10.呼吸器外科 呼吸器外科のスタッフ:常勤 3 名(いずれも呼吸器外科専門医、外科専門医) 呼吸器外科医長:安藤陽夫(外科医歴 34 年) 呼吸器外科医師:奥谷大介(外科医歴 15 年) <院長:東 良平(外科医歴 41 年)・・・スーパーバイザー> 概要と特徴:呼吸器外科は 3 名のスタッフで、心臓・血管を除く胸部領域の疾患の検査・治療 (手術)を施行している。特に肺癌の手術数は増加しており、また完全胸腔鏡下手術 (Complete VATS)も数多く施行している。また、呼吸器科とは同じ病棟で連携して診療にあ たっており、呼吸器疾患の診断と治療を一貫して研修できる。また、一般外科(消化器外科・ 乳腺甲状腺外科・腎移植等)・心臓血管外科とは、共同で診療に携わっており、研修において も3科で連携して行っている。 呼吸器外科手術数(2012 年):115 例(このうち内視鏡下手術:105 例) 肺癌;67 例 縦隔腫瘍;12 例 転移性肺腫瘍;9例 良性肺疾患;3 例 自然気胸;23 例 縦隔鏡;1 例 初期研修の基本方針:外科医の役割を理解し、外科医療を適切に行うために必要な基本的 な知識と基本的な技術を習得し、外科医療を指導医とともに実践する。また、呼吸器外科に おいては、外科研修の中の呼吸器(胸部)疾患に対する外科を中心に研修を行う。呼吸器外 科での研修は選択での研修(最長 11 ヶ月)ということになる。 研修予定表 呼吸器外科手術 火・水 8:50∼17:00 及び術後管理 その他急患については随時 病棟回診 月∼金 7:00∼8:15 病棟処置 月・木・金 8:30∼17:15 外科カンファレンス 月 18:00∼19:00 呼吸器合同カンファレンス 外科詳読会 木 金 10:00∼10:30 水 18:00∼19:30 第 2・4 月 18:30∼19:30 8:00∼8:30 指導体制:指導医は2人. 基本的には複数の指導医が 1 人の研修医を指導する体制をとっています. 経験可能な症例や手技: ① 術:治療と検査;胸腔鏡下手術(経験 6 例以上) 原発性肺癌、転移性肺腫瘍、良性肺腫瘍、自然気胸、難治性気胸、良性縦隔腫瘍、悪性縦 隔腫瘍(胸腺腫、胸腺癌等)、膿胸、血胸、胸水 ②内視鏡:検査;胸腔鏡検査 縦隔鏡検査:縦隔リンパ節生検 ③胸腔ドレナージ:気胸、胸水、膿胸 ④その他: 後期研修について:外科系後期研修プログラムに従って、必要な外科系研修を受けて頂くこ とになります。将来呼吸器外科専門医を取得するためには、まず外科専門医を取得しておく 必要があり、外科専門医取得に必要な外科系各科での修練を受けて頂き、その後に呼吸器 外科の専門的な修練を受けて頂くことになります。当院では、外科専門医取得に必要な研修 をすべて受けることができますし、初期研修の段階で日本外科学会に登録しておけば経験症 例をそのまま研修実績とすることができ、早い時期に外科専門医取得ができる可能性がある。 また、当院は呼吸器外科専門医の認定修練施設(基幹施設)であり、当院での3年以上の修 練をつめば、外科専門医取得後及び卒後修練期間7年以上で、呼吸器外科専門医の受験 資格を得ることも可能になる。 研修責任者よりひとこと: 外科(特に呼吸器外科)・内科(特に呼吸器科)を目指している方は、是非呼吸器外科の研修 を受けていただくとよいと思います. *研修希望時の連絡先:呼吸器外科安藤までご連絡下さい. メールアドレス [email protected]
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