インストアブランチの店舗戦略 概要 ・ インストアブランチ(ISB)は、ショッピングセンター(SC)内にオープン型の銀行店舗を低コストで 設置し、SCに来場する顧客を対象に集客・販売を行うという新しいチャネルです。 ・ ISBは、その立地や営業日・営業時間等の特性から、来店顧客のニーズも一般の営業店とは異なる 場合が少なくありません。 ・ したがって、ISBが成功するためには、利用顧客の特徴やニーズを理解し、店舗の特性に合った集客・ 販売体制を構築していくことが必要になります。また、スタッフの質やオペレーション体制も、それに 合わせて整備することが求められます。 ・ 新たなチャネルとしてのISBの位置づけを顧客の立場から明確にし、成功するISBの店舗戦略を 構築します。 ISBの特色 商 圏 ISBの特色と可能性・課題 立地・店構え 来店客 ・潜在顧客の母数が大 (例:約10万人) ・ SC内に立地 ・オープンで入りやすい ・「目的来店」でなく「買物 ついで来店」が見込める ISBの可能性と課題 可能性 ・幅広い他行顧客を新規顧客として吸引する ことが可能 ・女性顧客が多い ・待ち時間が気にならないため、時間指向で ないオペレーションが可能 ・積極的販売指向の店舗として位置づける ことが可能 課 題 営業日 営業時間 ・SCと同じ営業日・時間 −平日15時以降 −土日も開店 オペレーション ・ 営業・販促活動に おいてSCとの協調を 求められる コスト ・出店・維持コスト低い ・長時間営業=高人件費 ・顧客にISBの存在と特性を認知してもらう 必要あり ・他行顧客誘致の仕組みを作る必要あり ・ふだん銀行に行けない自行顧客の来店 ニーズを配慮する必要あり ・一般営業店と連携する必要あり ・銀行通常営業時間外でオペレーション対応 する必要あり ・一般営業店と異なる勤務体系を整備する 必要あり ・セールス指向の人員を配置する必要あり ・SCの販促プログラムと協調する必要あり 期待成果 ・ SCへの来場顧客、ISBへの来店顧客の特性やニーズ、意識を明らかにすることができます。 ・ 複数のチャネルの中でのISBの位置づけと、果たすべき役割を明確にすることができます。 ・ ISBが重点を置くべき業務、商品を明確にすることができます。 ・ それらの実現に必要なマーケティングの諸要素(7P)と、必要な組織体制・人員特性等を明らかにする ことができます。 Copyright ; Marketing Excellence
© Copyright 2024 ExpyDoc