第8回 兵庫便教会 報告 2015 年 9 月 12 日(土)、第 8 回の兵庫便教会を芦屋市立精道小学校にて開催しました。初参加 1 名を含め、11 名の参加をいただきました。初参加のSさんは、教職についていませんが、20 年 間、民間で働いてきた経験、また子どもを育てる中で、未来を託す青少年に「何か自分が出来る ことはないか」という思いが抑えきれなくなったそうです。市役所などでボランティアを探し、 大谷先生との縁を得て、今回の参加となりました。これから高校教師を目指し、たとえ 1 年でも いいから先生として若者と接したいというSさんの思いを聞いて、感動、そして教師である自分 を振り返りました。 西橋先生にリーダーとなっていただきました。いつ も心よく引き受けて下さり感謝です。道具説明のあと、 男女のトイレに分かれて掃除を始めました。一見綺麗 なトイレですが、奥の部分に汚れがあるなど、やると ころは沢山あります。自己紹介でのSさんの話に刺激 を受けたのか、皆さん深く自分と向き合っているよう でした。西橋リーダー曰く、 「ものすごく気が充満して いました」。 掃除後の交流会では、トイレ掃除の感想とともに、最近学んだことや気づいたことが話されま した。私がお聞きした中で印象的だったのは、 「常に美しい環境を整えておくから、異変に気づく ことができる」という言葉と「不揃いなものを活かす」という言葉です。どちらも教育に置き換 えることができ、しかもとても重要な点です。また、便教会のように、志のある人が集まった会 では、熱が伝わり、心地よい気分になるが、自分一人でもやっていくことが本当の力となり、広 まっていくのではないかという話もありました。そこで、同じ日、同時刻にそれぞれの場所で一 人掃除をし、その後交流するといった企画を紹介いただきました。鍵山相談役は何十年もお一人 で掃除を続けてこられました。 『本物は続く、続けるから、本物になる』 (東井義雄) 一人でも 続けていく覚悟と実践が共感を生み、広がっていくことに つながるのでしょう。 今回も西宮掃除に学ぶ会の久井さんに参加をいただき ました。参加者の一人は「今日は久井さんの掃除する姿を じっくり見ようと心掛けました」と語っていました。模範 となる人が来ていただける兵庫便教会は幸せだと思いま す。ありがとうございました。 (文責:木田重果)
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