ウガンダ西部における災害弱者のための災害・気候変動対応能力向上事業

【案件概要】
ウガンダ西部における災害弱者のための災害・気候変動対応能力向上事業
1.
計画の概要
被供与団体
供与額
署名者
計画名
実施地
供与内容
贈与契約署名日
セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン
391,636米ドル
不破麻理子(現地総括)
ウガンダ西部における災害弱者のための災害・気候変動対応
能力向上事業
カセセ県(ウガンダ西部)
災害対策に資する警報装置、救急箱、各種研修等
2015年2月18日
ウガンダ西部カセセ県は、気候変動の影響から、2013年5月以降度重なる洪水に見舞われ、
これまで13名の死者が出た他、1万6千人以上が避難を強いられています。中でも事業対象
地となるカルサンダラ準郡は、小規模農家が多い平野部で、近年は干ばつによる被害が深
刻であり、洪水では広範囲に渡り河川が氾濫し、農作物や家畜に対し甚大な被害が発生して
います。避難を強いられた家族の子どもたちは、家財道具の移動や、日銭を稼ぐために労働
せざるを得ず、通学に支障が出ているほか、食糧備蓄など災害への備えが不十分であるた
め、被災後食事の回数を減らさざるを得ない等の二次被害も起きています。
本事業では、カセセ県の協力の下、カルサンダラ準郡内全ての村及び学校において、防災
(災害リスク軽減)対策の鍵となる村の災害対策委員会及び防災クラブの立ち上げ及び能力
強化を支援します。最初に取り組む活動は、生徒や住民が自らの学校や村の災害対応体制
の脆弱性を分析し、その被害を緩和するための中・長期的な防災活動計画を策定することで
す。中でも、通学路や子どもたちが頻繁に訪れる場所など、子どもたちの視点を取り入れた
防災計画の策定を重視します。続いて、今後も見込まれる洪水などの災害発生時の人的・物
的被害を軽減するために必要な、避難経路の整備や、適切な救助及び応急手当が行われる
ためのシステムの構築を図ります。その仕組みが機能するためには、住民ひとりひとりの高
い防災意識が必要不可欠であるため、村ごとに啓発活動や避難訓練を実施し約15,000人
の住民全員が確実に裨益できるようきめ細やかな活動を行います。
2. 贈与契約署名式
2015年2月18日,在ウガンダ日本国大使館において,藤田順三大使と不破真理子セーブ・
ザ・チルドレン・ジャパン現地総括の間で贈与契約が署名されました。
プレスリリース(英語)