倉庫事業(法2 条)

倉庫業(国土交通省パンフレット)
1 倉庫業の概要
○ 倉庫業法3条:登録制
○ 倉庫の施設設備基準の維持
○ 倉庫管理主任者による適切な管理
倉庫事業(法 2 条)
寄託を受けた物品の倉庫における
保管を行う営業
2 他法令上の制限(例)
① 建物について
・建築基準法:耐火性能又は防火性能を有すること
・消防法:消火器具を有すること
・建築基準法:準住宅地域を除く住居地区では業務できない
② 土地について
・都市計画法:開発許可を有しない市街化調整区域では業務できない
3 倉庫業にあたらない事業
寄託ではない
営業ではない
政令で除外
・消費寄託(預金)
・運送契約に基づく運送途上での一時保管(上屋、
保管場、配送センター)
・修理等の役務のための保管・自家保管
・農業倉庫・協同組合の組合員に対する保管事業
・保護預り(銀行の貸金庫)
・修理等の役務終了後に付随して行われる
保管・ロッカー等外出時の携行品の一時預かり・駐車場、駐輪場
4 事前相談
倉庫業登録申請書等は
○ 手続きは、必ず、事前相談から始める
中国運輸局長宛に提出
① 中国運輸局・・・保管可能物品や倉庫の要件等を確認
② 不動産会社・・・物件選び(建築士や所有者にも相談)倉庫の種類
③ 尾道市・・・・・法令上の制限を確認(建築指導課等)
5 相続(倉庫業法 19 条)
倉庫業者が死亡したときは、その相続人は、被相続人たる倉庫業者の地位
を承継する。
この場合においては、相続人は、その旨を被相続人の死亡を知った日から
30 日以内に国土交通大臣に届け出なければならない。
なお、倉庫証券を発行する『発券倉庫業者』の場合は、被相続人の死亡後 60 日以内に
国土交通大臣の『認可』を受けなければ発券の許可の効力を失う(13 条)
6 倉庫の種類
保 管 物 の 例
1類倉庫
2類倉庫
3類倉庫
野積倉庫
水面倉庫
貯蔵槽倉庫
全ての物品の保管が可能
・危険物、高圧ガス(第七類物品)
、10℃以下保存物品を除く
耐火性能は不要
・飼料、ガラス器、缶入製品、原木、ソウーダ灰
防水、防湿、遮熱、耐火、防鼠性能は不要
・陶磁器、アルミインゴット、原木
防火、耐火、防湿、遮熱性能は不要(柵や塀で囲まれた区域)
・岩塩、原木
原木を水面で保管する倉庫
・原木
穀物、バラ貨物及び液体等を保管する倉庫(サイロやタンク)
・糖蜜、小麦
危険品倉庫
建屋、タンクで危険物を保管する倉庫
(工作物)
・アルコール
危険品倉庫
区画(区域)で危険物を保管する倉庫
(土地)
冷蔵倉庫
・潤滑油
10℃以下で保管することが適当な貨物を保管する倉庫
・冷凍食品
7 認定トランクルーム
○ 倉庫業者が個人から家財、衣類、書類等の「非商品」を預かる倉庫で一定の性能を
認められて認定を受けた倉庫
例)定温、定湿、防塵、常温、常湿、防磁、防虫
※ レンタル倉庫・レンタルスペース
・不動産会社等が管理している。
・住居賃貸と同じ考えで、業者は内容物に対
する責任を負わない。
・
『トランクルーム』の名称は使えない