台北市の 「国民住 宅」 にお ける公室 の改修実態 と使 われ方

37
台北市の 「
国 民 住 宅 」 に お け る 公 室 の 改 修 実 態 と使 わ れ 方
一台北市の 「
国民住宅」 の住み方 に関す る調査研究 一
朱
Actual
啓銘*
Conditions
野 田
真 士**
of the Repair
and
櫻井
康 宏***
the Using
白井
Style
of Dining-Living
in "Public
Housing"
at Taipei City
—A Study on the Living Style in "Public Housing"
Chiming
Masashi
CHU*,
NODA**,
Yasuhiro
秀 和****
SAKURAI***
at Taipei
and
Rooms
City—
Hidekazu
SHIRAI****
(Received February 6, 2015)
This paper aims to clear actual conditions of public housing at Taipei city from the viewpoint of
residents' repair.
1) We make a proposal to divide space constitution of living-room into six types; standard type with
balcony, standard type without balcony, next-room integrated type, both sides expanding type,
reduced type.
2) The main function of opening connected room is TAKAYUKA(second-living) , but non-opening
rooms have various functions.
3) It is 63% that living- room is divided into some functions except LD.
4) The combinations of connected room's function and divided functions are really multiple.
Key Words : Taipei City, Public Housing,
1.研
Dining-Living
Room,
Repair, Using Style
例 」が 公 布 さ れ た1970年
究 の 目的 と方 法
代 以 降 の 供 給 実 態 と住 棟 配
置 ・住 棟 形 態 ・住 棟 ユ ニ ッ ト形 態 ・住 戸 平 面 構 成 の
国 際 化 と学 術 交 流 の進 展 に伴 い,ア ジ ア 諸 国 を対
象 と した住 宅 事 情 ・住 宅 計 画 に 関 す る研 究 も増加 し
つ つ あ る.台 湾 につ い て も青 木 正 夫等 に よ る一 連 の
研 究 の ほか い くつ か の先 駆 的研 究 注1)がみ られ るが,
現 代 住 宅 の解 明 は必 ず し も十 分 で は な い.こ の よ う
な 中 に あ っ て筆 者 らは,台 湾 の 中 で も特 異 的 に共 同
住 宅 が 普 遍 化 し,日 本 に は み られ な い 高密 度 の 集 住
形 態 を創 り出 して い る 台北 市 の 大規 模 積 層 集 合 住 宅
に注 目 し,公 共 住 宅 政 策 の 基 盤 で あ る 「
国民住宅条
*
**
***
****
*
**
華夏科技大学
大学院工学研究科システム設計工学専攻
福井大学名誉教授
大学院工学研究科建築建設工学専攻
Hwa Hsia Institute of Technology
System Design Engineering
Course,
School
***
****
共 部 門(国 民 住 宅)と 民 間 部 門 の 比 較 を し
な が ら検 討 して き た 注2).そ の 結 果,平
い て は,客
面 タイ プ につ
庁(リ ビ ン グ)と 餐 庁(ダ イ ニ ン グ)に よ っ
て 構 成 され る 「公 室 」 を 通 過 し て 各 居 室 に 至 る 公 室
通 過 型 が 基 本 で あ る が,公
と,「
公私分離型」
の3タ
イ プ(図1)に
た.一
方,台
室 と私 室 の 関 係 か らみ る
「
一 部 一 体型 」
「
公 私一体型」
類 型 化 で き る こ と を 明 らか に し
湾 の 分 譲 集 合 住 宅 に お い て は,建
Architecture
emeritus,
and
School
University
Civil
住 戸 平 面 を 完 成 さ せ る こ とが 一 般 的 と な っ て い る.
以 上 を 踏 ま え て 本 研 究 で は,1980∼1990年
代 に建
設 さ れ た 台 北 市 の 公 共 部 門 大 規 模 積 層 集 合 住 宅(国
民 住 宅)を 対 象 に,訪 問 観 察 ・ヒア リ ン グ 形 式 ア ン ケ
Graduate
of Fukui
Engineering
of Engineering
設時
の 住 戸 平 面 を 前 提 と し て 居 住 者 が 入 居 時 に 何 らか の
「改 修(増 改 築 と 内 装 や 家 具 の 作 り付 け)」 を 行 っ て
of Engineering
Professor
Graduate
実 態 を,公
Course,
図1平
面 タイ プ概 念 図
38
表1入
居 時 にお け る公 室 の空 間構 成 の類 型 化
件数(%)
入居 時の
公室 空間
構成
基 本 型
Bあ り
K分 離
原
Bあ り
54
(31.4)
型
Bな し
一
計
注)B・
Bな し
K分 離
K一 体
K一 体
B内 部 化
K削 減
K分 離
公 室 縮 小 型
隣室 一 体 化
K分 離
K一 体
Bあ り
Bな し
K一 体
Bあ り
Bな し
両面拡大化
K分 離 K一 体
Bあ り
居室増加化 ■
居室
K分 離
K一 体
Bな し B私 室化 B内 部化 合
54
(20.6)
1
(0.6)
一
68
(75.6)
68
(26.0)
1
(0.4)
55
(21.0)
2
(22>
2
(0.8)
71
(27.1)
リビングバル コニ ーK一
1
(1.1)
1
(0.4)
65
(37.8)
8
(4,7)
一
一
65
(24.8)
8
(3.1)
73
(27.9)
体 ・KとLDの 壁 を削 除 して一 体 化K削
一 ト調 査 に よ っ て
4
(2.3)
1
(1.1)
5
(1.9)
一
1
(0.6)
3
(33)
3
(1.D
一
1
(0.6)
1
(11>
2
(0.8)
1
(0.4)
9
(5.2)
4
(2.3)
7
(4.1)
9
(3.4)
4
(1.5)
7
(2.7)
11
(4.2)
13
(5.0)
14
(8.1)
一
14
(156)
14
(5.3)
4
(2.3)
一
一
14
(53)
4
(1.5)
172
(100.0)
90
(100.0)
262
(100.0)
39
(149)
減 ・Kの 設備 削除(Kの 機 能 なし)
「
住 み方 」 を 明 らか に す る こ とを
基 本 的 な 目的 と す る も の で あ り,前 稿 注3)で は,居 住
者 自身 に よ る
特 吋 囚圖 瞬 囚團 囚國 囚國 咽
計
囚
圖 咽 囚国 噛 噛 咽 園 囚
陰 囚[評
建設 時の
バノ
レコニー
合
公 室 拡 大 型
「
住み方」実現 のための実践行為で あ
る 「改 修 」 の 実 態 と そ の 結 果 で あ る 「入 居 時 平 面 」
の 概 要 を 整 理 した 上 で,各 居 室 の 利 用 の さ れ 方(就 寝
57%の
順 と な っ て い る.用 途 別 保 有 率 注4)は,客 間 〉
倉 庫 衣 裳 〉 学 習 書 斎 〉 高 床 〉仕 事 〉趣 味 遊 興 〉 祭 壇
の 順 で あ り,合 計 保 有 率 は154%(1件
あ た り1.5室
の α室 を 保 有)で あ る.
あ る い は 他 用 途 利 用 の 実 態)を 多 角 的 に 検 討 し,以 下
⑥ α室 の 用 途 に つ い て は,α 室 数 や 家 族 構 成 に よ る
一 定 の 傾 向 的 特 性 が み られ る も の の
,平 面 タ イ プ 別
の よ う な 諸 点 を 明 らか に した.
に み る と,公
① 住 戸 プ ラ ン に つ い て は,公
私一体型の小規模
2LDK・3LDKタ
イ プ か ら公 私 分 離 型 あ る い は 一 部 一
体 型 で は 高 床 と倉 庫 衣 裳 が そ れ ぞ れ 相 対 的 に 高 い と
体 型 の3LDK・4LDK以
上 へ と推 移 して い る が,入
手 方 法 は 「新 築 購 入 」 「中 古 購 入 」 「
移 転 保 障 ・そ
の 他 」 に ほ ぼ 三 分 され て い る.こ の 入 手 方 法 や 入 手
私 分 離 型 で は 客 間 と 学 習 書 斎,公
い う対 比 的 特 性 が 強 く現 れ て お り,そ
私一
れ らの 中間 に
位 置 して室 数 が多 い一 部 一 体型 で は 高 い 保 有 率
(173%=平
均1.7室)の
下 で 多 様 な 用 途 構 成 を 示 して
価 格 と の 関 係 で 一 定 の 階 層 性 が み られ る と は い え,
い る.
年 齢 ・職 業 ・家 族 人 数 ・家 族 構 成 等 に お い て 多 様 な
⑦ 公 私 一 体 型 ・一 部 一 体 型 の 「一 体 α室(公 室 と直 接
世 帯 の 居 住 が 展 開 さ れ て い る.
つ な が る α室)」 に 注 目す る と,全 体 的 に は 保 有 率 が
② 多 く の 世 帯 が 入 居 時 に 床 仕 上 げ 変 更 ・窓 辺 改 築 ・
バ ス 設 備 変 更 等 の改 修 に加 え て 大 幅 な 増 改 築 を実 施
低 い 高 床 ・趣 味 遊 興 ・仕 事 の 保 有 率 が 相 対 的 に 高 い
して お り,そ
8割,「
が3割
の 結 果,「
空 間 改 変(間 取 り変 更)」 が
私 室 数 変 更 」 が4割,「
ほ どみ られ,公
を 実 施 し,公
平 面 タイ プ 変 更 」
私 分 離 型 の 約2割
が 「一 体 化 」
私 一 体 型 ・一 部 一 体 型 の 約4割
が
「分
こ とが 大 き な 特 徴 で あ り,中
で も一 部 一 体型 に お け
る 高 床 保 有 率 の 高 さ と,α
室 数 の 少 な い 段 階 か らそ
れ が 発 生 し て い る こ と,さ
ら に は,改
た に 確 保 され た
修 に よっ て 新
「
一 体 α 室 」 の 半 数 以 上 が 高 床 とな
っ て い る.
離 化 」 を 実 施 して い る.
③ 改 修 の 実 態 に も 一 定 の 階 層 性 が み られ,新
築購入
以 上 の 前 稿 を 受 け て 本 稿 で は,上 記 の 「一 体 α室 」
層 を 上 回 る 改 修 を 実 施 す る 中 古 購 入 層(30∼40歳
と の 関 係 を 含 む 「公 室(LDK空
代 ・核 家 族 ・ホ ワ イ トカ ラ ー 層 等)が み られ る 半 面,
わ れ 方 を 詳 細 に 検 討 す る こ と を 目 的 とす る も の で あ
改 修 の 極 め て 少 な い 中 古 購 入 層(地 元 出 身 ブ ル ー カ
り,主 と して,家 具 配 置 か らみ た 公 室 内 に お け る 「機
ラ ー 層 等)も み られ る.空 間 改 変 等 を 伴 う大 幅 な 改 修
能 分 節 」 の実 態 と 「
一 体 α室 用 途(機 能)」 と の 関 係
の 実 施 率 は 古 い 小 中 規 模 住 宅 ほ ど高 く,平
を 多 角 的 に 検 討 す る こ と を 目的 と して い る.
面 タイ プ
別 には 公 私 一 体 型 〉一 部 一 体 型 〉公 私 分 離 型 の 順 と
調 査 対 象 は,前
間)」 の 改 修 実 態 と使
稿 と 同 様,台
北市の国民住宅団地
な っ て い る.
の うち住 戸 内 部 で の観 察 ヒ ア リン グ を 許 可 され た
④ 平 面 タ イ プ や 私 室 数 の 変 更 を 伴 う改 修 に つ い て は,
14団 地 か ら抽 出 した83タ
家 族 人 数 へ の 対 応 と い う姿 勢 が 一 定 み ら れ る と は い
162戸,一
え,全
調 査 期 間 は2007年6月
体 的 に は,同
一 住 戸 プ ラ ンに お い て 多様 な 人
数 ・家 族 構 成 の 世 帯 が 居 住 し て お り,居
(就 寝 非 分 離 の 発 生 や 「
非 寝 室=α
室 の使 い 方
室 」の 有 無 ・室 数 ・
用 途)に 様 々 な タ イ プ が 生 じ る 背 景 ・要 因 とな っ て い
部 一 体 型72戸,公
イ プ,262戸(公
私分離型
私 一 体 型28戸)で
∼2008年12.月
あ り,
で あ る.調 査
対 象 住 戸 と世 帯 の 概 要 に つ い て は 前 稿 を 参 照 い た だ
き た い.
る.
⑤ 居 室 の う ち 「非 寝 室=α
69%で
あ る が,住
室 」 を保 有 す る割 合 は
2.公
室の空間構成
戸 プ ラ ン ・家 族 人 数 と就 寝 状 況 に
対 応 す る 形 で 多 様 に 分 散 し,平 面 タ イ プ 別 保 有 率 は
一 部 一 体 型75%〉
公 私 分 離 型69%〉
公私一体型
公 室 の 空 間 構 成 を 類 型 的 に 整 理 した も の が 表1で
あ る.大
き くは 「
基 本 型(空 間 改 変 な し)」48%,「
公
39
室 拡 大 型(空 間 改 変 に よ っ て 公 室 面 積 を 拡 大)」37%,
「公 室 縮 小 型(空 間 改 変 に よ っ て 公 室 面 積 を 縮 小 →
結 果 と して 居 室 面 積 が 増 加)」15%の3タ
られ,や
イ プ に分 け
や 細 か く は 「Bあ り基 本 型(バ ル コ ニ ー の あ
る 基 本 型)」21%,「Bな
し基 本 型(バ ル コ ニ ー の な
い 基 本 型)」27%,「B内
部 化(バ ル コ ニ ー 部 分 へ の
公 室 拡 大 型)」28%,「
隣 室 一 体 化(隣 室 部 分 へ の 公
室 拡 大 型)」4%,「
両 面 拡 大 化(バ ル コ ニ ー ・隣 室 の
両 方 へ の 公 室 拡 大 型)」5%,「
小 型)」15%の6タ
後の
居 室 増 加 化(=公
イ プ に 分 け ら れ る.さ
「バ ル コ ニ ー の 有 無 」 と 「KとLDと
分 離 あ る い はK一
に 示 す17タ
表1に
室縮
ら に,改
修
の 関 係(K
体)」 を 加 味 し て 分 類 す る と表1
イ プ に 分 け られ る.
示 す よ う に,改 修 前 の 原 型 と し て 「Bあ り」
は172件66%,「Bな
し 」 は90件34%で
バ ル コ ニ ー を 増 設 した ケ ー ス は1件(隣
分 離 ・Bあ り下 段 の1件),逆
た ケ ー ス も1件(隣
1件)の
き く は 原 形 が 維 持 さ れ て い る.
部 化 」28%,「
室 増 加 化 ・K分
にバ ル コニ ー を削 除 し
室 一 体 化 ・K一 体 ・Bな し上 段 の
み で あ り,大
た だ し,「B内
あ る が,
室 一 体 化 ・K
両 面 拡 大 化 」5%,「
離 ・B私 室 化 」5%の
合 計38%が
ル コ ニ ー を 室 内 化 して い る.
一方
,KとLDの
壁 を 削 除 し てLDK空
体 化 した 「K一 体 」は 全 体 で22件8%で
る ベ ス ト3は,「Bな
記17タ
間 と して 一
あ り,他
超 えて とく
イ プ 分 類 にお け
し基 本 型 ・K分 離 」26%,「B
内 部 化 ・K分 離 」25%,「Bあ
21%で
バ
あ る が,「 隣
室 一 体 化 」 と 「両 面 拡 大 化 」 で は30%を
に 高 く な っ て い る.な お,上
居
り基 本 型 ・K分 離 」
の タ イ プ は 全 て5%程
度 以下で分散
して い る.
上 記6タ
が 図2で
図2諸
指標 別 に み た公 室 の 空 間構 成
イ プ 分 類 の 結 果 を 諸 指 標 別 に 示 した も の
あ る.こ
こ か ら以 下 の よ うな 特 性 を 読 み 取
る こ とが で き る.
① 空 間 改 変 の ない 「
基 本 型 」 の 割 合 は,入 手 方 法 別
注5)に は 「そ の 他(賃 貸 等)」 〉 中 古 微 改 修 〉 新 築 改 修
〉保 障 住 宅 〉 中 古 大 改 修 の 順,平 面 タ イ プ 別 注6)に は
公 私 一 体 〉 公 私 分 離 〉一 部 一 体 の 順,住 戸 プ ラ ン 別
注7>に は3LDK>2LDK以
内>4LDK以
上の順
,建 設
時 期 別 に は 古 い も の ほ ど,世
帯 主年 齢 別 に は 高 年 齢
層 ほ ど高 く,住 戸 面 積 別 に は 小 規 模(∼21坪),家
族
②
「B内 部 化 」 の 割 合 は,中
古 大 改 修 〉保 障 住 宅 ≧
そ の 他 ≧ 新 築 購 入 〉 中 古 微 改 修 の 順 で,公 私 分 離 ・
一 部 一 体 ・大 規 模(26坪 ∼)・3LDKで
と く に 高 く(公
私 一 体 に は 皆 無),若
年 齢 層 ほ ど高 く な っ て い る.家
族 人 数 ・家 族 構 成 別 に は,単 身 ・単 親 に は 少 な い も
の の 夫 婦 や3人 を 中 心 に 多 様 に 分 散 して い る.
③
「隣 室 一 体 化 」 と 「両 面 拡 大 化 」 は,い
ず れ も量
的 に 少 な く 中 古 大 改 修 ・保 障 住 宅 ・新 築 購 入 に ほ ぼ
限 られ,住
戸 プ ラ ン は2LDKで
と く に 高 い も の の,
構 成 別 に は 単 身 ・単 親 で と く に 高 く な っ て い る.た
建 設 時 期 ・住 戸 面 積 ・家 族 人 数 ・家 族 構 成 は い ず れ
だ し,「Bあ
り基 本 」 と 「Bな し基 本 」 で 大 き く異
な り,「Bあ
り基 本 」 は,「
・一
も 多 様 な 構 成 を み せ て い る.た だ し相 対 的 に み る と,
「隣 室 一 体 化 は 」 は80年
代 ・中 小 規 模(∼25坪)・
上 で とく に高
中 年 齢 層 ・核 家 族 ・3人 の 割 合 が 相 対 的 に 高 く,「 両
そ の 他(賃 貸 等)」
部 一 体 ・公 私 分 離 ・90年 代 ・3LDK以
く,大 規 模 お よ び 若 年 齢 層 ほ ど高 い の に 対 し て,「B
面 一 体 化 」 は90年
な し基 本 」 は 公 私 一 体 型 で81%を
齢 層 ・単 身 ・夫 婦 ・単 親 ・2人 以 内 の 割 合 が 相 対 的
占 め るの を は じめ
中 古 微 改 修 ・新 築 購 入 ・80年 代 ・2LDKで
く,小
た,公
とく に高
規 模 お よ び 高 年 齢 層 ほ ど 高 く な っ て い る.ま
私 一 体 に は 「Bあ り基 本 」 は 皆 無 で あ る の に
対 して,一
部 一 体 には
な っ て い る.な
お,家
「Bな し基 本 」 が ほ ぼ 皆 無 と
族 人 数 別 に は,「Bな
が 少 人 数 ほ ど高 い の に 対 して,「Bあ
人 以 上>2人
計 値 も3人
以 内>3人
し基 本 」
り基 本 」 は4
の 順 で あ り,「 基 本 型 」の 合
で 低 く な っ て い る.
に 高 い.ま
た,平
代 ・中 大 規 模(22坪
面 タ イ プ 別 に は,「
∼)・ 若 中 年
隣室一体化」
は 公 私 一 体 で と く に 高 い の に 対 して,「 両 面 拡 大 化 」
は 公 私 分 離 に 限 られ て い る.
④ 「
公 室 縮 小 型(居 室 増 加 化)」 は,一 部 一 体 型 ・4LDK
以 上 に 特 化 し,古
い も の ほ ど 高 く な っ て い る が,住
戸 面 積 ・世 帯 主 年 齢 は 多 様 で,家
も 単 身 ・夫 婦 以 外 の3人
ま た,入
族 人 数 ・家 族 構 成
以 上 の 家 族 に 分 散 して い る.
手 方 法 も 「そ の 他(賃 貸 等)」 以 外 に 多 様 に
40
表2公
室 空 間 構 成 タイ プ 別 にみ た 一 体 室 の実 態
件数(%)
注)
ア ミ カ ケ部 分 は
「一 体 室 あ り 」 の 中 で10%以
上.
分 散 して い る.
家 族 人 数 が 多 い ほ ど 高 く な っ て い る.建 設 時 期 別 に
は80年 代 後 半 か ら90年 代 の 中 間 期 で や や 高 い が,
3.一
入 手 方 法 に よ る 違 い は み られ な い.「
体室の実態
は 全 体 で22%で
3.1公
室 空 間 構 成 タイ プ 別 にみ た 一 体 室 の構 成
公 室 の 空 間 構 成6タ
イ プ 別 に 一 体 室 の 構 成(α 室
12%で
あ る が,公
あ り,入
手方法別 には
か 私 室 の 区 別 と そ れ ぞ れ の 室 数)を 示 し た も の が 表
2で
「一 体 室
戸 プ ラ ン ・家 族 人 数 別 に は
「
私 室1
数 の 多 い 住 戸 プ ラ ン ほ ど,そ
い ほ ど高 く な っ て い る.
あ る.右
端 の 合 計 欄 に よ り,全
室 」9%の
占 め,「
ほ か は5%未
α 室1室
体では
」16%と
満 で 分 散 して い る.「
一体室
あ り」 の 中 で の 構 成 比 は 「α 室 の み 」44%,「
の み 」34%,「
α室 十 私 室 」22%,ま
た,rl室
68%,「2室
以 上 」32%と
こ れ を6タ
な る.
イ プ 別 に み る とそ れ ぞ れ の 特 徴 が あ り,
「Bあ り基 本 」 で は
室 」 と 「私 室1室
本」 では
私室
」
「
一 体 室 あ り」34%で
,「 α 室1
」 に 分 化 して い る こ と,「Bな
「一 体 室 あ り」27%で,「
α 室+私
室 以 上 」 に 特 化 して い る こ と,rB内
体 室 あ り」30%で,「
α室1室
」 「私 室2室
室 で3
部 化 」 で は 「一
」に 特 化 して い る こ と,
「隣 室 一 体 化 」 で は 「
一 体 室 あ り」 が73%と
く,「 私 室1室
し基
以上」の
最 も高
「私 室 の み 」 に
室」
一部一体
「α 室 の み 」 と 逆 順 の
新 築 購 入 〉 中 古 大 改 修 〉保 障 住 宅 の 順,建
に も 逆 転 して80年
な し」 が63%を
α 室+私
私 一 体57%〉
設 時期別
代 前 半 に 特 化 して い る.ま た,住
「
私 室のみ」の逆順で室
し て,家
族 人数 が 少 な
② こ れ を 各 指 標 ご と に,パ ー セ ン ト数 値 の 大 き い ア
ミカ ケ 部 分 に 注 目 して 個 別 に み る と,ま ず 全 体 で は,
rBあ り基 本 ・ α室 の み 」16%〉
「居 室 増 加 化 ・ α
室 の み 」15%〉
「Bな し基 本 ・ α室+私 室 」14%〉
「Bあ り基 本 ・ α室 の み 」12%の
順 で あ り,そ れ に
続 く の は,「 私 室 の み 」 の 各 公 室 空 間 構 成 タ イ プ と
な っ て い る.
③ 平 面 タ イ プ 別 に は,一 部 一 体 で は 「B内 部 化 」 「居
室 増 加 化 」rBあ
り基 本 」 の
「α室 の み 」 が 上 位 を
占 め る の に 対 して,公 私 一 体 で は 「Bな し基 本 」 の
「α室+私 室 」 「
私 室 の み 」 が 大 半 を 占 め,「 隣 室
一 体 化 ・私 室 の み 」 を 加 え た3タ イ プ に 集 約 され て
特 化 して い る こ と,「両 面 拡 大 化 」で は 「一 体 室 あ り」
い る.
が 皆 無 で あ る こ と,「公 室 縮 小 型(居 室 増 加 化)」 で は
④ 入 手 方 法 別 に は,新 築 購 入 で は 「Bな し基 本 ・α
室+私 室 」rBあ
り基 本 ・α室 の み 」 が 上 位 で あ る
「一 体 室 あ り」 が69%で,「
室1室
」 「α室+私
α室1室
室 で2室
」 を 中 心 に 「私
」と多 様 な 構 成 を み せ て
い る こ とが 特 徴 で あ る.
「
一 体 室 あ り」 の96件
に 示 した も の が 表3で
に つ い て,さ
あ る.こ
らに諸 指 標 別
こ か ら以 下 の よ う な
の に 対 して,中
古 大 改 修 で は 「B内 部 化 ・α室 の み 」
と 「居 室 増 加 化 」 の
位 と な り,保
「α 室 の み 」
「私 室 の み 」 が 上
障住 宅 で は 両者 を合 わせ た 特性 をみ せ
て い る.
特 性 を 読 み 取 る こ と が で き る.
⑤ 建 設 時 期 別 に は,80年
代 前 半 は 「Bな し基 本 」 の
「α室+私 室 」 「私 室 の み 」,80年
代 後 半 は 「居 室
① 各 欄 の 縦 軸 小 計 欄 よ り,「 α室 の み 」は 全 体 で44%
で あ る が,一 部 一 体 の56%に
対 して 公 私 一 体 で は 皆
増 加 化 」 の 「α室 の み 」
無 で あ り,入
内 部 化 」の 「α 室 の み 」 「私 室 の み 」が 上 位 と な り,
手 方 法 別 に は保 障住 宅 〉中 古 大 改 修 〉
新 築 購 入 の 順,建
な っ て い る.ま
が,住
2LDK以
設 時期 別 に は新 しい もの ほ ど高 く
た,家
戸 プ ラ ン 別 に は,4LDK以
上>3LDKの
内 で は 皆 無 と な っ て い る.一
み 」は 全 体 で34%で
体32%で
族 人 数 別 に は 差 が み られ な い
方,「
あ る が,公 私 一 体43%〉
順で
私室の
一部一
あ り,室 数 の 少 な い 住 戸 プ ラ ン ほ ど,ま た,
る の に 対 して,90年
と く に90年
後 半 には
「α 室+私
室 」 が 上位 で あ
代 に は 「Bあ り基 本 」お よ び 「B
代 前 半 に は 「Bあ り基 本 ・ α室 の み 」,
「B内 部 化 ・ α室 の み 」 が と りわ け 高 くな
っ て い る.
⑥ 住 戸 プ ラ ン 別 に は,2LDK以
お よび
「B内 部 化 」 の
に 対 して,3LDKで
下 で は 「Bな し基 本 」
「私 室 の み 」 が 上 位 で あ る の
は 「Bな し基 本 ・α室+私
室」
41
表3公
室 の空 間構 成 と一 体 室 の 関係
3.2一
体 α室 の 実 態
一 体 室 の 中 の 「一 体 α 室 」 に つ い て ,そ の 形 式(公
室 と α室 との 境 界 を 扉2枚
ので きるものを
以 上 の 幅 で 開 け放 つ こ と
「開 放 α 室 」,そ
の 他 を 「非 開 放 α
室 」)と 用 途 を,公 室 空 間 構 成 タ イ プ 別 に 示 した も の
が 表4で
①
あ り,以 下 の 特 性 を 読 み 取 る こ とが で き る,
「一 体 室 あ り」96件
(66%)で,「
の うち
「α 室 あ り」 は63件
隣 室 一 体 化 」 に は25%で
少 な い が,他
の 空 間 構 成 タ イ プ で は い ず れ も60∼70%と
なって
い る(前 述 の よ う に 「両 面 拡 大 化 」 は 一 体 室 そ の も の
が な い).
② α室 形 式 に つ い て は,「Bあ
本 」 で は 非 開 放 が100%以
10∼30%で
り基 本 」
上(1室
「Bな し基
以 上)で,開
続 い て い る の に 対 して,「B内
部 化 」 「居
室 増 加 化 」 で は 開 放 ・非 開 放 と も40∼60%程
放 の 割 合 が 相 対 的 に 高 く,量
的に少ない
放が
度で開
「隣 室 拡 大
化 」 で は 全 て が 開 放 とな っ て い る.
③ 開 放 α室 の 用 途 は,い
ず れ の空 間構 成 タイ プ にお
い て も 高 床(前 稿 注18お
よ び 本 稿 注4に
記 し た 第2
リ ビ ン グ 的 空 間)が 大 半 で あ り,趣 味 遊 興 ・仕 事 ・倉
庫 衣 裳 ・祭 壇 も 僅 か に み られ る.
④ 一 方,非 開 放 α室 の 用 途 は 倉 庫 衣 裳 ・客 間 を 中 心
と し な が ら も 極 め て 多 様 で あ り,「Bな
し基 本 」 で
は 倉 庫 衣 裳,「B内
部 化 」 で は 学 習 書 斎,「
居室増
加 化 」 で は 倉 庫 衣 裳 ・仕 事 の 割 合 が と く に 目立 つ も
の の,い
ず れ の 空 間 構 成 タ イ プ で も 多 様 に 分 散 して
い る.
4.公
室 の機 能 分 節 の 実 態
4.1公
室 お よ び 一 体 室 の 構 成 別 にみ た公 室 の機 能
分節実態
こ こで は,公 室 の 使 わ れ 方 を物 的 に捉 え るた め に,
表4公
注)%数
■
値 は,各 欄 の 縦 軸 ・横 軸 小 計欄 の合 計 値 を 母 数(100%)と
・20.0%∼
に加 え てrB内
室 空 間 構 成 別 にみ た 一 体 α室 の 実 態
して い る.
・10.0%∼
部化」の
が 上 位 と な り,4LDK以
「α室 の み 」
上では
「私 室 の み 」
「居 室 増 加 化 」 の 各
タ イ プ が 上 位 と な っ て い る.
⑦ 家 族 人 数 別 に は,2人
以下で
「Bな し基 本 ・ α室
+私 室 」 が 目立 つ 点 を 除 い て い ず れ も 多 様 に 分 散 し
て い る が,私
室 増 に と もな っ て
「
私 室 の み 」 が 増加
し,ま た,「Bな
し基 本 」 が 減 少 し て
「居 室 増 加 化 」 が 増 加 して い る.
「B内 部 化 」
注)「
α室 形 式 」 欄 の実 数 値 は 「室数 」 で あ り,%数
値は
「α室 あ り」 の
件 数 を母 数(100.0%〉
と して い る,ま た,「 開 放 α室 用 途 」 「
非開放 α
室 用 途 」 の%数 値 は,そ れ ぞれ の 室数 を 母 数(100,0%)と
して い る.
42
家 具 配 置 か らみ た 公 室 内 に お け る 「
機 能分節」の実
態 を 検 討 す る.公
室 内 の機 能 分 節 の 具 体 的 イ メー ジ
を 伝 え る 内 観 写 真 を 示 した も の が 図3で
公 室 空 間 構 成3タ
あ る.ま た,
イ プ 別 お よ び 一 体 室 の 有 無 ・付 加
形 式 別 に機 能 分 節 実 態 を 示 した も の が 表5で
あ る.
ま ず 公 室 機 能 そ の も の の 状 況(食 生 活 の 外 部 化 に よ
っ て 「D機 能=餐
庁 機 能 注8)」を も た な い 公 室 す な わ
ち 「客 庁 の み の 公 室 」 も 多 く み られ る)を 整 理 した 上
で,「LD」
は1例
と 「LorD(多 く は 『Lの み 』 で 『Dの み 』
の み)」 別 に 分 節 数 と分 節 機 能 の 実 態 を 示 した.
こ こ か ら以 下 の よ う な 特 性 を 読 み 取 る こ と が で き る.
合 を 公 室 空 間 構 成 タ イ プ 別 に み る と,公
54%〉
基 本 型24%〉
公 室 拡 大 型14%の
室 縮小 型
順 で あ り,居
室 増 加 に 伴 う公 室 縮 小 と 「
食 生活 の外 部化 」 が 関 連
して い る こ とが うか が わ れ る.一
評
① 公 室 機 能 そ の も の 状 況 に つ い て,全 体 合 計 で は
「LD」75%,「LorD」25%で
あ る.「LorD」
の割
方,「LorD」
'圃
の割
IF畠
合 を 一 体 室 の 有 無 ・付 加 形 式 別 に み る と,表5下
に 示 す よ う に,複 合 一 体 室 付 加 型57%〉
室 付 加 型32%〉
し型21%の
段
非開放一体
開 放 一 体 室 付 加 型25%〉
一体室 な
順 で あ り,付 加 形 式 が 間 接 的 で 複 合 的 な
も の ほ ど 高 く な っ て い る(た だ し,「LorD」
の少 な
い 公 室 拡 大 型 で そ れ が み られ る の は 一 体 室 な し型 の
み で 逆 転 し て い る).さ
「LorD」 の 割 合 が70%以
ら に 両 者 の 組 合 せ で み る と,
上 で と く に 高 い の は 「基 本
型の複合一体室付加型」 と 「
公 室縮 小 型 の 非 開 放 一
体 室 付 加 型 」 と な っ て い る.
② 機 能 分 節 の 実 態 に つ い て は,「
無 分 節(LD以
外に
分 節 機 能 な し)」か ら 「3分節 」ま で に 分 け られ る が,
最 下 段 の 全 体 で み る と,無 分 節37%,1分
2分 節18%,3分
節3%で
あ る.「LD」
が41%,「LorD」
で は2分
節 以 上29%で,rLorD」
の 方 が 分 節 数 が 多 く な っ て い る.こ
成 タ イ プ 別 に み る と,公
27%で
最 も 低 く,2分
て い る.公
節43%,
では無分節
れ を公 室 空 間 構
室 拡 大 型 で は,無
節 以 上 が27%で
室 縮 小 型 で は1分
分節 が
最 も高 くな っ
節 が54%で
最 も 高 く,
無 分 節 ・2分 節 以 上 と も に 相 対 的 に 低 い の に 対 して,
基 本 型 で は 逆 に1分
節 が37%と
低 く,無
節 と も に 相 対 的 に 高 く な っ て い る.ま
公 室 拡 大 型 で は,分
分 節 ・2分
た,基
本型 と
節 数 で 「LorD」 〉 「LD」 と い う
傾 向 が 顕 著 に み られ る が,公
室縮小型 では差がみ ら
れ な い.一 方,一 体 室 の 有 無 ・付 加 形 式 別 に み る と,
複 合 一 体 室 付 加 型 で 無 分 節,非 開 放 一 体 室 付 加 型 で
1分 節 が そ れ ぞ れ や や 高 い 程 度 で 大 き な 違 い は み ら
れ な い.ま た,開 放 一 体 室 付 加 型 で は 「LD」 と 「LorD」
の 違 い が 小 さ い が,そ
の他 の形 式 で は 分節 数 で
「LorD」 〉 「LD」 と い う傾 向 が 顕 著 に み られ る.な
お,3分
で,一
型の
節 が み られ る の は 基 本 型 お よ び 公 室 拡 大 型
体 室 な し型 のrLorD」5件
「LD」2件
の 合 計7件
と開放 一 体 室 付 加
で あ る.
③ 表5中 央 の 「
無 分 節 」欄 で,「LorD」
の 大 半 は 「L」
で あ る が,公 室 縮 小 型 の 非 開 放 一 体 室 付 加 型 に 「D」
が1件
み られ る.ま
た,「LDな
し」 の1件
縮 小 型 の 一 体 室 な し型 で あ る が,居
は,公
室
室 増加 に とも な
図3公
室機 能 分節(写 真)
43
表5公
室 の機 能 分 節 の 実 態
実数値=件 数
って 公 室 が
④ 表5右
「廊 下 化 」 した も の で あ る.
の
壇 に つ い て は1分
「1分 節 」 欄 の 最 下 段 よ り1分 節 の 分 節
機 能 は,祭
壇 と学 習 書 斎 が と も に33%で
最 も 高 く,
る.祭
節 の 場 合 と同様 の傾 向 とな って い
壇 の割 合 が と くに 高 い の は 基本 型 の 一 体 室 な
し型 と公 室 縮 小 型 の 非 開 放 一 体 室 付 加 型,学
習書斎
高 床12%,玄
関 と仕 事 が と も に10%で
続 い て い る.
「LD」 で は 学 習 書 斎 ・高 床 ・玄 関,「LorD」
では祭
の 割 合 が と く に 高 い の は 公 室 拡 大 型 の 一 体 室 な し型,
壇 ・仕 事 が そ れ ぞ れ 相 対 的 に 高 く な っ て い る.こ
高 床 の割 合 が と くに 高 い の は公 室 拡 大型 の 一 体 室 な
れ
玄 関 の 割 合 が と く に 高 い の は 基 本 型 の 一 体 室 な し型,
を公 室 空 間構 成 タイ プ お よび一 体 室付 加 形 式別 に る
し型 と な っ て い る.
と,祭
⑥ 表5右
壇 の割 合 が と くに 高 い の は公 室縮 小 型 の 非 開
放 一 体 室 付 加 型,学
習 書 斎 の割 合 が と くに 高 い の は
基 本 型 の 一 体 室 な し型,高
「3分 節 」 欄 の 最 下 段 よ り3分
関 が86%で
最 も 高 く,祭
節の分
壇 ・学 習 書 斎
は 公 室 拡 大 型 の 一 体 室 な し型 と な っ て い る.
が と も に71%,高
床43%,バ
ー29%と
「LD」 で は 玄 関 ・高 床 ・バ ー,「LorD」
続 い て お り,
で は祭 壇 ・
⑤ 表5右
学 習 書 斎 が そ れ ぞ れ 相 対 的 に 高 く,1分
節 ・2分 節 と
機 能 は,や
の
床 の割 合 が と くに 高 い の
端の
節 機 能 は,玄
「2分 節 」 欄 の 最 下 段 よ り2分
節の分節
は り祭 壇 と学 習 書 斎 が と も に63%で
最も
同 様 の 傾 向 を み せ て い る.
高 く,玄 関35%,高
床20%,バ
ー9%と 続 い て い る.
「LD」 で は 高 床 ・玄 関 ・仕 事,「LorD」
で は祭 壇 ・
4.2公
学 習 書 斎 が そ れ ぞ れ 相 対 的 に 高 く,高
こ こ で は,公 室 拡 大 型97件
床 ・玄 関 ・祭
室拡大部分の機能
の み を 対 象 に,公 室 拡 大
44
表5(続
き)
実数 値=機 能数
部 分 の 機 能 と分 節 機 能 の 関 係 を 検 討 す る.公
型3タ
室拡大
イ プ 別 お よ び 分 節 数 別 に 両 者 の 関 係 を 示 した
も の が 表6で
あ り,表
中 の ア ミカ ケ 部 分 は 両 者 が 一
致 す る 項 目 を 示 す も の で あ る.こ
こか ら以 下 の よ う
53%→46%→33%と
壇 よ り も 学 習 書 斎][祭
同 様 に3分
① 表6最
と が 確 認 で き る.
と,「B内
部 化 」 で は 「L」48%に
高 床21%が
では
「L」45%に
壇 」18%が
次い で学習書斎
上 位 を 占 め る が,「
次い で
「
仕 事 」27%と
上 位 と な っ て い る.ま
で は 「L」が38%に
低 下 し,「
た,「
玄 関+仕
隣室 一体 化 」
「仕 事+祭
壇 ・学 習 書 斎 よ り も 高 床]
節 に お い て も[玄
斎][玄
23%と
節 で は[祭
が 公 室 拡 大 部 分 に 優 先 され て い る様 子 が 確 認 で き る.
な 特 性 を 読 み 取 る こ とが で き る.
下 段 合 計 欄 よ り公 室 拡 大 部 分 の 機 能 を み る
減 少 して お り,2分
関 ・祭 壇 よ り も 学 習 書
関 ・バ ー よ り も 高 床]が
優 先 され て い る こ
③ 「隣 室 一 体 化 」 の1分 節 ・2分 節 と 「両 面 拡 大 化 」
の1分 節 で は,概 ね 「L」30%,ア
ミカ ケ 部 分70%
と い っ た 構 成 で 共 通 し,「
両 面 拡 大 化 」 の2分
両面拡大化」
は ア ミカ ケ 部 分 が100%で
あ り,総
事 」23%を
部 分 に 分 節 機 能 が 優 先 的 に 位 置 して い る.
節で
じて 言 え ば 拡 大
中 心 に 多 く の機 能 に 分 散 して い る.
②
「B内 部 化 」 に つ い て1分
に 従 っ て,「L」
節 か ら分 節 数 が 増 え る
「D」 の 合 計 値 が47%→12%→0%
と減 少(そ の 結 果 と してLD以
位 置)し て い る が,同
外 の機 能 が 拡 大 部 分 に
時 に ア ミカ ケ 部 分 の 合 計 値 も
4.3公
室 分 節機 能 と一 体 α室機 能 の 関係
最 後 に,公 室 の分 節 機 能 と一 体 室 α室 の機 能 の 関
係 を示 した もの が 表7で あ る.両 者 の機 能 が 一 致 し
て い る(公 室 内 か ら一 体 α室 ま で 同 じ機 能 が 広 が っ
45
表6公
注)実 数 は機 能 数 で あ るが,(
室 の 分 節機 能 と公 室 拡 大 部 分 の機 能
)内 のみ 件 数 で あ る.
表7公
注)実 数 は機 能 数 で あ る が,(
)内 の み 件 数 で あ る.
ア ミカケ 部 分 は,公
室拡 大 部 分 の機 能 と分 節 機 能 が 一致 す る項 目で あ る.
室 の分 節 機 能 と一 体 α室 の機 能
ア ミカ ケ 部 分 は,α
室 機 能 と公 室 分 節 機 能 が 一 致 す る 項 目で あ る.
46
て い る)の は,ア ミカ ケ で 示 した 高 床(3分 節 機 能 の
一 つ と 開 放 一 体 室 機 能)と 学 習 書 斎 ・仕 事(い ず れ も
化)」 の 「α室 の み 」 「α室+私 室 」 が 上 位 で あ る の
に 対 して,90年
代 に は 「Bあ り基 本 」 「B内 部 化 」
1分 節 機 能 と非 開 放 一 体 室 機 能)の3件
の
「α室 の み 」
③
「一 体 α室 」 は,そ
そ の 他 の 機 能 の 組 合 せ も,そ
に 分 散 して お り,2件
の み で あ る.
の 多 く が1件
つつ多様
以 上 の 事 例 が み ら れ る組 合 せ
(以 下[一 体 室 機 能+分 節 機 能(分 節 数)]で
は,[開
放 高 床+祭 壇(1分 節)](4件),[開
+学 習 書 斎(1分
節)](3件),[開
分 節)](2件),[開
放 高 床+祭
放 高 床+玄
[非 開 放 倉 庫 衣 裳+祭
開 放 倉 庫 衣 裳+非
壇(2
関(3分 節)](2件),
壇(1分
数262件
習 書 斎(1分
の6%)の
「開 放(扉2
開 放 」 分 け られ る が 「Bあ り基 本 」 「Bな し基 本 」
で は 「非 開 放 」 が 中 心 で あ る の に 対 して,「B内
部
化 」 「公 室 縮 小 」 で は 両 者 が 拮 抗 し,「 隣 室 一 体 化 」
で は 量 的 に は 少 な い も の の 全 て が 「開 放 」 と な っ て
た,開
放 α室 の 用 途 は
「高 床 」 が 大 半 で あ
る の に 対 して,非 開 放 α室 の 用 途 は 「倉 庫 衣 裳 」 「客
節)](2
み で あ る.
間 」 を 中 心 に 多 様 な 構 成 とな っ て い る.
④
5.ま
の形式 に よって
枚 以 上 の 幅 で 開 け 放 つ こ との で き る タ イ プ)」 と 「非
い る.ま
節)](2件+2件),[非
開 放 客 間+学
件)の 合 計17件(総
表 示)
放高床
「私 室 の み 」 が 上 位 とな っ て い る.
と め
「公 室(LDK空
間)」 の 中 に は
「D(餐 庁)」 の 機 能
を 持 た な い 「L」 タ イ プ が25%ほ
どみ られ る が,そ
の 割 合 は 公 室 縮 小 型54%〉
基 本 型24%〉
公 室拡大
以 上,台 北 市 の 国 民 住 宅 に つ い て,居 住 者 自 身 に
よ る 改 修 後 の 公 室 の 実 態 を,公 室 機 能 の 分 節 実 態 と
一 体 α室 用 途 と の 関 係 に 注 目 し て 多 角 的 に 検 討 した .
型14%の
主 要 な 結 論 は 以 下 の とお りで あ る.
生 活 の 外 部 化 」 が 関 連 して い る こ とが 推 察 され る.
① 改 修 後 の 公 室 空 間 構 成 の 実 態 は,基
大 型 ・公 室 縮 小 型3タ
本 型 ・公 室 拡
イ プ に 分 け られ る が,さ
らに
順,ま
た,複
合 一 体 室 付 加 型 〉非 開 放 一 体
室 付 加 型 〉 開 放 一 体 室 付 加 型 〉 一 体 室 な し型 の 順 と
な っ て お り,前
者 の 傾 向 か ら,「
公 室 縮 小 」 と 「食
⑤ 公 室 の 機 能 分 節 に っ い て は,全 体 で は 「無 分 節 」
37%,「1分
節 」43%,「2分
節 」18%,「3分
節」
細 か く は 「Bあ り基 本 」27%,「Bな
し基 本 」27%,
「B内 部 化 」28%,「
隣 室 一 体 化 」4%,「
両面拡大
3%で
化 」5%,「 公 室 縮 小 」15%の6タ
若 年 齢 層 ほ ど 「Bあ り基 本 」 「B内 部 化 」が 増 加 し,
は 無 分 節 が 最 も 低 く,2分
節 以 上 が最 も高 くな って
い る.さ ら に,基 本 型 と公 室 拡 大 型 で は,分 節 数 で
「L」 〉 「LD」 と い う 関 係 が 顕 著 に 表 れ て い る .一
そ れ に 代 わ っ て 建 設 時 期 の 古 い も の ほ ど 「Bな し基
方,主
本」
玄 関 で あ る が,「LD」
で は 高 床 と玄 関,「LD]で
「祭 壇 」 の 割 合 が 相 対 的 に 高 く な っ て い る.ま
イ プ に 分 け られ る.
建 設 時 期 が 新 し く 住 戸 面 積 の 大 き な も の ほ ど,ま た,
「公 室 縮 小 」,住
戸 面 積 の 小 さな もの と高 年 齢
層 ほ ど 「Bな し基 本 」 が み られ る.ま
入 居 時 平 面 タ イ プ 別 に は,公
本 」rBな
し基 本 」rB内
あ り基 本 」 「B内 部 化 」
た,改
修後 の
私 分 離 で は 「Bあ り基
部 化 」,一 部 一 体 で はrB
「公 室 縮 小 」 が そ れ ぞ れ 主
あ る が,「LD」
タ イ プ に 比 し て 「L」タ イ プ の
方 が 分 節 数 が 多 く な っ て い る.ま
た,公
室拡大型で
要 な 分 節 機 能 は 祭 壇 ・学 習 書 斎 ・高 床 ・仕 事 ・
は
た,
分 節 機 能 の う ち 公 室 拡 大 部 分 に 置 か れ る機 能 を み る
と,「L」
と 「そ の 他 の 分 節 機 能 」 が ほ ぼ 半 々 程 度
で,分
節 機 能 と し て は 高 床 ・学 習 書 斎 ・仕 事 が 中 心
と な っ て い る が,「
祭 壇 よ りも学 習 書斎 」
「祭 壇 ・
要 タ イ プ と し て ほ ぼ 均 衡 し て い る の に 対 し て,公 私
一 体 で は 「Bな し基 本 」 が80%以
上 とな って い る.
学 習 書 斎 よ りも高 床 」 とい っ た傾 向 的 特性 が 読 み 取
ま た,入
間 的 な3LDKで
れ る.
「B内 部 化 」 が 均
⑥ 一 体 α室 の 機 能 と公 室 の 分 節 機 能 と の 関 係 は 極 め
て 多 様 に 分 散 し て い る が,[開
放 高 床+祭 壇][開
は
居 時 住 戸 プ ラ ン 別 に は,中
「Bあ り基 本 」
「Bな し 基 本 」
衡 して い る の に 対 して,2LDK以
下では
本 」 「両 面 拡 大 化 」,4LDK以
が 相 対 的 に 高 く な っ て い る.
上では
「Bな し基
「
公 室縮小」
放 高 床+学
習 書 斎][開
放 高 床+玄
開放倉
庫 衣 裳+祭
壇][非
② 上 記6タ イ プ に よ っ て 「一 体 室 」 の 有 無 ・種 類(α
室 ・私 室)・ 室 数 が 異 な り,「 一 体 室 あ り」 の 割 合 が
習 書 斎]と
い っ た 組 合 せ が 複 数 件 み られ る.
高 い の は 「隣 室 一 体 化 」 と 「
公 室 縮 小 」で あ り,「 隣
室 一 体 化 」 で は 「2室 以 上 」 も含 め て 「私 室 の み 」
自 らの 改 修 と家 具 配 置 に よ っ て 「公 室(LDK空
間)」
の 中 に 多 様 な 住 要 求 を 集 約 させ て い る こ と を 明 らか
の 割 合 が 高 い の に 対 し て,「
に した.最 後 に,「 一 体 室 あ り」 と 「一 体 室 な し」
の 代 表 的 事 例 の 平 面 図 を 末 尾 図4に 掲 載 した.引 き
公 室縮 小 」 で は
の み 」を 中心 と しな が ら 「
私 室 の み 」 「α室+私
を 含 め て 多 様 な 構 成 と な っ て い る.ま
化 」 は 「α室1室
「α室
室」
た,「B内
部
」 に 特 化 し て い る の に 対 し て,「B
あ り基 本 」 は 「α室1室 」
「Bな し基 本 」 は 「α室+私
に 特 化 して い る.さ
「
私 室1室 」 に 分 化 し,
室(合 わ せ て3室 以 上)」
ら に,こ
の 空 間構 成 別 に み た 一
体 室 の 構 成 に つ い て は,表3に
示 した よ う に 平 面 タ
イ プ ・入 手 方 法 ・建 設 時 期 ・住 戸 プ ラ ン ・家 族 人 数
等 に よ る 傾 向 的 特 性 が み られ,例
は,80年
代前 半は
「私 室 の み 」,80年
え ば建 設 時 期 別 に
「Bな し基 本 」 の 「α 室+私 室 」
代後 半は 「
公 室 縮 小(居 室 増 加
開 放 倉 庫 衣 裳+非
関][非
⑦ 以 上 総 じ て み て,高
続 い て,そ こ に お け る
予 定 で あ る.
開 放 客 間+学
層 集 合 住 宅 の 中 で は あ る が,
「
住生活 」の実態を報告す る
謝
辞
本研 究 の 調 査 実 施 に あた り,台 北 市 内14団 地 の皆
様 に は度 重 な り多 くの ご協 力 を い た だ い た.ま た,
台 北 市 都 市 更 新 慮 総 工程 司 ・簡 裕 栄 氏 に は 多 大 な る
ご教 示 とご指 導 を い た だ い た.こ こに記 して 深 甚 の
謝 意 を表 しま す.
47
注
注1)
古 微 改 修 」 と 「中 古 大 改 修 」 と 分 け て 分 析 して
い る.そ の 明 確 な 区 分 線 は な い が,前 稿 の 図
参 考 文 献[8]∼[13]
注2)
民 住 宅)と
民間 部 門の比 較 につ い
て は 参 考 文 献[2]∼[4],民
公 共 部 門(国
間部 門 につ いて は そ
8cに
つ0 4
注注
れ に加 え て 参 考 文 献[5]∼[7]
参 考 文 献[1]
の 内訳 は 「
賃貸」 と 「
相 続 」 で あ る.近 年 ほ ど
「元 住 人 」 と 「賃 貸 」 が 増 加 して い る
前 稿 で 述 べ た よ う に,α 室 用 途 の 「高 床 」 は,
床 高 を6∼24cm程
度 あ げ て 板 ・畳 ・絨 毯 等 で
床 仕 上 げ を し た 小 部 屋 で あ り,用
あ る が 第2リ
た,「
途 は 多様 で
注6)こ
こ で の平 面 タ イ プ は
ビ ン グ 的 性 格 を も っ て い る.ま
仕事」 は
で は な く,改
「学 習 書 斎 」 と異 な る 純 粋 な
仕 事 空 間 で あ り,職 場 併 設 住 居(SOHO的
を 意 味 して い る.「
住 居)
修後 の
「
建 設 時 平 面 タイ プ 」
「入 居 時 平 面 タ イ プ 」 で
ある
注7)こ
こ で の住 戸 プ ラン は
で は な く,改
趣 味 遊 興 」 の典 型 例 は 麻
雀 室であ る
注5)本
示 し た よ うに 住 宅 入 手 価 格 に 対 す る 改 修
費 用 の 割 合 が 「5%」程 度 を 区 分 線 と して い る.
一方
,「 保 障 住 宅 」 の 内 訳 は 「当 該 敷 地 の 元 住
人 」と 「
都 市 計 画 移 転 保 障 」で あ り,「 そ の 他 」
修 後の
「
建 設 時住 戸 プ ラ ン」
「入 居 時 住 戸 プ ラ ン 」 で
ある
研 究 で は 居 住 者 自 身 に よ る 「住 み 方 」 実 現
注8)D機
テ ー ブ ル の な い 公 室 で,客
行 為 で あ る 「改 修 」 に 注 目 して い る が,前 稿
で 述 べ た よ うに,中 古 購 入 層 に つ い て は 「中
lb・
a・ 公 室 基 本 型
・公 室 分離 型
・一体 室 な し型
・公 室1分 節(学 習書 斎)
・サー ビ スバ ル コニー 内部 化
建 設時平面
公 室 基 本 型
能 を も た な い 公 室 と は,物 的 に ダ イ ニ ン グ
c・ 公 室 基 本 型
・公 私 分離 型 → 一 部 一体 型
・非 開 放一 体私 室
・公 室1分 節(学 習書 斎)
・サー ビス バル コ ニー 内部 化
・ダイ ニ ング な し
建設時平面
庁 と餐 庁 の機 能 の
うち餐 庁 機 能 を も た な い公 室 とな る
d・ 公 室 基 本 型
・一 部一 体型
・非 開放 一体 私 室
・公 室1分 節
・公私 一 体型
・複合 一 体室
建設時 平面
(高床 ・私 室〉
・公室2分 節
(学習 書斎)
・サ ー ビスバ ル コニ ー
(祭壇 。学 習 書斎)
BMRBR
K
レ
LD
内部 化
・ダ イニ ン グな し
入居時平面
□
皇
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e・ 公 室 拡 大 型
・公 私 分離 型
・一 体 室 な し型
・公 室1分 節(高 床)
・バ ル コ ニー 内部 化
・サー ビ スバル コニー 内部 化
建設時平面
f・ 公 室 拡 大 型
・公 私 分離 型
・一 体 室な し型
・公 室1分 節(高 床)
。バ ル コニ ー 内部 化
・サ ー ビス バル コ ニー 内部 化
g・ 公 室 拡 大 型
・公 私 分離 型
・一体 室な し型
・公 室2分
建設時
平 面1
節
l
l h・ 公 室 拡 大 型
・一部 一 体型 → 公私 分離 型
・一体 室 な し型
・公室2分
(玄関 。学 習書 斎)
・バル コニ ー 内部 化
建設時平面
節
(学習 書斎 ・祭 壇)
・バル コニー 内部 化
・ダイ ニ ン グな し
・サー ビス バル コニー
内 部化
・ダイ ニ ング な し
i・ 公 室 縮 小 型
・公 私分 離型 → 一部 一 体型
・開放 一 体 α室(高 床)
・公 室1分 節(祭 壇)
・サ ー ビスバ ル コニ ー
内部 化
j・ 公 室 縮 小 型
・公 室 分離 型 今 一 部一 体 型
・開放 一体 α室(高 床)
・公 室1分 節(祭 壇)
・サー ビ スバル コニー 内部 化
・ダイ ニ ング な し
l
lk・
公 室 縮 小 型
1
・公私 分離 型 → 一部 一体 型1
・開放 一体 α室(高 床)1
・公室2分 節
(玄関 ・祭 壇)
・サー ビスバ ル コニ ー
内部化
1・ 公 室 縮 小 型
・公私 分離 型 → 一部 一体 型
建設時平面
・開放 一体 α室(高 床)
・公室2分 節
(祭壇 ・バ ー)
・バル コニー 内部 化
・サー ビスバ ル コニ ー
内部化
0100
400cm
図4
公 室 機 能 分 節 と一 体 室 の 実 態
建 設時平面
48
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