている。自
に向上しており、ただ上
安を口にしていたことに
分が発見して、感じたも
手に写しただけでは受賞
副 会 長、 石 川 広
触 れ、「国 民 皆 保 険」 を
のでなければ、見る人に
各国からの参加者が、保
己・笠井 夫・羽
次の世代に引き継いでい
感動を与えることはでき
険制度がないことへの不
鳥裕・釜 敏各常
くことの大切さを強調す
ない」と述べるとともに、
で開催され、中川
任理事が出席し
るとともに、高齢者の孤
に出会えることを期待し
平成
日、日
の3点が示されてい
る こ と を 挙 げ、「日 医 と
─
ットワークづくりを行う
名を表彰
年度都道府県医師会事務局長連絡会
月
医会館小講
堂で開催さ
今村定臣
ていく」と述べ、引き続
向けてあらゆる支援をし
しては、これらの実現に
常任理事の
きの協力を求めた。
れた。
司会で開
続いて、平成 年度に
会長(中川
た横倉義武
あいさつし
端 正 俊 (岡 山 県)
、 寺司
本 永 正 治 (兵 庫 県)、 川
ている、飯嶋平
(千葉県)
、
退職または退職を予定し
会。 冒 頭、
俊男副会長
「医 師 会 組
務局長に対して、中川副
美(宮崎県)各医師会事
代 読) は、 克 則 (大 分 県)
、 大重裕
織強化検討
会長から感謝状と記念品
本医師会に期待する施
対応」として、弁護士の
イナンバー制度への実務
その後の議事では、「マ
謝辞が述べられた。
策」の一つを受けて、医
マイナンバーの事務取
師会の意義やメリット等
り扱いに関するポイント
水町雅子氏が講演。
て、パンフレットを作成
て、都道府県医師会・郡
医師会組織強化に向け
その他、同報告書には
正法が民間企業等へ与え
特に問題になる点」や改
の か の 決 定」「委 託 時 に
の 洗 い 出 し」「ど う 守 る
を行った。
最後に、今村聡副会長
拡 充 す る、(3) 地 域 の
ーズルームに掲載する予
日医ホームページメンバ
講 演 に つ い て は、 後 日、
なお、当日の水町氏の
実情に即した地域医療構
定。
連絡会は閉会となった。
想や地域包括ケアシステ
医師会活動の周知に向け
ム構築に向けた地域のネ
て、大学における講義を
入するよう求める、(2) が 閉 会 あ い さ つ を 行 い、
い医師会員に日医まで加
三層全てに加入していな
る取り組みとして、(1) る影響などについて解説
市区等医師会に求められ
もに、その活用を求めた。 と し て、「取 り 扱 い 場 面
したことを報告するとと
を説明するツールとし
報告書に示された「日
が提出されたことに言及。 が贈呈され、寺司氏から
委員会」から最終報告書
退職事務局長
平成 年度都道府県医
5
俊男・松原謙二両
た。
を映した作品などが出展
独死など、昨今の社会問 「今 回 は、 近 年 の 時 代 性
題 を 取 り 上 げ、〝何 で も
されており、次回も、ヒ
冒頭、主催者を
代表してあいさつ
相談できる「かかりつけ
性を説いた。
ューマンで夢のある作品
した横倉義武会長
は、3053点の
(中川副会長代読) 医」〟 を 持 つ こ と の 重 要
最後に、受賞者を代表
引 き 続 き 表 彰 に 入 り、 ている」とした。
最優秀賞1名、日本医師
手)が受賞作品に対する
印象や審査の感想を語っ
た。
なお、入賞作品は今号
、 面を参照されたい。 師会事務局長連絡会が2
27
応募があったこと
に謝意を表明。そ
して、最優秀賞を受賞し
1名、読売新聞社賞1名、 た 岡 本 聖 氏 が 謝 辞 を 述
い の ち
の上で、「今回も、 会賞1名、審査員特別賞
生命の輝きをとら
入選5名、佳作 名の受
た。
れ賞状・副賞が授与され
賞者代表 名に、それぞ (写真家)、ロザンナ氏(歌
べ、審査員の織作峰子氏
えた、素晴らしい
作品ばかりで、心
から感動してい
審査員の田沼武能日本
る」と述べた。
写真著作権協会長は、「近
い の ち
また、昨年9月にアジ
年は作品のレベルが急激
回「生命を見つめ
ア大洋州医師会連合総会
第
る」フォトコンテスト(日
に出席した際に、アジア
「脳死」
「臓器移植」を
テーマに描いた長編
江戸時代に実在した町医者を
モデルに描いた人情小説
26
27
東野圭吾(幻冬舎)
朝井まかて(講談社)
17
医・読売新聞社主催)の
中島京子(文藝春秋)
中山七里(祥伝社)
27
人魚の眠る家
藪医 ふらここ堂
20
認知症がもたらした 10 年間の
「終末」の日々をユーモア溢れる
筆致で描いた作品
ミステリータッチで
法医学の世界を描いた長編
3,053点から29点が選ばれる
第 5 回日本医療小説大賞の候補作品が、このほど決定した。
本賞は、国民の医療や医療制度に対する興味を喚起する小説を顕彰する
ことで、医療関係者と国民とのより良い信頼関係の構築を図り、日本の医
療に対する国民の理解と共感を得ること及び、わが国の活字文化の推進に
寄与することを目的として、厚生労働省の後援、新潮社の協力の下に実施し
ているものである。
今回は、平成27年1月1日から12月31日までに書籍の形で発行された作品で、
医療をテーマにした小説、あるいは医療を素材としている小説(ノンフィクショ
ンは除く)50 作品の中から選考を行い、候補作品を下記の 4 作品に決定した。
今後は、4月1日に開催される最終選考会において、受賞作品 1作品を決
定し、5月下旬に都内のホテルで表彰式を行う予定となっている。
表彰式が3月2日に都内
11
12
11
長いお別れ
ヒポクラテスの誓い
第17回「生命を見つめる」フォトコンテスト表彰式
い のいちの ち
第5回日本医療小説大賞
候補作品決定
〔第 3 種郵便物認可〕平成 28 年 3 月 20 日
ス
ー
ュ
ニ
医
日
( 7 )第 1309 号
布し、県と市医師会の会
会入会案内書を全員に配
名で、
勤務医会員数は1609
に対し、研修医を含めた
一方、日医会員加入数
会員となった。
・7%が勤務医
費は無料であること等を
説明した上で、日医への
加入を要請している。
(地 位 や 身 分 に 相 応 し た
ブ レ ス・ オ ブ リ ー ジ ュ
医療を支えているのはノ
える風潮になれば良いの
することが当たり前と思
った以上、医師会に加入
無料となった。医師にな
より研修医会員の会費が
と明らかに低い数字であ
数は904名( ・2%)
と1609名中日医会員
勤務医会員に限ってみる
6 2 2 名 ( ・ 2 %)、
の医術、高いレベルの知
れた技術、アートとして
的根拠と倫理性に支えら
日医の会員数は、平成
師・ 薬 剤 師 調 査〕、 う ち
014)年医師・歯科医
名であるが〔平成 (2
事医師数は 万6845
月1日現在、 万7
る。煩雑な入会手続きの
解消、入会手続きの窓口
となる郡市区等医師会事
務局との組織強化に向け
た思いの共有など、取り
組むべき課題は多い。
当院は、研修医も含め
医師は189名在籍して
・1%)と半
月からは公益財団法人大
創設され、2013年4
げて大原孫三郎氏により
出現数は大学病院に匹敵
向で、DPC診断群分類
に逆紹介率は年々増加傾
修医~ 歳代の医師への
しているものの、後期研
の勤務にはおおむね満足
本最大である。
し、年間入院患者数は日
れた。
負担が大きいことが示さ
また、当院における医
原記念倉敷中央医療機構
小笠原敬三院長が年頭
倉敷中央病院と名称変更
を行い、現在では116
医療」「全人医療」
「高度
基本理念「患者本位の
剤師数 人のマンモス病
看護師数1269人、薬
など、当院の「医療の質
一環としてのJCI受審
ップを示されたが、その
を磨く」と未来へのステ
へ、組織人としての人格
医療連携を確固たるもの
当する新規入会は現在ま
費無料化後、当院での該
のため、卒後2年間の会
勤務医の医師会入会推進
か ら 考 え る と 多 く な い。
倉敷医師会
名、 岡 山 県 医 師 会
1 床、 医 師 数 4 5 7 人、 講話で「医療の質の向上、 師会所属人数は、日医
先進医療」の下に、岡山
の向上」の更なる追求は
院に発展した。
名、
県西部医療圏を中心とす
で2名である。
年度全国医師会
終わらない。
平成
る基幹病院として急性期
医療を目指し、専門性の
高い医療、
医療の効率化、 勤 務 医 部 会 連 絡 協 議 会
名と医師数
医 師 会 活 動 を 通 し て、
地域の先生方との交流を
月 9 日、 図ることも地域連携推進
5・4%(地域医療支援
・9%、逆紹介率11
3年に「治療本位の病院」 い、2015年の紹介率
結果を発表したが、当院
当院医師へのアンケート
師会病院部会担当として
岡山にて開催)で倉敷医
表 者 会 議 (仮 称)
」 の設
る。
努力していくつもりであ
入会希望者が増えるよう
の一つと考え、今後とも
地域医療連携の推進を行 (2 0 1 3 年
病 院」「東 洋 一 の 理 想 的
病 院 の 定 義 で 算 出)
、特
在が大きな支えになると
倉敷中央病院は192
な病院」という理念を掲
で、日医の担う役割を明
信じている。
名のメンバーで平成
医師会への加入を呼び掛
医の組織率向上に向けた
前 期 の 諮 問 は、「勤 務
会の会務に反映させるた
る。勤務医の意見を医師
会での真摯な議論と並行
そのため、勤務医委員
月にスタートした。
けており、診療科長はほ
年
自律性の確保、お互いの
して、5名からなるワーキ
なお、平成 年度の都
された。
置を提言することが確認
確にしていく必要があ
いるが、医師会加入者数 「病 院 く さ く な い 明 る い
は 名(
診療科長以上には、常
数以下であった。
に顔の見える地域連携が
13
は全体で2309名中1
重い責務・義務という意
だが。
識と技能を身につけ、常
年
029名と組織率は %
44
万人の多くは勤務医と
師会に加入していない約
が8万3425名で、医
加入に向けての働き掛け
クラスの医師への医師会
的には中間層である医長
ことが判明したが、年齢
の加入率がきわめて低い
等は素早く対応して頂
地域医療連携』での参加
ョン特別企画『勤務医と
5関西への勤務医セッシ
回日本医学会総会201
の勤務医枠の創設、第
論を進めている。
ーク)をつくる方向で議
いう枠組み(フレームワ
会、日医に上げていくと
それを各ブロック医師
を行うか等、同委員会で
勤務医へいかに情報発信
効性のある会議となるこ
調 査 制 度 を 巡 る 諸 問 題、 に絞られており、より実
討のみならず、医療事故
とを期待している。
査制度とフレームワーク
道府県医師会勤務医担当
医師会は三層構造にな
が希薄であったと反省し
理事連絡協議会では、協
頼を守り、信頼に値する
っているため、郡市区等
ている。
議のテーマが医療事故調
な条件を語り掛けている。 行動の担保(医の倫理綱
医師会または都道府県医
時に立ち上げ、諮問の検
認めた日本で医師が個人
師会のみに加入して、日
勤 務 医 の 意 見 を 集 約 し、 ンググループ
(WG)
を同
とは専門的
Profession
資格で加入する唯一の団
いう職業は
称される。
と
Profession
日医は、世界医師会が
等は必須である。
領、職業倫理指針の遵守)
職業を指し、かつては神
そ の 中 で は、「医 師 と
学・法学・医学をいった。 体で、学術団体であり、職
医には未加入というケー
としての要件
Profession
は3つある。
思われる。
勤務医委員会では、昭
と考えており、医療事故
員会でなくてはならない
だけでなく、行動する委
一方、答申を作成する
中で、勤務医委員会の答
こうした議論を重ねる
論の深化を図っている。
の検討内容を踏まえた議
に伝えるか、勤務医一人
況をいかに全国の勤務医
をしている。この活動状
してはアクティブに活動
以上、勤務医委員会と
謝している。
き、実現を見た。深く感
今 期 の 諮 問 は、「地 域
申では、全国から勤務医
ひとりが自分の問題とし
調査制度、病床機能報告
て考えてもらいたい。医
医師会を中心とした勤務
勤務医部会連絡協議会や
制 度、 地 域 医 療 構 想 等、 が参集する、全国医師会
勤務医は傍観するだけで
備 ─その推進のために日
師会加入を始め、医師会
年に設置されて以来、 医の参画と活躍の場の整
勤務医に関わる諸問題の
都道府県医師会勤務医担
和
年から研修医会員の会費
本 医 師 会 が 担 う 役 割 ─」 はなく、医療を巡る諸問
岩手県医師会は平成
無私の精神で、患者の利
検討を行ってきた。平成
して頂くことが喫緊の課
当 理 事 連 絡 協 議 会 の 他、 の存在意義を改めて認識
無料化に取り組んだ成果
題であると考えている。
真 の Profession
を目指
題にしっかり目を向けて
フレームワークのモデル
し、自ら医の未来を切り
であり、地域の医師会が
となるよう「ブロック代
益を最優先させる。我々
年度は、各ブロッ
いかに組織づくりをして
・
いくかという視点が重要
27
ク推薦委員8名に日医か
26
らの推薦6名を加え、計
意見を述べることが大切
か、勤務医の会員数は増
27
度は全会員数2309名
で、その際に医師会の存
加傾向にあり、平成 年
そして、その場で医師
拓いていくことを期待す
が根本にある。志を高く、
医療者には、奉仕の精神
まず第一に、利他の心、 たり、医師会に加入して、
29
る」と話している。
58
13
と慈悲の心、良心的誠意
20
日医勤務医委員会
能団体である。医師とし
容に盛り込んだ日医理事
し ん し
ってくる。研修医オリエ
め、各都道府県医師会で
04名、A1以外の会員
30
スもみられる。
は 勤 務 医 と 考 え ら れ る) いた。今回、医長クラス
86
日医では、平成 年度
味の仏語)の精神で、これ
医師会の組織率
からいかにこの精神を醸
成させていけるかである。
第二に、専門職として
医師会の組織率低下が
叫ばれて久しい。平成
の質の向上である。優秀
な人材が、努力と訓練で
日現在、医療従
年
にその向上を図ることが
月
培った専門的技術、科学
大切である。
第三に、医師としての
公益財団法人大原記念倉敷中央医療機構
倉敷中央病院糖尿病内科主任部長、地域連携担当医師 松岡 孝
具体的方策」で、答申内
必要であるという理由で
11
理想の医療を目指して
ぼ全員医師会に加入して
職能団体である Associa- 程度に過ぎない。その内
に加入して、医師の 訳は、A1会員8万36
tion
26
56
88
69
仕事の規制と監視、医師 (B、 C 会 員 を 含 め 多 く
70
26
27
てのスタートを切るに当
長講話として、私は毎年、 としての誇り、名誉、信
名の研修医が当院にや
48
31
ンテーションの初日、院
もうすぐ4月、今年も
医師として必要な条件
岩手県立中央病院長/岩手県医師会常任理事/
日医勤務医委員会副委員長 望月 泉
研修医に医師として必要
28
14
10
26
70
27
26
16
56
91
29
12
12
勤務医 と 医師会
19
第 1309 号( 8 )
ス
ー
ュ
ニ
医
日
平成 28 年 3 月 20 日〔第 3 種郵便物認可〕