シリコンラボ、業界最速の絶縁電流感知アンプの新製品「Si8920

2015 年 9 月 1 日
ニュースリリース
シリコンラボ、業界最速の絶縁電流感知アンプの新製品「Si8920」を発表
産業用モータードライブやインバータなどの電力制御システム用に正確な電流シャント測定を提供
産業自動化およびインターネット基盤向けに、ミックスドシグナル絶縁テクノロジを提供するシリコン・ラボラトリーズ
(本社: 米テキサス州オースチン、Nasdaq: SLAB、以下:シリコンラボ)は、ロバスト性の高い絶縁と、業界最高クラ
スの帯域幅および信号遅延を最小時間に抑えた、絶縁電流感知アンプの新製品「Si8920」を発表しました。シリコン
ラボの Si8920 は、産業用モータードライブ、ソーラーインバータ、高電圧電力コンバータ、無停止電源(UPS)、電気/
ハイブリッド電気自動車(EV/HEV)システムなど、過酷な環境で動作する電力制御システム用に理想的な電流シャ
ント測定ソリューションを提供します。
Si8920 は現在出荷中で、自動組み立てシステムで扱いやすい標準 SOIC および DIP パッケージで供給しています。
1 万個時の単価は 2.39 米ドルからです。また、開発者は Si8920ISO-KIT 評価キットを使用してシャント抵抗へ短時
間で接続し、Si8920 の低電圧差分入力、応答時間、オフセット、ゲイン特性などのアナログ絶縁機能を評価できます。
Si8920ISO-KIT はシリコンラボおよび国内販売代理店から 29 米ドル(メーカー希望小売価格)で販売中です。
Si8920 の詳細情報やサンプルおよび評価キットについては www.silabs.com/isolatedamplifier をご参照ください。
高速で正確な電流感知は、すべての大電力システムならびに高電圧ステージを持つ電力コンバータに不可欠です。
高電圧レール(1200 V まで)の電流を電気的に絶縁されたアンプで測定することにより、低電圧のコントローラへ重
要な情報を提供し、システムの応答時間と効率を改善できます。Si8920 絶縁アンプは、電流シャント抵抗との接続
に合わせて調整された、差分式の低電圧入力を提供するため、コントローラは高電圧レール上の電流を正確に測定
でき、同時にクラス最高の電気的絶縁を維持できます。Si8920 デバイスは業界最高の信号帯域幅(750 kHz まで)
を実現しているため、DC 電流を迅速かつ高精度で測定し、主信号と高調波を正確に表現できます。
Si8920 は、シリコンラボの実績ある CMOS ベースの絶縁技術を使用しており、UL、VDE、CQC、CSA 規格の厳格
な条件を満たし、5 kV までの耐圧と 1200 V までの動作電圧をサポートし、競合他社の絶縁技術よりも広い動作温度
範囲、優れたノイズ耐性、長寿命を実現しています。Si8920 はオフセット・ドリフトが 1 μV/℃と非常に低いため、各
種の動作条件で安定したパフォーマンスが保証されます。
Si8920 は堅牢で信頼性が高い絶縁アンプ・ソリューションで、産業自動化、グリーン・エネルギー、インターネット・イ
ンフラストラクチャ機器の、製品寿命に関する要件を満たします。多くの電力システムは長寿命が保証され、現場で
25 年以上の動作が予測されます。絶縁は多くの場合に最初の障害が発生する場所で、多くの電力システムの寿命
を制限するデバイスです。従来の絶縁装置はオプトカプラ・テクノロジを基盤とするもので、温度範囲が制限され、外
シリコンラボ、業界最速の絶縁電流感知アンプの新製品「Si8920」を発表
部の環境によって劣化の恐れがあります。これに対して、Si8920 絶縁のような CMOS ベースの絶縁コンポーネント
は、産業用のあらゆる温度範囲で動作し、従来製品以上に長年にわたり製品寿命をサポートできます。
Si8920 絶縁は応答時間が非常に短く、絶縁バリアを通した信号遅延は 0.75 μ秒と比類のない短時間であるため、
電力制御システムは瞬間的な負荷状況へ即座に対応できます。信号遅延が非常に短いため、制御ループが迅速に
応答でき、コントローラは要求されるパフォーマンスを維持するよう早く対応できることから、より効率的かつ安定した
システムを実現できます。また、信号遅延が短いことにより、電力システムは危険性がある異常なイベントを素早く修
正する対応が行えるため、機器の修理および保守コスト削減にも役立ちます。
シリコンラボで、アクセスおよび絶縁製品担当バイス・プレジデント兼ゼネラル・マネージャを務める Ross Sabolcik
は次のようにコメントしています。「シリコンラボは、高電圧のバスを持つ電力変換システムの厳しい動作条件と、信
頼性および耐久性の要件を満たすよう、Si8920 を設計しました。Si8920 は帯域幅が高く、信号遅延が非常に短いた
め、モータードライブシステム、ソーラーインバータ、電力コンバータ、そして今日ますます普及しつつある EV/HEV に
向けた、クラス最高の絶縁電流感知ソリューションです。」
シリコン・ラボラトリーズについて
シリコン・ラボラトリーズ(NASDAQ: SLAB 本社、米テキサス州オースチン、www.silabs.com)は、IoT(モノのインタ
ーネット)、インターネット基盤、産業オートメーション、民生及び自動車市場向けにシリコン、ソフトウェア及びシステ
ム・ソリューションを提供する業界大手メーカです。シリコンラボは、エレクトロニクス産業の困難な課題を解決し、性
能、省エネルギー、コネクティビティ、設計の簡素化の面で大きなメリットをお客さまにご提供します。ソフトウェア及び
ミックスドシグナル設計の分野で、卓越した技術力を有する世界クラスのエンジニアリング部門を擁することで、シリ
コンラボは製品開発に携わる皆さまに、初期構想から最終製品に至るまでのプロセス改善に必要なツールをご提供
します。会社概要・事業内容の詳細は www.silabs.com をご覧ください。
ご注意
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す。このような発言にはリスクと不確実性が伴います。様々な重要な要素が原因となって、予測とは異なる結果にな
ることもあります。シリコン・ラボラトリーズ社では、投資家の方々に社の将来性をお伝えすることが重要と考えます
が、正確な予測や管理が不可能な事態が今後発生するかもしれません。シリコン・ラボラトリーズ社の財務成績に影
響を与え、実績が将来的記述と著しく異なる場合の要因の詳細については、シリコン・ラボラトリーズ社が米国証券
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