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資料センター通信
Vol.3
発 行・編 集
とくしま社 会 運 動 資 料 センター事 務 局
発 行 日 2015.10.23
■事業報告■
第 4回 公 開 講 座 (2015.10.3)
一般社団法人徳島県労働福祉会
館 が運 営 する、とくしま社 会 運 動 資
料 セ ンタ ー の 第 4 回 公 開 講 座 が 、 10
月 3 日 (土 )ヒューマンわーくぴあ徳
島 5 F 大 ホ ー ルに て 開 催 さ れ ま し た 。
今 回 は『輝 いた阿 波 の女 性 たち』と題
した連 続 講 座 の 3 回 目 。講 師 は 元 参
議 院 議 員 でAWA女 性 研 究 所 代 表
の乾 晴 美 氏 が 務 め、約 2時 間 の 講 義
に75名 の方 が 参 加 しました。また聴
覚 障 害 者 の ための 要 約 筆 記 を 行 うN
PO 法 人 「文 字 情 報 支 援 ひこばえ」から 3名 の 方 が 来 ら れ、本 講 座 の 音 声 内 容 をノ ートパソコンに
文 字 情 報 としての記 録 入 力 を行 いました。
冒 頭 、 労 働 福 祉 会 館 の 藤 原 理 事 長 よ り「今 、朝 の NH K連 続 テ レ ビ小 説 で、日 本 最 初 の 女 子
大 学 を 設 立 した実 在 人 物 ・広 岡 浅 子 さんをモデルとした『あさが 来 た』が 放 映 されています。ドラマ
は封 建 制 が 色 濃 く残 った幕 末 期 から描 かれております。広 岡 浅 子 は、明 治 期 にかけて実 業 家 とし
て活 躍 すると同 時 に、女 子 教 育 の発 展 に奔 走 した人 物 であります。また先 に放 映 された『花 子 とア
ン』では 村 岡 花 子 さんの 半 生 が 描 か れ、その 中 に は 女 性 の 参 政 権 を 訴 えた市 川 房 枝 さん も登 場
しま す。 女 性 運 動 家 を 取 り 上 げた 今 回 の 講 座 は 、 この よ う な 時 期 に 相 応 し い もの であ る と 考 え ま
す。」と挨 拶 がありました。
今 回の講 座は、現 在 活 躍 中
の女 性 運 動 家 9名 をゲストに迎
え、乾 講 師 がコーディネーター
出 演 者 プロフィール
原
孝枝
白 うめ幼 稚 園 理 事 長 /徳 島 県 女 性 協 議 会 元 会 長
磯田 正江
徳島県退職女性教職員協議会前会長/徳島県女性協議会元会長
竹内 菊世
徳 島 ペンクラブ会 長
河野南代子
女 性 と子 どもの人 権 を守 る「エンゼルランプ」副 代 表
いを語 って頂 きました。乾 講 師 を
野尻 許子
日本網膜色素変性症協会徳島支部長
含 めて 10 名 の皆 さん総 じて、両
歯朶山加代
部落解放同盟徳島県連合会書記長
親 や家 族 の 理 解 と協 力 があった
高開千代子
アイ女 性 会 議 徳 島 県 本 部 事 務 局 長
点 、ご 自 身 の 経 験 則 も 踏 まえ て
東條 恭子
ストップDV・サポートの会 代 表
学 校 教 育 や社 会 教 育 の大 切 さ
高井 美穂
元 衆 議 院 議 員 /徳 島 県 議 会 議 員
乾
元 参 議 院 議 員 /AWA女 性 研 究 所 代 表
役 となり、一 人 一 人 に 生 い立 ち
秘 話 か ら 人 生 の 転 換 期 、そ して
女 性 運 動 ・市 民 運 動 にか ける思
を 説 か れて いた 点 が 共 通 して い
ました。
晴美
最 後 に 、久 積 センター長 より、「資 料 センターにて 今 回 の 連 続 3回 の 講 座 内 容 を 取 りまとめ、次
の 世 代 へと繋 ぐ本 を 作 ること、また、次 回 講 座 では 徳 島 が 発 端 となった森 永 ヒ素 ミルク事 件 を 取 り
上 げること、そ して 徳 島 県 内 の 労 働 運 動 、社 会 運 動 の 貴 重 な 資 料 を 収 集 して 次 の 世 代 へ遺 すこ
と、これらが 資 料 センタ ーの 使 命 であ ることを 皆 さ んにお伝 え したいと思 います。」と締 めくくりの 挨
拶 がありました。
特別企画
『賀 川 豊 彦 と吉 野 作 造 』パネル展 (2015.9.28-10.9)
9 月 28 日 (月 )から 10 月 9 日 (金 )までの間 、ヒューマンわーくぴあ
徳 島 5F大 ホールにて 特 別 企 画 『賀 川 豊 彦 と吉 野 作 造 』を 行 いました。
労 働 福 祉 会 館 の 関 係 団 体 をはじめ、任 意 団 体 やNPO法 人 の代 表 の
方 など、一 般 来 館 者 を含 めて延 べ 95 名 の方 が訪 れました。今 回 展 示
した写 真 パネルは、賀 川 豊 彦 記 念
松 沢 資 料 館 よ り提 供 して 頂 きまし
た。その 元 出 典 は 賀 川 豊 彦 記 念 松 沢 資 料 館 のほ か、学 校 法
人 東 北 学 院 、吉 野 作 造 記 念 館 、公 益 財 団 法 人 東 京 大 学
YMCA 寮 、 社 会 福 祉 法 人 賛 育 会 、日 本 基 督 教 団 陸 前 古 川
教 会 となっています。
第 3回 公 開 講 座 (2015.7.18)
とくしま社 会 運 動 資 料 センタ ーの 第 3回 公
開 講 座 が、7 月 18 日 (土 )、ヒューマンわーく
ぴあ徳 島 5F大 ホールにて開 催 されました。
今 回 は 徳 島 における女 性 運 動 の歴 史 を 学
ぶ『輝 いた阿 波 の 女 性 たち 』と題 した 連 続 講
座 の 第 2 回 目 で あ り、 講 師 は 元 参 議 院 議 員
でAWA女 性 研 究 所 代 表 の 乾 晴 美 氏 が 務
め、約 2 時 間 の 講 義 に 6 0 名 の 方 が 参 加 しま
した。冒 頭 、社 会 運 動 資 料 センターの久 積
センター長 より、「前 回 参 加 された方 はテキスト『徳 島 県 女 性 協 議 会 20 年 史 』をお持 ちのことと思
います。今 日 も 乾 節 が 聞 けるかと思 いますの で、 皆 さん 、しっか り勉 強 しましょう」と挨 拶 が あ り、続
けて講 座 に移 りました。
今 回 の講 座 は、既 に他 界 された方 で徳 島 の女 性 史 に於 いて草 分 けとなった 5 人 の人 物 列 伝 で
す。考 古 学 者 鳥 居 龍 蔵 の 妻 として 知 られ「男 女 共 生 の 先 駆 」と言 われた鳥 居 きみ子 、茶 道 家 であ
り戦 後 の 婦 人 活 動 の原 動 力 となった坂 口 あさ、教 育 者 として「教 え子 を 再 び戦 場 に送 るな !!」の信
条 を貫 き四 国 の民 主 教 育 のリーダー的 存 在 であった坂 尾 茂 子 、終 戦 直 後 サトウハチロウが改 作 し
たことで知 られる国 民 歌 『お山 の 杉 の 子 』の 原 作 者 であり童 謡 作 家 の 吉 田 テフ子 、そして 昭 和 21
年 4 月 10 日 戦 後 初 の 衆 議 院 選 挙 に立 候 補 して日 本 初 の女 性 議 員 39 名 の中 にその名 を刻 んだ
紅 露 みつ。以 上 の 方 々に ついて 、徳 島 の 女 性 史 において 未 だ 色 褪 せることのな い功 績 を 学 びま
した。途 中 、乾 講 師 の 教 職 時 代 の 同 僚 であった藤 岡 哲 夫 さんの生 ギター演 奏 があり、吉 田 テフ子
作 「お山 の 杉 の 子 」な ど軽 快 な トークを 交 え なが ら 数 曲 が
披 露 されました。
最 後 に 、 社 会 運 動 資 料 セ ンタ ー 運 営 委 員 で あ り 今 回
の司 会 進 行 を務 めた東 條 恭 子 さんから「今 日 は女 性 の
地 位 向 上 に 生 涯 をかけて 取 り組 んだ 方 たちを 紹 介 してい
ただきました。もっともっと乾 先 生 の 話 を聞 きたいです。」と
締 めくくりの挨 拶 がありました。
≪事務局からのお知らせ≫
坂 尾 直 也 さ ま 、 野 村 英 二 さ ま ( 故 人 )、 山 本 光 代 さ ま 、 佐 和 正 意 さ ま 、 中 野 輝 行 さ ま 、
竹 内 菊 世 さ ま 、野 尻 許 子 さ ま 、河 野 南 代 子 さ ま 、以 上 8 名 の 方 か ら 図 書 ・資 料 一 式 を ご 寄
贈いただきました。ご協力ありがとうございました。
/// 新着入荷 ///
●森 永 ひ素 ミルク中 毒 事 件 : 事 件 から 60 年 の年 を迎 えて
森 永 ひ素 ミルク中 毒 の被 害 者 を 守 る会 著 ,2015.8
●「森 永 ひ素 ミルク事 件 」事 件 発 生 から 60 年 DVD
森 永 ひ素 ミルク中 毒 の被 害 者 を 守 る会 岡 山 県 本 部 ,2015.8
●「文 藝 春 秋 」で読 む戦 後 70 年 第 1巻 ~第 4巻
文 藝 春 秋 ,2015
●「九 転 十 起 」広 岡 浅 子 の生 涯 : "あさ"が 100 倍 楽 しくなる
古川智映子 監修
,2015
■告知・案内■
◎第 5回 公 開 講 座 の 開 催 予 定
日 時 来 年 3月 頃 予 定
場 所 ヒューマンわーくぴあ徳 島
5F大 ホール
参 加 一 般 の方 誰 でも
内 容 森 永 ひ素 ミルク中 毒 事 件
の被 害 者 救 済 、食 の 安 全
に関 すること
講 師 森永ひ素ミルク中毒の被害者を守る会
徳島県支部委員長 江口哲生 氏
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徳島における社会運動・労働運動
に関する資料や書籍、また労働組
合や会社の周年記念史、会報誌な
どをお持ちの方で、センターに寄
贈したいとお考えの方がいらっし
ゃいましたら、ぜひセンター事務
局までご一報いただ きますよう、
お願いいたします。
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毎 日 新 聞 2015.8.23
◎研 究 会 メンバーの募 集
とくしま社 会 運 動 資 料 センターでは、徳 島 における社 会 運 動 に 関 する研 究 会 を 開 催 します。 参
加 資 格 は 問 いません 。興 味 の ある方 は 、ぜひご参 加 くだ さい。募 集 要 項 、開 催 案 内 に つきまして
は、詳 細 が決 まり次 第 、ご案 内 いたします。
≪≪
閲 覧 室 の 利 用 案 内
≫≫
◎閲 覧 コ ー ナ ー
◎検 索 コーナー
◎視 聴 コーナー
書 籍 、 雑 誌 など約 10,000冊 の
国立国会図書館サーチで検
所 蔵 D V Dの 視 聴 な ど に 利 用 で
所 蔵 のうち約 1,200冊 を 閲 覧
索 し た り 、ま た 電 子 書 籍 の 閲
きます。研 修 にも利 用 できます。
用 とし て書 架 に並 べています。
覧などにも利用できます。
※詳細はリーフレット『ご利用のしおり』をご覧ください。
一 般 社 団 法 人 徳 島 県 労 働 福 祉 会 館 とくしま社 会 運 動 資 料 センター事 務 局
〒 7 7 0 -0 9 4 2 徳 島 市 昭 和 町 3 丁 目 3 5 - 1 / T E L 0 8 8 -6 0 2 - 0 5 3 2 / F A X 0 8 8 - 6 2 5 -5 0 0 5
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