ヒューマニーズ EAP 通信 うつ病について(症状とメカニズム) 人の心はいつも元気なわけではありません。仕事のミスや人間関係の小さなことでも、落ち込んだり、悩んだりしたまま一 日を過ごすこともあります。 しかし、普通は数日もすればそんな気分も回復し、また頑張ろうと思えるものです。ところが、い つまでも気持ちが沈んだまま回復しないケースもあります。そのようなときは注意が必要です。 -- 最近、こんなことはありませんか? -- こころの症状: ・気分が沈む(さびしい・悲しい・何も希望がない) ・興味や意欲の低下(やる気がなくなる・どうでもよくなる) ・思考力、判断力、決断力の低下 ・自分を責める(全部自分が悪い・自分はダメな人間だ) ・「死」について考えてしまう からだの症状: ・眠れない、朝早く目が覚める、眠りが浅い ・食欲がない、痩せてきた、何も美味しくない ・いつも身体がだるい、疲れやすい、身体がおもい ・下痢や便秘が多い、生理不順である ・めまいや吐き気がある、息切れや息苦しさ、動悸がある ・頭痛や微熱が続いている うつ病について知ろう!!(なりやすい状況・脳のメカニズム) うつ病とは? うつ病は、ゆううつ感や無気力な状態が長い時間回復せず、日常生活に支障をきたすようになってしまう病気です。 気分が落ち込むなどの「こころの不調」だけでなく、だるさ、不眠、食欲低下、頭痛などの「からだの不調」もみられます。 うつ病は誰でもなる可能性があり、決して珍しい病気ではありません。 うつ病の原因 うつ病の原因は1つではありません。しかもうつ病のタイプにより、原因の組み合わせや比重が異なってくるとされてい ます。代表的なうつ病の原因は、性格、遺伝、生活上のストレス、脳内の代謝異常です。 ● 性格 昔からうつ病になりやすい 性格があることは、指摘さ れてきました。まじめで几帳 面、責任感が強く、頼まれ たら嫌と言えないなどです。 ● 遺伝 うつ病の多い家系が存在すること から原因の一つとして遺伝が関係 するのではと推測されています。 確かに双極性うつ病(躁うつ病)で は、比較的遺伝の影響が大きいと いわれていますが、高血圧や糖尿 病など病気にかかるのと同じくらい の発生頻度です。 ● 生活のストレス 会社・学校・家庭でのトラブル、 転勤、過労、対人関係のトラブ ル、近親者の死、といったもの が挙げられます。 ● 脳内の代謝異常 うつ病は「気の持ちよう」や「こころの弱さ」か ら起こるのではなく、脳内の神経伝達物質の 減少によって起こります。具体的にはセロトニ ン(興奮や不快感を鎮める働き)・ドーパミン (行動を引きおこす時に生じる)・ノルアドレナ リン(不安や恐怖、記憶などに関係)が挙げら れます。これらの神経伝達物質が減少するこ とで脳の中で行われている複雑なネットワー クによる情報交換が上手くいかなくなり、思考 や感情が鈍くなってしまい、このことがうつ病 を引きおこす要因となると言われています。 ヒューマニーズ相談センター ※ この記事を読んで、「うつ病」について気になることがある方はご相談下さい。 0120–000-000 株式会社ヒューマニーズ
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