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発 行 所
平成27年3月30日(月) 平成26年度第12号
公益社団法人 福岡県食品衛生協会
〒812-0011 福岡市博多区博多駅前2丁目 19-17
平成26年度公益社団法人福岡県食品衛生協会役員名簿
電話 092-472-4803 FAX 092-472-6613
トーカン第5キャステール 705 号
e-mail:[email protected]
ホームページ: http://www.fukuokaken-shokkyou.jp
平成26年度食品衛生指導員第二次研修会が開催されました
平成27年3月5日(木)福岡市内のホテルレガロ福岡で、食品衛生指導員等257名が受講し
ました。研修の概要は次のとおりです。
・
福岡県食品衛生法施行条例の改正について
(講師)福岡県保健医療介護部保健衛生課食品衛生係 技術主査 前田 和紀 氏
改正の要旨は
(1)現行の管理運営基準に掲げる基準に加え、危機分析・重要管理点方式を用
いて衛生管理を行う基準(HACCP 導入型基準)を新たに設定し、営業者はこ
れらのいずれかを満たすことを要件にしたこと。
(2)食品への農薬混入事案を踏まえ、食品に関する健康被害につながるおそれ
が否定できない苦情を営業者が消費者等から受けた場合、営業者は、その情
報を保健所等に報告するように規定したこと。
・ 最近の食品衛生(異物混入の現状と対策)について
(講師)イカリ消毒株式会社 営業部 コンサルティンググループ
グループ長
塩田 智哉 氏
概 要
・消費者やメディアへの「初期対応のまずさ」は致命的な結果を招きかねない!
電話対応・対面対応等日頃から従業員を含め標準化のトレーニングが必要。
・食品の苦情件数(東京都資料)では、最近のデータでは平成20年(約 7500
件)が一番多く減少傾向で平成24年は約 4800 件、そのうち異物混入が一番
多い
・危険な現場
*なくなってもわからない物が現場にある。
(輪ゴム、クリップ、テープや金
属片や小工具などが煩雑に放置されている)
*なくなったことがわからない状態(置き場所が決まっていない、放りっぱ
なし、私物の持ち込み等がある)
*従業員を含めなくなるモノ、危険なモノの意識が薄れている現場
・・・・・・・・・・食品衛生の5S が基本です。
・異物混入の中で虫の混入が28%を占めている。
異物(昆虫獣類)発生防止を目的としたポイント
「鳥」の目線・・・・高所からの目
「透視」の目線・・・物の中、裏を見る目
「蟻」の目線・・・・床面からの目
がポイントです。
各昆虫獣類の生態を知ると「鳥」、「蟻」、「透視」の目線になれる。
特に注意すべき代表的な昆虫獣類は、ハエ類、ゴキブリ、ネズミです。
それぞれの生態を知ることで、駆除する時期、場所、駆除方法がわかる。
施設の規模、形態によっては専門業者へ相談することも検討する。
当日は、実際の現場をスライドを見ながら解説があり、非常に参考になりました。
ロビーには最新の捕虫器の展示があり、参加者から担当者へ色々な質問がありま
した。
福岡県からのお知らせ
「食品表示法」の施行に伴い、JAS 法、食品衛生法、健康増進法に基づく 58 本の基準が新しい
「食品表示基準」に統合されます。消費者の求める情報提供と事業者の実行可能性とのバランスを
図った、双方に分かりやすい表示基準となります。
新しい食品表示制度は平成 27 年 4 月 1 日からスタートします
が、経過措置期間(食品表示基準の施行後、新ルールに基づく
【食品表示法説明会】
平成 27 年 4 月下旬から、県内各
表示への移行の猶予期間)が設けられています。
地で計9回、食品表示法説明会を
●加工食品及び添加物の全ての表示の経過措置期間
開催いたします。
平成 27 年 4 月 1 日から平成 32 年 3 月 31 日
本説明会では、新しい食品表示
までの 5 年間
基準の概要や従来の基準からの主
●生鮮食品の表示の経過措置期間
な変更点について説明いたします。
平成 27 年 4 月 1 日から平成 28 年 9 月 31 日
までの 1 年 6 ヶ月の間
詳細や申込方法については次の
福岡県ホームページをご覧ください。
今後、新しい表示基準に沿った表示ラベルについて検討し、従来
の表示が印刷された容器や包材の在庫が無くなりましたら、猶予
http://www.pref.fukuoka.lg.jp/con
期間の間に、順次新しい表示への切り替えをお願いします。
tents/hyojiho-setsumei.html