第23 回ひろしまケーブルテレビ放送番組審議会議事録

第23 回ひろしまケーブルテレビ放送番組審議会議事録
日時 :平成27年3月13日(金)10:00~12:00
場所 :中国経済クラブ
(中国新聞ビル8階)
出席委員 :花岡角雄(委員長),守安宏史(副委員長),小出一紀,佐伯利明
西田志都枝,水野京子 ・・・〔出席委員 6 名/委員総数7名〕
欠席委員 :大巳和晴
社側出席 :浅井幹夫(代表取締役社長),川島宏治(代表取締役副社長),
籔井和夫(専務取締役),藤本裕輝(編成制作部長)
○報告事項
1.平成26年度の主な取り組みについて
藤本編成制作部長が,平成26年度の新番組や特別番組,ふれあいチャンネルとの番組
編成の共通化について概要を報告した。
2.スペースシャワーTV「光点滅事案」について
藤本編成制作部長が,番組供給事業者から提供を受けて放送した番組(平成26年12
月1日から平成26年12月24日の期間)において,番組基準に抵触する光点滅等の映像
手法が用いられていた事案について概要を報告した。
○審議事項
審議番組「川島宏治のTHEひろしま・プラス1
~七代
金城一国斎さん~」について
ちゅピCOMチャンネルで平成26年12月20日から12月26日の期間に放送した
上記番組について審議した。委員からの主な意見は次のとおり。
(ご感想)
・作品を制作する工程や技術を継承する流れ,プレッシャーと戦う苦労が良く分かった。
・高盛絵の手法が新しいと感じた。
・「イメージがいつか降りてくる」という深みのある言葉に,卓越した人にはそのような感
覚があるのだと感銘を受けた。
・一国斎を継ぐことは一子相伝で伝えられてきた。先々代と先代が早く亡くなったので,七
代は漆芸の専門学校へ通うなど,独自の勉強法で今日の礎を築いたのだと思った。
・作品が100年後どうなっているのかということを見通し,一筆に心を込めて作品づくり
をしているのだと感動した。
・会話のポイントがテロップで補足されていて分かりやすくて良かった。
・様々な分野の人の話を聞くことで,視聴者の心が豊かになり知識も深まる。番組を通して,
若い世代が伝統工芸や歴史に触れる機会があることに敬意を表する。
・職人に話しを聞くということで硬い雰囲気になりそうなものだが,川島副社長のリードで
穏やかな雰囲気で伝えられていてとても親近感を持てた。
・趣味の旅先でも作品づくりを考える姿勢に感動した。
・高盛絵の説明で,止まっている鳥を飛ぶように修正して制作したことを聞き,変える勇気
について感心した。
(ご意見)
・一国斎さんが人としてどのように生計を立てているのかについて触れられていなかった。
・作品は1000点あるということなので,もっと多くの作品を見たかった。
・最初に一国斎さんがどこで活動しているのか,どこに工房があるのかなどの説明が欲しか
った。
・対話だけでなく作品づくりをしている場面があれば,もっと関心を引いたのではないか。
・より立体的に見せる撮影の工夫があれば,作品が違った様に見えたかもしれない。
・撮影場所がきちんと整理整頓されていて全て真っすぐに置かれていたが,フリップボード
が机の上に斜めに置かれていたので目立った。
・作品が机の端に置かれていた。もう少し真ん中に目立つように置いても良かったかもしれ
ない。
・放送だけでなくゲストと青少年が交流を持てるきっかけがあれば良いと思う。
(要望)
・以前に比べて地域密着のイメージが薄れたが,その分他の地域の情報が入ってきている。
・広島東洋カープやサンフレッチェ広島など,どの世代でも親しめるコンテンツを充実して
欲しい。
・ケーブルテレビでは地域住民の知識や心が豊かになる番組を作り続けて欲しい。
・地域社会のあり方やとらえ方についての報道を,地域の団体に着目してその活動を定点観
測して欲しい。
・ちゅピコLIVEはケーブルテレビだけのコンテンツでとても良い。
以上