LASER World of PHOTONICS 2015

LASER World of PHOTONICS 2015
ファイナルレポート
第 22 回国際レーザー・オプトエレクトロニクス応用技術
システム・アプリケーション専門見本市 / 国際会議
2015 年 6 月 22 日~25 日 / ドイツ・ミュンヘン見本市会場
2015 年 6 月 25 日
Summary
● 来場者数が初めて 3 万人を超える
● 5 つ目のホールが追加され、さらに出展社増に
● 新しい起業家が進出
● ノーベル賞受賞者が集合
Facts&Data
会
期
会
場
2015 年 6 月 22 日(月)~25(木)
午前 9 時~午後 5 時(最終日のみ午後 4 時まで)
ドイツ・ミュンヘン見本市会場
主
催
ミュンヘン見本市会社 (Messe München GmbH)
規
模
全 5 ホール 約 55,000 ㎡
出 展 企 業
1,227 社 (2013 年: 37 ヶ国から 1,130 社)
来 場 者 総 数
30,000 人以上 (2013 年: 72 ヶ国から 26,582 人)
専 門 分 野
レーザー・オプトロニクス、光学、光学製造技術、センサー・測定技術、生産技術、光学測
定システム、医療技術・バイオテクノロジー、イメージング、イルミネーション
レーザー・オプトロニクス、オプティクス、光学製造技術、センサー・試験測定・測定システ
ム、イメージング、レーザー・レーザーシステム製造技術、光学情報技術・光通信、バイオ
フォトニクス・メディカルエンジニアリング、イルミネーション・エネルギー、セキュリティ
主 な 出 展 品
出展日本企業
※ 現地法人・
代理店出展含
(50 音順)
専 用
U R L
(株)アートレイ、朝日分光(株)、アダマント工業(株)、(株)彩世、五鈴精工硝子(株)、NTT アドバ
ンステクノロジ(株)、NTT エレクトロニクス(株) 、オーテックス(株)、 (有)岡本光学加工所、(株)
オキサイド、 (株)オプトロニクス社、(株)キーエンス、キヤノン(株)、 (株)QD レーザ、(株)清原
光学、(株)金門光波 、(株)クリスタル光学、黒崎播磨(株) 、(株)光学技研、湖北工業(株) 、
santec(株)、ジオマテック(株) 、シグマ光機(株)、 (株)島津製作所、情報通信研究機構
(NICT)、住友電気工業(株)、 (株)清和光学製作所 、(株)タムラ製作所、中央精機(株) 、(株)
テクニスコ、テクノハンズ(株)、東ソー・クォーツ(株) 、(株)ナ・デックスプロダクツ、夏目光学
(株) 、(株)ニコン、日亜化学工業(株) 、日機装技研(株)、日東光器(株)、日本特殊光学樹脂
(株)、日本トムソン(株)、(株)バイコウスキー ジャパン、(株)ハギテック、パナソニック(株)、浜松
ホトニクス(株)、(株)光コム、(株)フジクラ、富士フイルム(株)、フラクシ(株)、HOYA CANDEO
OPTRONICS (株)、(株)堀場製作所、三菱電線工業(株) 他
www.world-of-photonics.com (英語 / ドイツ語)
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6 月 22 日~25 日開催された『LASER World of PHOTONICS』第 22 回
国際レーザー・オプトエレクトロニクス応用技術・ システム・アプリケーション
専門見本市 / 国際会議は業界に新たな光をもたらした。
1 ホールが新たに増設され、出展社は前回より約 9%増の 1,227 社、来場
者は前回より 10%増の 30,000 人以上を記録した。具体的なアプリケーショ
ンが来場者の興味をするどく刺激した。
メッセ・ミュンヘン副 CEO Dr. Reinhard Pfeiffer は「LASER World of
PHOTONICS は、フォトニクス業界において最も重要な国際的プラット
フォームである。増大しているディマンドの中に出展社の傾向が反映されて
いる。多くの企業が当見本市で新製品やイノベーションを初展示していた」と
話した。出展社と来場者の半数以上は海外からであった。「ヨーロッパ外か
らの来場者の莫大な増加はアメリカ、中国、日本なども多く関与している」と
Pfeiffer は続けた。
TOPTICA Photonics AG 社の社長 Dr. Wilhelm Kaenders 氏は「以前にも
増して LASER World of PHOTONICS は、世界で最も重要なマーケットプ
レースである。我々にとって会議や見本市のジョイントアプローチは成功へ
の鍵であり、すべてのレベルのイベントで我々の関わりを正当化するものである」と述べた。
STARTUP World:若い起業家が進出
独創的な STARTUP World は大きな成功をおさめた。第 1 回 PHOTONICS アワードのファイナリスト(Nanolive,
Norlase, 8strees, FEMTO-print, SwissLitho AG, Sand Made)は、生産と製薬におけるフォトニクスの無限のアプリ
ケーションを示した。Anwen-dungszentrum Oberpfaffenhofen 社 CEO の Thorsten Rudolph 氏は「LASER
World of PHOTONICS は、初開催された STARTUP WORLD にとって理想的なプラットフォームである。ここでは、
新設企業が革新的な製品を世界に向けて展示し、顧客と接点を作ることができる」と話した。
フォトニクスと共にある車の未来
フォトニクスは車の生産技術に革命を起こした。レーザーが車体を切断、イメージ処理によるトラフィック内での安全
なナビゲーション、レーザーヘッドライトは夜が昼に変わる。これは、新しい特別なショー"自動車インダストリーにおけ
るフォトニクスアプリケーション"でデモンストレーションされた。当見本市のプロジェクトダイレクターKatja Stolle は
「LASER World of PHOTONICS はユーザーとサプライヤーにとって完璧な場所である。ここにある革新は技術的
リーダーシップの基礎となる」と話した。
製造に奇跡を起こす Additive Manufacturing (付加製造)
付加製造は軽量構造物、歯科技術及び製薬の分野において使われており、製品展示だけでなく、特別ショーの
"3DPrinting - Additive Manufacturing"でも実演が行われていた。フラウンホーファー ILT が制作した高さ 2m、横
6m の"LIGHT"という文字は、軽量構造のための造形物製造プロセスの重要性を象徴した。Materialise 社は 3D プ
リンターによる心臓のプロトタイプを試作し動作させて
いた。
フォトニクスはすべての生活環境に影響を与える
インターネット、スマートフォン、自動車、交通、航空機
産業、食品飲料、医療、診断。フォトニクスはインテリ
ジェントであり、我々の生活の一部であり、我々の世界
を形作っている。
「フォトニクスは魅力的であり、産業と社会に真の変革
をもたらした」と 欧州委員会 Wolfgang Boch 氏は述
べた。「我々は光のストーリーテラーである」とアフリカ
物理学会 Yanne Chembo 氏は強調した。
併催の会議にエキスパートが集合
UNESCO による国際光年と国際光技術年は、本見本市だけではなく、ICM ミュンヘン・インターナショナル・コングレ
スセンターで開催された国際会議においても大きな注目を集めた。
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ミュンヘンでのイベントはノーベル賞受賞者にとっても重
要であった。「このような見本市は非常に重要である。な
ぜなら私のキャリアにおいて、次のポイントとステップに
向けてのパズルのピースを与えてくれる」と 2014 年ノー
ベル化学賞受賞者 Dr. Eric Betzig 氏は語った。Prof.
Stefan Hell 氏、Prof. Serge Haroche 氏、Prof. Theodor
Hänsch 氏 3 人のノーベル賞受賞者の講演も行われた。
8 つの科学会議により構成され、2700 以上の講演が行
われ、約 3500 人の参加者があった国際会議は国際的
な科学エリートにとって非常に重要なミーティングの場と
なった。
来場者から出展社まで高評価
市場調査機関 TNS Infratest の調査によると、当見本市は素晴らしい結果だったことが証明された。97%の来場者
が本見本市を"ともても良い" "良い"と回答、"おそらく次回も来場する"と考えていた。94%の出展社が"ともても良い"
"良い"と回答、97%が"おそらく次回も出展する"と考えていた。
フォトニクス産業に勢い
2017 年 6 月 26 日~29 日に開催予定である次回の LASER World of PHOTONICS 対する見通しは良いものであ
る。連邦教育開発省、SPECTARIS、VDMA 及び ZVEI 商業連合の最近の調査によると、2014 年フォトニクス産業
の世界売上は 3500 億ユーロであった。2020 年には 6150 億ユーロになる見通しである。
詳細情報ならびに写真は、専用ホームページwww.world-of-photonics.com まで。
資料請求、各種お問合せ先:メッセ・ミュンヘン・インターナショナル 日本代表部
株式会社メッセ・ミュンヘン・ジャパン
〒105-0001 東京都港区虎ノ門 3-20-3 ノアーズアーク虎の門 5 階
Tel.: 03-6402- 4583 Fax: 03-6402-4584 e-mail: [email protected]
URL: www.messe-muenchen.jp (日本語) www.messe-muenchen.de (英語 / ドイツ語 )
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