vol.002 コラボから生まれるアイデア ◀アルミ素材の美しさとLEDの光 で、展示する商品を美しく演出 する新製品の「Wall Lighting Display」 。 脱下請け!アルミ鋳造の同業2社がコラボ 初の自社商品を開発し、新会社を設立 アルミ素材の美しさとLEDの光で、花や れるのか。自己満足で終わらない売れる商品 写真、フィギュアや美術品などを幻想的に はどんなものなのかアイデアを出し合った。 演出するディスプレイ。この商品は自動車の そんなとき、大阪産業創造館で冠婚葬祭 ホイールや機械の部品など、アルミ合金の を演出する商材を集めた展示会が開催され 株式会社 三和軽合金製作所 http://www. sanwakeigoukin.co.jp/ TEL 06-6928-0921 代表取締役社長 三宅 会社DATA 設立/1946年 資本金/2000万円 従業員数/30名 http://www1.ocn.ne.jp/~jmetal/ 城陽メタル株式会社 鋳造を手がける三和軽合金製作所の三宅氏 ることを知り、出展を決意。 「2カ月後の出 と、自動車関連部品の製造を得意とする同 展」という明確な目標を持ったことで、商品 業種の城陽メタル黒野氏が共同で開発した 化が一気に加速したという。実際の制作は 代表取締役 黒野 ものだ。 これまで蓄積した技術の甲斐あって順調に 会社DATA 設立/1993年 資本金/1000万円 従業員数/13名 「メーカーの下請けとして、図面どおりの製 進んだが、商品の完成はなんと展示会の10 品を作ってきましたが、自分たちのアイデア 日前。完成と同時に同額の資本金を出し合 で、能動的なものづくりがしたくて自社商品 って、新会社「株式会社ミキル」を設立。 の開発に着手しました。ものづくり企業の社 「これまでは自社商品をつくる楽しさを味 長であれば、誰でも持つのが夢」と、キッカ わってきましたが、厳しいのはこれから」と ケを語る。もともと両氏は本業での付き合い 語る両氏。今後、顧客への提案を積極的に があり、お互いの得意分野を知り尽くしてい 行いながら、アルミ鋳物技術を使った世の た。自分たちの鋳造技術でどんな商品が作 中にない商品を生み出したい、と夢は膨らむ。 TEL 0774-88-5576 のりゆき 則之氏 「同業種のライバルで す (笑) 」と笑いあう両氏 だが、三和軽合金製作 所は少量多品種の製品 づくりを得意とし、城 陽メタルは量産品がメ イン。お互いの苦手分 野を補い合う、ベスト パートナーだ。 伊藤忠兵衛の事績を知ることができる 大阪で呉 服 反 物商「紅忠」を 創業した初代忠 兵衛の亡き後、 二代目は海外の 営業拠点づくり に奔走。 総合 商社「伊藤忠商 事」への基盤を 築いた。 「大阪企業家ミュージアム」 場 所 入館料 休館日 開館時間 大阪産業創造館 地下1階 大人1名300円 日・月・国民の祝日、 年末年始お盆 10:00~16:30 (水曜のみ20:00) ※団体見学の場合は事前にお申込みください TEL FAX URL まさつね 正恒氏 [連載]がんばる中小企業に注目! 大阪ビジネスウォッチャー ファンが 部から 気を吸 の下を する仕 9P【連載 C1/2P】 b-platz press 8 月号 vol.103 06-4964-7601 06-6264-6011 http://www.kigyoka.jp/ ひでひと 読売新聞 大阪本社 編集局 経済部 デスク 板東 英吏氏 隔週日曜日 朝刊 読売新聞「挑む企業」 バイタリティのある社長、独自の技術やサービスを 持ち、今後の成長が期待されるキラッと光る中小企 業を紹介する連載企画。 つ同氏 結果、 ◉挑戦する企業の 「人間話」 にフォーカス 弊紙には、地域に密着した中堅・中小企業を紹 えば、バイタリティに溢れている 介する企画がいくつかありますが、 「挑む企業」も 社長など、私たち記者の感性に響く何かがある企 その一つです。もともと経済部の取材対象は上場 業も取材対象になります。取材でお聞きする内容 企業がメインですが、例えば、大阪城の石垣が大 も「人間話」が中心。なぜこの事業を始めたのか、 きな石だけでできていないのと同じように、実際 どんなタイミングで思いついたのかなど、その背 る新型 のところ、経済を支えているのは中堅・中小企業。 景やプロセスに注目して、読者の共感をよぶ内容 して見 それなら、そこに注目した記事があってもいいじゃ を心がけています。 、研究、 ないか、ということで、この企画がはじまりました。 今、太陽光パネルやエコ家電などの次世代環 私たちが取材先を選ぶポイントはいくつかありま 境分野や対中国ビジネスに関西経済界の活路が す。 すが、安定的な経営をしていることはもちろん、そ 見えています。私達も時代の流れをつかみ、一歩 の企業にキラリと光る魅力的なポイントがあるか 先を行く感性の鋭い企業や、世界に誇る確かな p/ どうか。それはユニークなビジネスモデル、将来 技術を磨く町工場まで、素晴らしい会社を発掘し 性がある事業展開というだけではありません。例 ていきたいと思います。 」 。追 http://osaka.yomiuri.co.jp/economy.htm b-platz press vol.103 09 bpp0908_08_11p-cs2.indd 2 09.7.31 10:39:56 AM
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