動的光散乱式粒子径分布測定装置 - COMS

動的光散乱式粒子径分布測定装置
測定原理
動的光散乱法によるナノ粒子サイズの測定方法は、
溶液中に分散するブラウン運動をしている粒子にレーザ光
を照射し、粒子からの散乱光を光電子増倍管(PMT)で
検出します。大きな粒子ほど遅く、小さな粒子ほど速い
ブラウン運動をしているので、粒子からの散乱光はこの
動きの速さに応じたゆらぎをもった信号として検出され
ます。
この検出信号から粒子の拡散速度に相当する自己
相関関数を求め、拡散係数と粒径の関係を表すストー
クス・アイシュタインの式から粒子径とその分布を算出
します。
特長
ナノ計測ソリューションコンソーシアムで、動的光散乱法(DLS)による粒子径測定で貢献します。
微細化が進むナノ粒子の粒子径測定を、装置の高感度化で実現します。
分級機により分布幅の狭い粒子径分布に分級し、粒子径分布幅が狭い状態で粒子径を計測します。それらを統計的演算処理する
ことで、
より精度の高い粒子径分布測定を実現します。
測 定システム
動的光散乱式粒子径分布測定装置
SZ-100-AIST
ナノ粒子
分級装置
Frequency (%)
Fti(D) : 時間ti の粒子径分布
N(ti) : 時間ti の光強度
各分級における粒子径分布
を統計的に演算処理
↓
全粒子径分布を決定
Diameter (nm)
Frequency (%)
Ftend(D)×N(tend)
Fti+1(D)×N(ti+1)
Fi(D)×N(ti)
Diameter
(nm)
Fti(D)×N(ti)
Ft0(D)×N(t0)
分級された粒子径分布を連続的に求める
関連ブース:4J-08