愛媛県 大生院(タフグリーン工法 t=2 )

愛媛県 大生院(タフグリーン工法 t=2 ㎝)
・発注元 :愛媛県東予地方局
森林林業課
・施工位置:愛媛県新居浜市大生院
・施工年度:H18 年 3 月
・施工面積:1,000 ㎡(出来高)
・緑化目標:低木林形成
・種子配合:8 種(1800*本/㎡)
種子配合
施工完了(H18 年 3 月)
期待本数
TG施工範囲
(本/㎡)
○
トールフェスクピュアゴールド
200
○
クリーピングレッドフェスク
200
ペレニアルライグラスヘイロー
○
ケンタッキーブルーグラス
200
オーチャードグラス
○
バミューダグラス
200
○
メドハギ
400
ヨモギ
*工法安全率×2 含む
・法面勾配:1:1.2
・法面方位:北
・地質
:三波川変成岩類
黒色片岩
・土壌硬度:20mm 以下
・ph(H2O):6.48
・E C 値:0.051ms/cm
施 工 前
○
イタドリ
400
ススキ
○
ヤマハギ
100
○
コマツナギ
100
ヌルデ
ヤシャブシ
ヤマハンノキ
8種配合
1800
・標
高:130m
・年間降水量:1538 ㎜(新居浜観測所,H16~H20 年平均)
・平均気温:17.0℃(新居浜観測所,H16~H20 年平均)
施工後 0 年 3 ケ月経過 (H18 年 6 月)
高速道路(松山自動車道)直上で発生した山腹崩壊。
泥濘化した土砂が高速道路を乗り越えた。
施工後 2 年 2 ケ月経過 (H20 年 5 月)
TG施工範囲
TG施工範囲
TG施工範囲は,外来草本及び,コマツナギの生育が順調。下方の植生マッ
ト部は外来草本及びヤマハギの生育が順調となっている。
TG施工範囲は主にコマツナギ群落となっている。
下方の植生マット部は主にヤマハギ群落となっている。
植栽したヤシャブシ,コナラの生育も順調である。
小段より上部斜面(勾配 1:1.4)に対しタフグリーン工を実施した。小段
より下方の斜面は,土留工及び柵工を設置。これらの間の法面では植生マ
ット工(多機能フィルターMF45R-5)及び植栽工を実施している。
施工後 3 年 3 ケ月経過 (H21 年 6 月)
TG施工範囲
TG施工範囲のコマツナギ群落は樹高 1mを超え,順調な生育となってい
る。下方の植生マット工部はヤマハギが 2m程度の樹高となる。
植栽したヤシャブシ,コナラも順調に生育し,構造物を概ね隠した状況とな
っている。
施工後3年6ヶ月(H21 年 9 月)
施工後 4 年 3 ヶ月(H22 年 6 月)
TG施工範囲
TG施工範囲
タフグリーン施工範囲はコマツナギを中心として順調な樹林化が進んでいる。コマツナギは樹高 2mを超える。下方の植生マット工部もヤマハギの生
施工後 4 年以上が経過し,確実に樹林化が進んでいる。構造物は遠景か
育が順調で樹高は 2~3m程度となる。また,植栽木ではヤシャブシの生育が順調で樹高が 4m程度のものも認める。構造物は完全に隠れ,植生で覆わ らは全く確認できない。
れてつつある。
施工後 4 年 3 ヶ月(H22 年 6 月)
TG施工範囲
上部のタフグリーン施工範囲はコマツナギ群落,下方の植生マット工部はヤマハギ,ヤシャブシを主とする植生となっている。ヤシャブシも最大 5m
タフグリーン工施工部は,コマツナギの生育が進む。樹高も 2~3m程度
程度の樹高のものもみられる。その他,イタドリ,ヌルデ,アカメガシワ,ヤマハゼ,カラムシ,クズ等多様な侵入種が確認される。
となる。