機械 ブラックホール解明プロジェクト-ジェイ・エス・ピー、 KAGRA計画の防音室を受注 掲載日 2014年09月22日 Tweet 21 いいね! 1 0 0 【名古屋】日本の先端研究の一端を担う―。ジェイ・エス・ピー(愛知県北名古屋 市、井上富雄社長、0568・25・0080)は、岐阜県飛騨市の神岡鉱山の巨大地下 トンネルで整備が進むKAGRA計画(大型低温重力波望遠鏡計画)向けに、東京 大学から防音室を受注した。同計画は重力がもとになって生まれる宇宙からの波 動の「重力波」を観測することで、ブラックホールの解明などを目指す一大プロジェ クト。2015年末に試験観測を開始し、17年度には本格観測に入る。 同社は防音室や異音検査室の設 計から施工、据え付けまで一貫して 行う。今回、地下トンネル内で使われ る光学系システムが入るクリーンブ ースごと格納する防音室を受注し た。 同社は粉砕機やプレス機などの騒 音管理で車や機械関連の大手向け に多くの納入実績を持つ。遮音・吸 音機能を持つ防音パネルを内製して おり、社内にパネル性能を評価する 試験室も備え、「求める仕様の製品を確実に作れる」(井上社長)のが強み。井上 社長は「日本の技術開発力向上に役立ちたい」と意気込む。 記事の続きや他の記事は電子版でご覧いただけます。(2週間無料試読受付中)
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