ISS(国際宇宙ステーション)を撮ろう!! 研究者:高森美憂・山倉穂香 指導担当者:黒岩寛明 1 ISS とは ・ISS(国際宇宙ステーション)は、16カ国の国々が参加し、宇宙だけの特殊な環境を利用した様々な 実験や研究を長期間行える場所を確保しそこで得られた成果を活かし科学・技術をより一層進歩さ せること、そして地上の生活や産業に役立てていくための研究を行っている。 ・ISS は高度350kmのところを90分で地球を一周している。 ・太陽光の反射で見えているので日没後と日の出前の 2 時間くらいの間でしか見ることができない。 ・先生に聞いたところ ISS を撮影できることを知り挑戦することにした。 2 研究方法 (1)ISS を撮る ・星野写真を撮影した。 (2)軌道計算 ・2地点で同時に星野写真を撮影し、背景の星と位置がずれることを利用し、星図と撮った写真を照 らし合わせて出現点と消失点の赤経・赤緯、方位と仰角を求め、三角視差によって、軌道を求めた。 (3)ISS を撮る(望遠鏡による拡大撮影) ・望遠鏡にデジタルカメラを取り付け ISS を追いながらピントを合わせて形が見えるように撮影した。 3 研究結果 (1)ISS を撮る(星野写真として) ・ISS の軌道を撮影した →6 月 17 日に初めて軌道撮影に成功した。 (2)軌道計算 ・ISS の軌道撮影:何回かの失敗を経て、10 月 9 日 4:51 に木島平と須坂での同時撮影に成功した。 →研究方法の(1)の方法で軌道計算を行った。 (3)ISS の撮影(拡大撮影) ・11 月 3∼5 日に初めて撮影→視野に ISS が入らなかったりピントを合わせられず失敗した。 ・12 月 17 日 17:19 頃小布施で撮影したものは、本体と太陽電池パネルが分かる程度に写せた。 4 今後の課題 ・ISS の形がもっとはっきり分かるように望遠鏡のレンズの倍率を上げて撮影をする。 ・ステライメージを使った画像処理をする。 ・軌道計算をもっと精度が上がるように、出現点と消失点の赤経・赤緯をより正確に出して、正確に 軌道が出るようにする。
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