東浅 川小 町 田 道 メール [email protected] 電話 642-6344 Fax646-8055(事務所) 東浅 川町の 畜産試 験場 跡地と 旧 沖電 気跡 地に大店舗が出店する計画が進んでいます。 地域 のみな さんか ら、 交通渋 滞 や騒 音、 大気汚 染、東 浅川小 学校 などの 通 学路 の安 全確保 や教育 環境へ の影 響に心 配 の声 があ 日、都庁で大 和ハウ ス系大 店舗に がっています。 月 きます。 うなる のか」 など情 報を 提供さ せ てい ただ 域で何 が起こ ってい るの か」「 こ れか らど この パンフ では、 地元 のみな さ んに 「地 が行われ、知事への「答申」が出ました。 市長か ら出さ れた意 見書 に基づ い ての 審議 私も傍 聴いた しまし た。 審議会 は 、都 民や 関する東京都環境影響評価審議会が開かれ、 22 パンフ目次 市川かつひろ:自宅 八王子市東浅川町519-3-201 みなさんの声をお寄せください ー スーパ ー ュ バリ 地 計画 街 12 11 市川かつひろ 市政レポート 2015年3月号 東浅川町の みなさんへ 1 ●2つの出店手続きの特徴 …2㌻ ●日本共産党山口和男市議の議会質疑…3㌻ ●大和ハウス系大店舗計画に対する意見書 ▽都民の意見 件 …4㌻ ▽市長の意見 …6㌻ ●都環境影響評価審議会の傍聴記録 …7㌻ ●都知事の「審査意見書」 …9㌻ ●今後の手続きの基本 ▽大和ハウス系大店舗 … ㌻ ▽スーパーバリュー … ㌻ 32 ス系 ウ ワ ハ 画地 イ ダ 舗計 大店 高尾駅 日本共産党八王子地区 市政・くらし相談室長 大和ハウス系大店舗とスーパー バリューの出店計画の情報を お知らせします 二つの出店手続きの特徴と違い 沖電気跡地 「大和ハウス工業(株)―(仮称)八王子高尾商業施設計画」 大和ハウスが東京都に提出した「調査計画書」によると、工事予定期間は平成28年1月~平成29年4月(16ヶ 月)、供用開始予定は平成29年4月となっています。 この計画は、東京都環境アセスメント対象事業の「自動車駐車場の設置 同時駐車能力1000台以上」とい う要件に該当しています。(事業者の「調査計画書」によると、「駐車場は約2000台」です) 従って、大和ハウスに対して、「東京都環境影響評価制度(環境アセスメント制度)」と「大規模小売店舗立 地法(大店立地法)」の二つの法律に基づく手続きが求められています。 現段階は、環境アセスメントについて大和ハウスが提出した「環境影響評価調査計画書」への都民・市長 の意見書、審議会答申、都知事の「審査意見書」が出たところです。 次は「環境影響評価書案」の段階に入ります。 大規模店舗新設には、大店立地法に基づく手続も必要ですが、大和ハウスはまだ着手していません。 2つの手続きを同時並行で実施することは可能ですが、いつ手続きに入るかは今のところ分かりません。 東京都の環境アセスメントとは?(東京都環境局ホームページより) 環境アセスメント(環境影響評価)とは、大規模な開発事業などを実施する際に、あらかじめその事業が 環境に与える影響を予測・評価し、その内容について、住民や関係自治体などの意見を聴くとともに専門 的立場からその内容を審査することにより、事業の実施において適正な環境配慮がなされるようにする ための一連の手続きをいいます。 都畜産試験場跡地 「スーパーバリュー八王子高尾店」 スーパーバリューの「計画の概要」によれば、開店予定日は平成27年10月27日です。こちらは、「駐車場 が660台」なので、東京都環境アセスメント対象事業には該当しません。 従って、大規模小売店舗立地法(大店立地法)の手続が昨年9月から始まっています。すでに、事前の近 隣住民への説明会、近隣住民の要望との調整、「計画概要書」提出が行われました。 さらに、2月26日に「新設の届出」が行われ、大店立地法に基づく「住民説明会」が4月中に開かれます。 ●2つの店舗の今後の詳細な手続の流れは、11~12㌻を参照ください 大規模小売店舗立地法(大店立地法)とは?(東京都産業労働局ホームページより) 大規模小売店舗は、日常的に利用される不特定多数の来客、来車、大規模な物流等を伴うため、周辺 の生活環境に影響を及ぼす可能性を有する施設です。 「大店立地法」は、建物内の「店舗面積」の合計が1,000平方メートルを超える店舗を新設する者に、都 道府県への届け出を義務付けて、設置者が配慮すべき事項として大規模小売店舗の立地に伴う交通渋 滞、騒音、廃棄物等に関する事項を定め、大型店と地域社会との融和を図ることを目的としています。 2 昨年12月の市議会で日本共産党山口和男市議が質疑 高尾駅南口周辺、東浅川地域の くらし・まちづくりに重大な影響 ◎山口市議―いま、市で把握している2店舗の 規模と内容を ●産業振興部長―スーパーバリューは、店舗面 積9,500㎡、駐車場660台、営業時間は午前6時30分 から午後10時まで、開店日は平成27年9月中旬予 定です。 ●環境部長-大和ハウス系は、店舗等床面積32,0 00㎡、駐車場約2,000台、営業時間は午前9時から 午後11時まで、供用開始予定は平成29年4月です。 ◎山口市議―地元住民の努力を今後に反映を スーパーバリューについては、地元住民のみなさ んが貴重な努力をされました。狭間公園側の非常に 狭い道に車両の出入り口をつくる計画を出口のみに させる、日照の確保で店舗位置を南に2.5メーター、 西に2メーター移動させる、狭い市道にある電柱を 店舗敷地内に移動させるなど、多くの要望を実現さ せつつあります。これをしっかり今後の計画に反映さ せるために、これから開催される住民説明会が重要 です。市は今後のスケジュールを把握して対応いた だきたい。 ◎山口市議―交通渋滞への対応を 強く感じるのは交通渋滞です。町田街道、万葉け やき通りについては、日常的に渋滞しているというの が地域の皆さんの実感です。消防署の出入り口もあ ります。特に大和ハウスの影響は大きいです。駐車 場が約2000台、来店車両台数を最高1日7,500台に 想定しています。交通問題としては、大和ハウス敷 地と中央線の間に市道浅川24号線、また地元では 中央線の下の原ガードと呼んでいる市道浅川38号 線にも影響を与えます。 市としての対応をお答えいただきたい。 ●都市計画部長―必要な対策を関係機関と協議 商業計画(大和ハウス)については、環境影響評 価調査計画書で示されている駐車場計画、交通動 【質問項目】 ①2つの大店舗の規模と内容 ・スーパーバリュー・大和ハウス関連 ②周辺環境への影響 ・生活環境・教育環境・地元商業者 ③大店立地法と地方自治体の役割 線計画に基づき、道路管理者や交通管理者等の関 係機関との協議を行うものとされているので、先ほど スーパーバリューの件もございましたが、その出店後 の状況を見据えながら、必要な対策などについて協 議してまいります。 ◎山口市議―非常に大きい教育環境への影響 計画中の2店舗の周りの道路は全部、東浅川小学 校の通学路になっています。子どもさんをお持ちの 多くのみなさんは、東浅川小学校を中心とする教育 環境への影響が非常に大きいという心配を率直に 述べておられます。 ●学校教育部長―子どもたちの安全確保 おっしゃるとおり、大変心配されます。事業者には、 店舗への入り口は学校施設から離すこと、歩道の拡 幅、ガードマンの設置など安全対策を要望しており ます。一方、学校におきましては、車両に気をつける こと、知らない人にはついていかないこと、施設に寄 り道せずに帰宅するよう、これまで以上に指導したい と考えています。学校安全ボランティアによる通学路 の見守り活動への支援や警察署などへの働きかけ を強化して、子どもたちの安全確保に努めます。 ◎山口市議―市長としての責務について 各所管に強く関心を持っていただいて、そこに住 む者の立場に立って、現状を事細やかにきちっと把 握していただく、市長には、周辺住環境、教育環境 を守るためにしっかりした意見を出していく必要、責 務があります。市長の認識をお示しいただきたい。 ●石森市長―住民の意見を把握し意見を述べる 大規模小売店舗立地法の目的の1つに、周辺地 域における生活環境保持というものがございます。 お話がありましたように、東京都に対しましては地域 住民などの声をしっかりと把握した上で意見を述べ てまいりたいと、そのように考えております。 3 ●大和ハウス工業が提出した「環境影響評価調査計画書」に対して住民 からの意見書が東京都の審議会に多数提出されました。 以下は、審議会資料より転載させていただきました 「(仮 称 )八 王 子 高 尾 商 業 施 設 計 画 」環 境 影 響 評 価 調 査 計 画 書 に 対 す る 都 民 の 意 見 及 び 周知地域市長の意見 1 意見書等の件数 都民からの意見書 周知地域市長からの意見 合 計 32 件 1 件 33 件 2 都 民 か らの 主 な 意 見 【全 般 的 事 項 】 (1) 私 た ち の 住 む 地 域 では マンシ ョ ンが 増 え 、 それ に 伴 い 交 通 量 が 増 加 し つ つ あ る 。 ま た 、 近隣の 諸 施設の 新 設や造 成工事 等、途 切れることな く 工事 が 行わ れ大型 車両の 通行が 増 加している。 (2) この 地域で計画されてい る駐車場は、対象事業の 約2,000台の ほ か 、同事業者が 対象 事業に 隣接して計画してい るマンション及び戸建ての 駐車場等、すべてが 完成すればこの 地域では、約3,000台以上の駐車場が 新設されることになる。 (3) 地 球環境 の 保全に 意 を用い ることは当然 とな ってい る今日 、駐 車場の 削 減その も の が 、 企業の 地球環境保全への取り組みとして評価されるのではないか 。 (4) 計画地隣接に は、JR高尾駅、京王線高尾駅及び狭間駅が あ り、計画地は郊外型大店舗 とは ち が っ て 駅 近 隣 型 大 店 舗 とい う 特 徴 を 持 っ て い る 。 よ っ て 、 徒 歩 利 用 者 に や さ し い 駅 や 周 辺 の ま ち づ く りな ど 、 多 様 な 環 境 整 備 で 、 車 を 減 ら す こ と は 十 分 可 能 で あ る 。 こ の点が 本計画には欠落している。 (5) 対 象 事 業 周辺 の 道路 の 土 日の 渋 滞は 、はか り知 れな い 。この 点 に つ い て 調 査 計 画 書 で は 明 確 に 示 され い な い 。 先 行 す る 他 の シ ョ ッ ピ ン グ 施 設 との 関 連 性 も 明 確 に す べ き で ある。 (6) 東 浅 川 の 狭 い 地 域 に お い て 複 数 の 事 業 が 行 わ れる ことに よ り、 工 事 中 の 大 型 車 両 の 増 加 や 、 完 成 後 の 交 通 環 境 が 大 き く 変 化 す る ことで、 隣 接 す る 小 学 校 の 児 童 、 中 学 生 の 生 徒や高齢者の 交通事故の増加が 懸念される。最大限の 事故防止対策の 検討と具体化が 必 要である。 (7) こ の 事 業 は 、 周 辺 道 路 の 混 雑 、 渋 滞 を 一 層 激 化 さ せ る も の で あ る 。 ま た 、 こ れ ら 周 辺 道路に つ なが る住宅 地内の 生 活道路 に も 地 域外の 車 両が 進入 することも 考え られる。 (8) 渋 滞 の 恒 常 化 とい った 状 況 が 現 実 に な った 場 合 、緊 急 時 に お ける 警 察 車 両 や 消 防 車、 救 急 車 の 出 動 に 影 響 す る こ と が 推 測 さ れ る 。 こ う い う こ とに な れ ば 、 地 域 の 生 活 の 質 の 低 下 を 招 き か ね な い 。 とりわ け 、 東 浅 川 交 差 点 は 消 防 署 の 前 に あ り、 こ こ の 渋 滞 を ど の よ う に 予 測 し て い る の か 明 らか に し て い た だ き た い 。 (9) 調 査計 画 書は、周 辺道 路の 状況 、小 学 校・中 学 校 等 教育 施 設 へ の 配 慮 な ど、十 分 勘 案 し た も の とは 言 い 難 い 。 地 域 の 生 活 の 質 、 安 心 ・ 安 全 を 維 持 向 上 さ せ る も の と な っ て い な い 。 ま た 、 環 境 保 全 の 観 点 か らも 、 検 討 の 余 地 が か な りあ る の では な い か と考 え る。 4 (10) 商 業施 設 の 出入 り口 が 2か 所設 けられる万 葉 けや き通 りは 東 浅 川 小 学 校 児 童 の 通 学 路 です 。 通 学 路 の 歩 道 に 面 し た 出 入 り口 です の で工 事 期 間 中 は も とよ り商 業 施 設 完 成 後 も 出 入 り車 両 に よ る 事 故 が な い よ うに 誘 導 員 を 配 置 し て い た だ き た い 。 ま た 、 工 事 期 間 中 は 朝 の 登 校 時 間 帯 に 工 事 関 係 車 両 の 出 入 りが な い よ うお 願 い し た い 。 (11) 工 事 期 間 中 は も とよ り、 商 業 施 設 完 成 後 も 通 学 路 の 万 葉 け や き 通 りや 市 道 浅 川 2 4 号 線 に 路 上 駐 車 が あ る と児 童 が 横 断 歩 道 を 渡 る 際 に 車 両 の 確 認 が し に く く な り危 険 です 。 渋 滞 の 原 因 に も な りま す の で、 路 上 駐 車 させ な い よ う対 策 を お 願 い し た い 。 (12) 工 事 関 係 車 両 出 入 り口 前 に 工 事 関 係 車 両 を 駐 車 され る と通 学 路 の 歩 道 が 塞 が れ て し ま い 、 児 童 が 車 道 を 歩 か な け れ ば な らな く な りま す の で 、 歩 道 に 車 両 を 停 め な い よ う お 願いしたい。 (13) 当 計 画 の 事 業 者 に は、 集 客 に 車 利 用 の 便 をうた うの み でな く 、 公 共 交 通 利 用 者 に は 特 典を与 え る等、地域の 環 境を悪化 させ ない た め の 方策 を求め る。 【大 気 汚 染 、 騒 音 ・振 動 共 通 】 (1) 交通騒音では、八王子町田線町田街道で昼間72デシベル 、夜間68デシベル であ るが、 これは環境基 準を上回 ってい る。 さ らに 、 2 , 00 0台 の 駐 車 場 を つ く る こ とに よ っ て 、 大 気 汚 染 も 含 め て 、 い っ そ う 悪 化 す ることは 間 違 い な い 。 し か も 営 業 時 間 は 夜 11時 ま でであ り、極 め て 生 活 環 境 が 悪 化 す る。 (2) 交 通 騒 音 の 増 加 、 大 気 汚 染 の 悪 化 も 当 然 予 測 され る が 、 これ らの 調 査 地 点 が 、 な ぜ 直 近 の 交 差 点 付 近 でな く 、 狭 間 町 1737番 先 な の か 、 疑 問 で あ る 。 そ こ は 、 当 計 画 地 よ りも 南 の 高 台 に な り、 正 確 な 予 測 とは 言 い 難 い 。 【大 気 汚 染 】 (1) 工事関係車両、建設機械等の 排ガスに 含ま れる有害物質が 隣接する東浅川小学校の 児 童の健康に悪影響を及ぼさない よう配慮してい ただきたい。 (2) 万 葉 け や き 通 り、町 田 街 道 等 周 辺 道 路 の 交 通 量 増 加 に よ る 大 気 汚 染 を考 慮 し て 駐 車 場 の 駐 車 可 能 台 数 を減 らし 、その 敷 地 に 大 気 汚 染 の 浄 化 作 用 の あ る 植 物 を増 や し て い た だ きたい 。 5 ●審議会資料より八王子市長の意見を転載させていただきました 3 周知地域市長からの意見 【八 王 子 市 長 】 (全 般的事 項) 本事業において環境影響評価を実施するにあたり、本調査計画書の中で選定された環境 影 響 評 価 の 項 目 に つ い て 、 今 後 、 適 切 に 調 査 及 び 評 価 を 行 う ととも に 、 具 体 的 な 事 業 計画に より新たに 環境に 影響を及ぼ すおそれが 生じ た場合は、必要に 応じて該当する項 目及び 調査事 項等を見 直し た上 で、調査、予測及 び評価 を実施された い 。 なお、今後、事業の進行によって生じる課題については、関係機関や地元関係者と十分 に 協 議 、 調 整 し た 上 で、 必 要 な 対 策 を 講 じ る こと。 (個 別的事 項) 1.水循環 本 市に おい ては 、平 成26年度 に 雨 水 貯 留浸 透 推 進 計画 を策 定し 、雨 水 の 貯 留 浸 透 及 び 利 用 に よ っ て 雨 水 の 流 出 抑 制 及 び 水 資 源 の 有 効 利 用 を 進 め る こ ととし て お り、 八 王 子市宅地開発指導要綱及び八王子市集合住宅等建築指導要綱に該当するも のに ついて は 時 間 降 雨 60mmの 流 出 抑 制 を求 め る 予 定 であ る ことか ら、評 価 の 指 標 に お い て 配 慮 す る こと。 ま た 、138頁中 、調 査 事項 ①地 下水 位 の 状況 に つ い て は、適当 な 場所 に お ける観測 井 等 に よって 、連 続 測 定 等 実 測 に よる最 新 の デ ー タを得 るよう必 要 に 応 じ て 検 討 す るこ と。 2.景観 (1) 145頁中、表8.2-21調査手法(既存資料調査)①地域景観の特性に使用する主な資 料 に 、 「八 王 子 市 景 観 計 画 」の 追 加 及 び ⑥ 法 令 に よ る 基 準 等 に 「八 王 子 市 景 観 条 例 」 を 追 加 す る こと。 (2) 146頁中、表8.2-22調査手法(現地調査)③圧迫感の状況の調査範囲・地点に、計 画 地 北 側 マンシ ョン予 定 地 、計 画 地 西 側 東 浅 川 小 学 校 に お ける 2地 点 を追 加 す る こと。 3.その他 計 画 地西 側に は 八王 子町 田 線、北側 に は一 般 国道 20号が あ るほ か 、計画 地に 隣接 す る 東 浅 川 小 学 校 や 学 童 保 育 所 な ど 子 ど も た ち が 活 動 す る 施 設 が あ る ことか ら、 渋 滞 の 発 生 、児 童 の 登 下 校 時 等 に お け る安 全 性 の 低 下 な ど 、 地 域 の 交 通 環 境 へ 大 き な 影 響 が 生 じ な い よ うに 、 誘 導 員 の 配 置 な ど 必 要 な 対 策 を 検 討 し 、 実 施 す る こと。 6 ●1月22日の環境アセスメント「東京都環境影響評価審議会第一部会」に住民 のみなさんと一緒に傍聴しました。都民、市長の意見33件に基づく審議が行わ れました 2014年11月25日、大和ハウス工業から提出された「環境影響評価調査計画書」が、審議会に諮問されまし た。その後、2015年1月22日に審議会第一部会で審査が行われました。 都庁内で行われた審議会第一部会は、各分野の専門的立場からの委員が審査を行い、審議会総会に提 出する「答申案」を決めました。「答申」は1月30日の審議会総会で可決されました。 (「答申」は9~10㌻をご参照ください) 今後とも、事業者による3段階の手続きと、「事業者による都民への説明会」「都主催の都民の声を聴く会」 「都民と市長の意見書提出」など、都民・市長の意見を反映させる機会があります。 (手続きの流れは11㌻の図をご参照下さい) 都民と市長の意見書は、「審議資料」に掲載され詳しく報告されました。(4㌻~6㌻をご参照下さい) 合計33件の意見書は審議委員にきわめて重くうけとめられ、それぞれの専門分野から検討されて、審議が 進行しました。出席審議委員は8名、事務局からは環境局アセスメント担当課長4名他10名余。傍聴者は4 名(東浅川町1名、初沢町2名、その他1名)でした。以下は傍聴記録です。 「審議会第一部会」の傍聴記録(要旨) 【項目別審議】 ◎部会長 ここには、かつてかなり大規模な事業所がありました。そこに大和ハウスが大規模商業施設とマンションな どを抱き合わせでつくります。かなり広い土地で、商業施設は広く、駐車場の台数も多く、当然、環境負荷も 大きなものが発生する案件なので、慎重な審議をお願いします。 ●委員 交通量関係のご意見が大半を占めています。次の「準備書」における意見の範囲まで踏み込んでいるもの も含まれていますが、要するに都市計画の段階から配慮が必要であるということだと思うので、事業者に最大 限の配慮をお願いしたい。重要なことは先行するほかの施設を含め3件を予測の段階で反映させなければ ならないという指摘です。審議資料に、「将来交通量を勘案し、予測条件を設定すること」とあるが、ここに他 施設のことも加味されているという理解で良いですか? 〇事務局 その通りです。「計画書」にあるように、イトーヨーカ堂があり、都畜産試験場跡地にスーパーバリューが予 定されています。となると八王子幹線19号線(万葉けやき通り)八王子幹線町田線が供用されるのでその辺 を加味して予測を、ということでございます。 ●委員 東京都のアセスでは、交通安全は評価項目に入っていないが、交通安全を事業者としてどう考えるのかを どこかに反映させていただきたい。これだけ住民意見に交通安全の観点からのものが多いので、次の「準備 7 書」に反映できるような事務局の指導をお考えいただきたい。 ◎部会長 注目したのは都民の意見の中で「公共交通の利用に誘導するような策を事業者に考えさせる」という意見 です。交通量対策として十分あり得ます。 ●委員 大和ハウス工業がマンション、分譲予定地も隣接してやられるようで、都民のみなさんも大変ご心配のよう なので、交通車両問題、騒音問題、振動問題、ぜひとも事業主には配慮していただきたいという要望を事務 局からお伝えいただきたい。 ●委員 大気予測で、少なくとも環境基準を満たしていればいいとの評価は、ぜひとも避けていただきたい。環境基 準を満たすことは最低限のことで、あくまでも現況を悪化させないことが条件であることを事業者に強く指導 して頂きたい。 ●委員 都民の意見を伺って、地図も見ました。隣に東浅川小学校、右側に中学校がありまして、毎日の通学路に あたっていると思います。都民のみなさんもそれを心配なさっている意見が沢山ありますので、通学路の安 全を絶対に確保できるようにしていただきたいと思います。 ◎部会長 安全確保は環境アセスメントの項目にはありませんが、十分に検討していただくよう指導をお願いします。 ●委員 大気汚染と土壌汚染は表裏一体となります。どういう掘削をして土壌汚染は解消されたのかを点検してい ただきたい。 ●委員 埋蔵文化財ですが、周辺にいくつか遺跡があります。この文書に市の教育委員会と接触したという文書が ないので、念のために市教育委員会に存否を問い合わせて様子を聴かれたほうが良い。 【総括審議】 ◎部会長 安全確保をどう図書に追加させるのかは、かなり難しい面もあると思うのでこれは事務局でお願いします。 数年前にあった「イオン東久留米ショッピングセンター」(周知区市町村 東久留米市・西東京市)の交通量 調査は、広範囲で周辺の交通シミュレーションもやり、大規模商業施設では技術的にはかなり高いレベルで 評価をしてもらった案件ですから、事務局から今回の事業者に情報を伝えてください。あのくらいのレベルの ことをやってもおかしくない案件だと思います。それを参考にするということで指導をよろしくお願いします。 答申案を、次回審議会総会に報告させていただきます。 8 ●東京都環境影響評価審議会の答申に基づき、都知事が「環境影響評価調査計画 書審査意見書」を都民に公表し、事業者である大和ハウス工業に送付しました 地元住民のみなさんの意見が舛添都知事の意見にしっかり反映しました 9 10 ●東京都環境アセスメント(環境影響評価) 条例に定める基本手続き 大和ハウス系大店舗は 今、ここです 都民の意見を出せる機会です 都民の意見を 出せる機会です ★大和ハウス工業は、 都環境影響評価条例の 手続きがある段階まで 進んだら、大店立地法 に基づく手続き に入ります。 ●東京都環境局ホームページより 11 ●大規模小売店舗立地法(大店立地法) に基づく基本手続き スーパーバリューは 今、ここです! ●東京都産業労働局のホームページより 12
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