東庄町立小学校統廃合計画の経緯(H27.1.13 現在) 東庄町教育委員会 1、東庄町の人口推移 昭和 59 年 平成元年 平成 6 年 平成 11 年 平成 16 年 平成 21 年 平成 26 年 平成 47 年 18,707 18,393 18,126 17,611 16,823 15,704 14,911 9,968 2、東庄町の児童数の推移 昭和 59 年 平成元年 平成 6 年 平成 11 年 平成 16 年 平成 21 年 平成 26 年 平成 32 年 1,904 1,547 1,289 1,023 921 799 668 461 3、東庄町立小学校の現状と課題 笹川小学校を除く4校が全部の学年で1学級となっており、クラス替えができない。 □笹川小学校も本年度、3年生が1学級化、平成33年度には全学年で1学級になる見込み。 □東城小学校は本年度、5年生8人のうち男子7人・女子1人、男女比に顕著な偏りがある。 □神代小学校は、児童養護施設の児童が全体の約半数で、平成31年度には複式学級化のおそれ。 □これからも児童数が減少して行き、10年後はさらに半減の見込み。(平成 36 年 342 人) 4、東庄町教育行政諸課題検討委員会での検討 ●第1回東庄町教育行政諸課題検討委員会(平成 23 年 12 月 21 日・東庄町役場) ●第2回東庄町教育行政諸課題検討委員会(平成 24 年 3 月 19 日・東庄町役場) ☆「広報とうのしょう」平成 24 年 8 月号に、町小学校教育の現状を掲載 ●第3回東庄町教育行政諸課題検討委員会(平成 24 年 8 月 27 日・東庄町役場) ○保護者に「東庄町小学校統廃合アンケート調査」を、平成 24 年 9 月に実施 ●第4回東庄町教育行政諸課題検討委員会(平成 24 年 11 月 21 日・東庄町役場) ☆「広報とうのしょう」平成 24 年 12 月号に、小学校統廃合アンケート結果を掲載。 ●第5回東庄町教育行政諸課題検討委員会(平成 25 年 6 月 25 日・東庄町役場) ○小学校統廃合について「意見を聞く会」を、各小学校区ごとに平成 25 年 8 月に開催 ●第6回東庄町教育行政諸課題検討委員会(平成 25 年 9 月 26 日・東庄町役場) ○小学校の統廃合について「検討委員会報告会」を平成 25 年 10 月 20 日に開催 ●第7回東庄町教育行政諸課題検討委員会(平成 25 年 10 月 25 日・東庄町役場) ●第8回東庄町教育行政諸課題検討委員会(平成 25 年 11 月 27 日・東庄町役場) ◎東庄町教育行政諸課題検討委員会から町教育委員会に答申(平成 25 年 11 月 27 日) ☆「広報とうのしょう」平成 26 年 1 月号に、答申内容を掲載。 答申内容(抜粋) 諮問事項:少子化に伴う学校教育のあり方について ① 東庄町立小学校について、現在の5校を1校に統廃合するものとする。 ② 統合の時期については、できるだけ早い時期に統合する方向が望ましい。 ③ 「(仮称)町立小学校再編計画」については、①②を根幹とし、今後東庄町教育委員会において 策定されたい。 <付帯意見> ① 廃校となる学校については、地域の要望を踏まえつつ適切な使途を考慮されたい。 ② 統合した場合の児童の通学手段として、スクールバスの導入などを考慮されたい。 ③ 小学校統合に際しては、小中一貫教育や中学校との連携教育などの可能性についても考慮され たい。 ④ 「(仮称)町立小学校再編計画」策定にあたっては、町民に情報を公開し、きめ細かく丁寧な説 明を考慮されたい。 5、東庄町教育委員協議会での検討 ●平成 25 年第 1 回(第 1 回) 平成 25 年 12 月 25 日 ●平成 26 年第 1 回(第 2 回) 平成 26 年 1 月 27 日 ●平成 26 年第 2 回(第 3 回) 平成 26 年 3 月 25 日 ●平成 26 年第 3 回(第 4 回) 平成 26 年 4 月 25 日 ●平成 26 年第 4 回(第 5 回) 平成 26 年 5 月 26 日 ●平成 26 年第 5 回(第 6 回) 平成 26 年 6 月 25 日 ◎町長・副町長・教育委員意見交換会① 平成 26 年 6 月 25 日 ●平成 26 年第 6 回(第 7 回) 平成 26 年 7 月 17 日 ●平成 26 年第 7 回(第 8 回) 平成 26 年 ●平成 26 年臨時協議会 ◎町長・副町長・教育委員意見交換会② ○東庄町議会全員協議会で計画を説明 8 月 18 日 平成 26 年 8 月 20 日 平成 26 年 8 月 20 日 平成 26 年 8 月 22 日 東庄町役場 ○小学校統廃合に係る「住民説明会」で計画を説明 平成 26 年 8 月 23 日 町公民館 ●平成 26 年第 8 回(第 9 回) 平成 26 年 8 月 25 日 ●平成 26 年第9回(第 10 回) 平成 26 年 9 月 29 日 ☆「広報とうのしょう」平成 26 年 10 月号に、「小学校統廃合計画(案)」を掲載。 ☆東庄町ホームページに、「小学校統廃合計画(案)」を掲載 平成 26 年 10 月 ●平成 26 年第 10 回(第 11 回)平成 26 年 10 月 28 日 ○高齢者いきいきレクリエーションで計画を説明 平成 26 年 10 月 15 日 町民体育館 ○ことぶき大学で計画を説明 平成 26 年 10 月 15 日 公民館 ○行政協力員まちづくり会議で計画を説明 平成 26 年 10 月 29 日 東庄町役場 ○小学校統廃合に係る説明会 平成 26 年 11 月 12 日 ○小学校統廃合に係る説明会 平成 26 年 11 月 18 日 ○保育所入所説明会 平成 26 年 11 月 29 日 ○小学校統廃合に係る説明会 平成 26 年 12 月 13 日 ●平成 26 年第 11 回(第 12 回)平成 26 年 12 月 25 日 ○小学校統廃合について「意見をいただく会」を開催 6、東庄町立小学校統合計画 (1)学級数の推計 学年 小学校 東庄中 1 2 3 4 5 6 計 1 2 3 計 小中学校合計 神代保育園 笹川中央保育園 保健福祉総合センター 橘保育園 平成 27 年 1 月 25 日 町公民館 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 3 3 3 3 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 4 3 3 3 3 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 3 4 3 3 3 3 2 2 2 2 2 2 2 2 2 4 3 4 3 3 3 3 2 2 2 2 2 2 2 2 3 4 3 4 3 3 3 3 2 2 2 2 2 2 2 4 3 4 3 4 3 3 3 3 2 2 2 2 2 2 21 20 20 19 18 16 15 14 13 12 12 12 12 12 12 4 4 3 4 3 4 3 3 3 3 2 2 2 2 2 4 4 4 3 4 3 4 3 3 3 3 2 2 2 2 4 4 4 4 3 4 3 4 3 3 3 3 2 2 2 12 12 11 11 10 11 10 10 9 9 8 7 6 6 6 33 32 31 30 28 27 25 24 22 21 20 19 18 18 18 小学校:1・2学年=35人、3~6学年=38人で算出。 中学校:1 学年=35人、2・3学年=38人で算出。 (2)小学校統廃合の方向性(概念図) (3)東庄町立小学校統廃合計画(案)の骨子(平成 26 年 8 月) ① 統合の目的 充実した教育環境の整備と教育を実践するため、早期に統合を行うものとします。 ② 児童の教育 「(仮称)東庄町立小学校再編計画」に掲げる、新たな東庄町の教育方針・教育 目標・統合の方向等を着実に実行し最大の教育効果を得て行くこととします。 ③ 統合校名称 「東庄町立東庄小学校」を考えています。 ④ 統合の時期 平成32年度を目途としたいと考えています。 (統合までの準備期間を5年程度 と考えています。) ⑤ 統合の位置 現在の笹川小学校のある位置を考えています。 ⑥ 校章・校歌・校旗等 新たに作成を検討して行くもの考えています。 ⑦ 通学方法 徒歩及びスクールバスによるものと考えています。 7、Q&A Q なぜ1校に統合なのですか。2校じゃいけないのですか。 A 教育委員会としては、各学年で最低でも2学級以上の編成が望ましいと考えています。 2校に統合したとしても、平成36年度頃には両校とも全学年で1学級化になると見込んでい ます。さらにもう1回の統合が必要になります。 1校に統合する場合は、平成35年度には全学年で2学級化になると見込んでいますが、1学 級化になるのはだいぶ先になるでしょう。その先全学年が1学級になったとしても、町単独では これ以上の小学校統合はできないことになります。 Q 笹川小学校の位置に統合するのはなぜですか。 A 校舎の耐用年数、普通教室・特別支援教室として使用可能な教室の総数(収容能力)、施設の拡 張性、スクールバス運行(通学手段の確保)などの諸要件を検討した結果、最も適合するのが現 在の「笹川小学校」の施設です。 Q どうして平成32年度に統合するのですか。もっと早くできないのですか。 A 現在の笹川小学校で最大使用可能教室数は普通教室・特別支援教室あわせ18教室に対し、 「平 成32年度」に統合に必要な教室数が18教室となり、これが最も早い時期になります。 平成31年度以前では、現在の校舎には入りきれないため、教室の増設が必要です。 また、平成33年度以降は、現在の校舎でも空き教室が発生してきます。 Q 中学校は町の中心にということで今の所に決まったと聞いています。小学校も中学校の位置に 統合すれば良いのではないですか。 A 必要教室数と最大使用可能教室数の関係から、現在の東庄中学校の校舎では、平成40年頃に なっても収容することができません。 例えば平成32年度に東庄中学校に統合すると10教室の不足が見込まれ、校舎増築等が必要 になります。しかし平成33年度以降は、児童・生徒数の減少で空き教室化して行き、増築した 教室が無駄になって、結果として後年度に過大な債務を残すことになります。 Q 笹川小学校の校舎やプールはかなり老朽化していて、建て替えが必要ではないのですか。 A 国庫補助金の耐用年数は、鉄筋コンクリート構造の校舎で60年、学校プール30年とされて います。 笹川小学校は、平成32年度時点で南校舎が建築後52年、北校舎が41年、プールが 57年経過しています。校舎については、良好に維持管理することにより当分の間使用可能です。 学校プールについては、他の小学校プールの活用とともに今後検討してまいります。 Q 意見を聞く会などでは、小中一貫教育を行ってほしいという要望がありましたが、行う考えは ないのですか。 A 小中一貫教育は、学力向上、中1ギャップの緩和、いじめがなくなったといった効果の一方で、 教職員の負担増加、9年間同じ環境で学ぶことの是非などが問われています。 教育委員会としては、将来的に取り組むべき課題と位置づけ、条件が整えば移行できるように、 これからの小学校統廃合の作業と同時並行して、研究と検討を進めてまいります。 Q 学校の跡地はどのような利用を考えているのですか。 A 現在の小学校は、5校とも統合の前年度末である平成31年度をもって閉校となります。 現在の笹川小学校を除く他の学校施設・学校用地の利用、篤志寄贈物・卒業生記念物等の取扱 いについては、今後地域の皆様等のご意見やご要望もお聞かせいただき、総合的な見地から協議・ 決定してまいります。 Q スクールバスの運行はどのようになりますか。 A 現在の笹川小学校区の児童は、従来どおり徒歩通学、笹川小学校学区以外の遠距離通学となる 地域の児童については、スクールバスの運行による通学が想定されますが、乗降箇所の設置、運 行経路、時刻表等の細部等を含め、今後作業部会等で別途検討してまいります。
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