足立区地域包括支援センター六月 TEL

平成27年9月号(第88号)
足立区地域包括支援センター六月機関紙
不定期連載
ナースの視点de
夏の疲れと血圧のお話し
今年も猛暑が続き、私たちの体は気が付かないうちに【夏バテ状態】になって
いるかもしれません。
血圧はちょっとした事で変化します。汗をかく事で体内の水分が不足し、汗と
ともにナトリウム・カリウムも一緒に排出され血圧も変動しやすくなります。
血圧が高めになると、脳梗塞や心筋梗塞を起こしやすくなりますので、普段血
圧が安定されている方も、夏の終わりから倦怠感やだるさを感じることがあれば
血圧を測ってみましょう。日常的に自分の血圧を把握していることも、またとて
も重要です。血圧の異常がある時は早めに通院をしてください。
カリウムや食物繊維、ビタミン等がたっぷり入っている秋
の旬のお野菜※1 が、血圧のコントロールだけでなく免疫
力を高めてくれる栄養素も入っているのでお勧めです。また
野菜だけでなくバランスよく召し上がることも大切です。
※1・里芋・山芋・さつまいも・じゃがいも・かぶ
・にんじん・レンコン・しいたけ・青梗菜・なす等
目次
・ご挨拶 ・今月の行事
・イスに座ってできる体操講座のお知らせ
・もの忘れ相談のお知らせ
・高齢者の脱水について(第五回 最終回)
・ナースの視点de(不定期連載)
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今月のご挨拶
9月に入り、幾分残暑も和らぎ過ごしやすく
なってきました。皆様にはお元気でお過ごしの事と思います。
引き続き熱中症にならないよう日々予防を行っていきましょう。
また介護保険をご利用の方においては、8月から開始された
介護保険負担割合証適用内容を、よくご確認の上サービスのご利
用をご検討ください。もしご相談がございましたら是非ご相談頂
ければと思います。
社会福祉法人 聖風会 運営理念
私たちが大切にしていること
●相手の立場で見る・聴く・考える
●相手の笑顔・自分の笑顔
●その人がその人らしく生きること
足立区地域包括支援センター六月
〒121-0814
住所:足立区六月1-6-1
TEL:03-5242-0302
FAX:03-5242-0327
E-mail:[email protected]
http//www.seifuukai.or.jp
1日 介護予防教室
(イスに座ってできる体操講座)
5日 介護者教室
(第二団地の皆様)
9日 介護者教室
(竹友会の皆様)
10日 ものわすれ相談
(御予約いただいた方3名程度)
15日 介護予防教室
(イスに座ってできる体操講座)
25日 絆のあんしん連絡会 (民生委員・絆のあんしん協力員の皆様)
30日 地域ケアネット
(地域のケアマネ―ジャーの皆様)
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集中連載 最終回
日時:平成27年9月1日(火) 平成27年9月15日(火)
14:00~15:30
会場:ゆうあいの郷六月 1階食堂にて
講師:足立区公認スポーツ指導員
対象:65歳以上の方で、
できるだけ両日ともご参加できる方40名
申込:足立区地域包括支援センター六月
☎03-5242-0302
先着順で〆切になります。
元気にいきいきと生活が送れるように、適度な運動を行い、
日々の運動不足を解消しましょう!どなたでも楽しくできる
運動講座です。動きやすい服装でご参加ください。
※飲み物・タオルをお忘れなく
【高齢者の脱水について】は最終回になり
ます。今月は国際医療福祉大学大学院
竹内孝仁教授の説く【水分と食事・排便・
運動の相互作用】についてお話します。
右図のように水分・食事・排泄・運動は互
いに関係しあい、どれか一つかけても他に
影響が及ぶと説明しています。今回は水分
不足に焦点をあてて説明します。
水分は体内の物質の移送(血液やリンパ液)や、代謝(老廃物を体外に出す)など、
生命の営みに直結しています。身体の中の水分保有量が低下することで、活動性が
低下します。
つまり水分が不足することで排泄・食事・運動に影響を及ぼします。
水分が不足すると便秘になりやすくなります。便秘になると直腸・下部結腸内に
便が溜まり、交感神経を刺激して緊張状態を引き起こし、気分がイライラした状態
になります。その為、認知症の周辺症状が悪化しやすくなります。
日時:平成27年9月10日(木)
時間:午後13時から15時まで
場所:ゆうあいの郷六月 相談室
内容:認知症についての悩み等
費用:無料
担当医:増田クリニック 増田勝彦先生
相談対象者は、区内在住の認知症について不安を持つ高齢者及び家族、介護
保険事業者等です。
最近もの忘れが多くなった、急に性格が変化してきた等、親や配偶者の様子
が心配な方、病院に行くことに抵抗感がある方、もの忘れでお悩みの方、認知
症の事を知りたい方、是非この機会に、お気軽にご相談ください。
★相談日前に事前予約が必要となります。是非下記にお問い合わせのうえ、
是非申し込みください。(先着受付3名様まで)
問い合わせ先:足立区地域包括支援センター六月
電話☎
:03-5242-0302
担当
:山崎 中村 風間
また、食欲も低下します。食欲が低下し低栄養状態になると、体力が低下し疲れ
やすくなり、運動する意欲も低下してしまいます。
運動しないと血液の循環が低下し脳の血液循環が悪化し、その結果、脳が不活発
になりさらなる意欲減退につながります。
さらに血液内の水分量が低下することにより、いわゆる「ドロドロ血」になり、
脳の血液循環を低下させ意識レベルが低下します。
【まとめ】
①脱水状態になると、食欲が低下し、便秘になり、元気を失い活動が出来なくなる
②便秘になると、気分が落ち着かず、活動性が低下する
③低栄養になると、疲れやすく、生活意欲が低下する
④活動しないと、脳の血液循環が悪くなり、脳が不活発になる
水分・食事・排泄・運動・認知症が互いに関連しているのが良くわかります。
高齢者の夜間せん妄の多くは水分不足によるものとも言われています。水分不足に
ならないよう注意しましょう。
介護の知識50より抜粋