受 益 者 負 担 金 を 納 め る 人 ︵ 受 益 者 ︶ の 例

今月は受益者負担金について詳しくお知らせします。
:69?<71/+>@/0-*&!
公共下水道が整備されると、快適で住みよい生活環境が生まれ、その土地の利用価値も増大します。しかし、
こうした恩恵(利益)を受けられるのは、道路、公園などの不特定多数の人が利用する施設と違い、下水道が
整備された限られた地域の人だけです。
このように、その施設の整備によって直接利益を受ける人(受益者)に建設費の一部を負担金として納めて
いただき、受益と負担を保ちながら、一層の整備促進を図ろうとするのが「受益者負担金」制度です。
?<71,4'=230-*&":69.1#
!
受益者とは、公共下水道を整備する区域内の土地の所有者です。
ただし、その土地に権利者(地上権者、質権者、賃借人、使用賃借人など)がいる場合は、その権利者が受
益者となります。
○地 上 権 建物を建てたり、木を植えたりする目的で他人の土地を使用する権利
○質
権 担保として提供された土地を使用できる権利
○賃 貸 借 土地を有償で貸借すること
○使用貸借 土地を無償で貸借すること
※アパート、借家に住んでいる人は受益者にはなりません。
受
益
者
負
担
金
を
納
め
る
人
︵
受
益
者
︶
の
例
(
0
;
8
0
:
6
9
1
$
)
5
(
0
;
8
0
:
6
9
1
%
)
5
※地上権などの権利がある場合は、土地所有者と話し合いで受益者を決めていただきます。
)+&'%(*!$#"
OG>1FC-/:12.</LH,)%!
公共下水道計画区域内にある土地は、すべて受益地として負担金の対象になります。
(国・県・町の所有地な
ども対象になります。
)ただし、道路、公園、河川などの公共用地は除外します。
OG>0JB;QR):EK2"93)%!
土地の状況や受益者の状況により、負担金の徴収を一定期間猶予する制度があります。
猶予の対象になる主なもの
○田、畑、山林(宅地化されたときに賦課されます。)
○係争地(争いが解決したときに賦課されます。
)
OG>1=2#(8,)%!
受益者負担金額は、土地1平方"当たりの単価を決め、この金額に皆さんの所有地、または地上権を有する
土地の面積(公簿面積)をかけて算出します。
この負担金は一度だけいただくお金です。
本町の負担金額や支払方法については、まだ決まっていません。
負担金の単価と詳細は、供用開始時期(下水道が使用できるようになったとき。今から約5年後)に町の議
会の議決を経て、受益者負担金条例で定めるようになります。
※県内で供用開始をしている市や町の負担金は、土地1平方"当たり215円から800円です。
参考資料:近隣市町の受益者負担金(1平方"当たり)
松 山 市
伊 予 市
東 温 市
松 前 町
内 子 町
宇和島市
2
5
0円
3
50円
25
0円
350円
490円
800円
※松前町は、土地1筆当たり1
5万円の上限規定があります。
.17$0M4:1,)%!
負担金の納付方法は、一括納付と分割納付の方法を検討中です。
供用を開始している市町では、負担金額を3年から5年の分割納付と一括納付を採用しています。納めてい
ただく時期は、下水道管が埋設され、下水道が使用できる日(供用開始告示日)からです。
IAD6?'H/.@P&@*+#/#LH05OG>2NS,)%!
現在、建物が建っていなくても、その土地の利用形態が永遠に続くとは限りません。
農地などは別にしても、それ以外の土地については、建物を建てることが可能です。
受益者負担金は、その土地に対して1回限りのものですから、いつかの時点では賦課されることになります。
また、下水道が整備されることで、いつでも下水道につなぐことが可能になるわけですから、いかなる利用形
態であっても土地の資産価値は増大します。
このような理由で、駐車場や空き地であっても、原則的に負担金が賦課されることになります。
事業推進にご理解とご協力を
公共下水道事業の必要性と重要性については、住民の皆さんもご理解いただけているものと思います。しか
し、現実の問題としては新たな負担が生じるわけですから、皆さんのご理解とご協力がなくては下水道事業の
普及は考えられません。
ご不明な点などがありましたら、下水道課までお問い合わせください。
下水道課 !(96
2)6
3
6
3
3月号掲載の一部訂正について
3月号で公共下水道が使用できる地域を具体的に明示していなかったため、下水道計画区域内のすべてが、
これから約5年後に使用できるような誤解を招く表現となっていました。
最初に使用できる地域は、第1次事業認可区域の上原町、原町、南ケ丘、南ケ丘北、上野、高尾田、麻生、
拾町、重光、八倉区内で、下水管が整備された地域のことです。
事業計画区域は、広報1月号をご覧ください。
!##"