家庭支援論 ~子どもにとって望ましい「家族」とは~ 年次 時期 単位 卒業 免許・資格 保育士 幼稚園 小学校 2 年 後期 2 選択 必修 担当教員 井上 清美 授 業 概 要 2〜3 人のグループに分かれ、それぞれテーマを選んで発表を行う。基本的には教科書の内容に沿う が、それぞれ関心のある問題についてさらに深く調べて資料を作成する。家族をめぐる問題について 幅広いテーマをとりあげ、例えば結婚の多様化(婚活、未婚化、晩婚化、国際結婚…)、少子高齢化、 母親の育児(働く母、専業主婦家庭、シングルマザー、育児不安)、父親の育児(イクメン、シング ルファザー)、家族内コミュニケーション(情報化、食の変化)、介護をめぐる問題(高齢者の生活、 家族介護)、家族と医療(不妊治療、障がい児の子育て)などを設定している。 発表を通して、現代家族の問題とそれが子どもに与える影響について学び、保育者としてどのよう な支援が可能かを考えていく。 授 業 計 画 第 1 回 ガイダンス 第 2 回 現代家族の多様性 第 3 回 少子高齢化と家族 第 4 回 結婚の変化 第 5 回 離婚・再婚とステップファミリー 第 6 回 母親の育児①(働く母・専業母) 第 7 回 母親の育児②(シングルマザーの生活) 第 8 回 父親の育児 第 9 回 中間試験 第 10 回 家族内コミュニケーション 第 11 回 高齢者と家族 第 12 回 「障がいを持つ子を産む」ということ 第 13 回 家族と医療①(不妊治療) 第 14 回 家族と医療②(子どもの脳死と臓器提供) 第 15 回 まとめ 第 16 回 期末試験 到 達 目 標 子どもが日々の生活を営み、心を育むために、家族の果たす役割は大きい。現在の日本ではさまざ まな形の家族が増え、家族が抱える問題も多様なものとなっている。保育者として子どもとその家族 を支援していくためには、まず現代家族の特徴やその機能を理解する必要がある。保護者への支援は 保育者の仕事の一つであり、様々な事例を通して支援のあり方について学んでもらいたい。 履修上の注意 配布資料を作成し、その資料をもとに発表を行うが、発表前に、内容だけでなく文章表現や音読に ついて数回個別指導の時間を設ける。大学生の行う発表として、一定の質が保たれるよう努力してほ しい。 予 習 ・ 復 習 新聞記事等の資料を配布する。事前に読んで授業に出席すること。 評 価 方 法 出席状況、毎回の授業で提出する小レポート、発表の内容、期末試験によって総合的に評価します。 使用教科書名 ・4 月出版予定のテキストに変更予定 197
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