市立ひらかた病院 呼吸器外科選択臨床研修プログラム I．名称 市立ひらかた病院呼吸器外科選択臨床研修プログラム Ⅱ．目的と特徴 近年の高齢者の増加にともない、 ベースに種々の合併症を有する外科治療対象の患者さん が増えてきました。とくに当院は地域を支える市立病院の性格上、斯様な患者さんが多いと 考えられます。バイタルオーガンである呼吸器の手術は決して侵襲が小さいものではなく、 必ずしも教科書どおりに適応や手術法を決めることは出来ません。当科は臨床の場において 患者さんの術後の生活を思いやりながら、関係スタッフとの会話やカンファレンスを通して、 呼吸器内科・当該科と綿密に連携し、患者さんの治療をおこなっています。スタッフの一員 として積極的に臨床現場に加わって頂きたいと考えます。 また、気管支鏡検査などは、呼吸器内科と共におこなっております。 Ⅲ．プログラム指導責任者 時津 浩輔（呼吸器外科主任部長） Ⅳ．研修期間 2 年目選択期間の 2 ヶ月間 Ⅴ．定員 1名 Ⅵ．研修内容 1） 研修目標 一般目標（GIO） 将来の専門性にかかわらず、日常診療で頻繁に遭遇する病態に対して、適切に対応でき る基本的な臨床能力（態度・知識・技能・コミュニケーション能力）を身に付ける。 行動目標（SBO） 呼吸器の解剖・生理を理解する。 呼吸器疾患の病因・病態・疫学の基本的知識を得る。 診断目的の検査を指示し、また気管支鏡検査に安全に参加・実施する。 外科的手術治療に安全に参加・実施する。 患者や家族に対して、指導医と心のケアをともなった充分な説明をおこなう。 2）研修方法 指導医とともに入院患者を受け持ち、診療をおこなう。 電子カルテによる診療録を記載し、指導医の許可を得て薬剤の処方、検査を指示する。 指導医とおもに検査・手術を実施する。 指導医とともに患者・家族に説明・指導をおこなう。 カンファレンスに出席し、症例検討をおこなう。 状況により指導医とともに外来や当直業務をおこなう。 月 火 水 木 金 土 日 （呼吸器外科週間予定） 午前 回診、外来 回診 回診 回診、外来 回診 状況により回診 状況により回診 午後 気管支鏡 手術 気管支鏡 手術 3）その他 気管支鏡、胸腔ドレナージ、胸腔鏡下の気胸手術などは、そのリスク等々を自己で理解 し、医師としての自己の責任を自覚して、順を追って症例により指導のもと積極的に施 行加納となるべく修練すべきと考えている。 到達度のチェックは、院内共通リストにておこなう。
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