センター職員のご紹介

〒184-0013
小金井市障害者就労支援センター 東京都小金井市前原町3-41-15小金井市役所第二庁舎1階
エンジョイワーク・こころ
TEL:042-387-9866 FAX:042-380-7765
Mail:[email protected]
エンジョイワーク・こころの2015年に向けて
2015年度を迎え、小金井市障害者就労支援センターでは、数名の就職を果たした方と就労の時
期を迎えた方への支援が続いています。4月から100名以上の企業も雇用率を満たすことができな
ければ、納付金を納めることになるため小金井市内でも、障害のある方の雇用について新たに取り組
まれる企業が増加していくことも考えられます。始めて、障害のある方の雇用を考えている企業から
の相談も想定しているところです。
2014度は、民間の就労移行事業所や就労A型事業所が増加し、短い期間の支援で就職できる人
が少なくなったように思います。一方、登録さ
平成26年度 実績報告
H25年度 H26年度
れる方は、就労に関する支援よりも働くための
身体障がい
3
2 基盤となる、生活面の“お金”や“住居”
“片付
知的障がい
新規
登録者数
精神障がい(発達含)
手帳別
(人)
手帳なし・他
11
4 け”などの管理する方法や能力を支える支援、
16
8 “物事の捉え方”や“感情のコントロール”と
4
0 いった支援の必要な人の増加が目立ち、相談件
34
14 数も7000件にも上りました。支援を通じて、
登録者合計
相談件数(件)
一般就労
新規
就労者数 福祉就労
6,539
7,156
19
19
3
1
“自分の生きていく道”を“自分らしく”登録
される方が、個々に考えていくことのできる支
援を心がけていくことの必要性を感じました。
(就労支援センター所長 ボーバル聡美)
センター職員のご紹介
ボーバル(所長・就労支援コーディネーター)
日向(就労支援・生活支援コーディネーター)
開所から今日までの7年間、自宅なのか、セン
日々業務や家事に追われて忙しく過ごしてい
ター(職場)なのか、分らなくなるくらいの密
る中、ほっとするひと時は、最近わが家にやっ
着度です。就労を通じて、活き活きとしていく
てきたハムスターの行動観察と触れ合いタイ
皆さんに支えられています!
ム。超かわいくて癒されます(笑)
鈴木(就労支援コーディネーター)
斉藤(地域開拓促進コーディネーター)
今年 1 月で丸三年。地域開拓促進コーディネ
前職までは広告会社やアパレル商社に勤めて
ーター職を経て、昨年度から就労支援コーディ
いた為、現在の仕事は勉強の毎日です。家では
ネーター職に変更。「誠意ある支援」をモット
今年 3 歳になる長男の自我(わがまま?)が
ーに頑張っています。
強くなってきて悪戦苦闘中。頑張ります。
-1-
小金井市内の就労支援事業所間での顔の見える関係づくりと連携、就労支援に関わる職員・事業所のスキ
ルアップを目的に、第 1 回 就労支援者連絡会を 1 月 20 日に開催し、市内の就労に関わる15団体にお
集まり頂きました。HW立川から 2 名の方を講師としてお招きし、管内(多摩地域)における障害者雇用
の現状についてお話し頂きました。その中の一部を抜粋しご紹介致します。
新規求職者数・就職件数において、身体障害者・知的障害者共に横ばいが続いているが、精神障害者は両
方とも増加傾向にある。その他(難病・発達障がい・高次脳機能障害等)は求職者数が増加傾向にある。
精神障害者の就職後 12 か月時点での職場定着(就労継続)状況を見ると、
「障害者求人で採用され、障害
を開示し、適応指導・チーム支援を受けている方」は 12 か月後の定着率が 70%と最も高い。一方、
「一
般求人で採用され、障害は非開示、支援を受けていない方」は 24%と最も低い。このことから、職場定
着を高めたい場合に、当事者をサポートする指導員やチームが存在すること、障害を開示すること、が有
意義であることが分かります。また、職業準備性についての説明もありました。企業が障害者雇用の際に
重視するポイントとして「職業準備性の高さ」が挙げられました。
「職業準備性」とは作業能力以前の「労
働週間・基本的ルールの理解」
「生活習慣・社会生活の遂行・基本コミュニケーション」
「病気の理解・医
療管理」を指します。就活者はPCスキルや専門技術などの作業能力を高めることに注意が行きがちであ
るが、企業が求めているのはその手前の職業準備性であるため、この部分を高めていくことが重要です。
~2014 年度
エンジョイワーク・こころ取り組み
ピックアップ~
■どようの広場『X’mas パーティ』…18 人が参加し、ランチとビンゴ大会・ゲームを楽しみました♪
■働いている精神障がいの方の交流会…各自のお仕事やプライベート等自由に話し情報交換をしました。
■アンガーマネジメント講習…自分の怒りの感情と上手に付き合う為の技術を習得します。早稲田大学か
ら講師の方をお招きし、登録者の抱えている課題に対してセッションを行って頂きました。
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担当者より…精神手帳をお持ちの40代半ばの男性です。貿易関係の会社に長年従事され、得意の英語力
を生かして海外赴任もされていた方です。在勤中にうつを発症しその後退職。3年半前にこころに登録さ
れました。はた目から疾患がわかりづらいことやこれまでの職務経歴も豊富なため、何度かすんなりとク
ローズで就職されました。しかし、求められるハードルもその分高く、ノルマに対してのプレッシャーや
残業等で、欠勤がちになったり夜中まで自宅で仕事をすることもありました。また、職場環境や人間関係
などで精神的にも辛い時もありました。3年の間に、3か所の職場を離転職することになり、ようやく今
の職場に昨年 8 月オープン就労で正社員として雇用が決まり、健常者と変わりない働きぶりで職場からも
高い評価をもらい、日々頑張っています。そんなAさんの、本音の気持ちを綴って頂きました。
…
… … … … … … … … … … …
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オープン就労では、通院や体調の悪い時に比較的融通が利くという点は有難いのですが、体調が悪い時に休めば
休んだなりに、クローズ就労同様の居心地の悪さは感じます。逆に、障がいが周知されていることで、職場で「障がい者
なんですね?」と他愛もなく言われたり、もっと頑張れるのに「その辺でいいですよ」と声掛けされたりと、最初から障害者と
して扱われてしまうことも少し気になります。ただクローズ就労でも、周囲に障がいのことを知られてしまうのではないかとおの
ずと慎重になりますので、居心地の悪さは同じくらいです。思うに、就労先がどのような寛容さを持って障がい者に接するこ
とができるのかが一つの鍵ではないかとも思います。しかしそれ以上に、やはり就労するのは他人ではなく、あくまでも自分
自身ですので、就職先と折り合いをつけて仕事をするという相応の覚悟や自己責任において行動することが大事だと考
えます。オープンでもクローズでもレッテルを張られる、その何とも言えない居心地の悪さは、恐らくこれからも続くと思いま
す。それを如何に拭っていくかが、中年の域に達しても尚、命題のように感じます。(A)
~~~平成 26 年度 小金井市役所庁内実習についてのご報告~~~
今年も一年間、市役所の各課から多くのお仕事を頂き、事務補助作業から洗車・草むしりまで幅広い実習
を開催することが出来ました。12 月を除く毎月末に開催し、のべ 56 名の方にご参加頂きました。参加
された方それぞれに作業の得意・不得意の発見、社会人マナーの確認、課題の発掘と、多くの収穫があり、
就職活動の方向性を考えたり、就労
平成26年度 各課依頼作業実績
自立生活支援課
経済課
市民課
地域福祉課
仕事内容
封筒スタンプ押し/封筒折り/イベントチラシ封入/
申請書スタンプ押し/障害者福祉のてびき帳合い/切手切り/等
※課内にて事務作業実習を実施
準備性を高める為の参考にしたり
されていました。来年度も引き続き
開催致します。より多くの方にご参
ミスプリント直し
私の便利帳挟み込み/切手切り/窓付き封筒のビニールはがし/
シュレッダー作業/封筒分別
封筒スタンプ押し/封筒折り(スタンプ捺印後三つ折)/書類差し替え/
公用車洗車/等
会計課
文書綴り/窓付き封筒のビニールはがし
介護福祉課
切手切り(毎月)/雑紙束ね
交通対策課
ポケットティッシュ挟み込み/
/公用車洗車/私の便利帳挟み込み(CoCoバス時刻表)
生涯学習課
私の便利帳挟み込み(FC東京チラシ)/公用車洗車
市民税課
書類挟み込み/書類ばらし/市民税・都民税申告のてびき等封入作業/給与支払
い報告書 副本仕分け作業
納税課
切手貼り
健康課
草むしり
下水道課
公用車洗車
小金井市勤労者福祉
サービスセンター
スタンプ押し
加頂けるのを楽しみにしています。
庁内実習の様子について、エン
ジョイワーク・こころHP
(http://www.e-w-cocolo.co
m)にて毎回掲載しております。
TOPページから「トピックス」
クリックで最新
情報がご覧に
なれます。
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そ
れ
が
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プ
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っ
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思
表
示
が
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来
な
い
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が
い
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た
め
、
知
っ
て
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す
か
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・
・
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ヘ
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プ
カ
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ド
「ヘルプカード」とは、障がいのある方が緊急時や災害時に周囲の人に支援を求めるためのコミュニケ
ーションツールです。
東京都が推進していて、都内標準様式を定め、多くの区市町村で取り組みが広がっています。小金井市も
2013 年度から配布を開始しています。小金井市では、障害者手帳、愛の手帳、難病者福祉手当受給者の
方を対象に市役所、公民館、図書館、障がい者関係施設等で自由配布しています。
「ヘルプカード」は行政等へ登録する形式のものではありませんので、緊急時に連絡がきたり保護された
りするものとは異なります。
「ヘルプカード」で出来ることは、周囲の方に「緊急連絡をしてもらうこと」や「一時的なちょっとした
手助けをしてもらう」ことです。
ヘルプカードは多くの方がその存在を知ることで初めて機能します。
できるだけ多くの市民の方にご理解いただき、普及、携帯率、利用率を高めて小金井市を障がいのある
方はもちろんのこと、誰もが豊かに安心して暮らせるまちづくりを目指しています。
問い合わせ先 NPO 法人りんく
小金井市障害者就労支援センター エンジョイワーク・こころ(ヘルプカード事業担当まで)
☎042-387-9866 FAX042-380-7765 電子メール [email protected]
小金井市 福祉保健部 自立生活支援課
☎042-387-9848 FAX042-384-2524
エンジョイワーク・こころでは、必要に
応じて地域のハローワーク、東京障害者
職業センター、企業、特別支援学校、障
害者訓練校、保健所等関係機関と連携し
ながらサポートしています。市内在住の
方で、就労を希望する障がいのある方で
あれば、障害者手帳の有無は問いませ
ん。
これから障がいのある方の雇用を考え
ている、又は雇用している雇用主の方か
らのご相談も受け付けています。
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電子メールs[email protected]